※以下の内容は、ネタバレが含まれておりますので、ご注意ください。
この記事では、ピッコマ大人気漫画「今世は当主になります」韓国原作小説(ノベル)の韓国でのレビューをまとめました。
ここでは、ノベルの外伝55話のレビューからまとめました。
個人的に地図と年表と家系図相関図を書いてみました。公式ではありませんので、ご参考にお楽しみください。
今日のひとこと
ルーラック「どこからか自分を叱るナタリアの声が聞こえるようだった」
ノベル外伝55話あらすじ
ギャラハンは幼い頃から無口で静かだった。しかし、感情表現は豊かな方で、小さなことでもよく泣いたり笑ったりした。そんなギャラハンが自分の前では無表情な顔をするようになったのはいつからだろうか、ルーラックは目の前の息子を見ながら考えた。
数年前からか、いやそれよりもっと前か。あまりにも多くのことを逃してきたようで、ルーラックは「しまった」と思った。どこからか自分を叱るナタリアの声が聞こえるようだった。
ルーラックは心を落ち着かせて言った。「出来ないことを言うな。流民を家に受け入れて、ロンバルディの名を汚し、どうやって恥ずかしくなく生きていくんだ」
「シャンの存在が汚点になるということですか?」ギャラハンは壁に対峙しているようだった。ビエーゼのような軽蔑などではなく、父親の顔はただ澄んだ空を見て青いという人のそれだった。ルーラックは「心を注ぐ対象」と「かわいそうに思って抱いてあげる対象」は違うだろう、と言ってきた。
ギャラハンは知らず父親にもっと期待していたようで、がっかりしたため息をついた。ぺこりと頭を下げ「・・お元気で」とただ挨拶した。ルーラックは後悔するぞと言ったが、ギャラハンは懐かしむことはあっても後悔はしない、と答えた。出て行くギャラハンをルーラックは追いかけようとしたが、結局そうしなかった。
ギャラハンは邸宅の敷地から出ると「むしろ良かった」とすっきりとした顔でつぶやいた。家門を離れることにした自分の選択が正しいという心がより固まっていた。「・・・シャン」その場で彼女の名前をつぶやくだけで、頰がゆるんだ。早く彼女に会いたい。急ごうとしたその時。
「・・・シャン?」今回は独り言ではなかった。視線の先にシャンが一人立っているのが見えたのだ。思わず走って近づき「シャン。ここでどうしたのですか?」話しかけた。シャンが顔を上げた。シャンはギャラハンを待っていたそうだ。
シャンはギャラハンが一人でカバンを持ってこの道を歩く夢を見た、その姿が寂しそうだったからやって来た、と話した。ギャラハンはしばらくして子供のように笑った「つまり・・・私の夢を・・・見たということですね?」「シャンに会いたすぎて、夢にまで訪ねていったようです」
しかし、シャンは笑わなかった。ギャラハンを心配しているようだった。自分への愛情に満ちたシャンの瞳を見ていたら、ギャラハンに勇気が湧いた。手をつなぎながらギャラハンは自分は「ギャラハン・ロンバルディ」であることを話した。それから、誰にも話したことのない気持ちを慎重に話すと、シャンはただうなずいて聞いてくれた。それはまるで「大丈夫」と言ってくれているようだった。
シャンのあれこれ詮索せず、こうなることをわかっていた様子に、ギャラハンは「たまにシャンは未来を知っている人のようにみえますね」と言った。そうして、赤い屋根の2階建の家の前まで来ると、ギャラハンは鍵を取り出してみせた。
シャンが夢で見た家だった。ギャラハンと2人、幸せに暮らしていた家。シャンは鍵の意味に気づき、体を硬くした。緊張しているのはギャラハンも同様だった。
「もうロンバルディでも何者でもない私だけど、シャンのことが心から好きです。この家で二人で暮らしたい」「シャンが望むなら、ロンバルディ領から出て、他の場所でもかまいません」ギャラハンはぎゅっと目を閉じて言った「だから、つまり、私と結婚してください。シャン」
なかなか答えが聞こえてこない。ギャラハンは閉じていた目を少しずつ開けてみた。「・・・シャン?」シャンが泣いていた。去ってきた故郷と母親について話をする時も、突然暮らす場所がなくなった現実を打ち明ける時も、いつだって笑顔だった彼女が・・・。ぽつりぽつりと、落ちる涙を拭いもせず、悲しそうに。
やっとシャンが口を開いた「・・・永遠に・・・聞けないかと思ったじゃないですか」未来が変わるかと思って。ギャラハンが違う選択をするかと思って。一人恐れていたのだ。
ギャラハンはそんなシャンを抱きしめた。ドキドキ、ドキドキ。ギャラハンの激しい鼓動の音を聞きながら、シャンは彼に答えた「はい。あなたと結婚します。ギャラハン」
ノベル外伝55話レビューまとめ
どちらも自分が持っているすべてを捨てて、お互いの愛を選んだのですね!
お父さん、とても素敵です!
前世で、ルーラックがベッドに横たわってティアを見ながら後悔して言っていたことが、色々と重くなりましたね
最もロマンチックで、最も悲しい恋人たちです
ギャラハン、シャン、過去ですが、結婚おめでとう!
ルーラックの人生最大の間違った選択だと思う
わたしの感想◎ティアは今世のルーラックおじいさんの心をほぐし、ビエーゼのことなどもあり相当おじいさんの考え方も変わったのでしょうか。今のおじいさんなら、このような選択はしなかった気がして、残念です
まとめ
ノベル外伝55話のあらすじとレビューをまとめました。
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