今世は当主になります ノベル外伝35話 あらすじ&韓国原作小説レビュー

※以下の内容は、ネタバレが含まれておりますので、ご注意ください。

この記事では、ピッコマ大人気漫画「今世は当主になります」韓国原作小説（ノベル）の韓国でのレビューをまとめました。

ここでは、ノベルの外伝35話のレビューからまとめました。

個人的に地図と年表と家系図相関図を書いてみました。公式ではありませんので、ご参考にお楽しみください。

今日のひとこと

ペレス「あまりにも、とても美しい、ティア。」

ノベル外伝35話あらすじ

花嫁控室にやってきたギャラハン。戸口に立ったままなかなか中に入ってこない。やっとドアが閉まる音がした。「ティア、準備はできた？」ギャラハンの声は震えていた。

しかし、「こんな嬉しい日に、涙を見せるわけにはいかない」とティアに言うので、「それでは抱きしめてあげます」とフィレンティアは父に両手を伸ばした。父は「逆だろう」そう言って、ティアをしっかりと抱きしめてくれた。

ティアが場をなごませようと軽く冗談を言っていたら、突然、父の緑色の瞳に笑みが浮かんだ。そうして思い出したことを話してくれた。「ティアがシャンのお腹の中にいた時、ある日長い昼寝から目覚めて、シャンが言っていたことがある」「うちの娘はとても素敵な人に出会って、末長く幸せに暮らせるよ」と。「だから結婚式では泣かないのよ、ギャリー」と。

フィレンテイィアは子供の頃から今に至るまでの父の姿を思い出し、「本当にありがとう、お父様」と伝えた。父の目に涙が出てしまったが、ティアは気づかないふりをした。すべての準備が整った。前世で誰よりも恋しかった父の手を握り、ティアはウェディングロードに向かって足を踏み出した。

結婚式の会場はロンバルディ邸のエレノアホール。招待客はまずエレノアホールにある壮大な、花まで咲いている世界樹に驚き、次にペレス皇帝が笑っていることに驚いた。花嫁が入ってくる予定のドアを見て、しきりに微笑むペレスに誰もが見惚れ、困惑して、ざわついた。

ペレスの笑みが濃くなった。赤いボムニアの花のブーケを持って、フィレンティアが入ってきたのだ。すでにティアの美しさは帝国内で知らない者がいないほど定評があったが、ほのかに輝く姿はまるで高貴な真珠のようだった。

ティアはギャラハンに礼をし、ペレス皇帝の方に向き直った。本来ならその場で待つべき皇帝は我慢できず、すかさず低い階段を降りてきて、花嫁の手を握り、言った。「あまりにも、とても美しい、ティア。」周り中に聞こえた。「・・・静かにして」ティアがたしなめた。客たちのあいだで、小さな笑い声がおきた。

結婚式をとりしきるのはルーラック・ロンバルディ。ルーラックはペレス皇帝を睨みつけていた。客の中にはそれが気になる者もいたが、当のペレス皇帝はロンバルディ当主との結婚が嬉しすぎて、意に介していない様子だった。

ペレス皇帝はずっと花嫁だけを見つめ続けていた。「ペレス・ブリバチャウ・デュレリー、誓いの言葉を」

「世の中で忘れられていた私があなたに会って新しい人生を得ました。これまでに私が感じた幸せや悲しみ、そして私の皇位に至るまで、すべてあの日の救いのおかげだから、フィレンティア・ロンバルディ、あなたに私の皇冠と命を捧げます」

皇冠と命を捧げる皇帝に人々は驚愕した。「フィレンティア・ロンバルディ、誓いの言葉を」

「誰もが人生の終わりに心残りがあると言いますが。もしこの人生の最期にあなたが私のそばにいなければ、私は迷わず来世でもあなたを探す人生を願います。だから、私はこの生の始まりと終わりをあなた、ペレス・ブリバチャウ・デュレリーと共にすることを約束します」

会場はあっという間に涙の洪水となった。ペレス皇帝まで涙をじっと耐えている様子だった。唯一冷静さを保っているロンバルディ当主が見かねた様子でうながし、ルーラックによって二人は夫婦になると宣言された。

その途端、ペレス皇帝は花嫁のベールを脱がし、深く口づけした。熱い拍手が鳴り響いた。

ペレス皇帝とロンバルディ当主が幸せそうに笑った。

ノベル外伝35話レビューまとめ

まとめ

以上「今世は当主になります」 外伝35 話 韓国原作小説レビューまとめを紹介しました。

ノベル各話一覧表

ノベル外伝34話レビュー

ノベル外伝36話レビュー