※未読の方はネタバレにご注意ください
ピッコマ(まんがアプリ)で毎週金曜日連載中の貴族社会を舞台に書かれる恋愛ロマンス漫画『この結婚はどうせうまくいかない』毎週続きが気になるとても面白い漫画なのでご紹介します
ノベルのあらすじと韓国原作のレビューをまとめました。
イネス前前世相関図
「この結婚はどうせうまくいかない」イネスの前前世の相関図です

イネス前世相関図
「この結婚はどうせうまくいかない」イネスの前世の相関図です

イネス今世6才時点での相関図
「この結婚はどうせうまくいかない」イネスの今世(6才時点)の相関図です

イネス今世(現在)相関図
「この結婚はどうせうまくいかない」イネス今世(現在)の相関図です

この結婚はどうせうまくいかない338話あらすじ
丸一週間、密やかでありながら大規模な摘発が行われた。宴が終わった夜を境に厨房がひっくり返され、官邸全体が巻き込まれた。イネスがパノテを盛られていることに気づいていると悟られぬよう、「宴の混乱に乗じてエスカランテ公爵をはじめとする一家全員を狙った毒殺未遂があった」という名目が立てられた。厳重な箝口令が敷かれたが、官邸内は一週間騒然としていた。
一家全員が引きこもっていることを使用人たちは当然と受け止めつつも、事態の深刻さを察し、誰もが極度の緊張の中にいた。連日出入りするヴァレスティナ公爵と若公爵の険しい表情も拍車をかけた。
その緊迫感は、公爵が宴で気力を使い果たしただけでなく、相次ぐ嫁の毒殺未遂事件に心血を注いだせいで再び外出もままならなくなったことや、若公爵夫人の不可解な突然の引きこもりなど、いくつかの事実を隠す盾にもなっていた。精力的に活動していた公爵夫人や訓練場に連続通い詰めていた次男も同様の状態で、主たちの姿が見えない日々が長引くにつれ、使用人たちは事態が重大であることを察し、疑いの眼差しで互いを見合うようになった。
その空気を逃さなかったのがアルフォンソだった。代々エスカランテ家に仕えた家系であり、使用人の間で厚い信頼を得ている若公爵の執事。彼は厳格な面持ちで「自分になら密告しやすい」という雰囲気を作り上げた。すべては銀貨数枚の問題。密告の利益に目がくらんだ下男たちは、血眼になって互いを監視し始めた。
若公爵の従僕ラウルもその隙間に入り込んだ。ペレス出身の余所者という汚名にもかかわらず、持ち前の親しみやすさで信頼を得ていた彼は、共倒れして全員解雇されるかもしれないと不安を煽りながら周囲を洗えと巧みに促した。それは、自らの無実を証明したいという悪意を煽り、相手の埃の一粒まで徹底的に暴き立てろという、冷徹な指示だった。たとえ過去の私怨を利用してでも。
自分はペレス出身の若造でしかないが、この邸に友人がたくさんいる君は今回の件でドン・アルフォンソの目に留まれば、ワンフロアの責任者になれるだろう、教育の機会を得れば公爵夫人の侍女の一人に選ばれるかもしれない、というラウルの言葉に、同じ階級になれたら自分の想いをラウルは受けいれてくれるかも、と期待した使用人がいた。マリーナだ。彼女には私怨があり、ラウルの「そんなことをしでかす」人間に心当たりがあった。
彼女はある厨房のメイドが自分の母親の指輪を盗んだのだと、数年前から固く信じ込み、憎み続けていたのだ。厨房のメイドが部屋を空けた夜、マリーナはその部屋へ密かに忍び込んで細やかな執拗さで家捜しした。使用人たちの「床板の下の隠し金庫」の習性を熟知していた彼女は、誰かが調べ尽くし終えた痕に思わせるための「囮」だけでは満足せず、床板のいたるところを叩いて、ついに隠しポケットから本当に母親の指輪を見つけ出した。しかしそれは確信していたことなので、物を取り戻したという事実以上に喜ぶほどではなかった。
真の収穫は、その泥棒と同室だった別の若いメイドのベッドの下にあった。ベッドのすのこ板から突き出していたものを取り出すと、小さな袋がいくつか床に落ちた。中には乾燥した薬草を砕いた粉末が入っていた。
アルフォンソの尋問が始まった。容疑者レイラは否認を続け、同室の以前から手癖の悪さを疑われていたエバは、必死にレイラの不審な点をぶちまけて自分との関わりを断とうとした。レイラは否認しつつも罪を犯した子供らしいたどたどしく不安げな表情を浮かべていた。それでもなお、どこか納得がいかない様子だった。それもそうだろう。そもそも唆されたのはエスカランテ一家の毒殺などではなかったはずなのだから。
イネスは気づかれぬよう部屋に入り、尋問を見守っていた。台所で手伝いをしていたその少女はまだわずか十三歳。世間知らずなその小さな手に、一体いくら握らせたというのか。自分の命は、今世ではたったのいくらで取引されたのだろうか。
エバは必死に訴えた。幼い頃からエスカランテ家に仕え、恩を受けて弟たちを養ってきた自分が、閣下の死を願い公爵夫人を傷つけるなど考えられるはずがないと。あの幼い人殺しを止められなかったことは詫びたが、自分は本当に何も知らないのだと繰り返した。アルフォンソは冷然と遮った。レイラが十数回は薬を受け取ったのは明白であり、直ちに罰を与えず穏やかに問い詰めているのは、毒の摂取状況を把握するための慈悲なのだと告げた。怯えたレイラが、今にも泣き出しそうに弁明を試みた。
アルフォンソは畳みかけるように、一族の体に障ることがあれば命はないと警告し、家族も同罪だと告げた上で、内部にそそのかした者がいるのかと問い詰めた。レイラはただ、そんなつもりではなかったと震える声で繰り返すばかりだった。
実に疑わしい、と不意にイネスが口を開くと、侍女たちの背中が強張った。他の侍女を退室させた後、『これは』一家全員ではなく、あくまでも若公爵夫人一人を害するためのものだった、だから今回の嫌疑が心外なのだろうと指摘すると、レイラは激しく震え、視線を床に縫い付けた。イネスはその反応が憎悪ではなく良心や罪悪感に近いものだと察した。
どれだけ使ったのか主治医に知らせる必要がある、これほど余っているところを見るに裏切り者としても不真面目だったようねと告げると、レイラは泣き崩れた。母の病気の薬代が足りず、最初にお金を受け取ってしまったのだと途切れ途切れに語った。悪をなすのは大層な悪党だけとは限らない。このように憐れでか弱い姿をした子供でさえ、イネスへの悪意をひとかけらも持たぬまま、彼女と胎内の子を害する武器になり得るのだ。
これは殺す薬ではないと言われたとレイラは訴えた。なら腹の子くらいは壊してもいいと思ったのかとイネスが問い詰めると、死ぬわけではないから大丈夫だと思ったのだとすすり泣いた。使用状況を問うと、イネスが嫌いな食べ物にだけやっと三回、しかもいずれも数口で残されたのだと、神と両親に誓って告白した。静かな緑の瞳に、一瞬だけ奇妙な光が宿った。残りはどうしたのかと問うと、レイラは震えながら告白した。奥様を傷つけるのが怖くて嘘の報告をしながら新しい薬を受け取り続けていたのだと。商人も監視の女の暴力や脅しも恐ろしかったが、どうしてもできなかったのだと。イネスはラウルに『その商人』と『監視の女』を調べるよう目配せした。ラウルは頷き、素早く部屋を出て行った。
なぜやめたのかと柔らかく問うと、レイラは声を詰まらせた。以前にダイニングルームでリンゴを盗んだところをイネスに見られたことがあり、「どうせ泥棒になるなら両手いっぱいに持っていきなさいよ」と言って、イネスがもう一つリンゴを渡してくれたのだと。
その時ようやく見覚えのある顔が浮かんだ。たかがリンゴ一個で過剰に狼狽え、行き過ぎた感謝を見せていた子。ただの盗みを見つかっただけだと思っていた。あんなに優しい奥様を害する者からお金を受け取ったことに耐えられず、薬をベッドの下に隠して監視役の女にはお金を返した。それからは食事に薬を入れたことは一度たりともない。いっそ火事で自分のベッドだけ燃えればいいと祈りながら毎日眠りについたのに、結局見つかってしまったのだとレイラはすすり泣いた。
やっていない仕事の報酬を受け取り続けた図太い神経が感心だとイネスは言い、レイラの顔を掴んで向かせた。レイラの罪は監視役にすべて着せてやる、そのためには自分の言うことをよく聞けと命じた。今度こそ、きっちりとその代金分は働いてもらう。薬は受け取り続けろ、監視する者の目の前で毒を盛り続け、自分の手で食事を運んでこい。愚かなイネス・エスカランテがお前を信用し始めたとお前の『主人たち』が失笑するようなネタも提供してやれ――イネスはふっと笑い、そう命じた。
この結婚はどうせうまくいかない338話レビューまとめ
韓国のサイトkakaowebでのレビューを見てみましょう。

イネスの小さな親切が。 幼いメイドさえも哀れに思います

イネスはまた誰かの瞬間に神だったのですね。飢えている子どもに何かを誰かに渡すために盗んだ子どもに、もう一つとは。

善い終わりがあるという言葉が思い浮かびますね。善良に生きていてよかったです

イネスは小さな親切で引き続き助けを受けているのですね。最悪の状況を回避して。死刑囚の金貨、リンゴ二個そのような徳が積み重なって、子どもを生むのでしょう

思ったよりたくさん食べなくてよかった!でも・・・薬剤師の薬はずっと飲んでたんだよね

お姉さん、賢い

イネス、ひとつひとつひっくり返して終わらせよう。人生の四回目、復讐、ファイト!!!

なんとか、まあ、幸いだった

腹立たしいし、残念だよ

尋問がうまくいった
わたしの感想◎イネスは露骨な優しさではなく、心根の優しさを当たり前に発揮する。ラウルを助け、アナスタシオを助け、メイドにリンゴをあげる。そうしてイネスは自分の力で幸せを掴んでいくところがすばらしい
まとめ
この結婚はどうせうまくいかない あらすじと韓国原作漫画レビューをまとめました
339話
コメント
イネスの賢さに舌を巻きました。家族達、ラウルやアルフォンソという真面目な邸宅の使用人達が動き始めましたね。この為に、これから起きる壮大な何かの為に…ああ、ドキドキの毎日です。コメントして煩わせたくないのに、ついコメしてしまいました。すみません。こんな私達の為に宜しくお願いします。
エテさん、コメントありがとうございます!しかも今日の更新を早速読んでくださり、嬉しいです!二つの家族も一体となって、少しずつイネスの側が増えていって、どうなることかドキドキしますよね!続きもコメントを励みに頑張ります〜