今世は当主になります ノベル 外伝49話  あらすじ&韓国原作小説レビュー

※以下の内容は、ネタバレが含まれておりますので、ご注意ください。

この記事では、ピッコマ大人気漫画「今世は当主になります」韓国原作小説（ノベル）の韓国でのレビューをまとめました。

ここでは、ノベルの外伝49話のレビューからまとめました。

個人的に地図と年表と家系図相関図を書いてみました。公式ではありませんので、ご参考にお楽しみください。

今日のひとこと

シャン「なんでって？そんな顔をしてますよ。アップルパイが好きな顔？」

ノベル外伝49話あらすじ

「ギャラハン？」シャンがギャラハンの目の前でそっと手を振ると、やっと彼の明るい緑色の瞳に焦点が戻った。「あ、はい。私も今着いたばかりです」とギャラハンは答えた。

シャンはご飯を食べに行きましょう、と誘った。「青い波」を出て他へ行くという言葉に戸惑い、主人の顔色も気になったが、ギャラハンはシャンに付いて行った。そうして到着した場所は、繁華街からかなり離れた路地だった。住宅街の中にある小さなレストランはとても混雑していた。

ギャラハンは周囲を見回し、ロンバルディ市街にこんな場所あったっけ？と驚いた。都市のあちこち歩き回って全部知っていると思っていたのに、初めての場所だった。中から漏れてくる美味しそうな匂いか、新しい場所を発見した事実によるものかギャラハンはワクワクする気持ちでレストランに入った。

「ここです！ギャラハン」「食事は注文しておきましたよ。ここに来たら必ずシチューを食べないといけません」にこにこ笑うシャンの目をまっすぐに見れず、ギャラハンは視線をそらして頷いた。

ここに来たことはありますか？と尋ねるシャンに、「いいえ、この路地も初めてです」とギャラハンは答えると、シャンは「大成功！」と喜んだ。美味しい店を探そうと頑張ったの、「青い波」も美味しいけど休みの日に職場で過ごしたくはないから、と。

「職場」と聞いて、ギャラハンはシャンのさきほどの態度を理解した。シャンは友達との初めての食事なので頑張った、と話すので、「シャンならこんな風に一緒にご飯を食べる友達がすぐにできると思いますよ。あえて私なんかとじゃなくても」とギャラハンは言った。まだ会って2回目なのに、ギャラハンにはシャンがどれほど明るくて、魅力的な人なのか分かった。すぐに他の人も彼女の魅力に気づくだろうと思ったら、少しギャラハンの顔がしかめっ面になった。

その表情を勘違いしたシャンは「もしかして・・私が面倒くさかったですか？」と訊いた。「え！いいえ！そうじゃなくて！」ギャラハンはものすごく驚いて、否定した。「絶対そういう意味ではありません。シャンはいい人だからすぐ友達がたくさん出来ると思って・・」シャンはそれを聞いてほっとした。なぜなら本当は緊張していたから。ギャラハンは友達ではなく、未来の夫だから。

シチューが運ばれてきて、２人で食べた。おいしい、と気に入るギャラハンに「そうでしょう？それに、デザートも食べないと」「それもアップルパイですよ。ギャラハンが好きな」と話しかけるシャン。「どうして・・分かったのですか？私がアップルパイが好きって」ギャラハンが言った。致命的なミスだった。シャンは結局「なんでって？そんな顔をしてますよ。アップルパイが好きな顔？」おかしな言い訳をした。

シャンが不安でいるとギャラハンが片手で口を覆い、笑いをこらえていた。そんな言葉どこにあるんですか？という笑顔を見て、シャンはやっと安心した。自分が夢で見た時は笑顔の多かったギャラハンが今回は初めて笑ってくれたから。キラキラ光る笑顔だった。シャンは衝動的にギャラハンの手をぎゅっと握り「私がこれからたくさん笑わせてあげますね、ギャラハン」と言った。その後、シチューを食べるギャラハンの顔が少し赤かった。

２人は一日中市内を歩いて回り、笑って過ごした。明日の午後にも会うことを約束して「青い波」の前でわかれた。思い出しても笑みが浮かぶギャラハンだったが、実はシャンが「友達」という言葉を使う度にギクリとした。どうやらシャンのことが好きな自分に気づいてしまったのだ。

馬車の中で「・・・シャン」つぶやいてみる。それだけでドキドキした。少なくともギャラハンにとってシャンはすでにただの友達ではない。「もう少し欲張ったら・・ダメかな」星が光りはじめた空を見上げ、ため息をついた。

馬車が邸宅に到着し、部屋へ向かうとギャラハンは呼び止められた。「一日中どこへ行っていたんだ」ギャラハンの父親ルーラック・ロンバルディだった。

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