※以下の内容は、ネタバレが含まれておりますので、ご注意ください。
この記事では、ピッコマ大人気漫画「今世は当主になります」韓国原作小説(ノベル)の韓国でのレビューをまとめました。
ここでは、ノベルの外伝46話のレビューからまとめました。
個人的に地図と年表と家系図相関図を書いてみました。公式ではありませんので、ご参考にお楽しみください。
今日のひとこと
ソウラ「それが無いと無事に密林を抜け出せない。そして、もしものために・・・・・帰り道も知っておかないと」
ノベル外伝46話あらすじ
10日。村を離れるまでに与えられた時間だった。「その間に全ての準備を終えなさい。アバネ・ロフィリーにもそう言っておくよ」シャンが起きた日、深い沈黙の末にソウラがそう言った。
急かされるアバネには申し訳なかった。そこでシャンは気力が回復すると、アバネの家へ行き、片付けを手伝った。ソウラが決めた期限をあと3日後に控えた日。アバネは一通りの作業を終えた。「シャンはどうですか?出発の準備は出来ましたか?」とアバネは尋ねた。シャンはどうせ持って行くものも大してないので・・と答えた。
しかし、ソウラとシャンの関係はその後改善していなかった。ソウラはずっとシャンの視線を避けている。「去る人と送る人では違いますからね。なかなか会えないかもしれないし・・シャンがわかってあげないと」とアバネがアドバイスした。村を離れたらもう二度と会えないことはシャンとソウラの間だけの秘密だった。
シャンはアバネの家を出て、寄り道せずまっすぐに家に向かった。一緒にいられる時間はあまり残っていない。もしかしたら、ソウラは一生シャンを許さないかもしれないけれど、このように顔色ばかりうかがって過ごし、離れたくはなかった。
シャンは夕飯を作り、ソウラとの時間を過ごそうと考えた。しかし、家に着くとソウラがシャンを待っていた。この時間にソウラがいることにシャンは驚いた。ソウラがシャンにあげるものがあるという。シャンが席に着くと、テーブルの上に小さな包みがいくつか置かれた。
まずひとつめの包みに入っているのは、物々交換で暮らす村では普段必要としない外のお金だった。「必要なものだ、アバネ・ロフィリー博士にもよく助けてもらいなさい」とソウラが言った。
2つめの包みは厚手の衣服であった。密林では着ることのない厚みであり、チャラ族の衣装と違ってドレスやローブといったものだった。靴や手袋まであった。
3つめの包みは、地図。南部の巨大な密林の中に位置するチャラ部族の位置は、これまで徹底的に隠されてきた。ずっと昔に、魔法の力を欲した人々から部族を守るための方法として。しかし、この地図には村から密林の外に出る詳細な経路が記されていた。長老会の人たちを説得し、やっと原本をソウラが書き写させてもらったものだった。「もしかして、これのために忙しかったのですか?」とシャンが尋ねると、ソウラが「そうだ。それが無いと無事に密林を抜け出せない。そして、もしものために・・・」「帰り道も知っておかないと」と言った。
シャンはソウラが怒って自分を避けていると思っていた、と伝えると、ソウラは娘を手ぶらで送るとでも思ったのか?と不満そうに舌打ちした。「・・ありがとうございます」シャンはお礼を伝えた。
シャンがロンバルディという帝国の中心にある土地へ行くのだ、と話すと、ソウラはそれならロフィリー博士から外の言葉を学ぶ時間がしっかりとれて良いだろう、と言った。
ソウラは続けた。「手紙を書いてあげるから、密林を抜けたらセクター家を訪ねなさい。チャラ族と昔から交渉のある家だ。助けてくれるだろう」「シャン、お前は年に一度、ひどく寝込むので、気をつけるんだよ」いつも無口なソウラから次々発せられる言葉にシャンはソウラからの愛情を感じた。
「お母さん・・」シャンはソウラを抱きしめた。ソウラも、すぐに抱きしめ返して言った「お前の選択がどうかお前を幸せに導いてくれることを願っているよ、シャン」
シャンとアバネ・ロフィリーが村を離れる日がやってきた。夜明けの時刻、シャンとソウラは家を出て、アバネが待つ村の入り口にむかった。何も言わず、足音だけが響いた。アバネは会ってもソウラに静かに会釈をしただけだった。母娘に挨拶する時間をくれているのだ。
シャンの中で、ごめんなさい、体を大事にして、愛してる、いろいろな言葉が浮かんだが、結局何も口に出さず、ソウラを思いっきり抱きしめた。その心を察したソウラはまだ幼そうなシャンの肩を握りしめてきっぱり言った「振り返らずに行きなさい」
しばらくしてから、そっとソウラの元を離れたシャンは足をだんだん早め去って行った。ソウラはその足音が聞こえなくなるまで、後ろ姿を見守った。「くれぐれも気をつけるんだよ・・気をつけるんだよ・・」ソウラの声だけが村の入り口にこだました。
ノベル外伝46話レビューまとめ
ソウラが一番大変だったと思います・・子どもを送る親の心とは、引き裂かれる想いです。
”帰り道も知らなければならない”の部分で本当に泣いた
十数年前に就職するために故郷を離れてソウルに上京した時を思い出します。私も母に抱きついてお別れしたのに、その後何度も会えず、3年後に病気で亡くなってしまいました
セクター家???アカデミー三人組の1人の家ですね
ハリーポッターのスネイプ先生くらい愛が深い
わたしの感想◎こうやって送り出した娘が生んだ娘に、大切な言葉を伝えるためにあの当主就任パーティーに来てくれたんだなあ、と感慨深い
まとめ
以上「今世は当主になります」 外伝46 話 韓国原作小説レビューまとめと、漫画と小説の違いを紹介しました。
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