「俺だけレベルアップな件」あらすじ

※ 当サイトではアフィリエイト広告を利用しています

俺だけレベルアップな件あらすじ
スポンサーリンク

ピッコマで大人気漫画 「俺だけレベルアップな件」のあらすじです。順不同で書いていきます。

長くなってきたので、私が個人的にストーリーを分けました。各話にリンクで飛べますので参考にどうぞ。

二重ダンジョン編  0話〜10話0話1話2話3話4話5話6話7話8話9話10話
畑岡駅ダンジョン編 11話~17話11話12話13話14話15話16話17話
右京隼人のレイド編 18話~24話18話19話、20話、21話、22話、23話、24話
悪魔の城入り口編   25話~27話25話、26話、27話
道門とのD級ゲート編 28話~34話28話29話30話31話32話33話34話
諸菱くんとのレイド編 35話~37話35話36話37話
作成中
白虎ギルドでのC級レイド編 44話~56話44話、45話、46話、47話、48話、49話、50話、51話、52話、53話、54話、55話、56話
悪魔の城編  57話~61話57話、58話、59話、60話、61話
ハンタースギルドでのレイド編  62話~75話62話、63話、64話、65話、66話、67話、68話、69話、70話、71話、72話、73話、74話、75話
悪魔の城攻略編  80話~88話80話、81話、82話、83話、84話、85話、86話、87話、88話
架南島編  89話~107話89話、90話、91話、92話、93話、94話、95話、96話、97話、98話、99話、100話、101話、102話、103話、104話、105話、106話、107話
B級ゲート編   108話~111話108話、109話、110話、111話
雫の入団テスト編  112話~115話112話、113話、114話、115話
騎士団ギルドでのA級ゲートと葵の高校編 116話~121話116話、117話、118話、119話、120話、121話
二重ダンジョン2回目編  122話~131話122話、123話、124話、125話、126話、127話、128話、129話、130話、131話
DFNレイド編      132話~138話132話133話134話135話136話137話138話
アメリカ国際ギルドカンファレンスと対トーマス編       139話~139話140話141話142話143話144話145話146話147話
作成中

いま2025年1月 続編の、「俺だけレベルアップな件 ラグナロク」が連載中です。
この記事で本編を思い出してからラグナロクを楽しみましょう。
「俺だけレベルアップな件」はアニメも放送されました。huluで見ることができます。

今(2025年1月)にはシーズン2が放送されています。シーズン2は漫画46話からになります。

「俺だけレベルアップな件」時系列・外伝の時系列・ラグナロク記事リンクは下の記事から

スポンサーリンク
スポンサーリンク

0話 プロローグ

異次元とこっちの世界を結ぶ通路ゲート。ゲートの向こう側、魔物が潜むダンジョン。ダンジョンの魔物を狩る覚醒者、ハンター。俺は水篠旬。「人類最弱兵器」と呼ばれるE級ハンターだ。ある2重ダンジョンで俺は死んだ。しかし病院で目覚め、俺だけレベルアップするハンターになっていた。

スポンサーリンク

1話

主人公 水篠旬は、東京に住むE級ハンターだ。別名人類最弱兵器と呼ばれている。都内の工事現場に発生したD級ゲートのレイドに参加した。主なメンバーは、馬淵さん:リーダー、真島(ましま)さん、久我(くが)さん:嫁が二人目妊娠中、観月(みつき)さん:B級ヒーラーだ。

2話

ゲートに入る。ゲート内に現れるモンスターを倒すと魔法石が出てくるのだ。C級モンスターから出てくる魔法石ですら100万以上の価値があるが、E級の旬にはとても倒せないモンスターだ。

ダンジョンを進むと中にもう一つ入り口があった。このダンジョンは二重ダンジョンであった。

ゲートはボスを倒すまで閉じられない。このダンジョンのボスを倒すか倒さないか、多数決で決めないかと馬淵が提案した。

水篠がハンターを続ける理由は、妹の進学、そして病気の母のために金が必要だからだ。水篠は行くことを決めた。

スポンサーリンク

3話

40分ほど進んで、ボスの部屋についた。部屋の中には、石像が並んでいた。台座にはルーン文字で

神を敬せよ、神を讃えよ、神を信仰せよ

と、書いてあった。中に入ると扉が閉まり、1人のハンターが帰ろうとすると石像に倒されてしまった。

4話

様子を見ていた旬が、みんな伏せて!と叫んだ。石像から光線が出て伏せなかったハンターたちがやられてしまった。馬渕は左腕を切られてしまった。台座のことばにあった「神」とはおそらく一際大きな石像のことだと旬は考えた。

5話

10数年前に突如現れたゲート。また、ちょうどその頃世の中に、ハンターという覚醒者が現れた。一度覚醒した力は変化しない。旬は1番低いE級であった。

ゲート内では、速さに自信のあるハンターが扉に走るが光線でやかれてしまった。この部屋にはルールがあることに旬は気づいた。

スポンサーリンク

6話

この部屋にはルールがある。一定以上の高さになると攻撃してくるのだ。みんなで床に頭を下げると石像の目の光が消え、にやりと笑う表情に変わり、攻撃がやんだ。しかし、石像が歩き出した。1つ目神を敬え。2つ目神を讃えよ。にしたがうと旬は気づいた。それを聞いたハンターの一人が、賛美歌を歌うがつぶされてしまう。

7話

みんなでばらばらに逃げる。旬は観月さんを引いて、逃げる。旬が楽器を持った石造のもとに逃げることに気づき、みんなもそうするように叫んだ。楽器の石像のもとに行くと石像が楽器を奏でるのだ。旬は観月さんと一緒に楽器の石像のもとに行ったが、音楽を奏でない。二人いるとだめだと気づき、一人移動する旬。もうすぐで楽器の石像だと思ったら、盾だった。攻撃を受ける旬。何とか歌を歌う石像のもとに這って行った。しかし旬の足は切り落とされていた。

8話

部屋には倒れたハンター達が転がっていた。旬の切られた足を必死にヒールしていた観月は、鼻血を出してしまった。17人いたハンター達もいまは6人だ。うなだれる6人の前で石像がまた動き出す。

部屋の中央がステージのようにせり上がってきた。祭壇だ。3つ目の掟「神を信仰せよ」を行うのだろう。真島は、ここまで連れてきた責任だと言って、馬渕を生贄にしようとする。

馬渕が、自ら祭壇に近づくと、祭壇の周囲に炎がついた。旬は調べるため人の肩を借り祭壇に登ってみた。さらに炎がつく。残る二人も祭壇に上ると合計で人数分の炎がついた。すると、さらに外周に多くの炎が付き、扉があいたのだ。その時周囲の石像が少し近づいてきた。

スポンサーリンク

9話

石像がどんどん近づいてくる。旬は目を石像から目を離すと近づいてくることに気づき「皆さん、目を離さないで」と叫ぶ。しかし、耐えきれなくなった一人の女性ハンターが扉に向かって駆け出してしまった。そしてそのまま外に出てしまった。外周の青い炎は時間とともに消えていっている。内周のオレンジの炎は一人脱出したら一つ消えた。信仰とは、だんだん閉まる扉に誘惑されずに信じ続けられるかを試されているのだ。

「悪い」旬を支えていた男性ハンターが貸していた肩を外し駆け出し、外に出てしまった。残った人に旬は叫ぶ「動かないで!これ以上減ると死角ができてしまいます!青い炎はタイマーです。全部消えるとき全員助かるはずです!」しかし真島が語りだした「助かる保証はねえんだろ。正直ここまで残ったのは兄ちゃんのおかげだ。でも、俺にも家族がいるんだ。すまない」。と言って駆け出てしまった。「すまない?ふざけんな!」旬は涙する。どんな理由を並べようとあなたが逃げれば、俺たちは死ぬ。

石像はドスンッ!ドスンッ!と近づいてきた。

スポンサーリンク

10話

石像が少し近づき、扉が少し閉まる。馬渕は言った「君たちは逃げなさい。私が残れば扉が閉まることはないだろう」「はいっ」と観月は返事をし、立ち上がろうとするが、足に力が入らず立てない。マナが底をついたのだろう。旬は二人に逃げるように言う。馬渕は叫ぶ観月を担ぎ、扉から出ていった。

旬は、せめて一人でも道連れにと馬渕の剣を構えた「かかってこい」。石像の槍が旬の胸を貫いた「ごほっ」そのまま振り飛ばされ、祭壇の真ん中に落ちた。血がどばどば流れる。「死にたくない。もう一度チャンスがあれば!」

そのとき、旬の目の前にウインドウが現れた。

シークレットクエスト
「無力な者の勇気」の条件を
すべてクリアしました。

声が聞こえる。

「プレイヤーになることができます。引き受けますか?」

旬は何のことかさっぱりわからなかった。声は続く。

「引き受けない場合、あなたの心臓は停止します。引き受けますか?」

引き受けたら死ななくて済むってことか?それなら、なる、と旬は決めた。

「プレイヤー」になりました。

ピカッと旬の体が光った。

スポンサーリンク

11話

「プレイヤー」になりました。

目覚めると旬は病院のベッドにいた。胸を貫かれた記憶がある。夢だったのか?

そこにハンター協会監視課員が入ってきた。旬は3日も意識がなかったらしい。馬渕と観月は無事だったが2人ともハンターを続けるのは難しいようだ。通報を受けて、白虎ギルドが入ったときには、何もなく、旬が一人で倒れていたそうだ。監視課員は、覚醒後の覚醒つまり再覚醒を疑っている。しかし魔力測定器で、再測定しても、旬の魔力は10であった。ちなみに通常のE級でも、70は超える。旬は切れた足が元に戻っていて、胸も治っている、そして、目の前には自分にしか見えないウインドウが出ていることも気になった。

未読メッセージがあります

妹直美(義理姉)が入ってきたので、未読メッセージってどうやって読むか聞くとメッセージボックスを開くと良いと言われた。「メッセージボックスを開く」するとプレイヤーになりました。デイリークエスト強者を目指してが届きました。葵は病室を出て友達と帰って行った。

ウインドウには

本システムはプレイヤーの成長をサポートします
本システムの指示に応じない場合、
ペナルティーが科されることがあります。
報酬が支給されました

デイリークエストを確認すると、腕立て100回腹筋100回、スクワット100回ランニング10キロと表示された

入院中にできるわけないとそのまま寝てしまった。

時間が経ち、デイリークエスト未完了です。ペナルティーゾーンに移動しますと表示された。

地面が揺れ気づくと、砂漠の真ん中に1人いた。

巨大毒牙砂ムカデが現れた。ビルほどもある。巨大なムカデだ。

ペナルティー時間終了まで生存してください。残り時間4時間

「嘘だろ•••?」

スポンサーリンク

12話

うわああっ

砂漠の中をひたすら逃げた。ムカデは何匹も追いかけて来た。残り時間あと7秒。ムカデに食われる寸前で病室に戻れた。部屋に砂が散らばっている。夢ではなかった。

ペナルティクエストをクリアしました

報酬を受け取りますか?

旬は毎日クエストをこなしていた。意識が戻ってから4日経って分かったことがある。ウインドウは幻覚ではないこと。デイリークエストの報酬は、運動の疲れを吹き飛ばす状態の回復、ステータスが上がる能力値ポイント、アイテムが入っているランダムボックスがある。能力値を上げるとレベルが上がるのだ。まるでゲームのようだ。

ランダムボックスから出たダンジョンの鍵を試してみることにした。地下鉄畑岡駅3番出口から入れるようだ。インスタンスダンジョン、つまり一時的に生成されるダンジョンの鍵だ。「危なそうなら前みたいに逃げよう」鍵を使いダンジョンに入って行った。入った途端出口が塞がれた。クリアするまで出られない。

スポンサーリンク

13話

「パーティも無しに俺一人でボスを?」

一人ダンジョンに入っていく。風景は地下鉄の駅のままだ。

獣タイプのモンスター、剛鉄牙のライカンが現れた。勝てるのか?!襲いかかってくるモンスターをひらりと避けた。ものすごく体が軽い。モンスターを素手で殴ったら吹っ飛んでいった。能力値を上げたからか。しかし、

モンスターは旬より強く、ダメージはなさそうだ。咄嗟にインベントリにあった真島の剣を取り出して、モンスターを真っ二つにした。

レベルがアップしました

こいつら、あの石像に比べれば大したことない。

水篠旬 レベル2

14話

旬はレベルが2になり、全てのステータスポイントが1上がった。「俺、強くなれるんだ」

ゲームのようなシステムなら、このインスタンスダンジョンもモンスターもシステムに支配されているだろう「だから、魔法石ではなくアイテムが出るのかな」

アイテム ライカンの牙

システムにストアがあるが、レベルが低くまだ購入は使えないらしい。ライカンの牙は20ゴールドで売れた。ボスを倒さないと出れないし、帰還石はどこにあるかもわからない。

何匹ものライカン達に向かっていく。剣を振り次々倒していく。

レベルがアップしました

諦めたら終わりだ

レベルがアップしました

称号 狼虐殺者を得ました

15話

剣がぼろぼろになった。イカンもだいぶ倒した。

牙34本、旅人の服、そして帰還石を手に入れた。しかし帰らず、旬は前に進むことにした。モンスター、鋭爪のブリガ、黒影のラザンを倒していく。モンスターはエンドレスに湧いてくる。表示されるモンスターの名前は強さによって色が違うようだ。白が弱く、オレンジが俺と同じくらい、赤は強い。

ライカンが今は白で見えるから自分もだいぶ強くはなった。しかし、階段の下にいるやつには勝てそうもない。

しかし、剣ももうもたないし、レベルも上がりそうもない。

旬は、階段を降りて行った。

ホームのようだが駅の面影はなく、水がたまっている。水中からスパスパスパッと素早く何かが近づいてきて、旬に襲いかかった。剣で防ぐが弾き飛ばされる。剣が折れてしまった。巨大なヘビのモンスターだ。

沼の主 青毒牙カサカ

オレンジだ。

旬は折れた剣を逆手に持ち替えた。

スポンサーリンク

16話

巨大なヘビ、沼の主青毒牙カサカと向き合う旬。すごいスピードに体重を乗せて攻撃してくる。ウロコは硬く剣がどどかない。尻尾で何度も弾き飛ばされる。「俺は強くなる!」折れた剣で牙を弾く。また弾き飛ばされながらも、剣で攻撃を繰り返す。

敵が噛みつこうとした瞬間、さっと避けた時剣を手放した。そのまま胴体にしがみつく。

「俺は筋力を中心に鍛えた!」壁にぶつけられながらも、ヘビの胴体を締め上げていった。

病院では、夜になってもまだ戻らない旬の話を医師と看護師がしていた。

旬は、カサカを倒していた。

沼の主青毒牙カサカ

レベルがアップしました

レベルがアップしました

アイテム カサカの毒

アイテム カサカの毒牙

17話

カサカを倒した旬「俺、少しは強くなったみたいだな」

ボスを倒したのでダンジョンが元に戻った。畑岡駅の階段を登り地上に出ると自衛隊がいて、「入ってきては困ります。放送が聞こえなかったのですか」と聞かれた。旬が理解できないでいると、旬の格好を見てハンターと気付き、現場に案内される。離れた位置から見るとそこには巨大なボスモンスターのゴーレムと戦っているハンター達がいた。観月の姿も見える。まだ恐怖が抜けきれていない様子だ。E級やD級ハンターが急に集められたからか連携も取れておらず、硬いゴーレムにダメージを与えられていなかった。

旬は、折れた剣を思い切り投げた。「喰らえ!」モンスターと戦っていたハンターたちは、もう少しで全滅しそうだった。「上級ハンターがいないと無理です。」「まずい!タンクがやられる。」「どうしよう魔力が持たない。」敵の攻撃を必死に防御していたタンクのハンターが、何かが飛んでくるのに気づいた。「えっ」何かがモンスターの顔面にぶち当たった。モンスターは、そのまま防御を崩し、結果的に倒れてしまった。

タンクのハンターは、自分たちの攻撃が相手にダメージを与えておらず、飛んできた何かがモンスターを倒していることに気づいていた。飛んできたものを見ると、折れた剣だった。「こんなもので十人がかりで倒せなかった。ボス級モンスターを倒したのかよ。」

自衛隊員にこれを誰が投げたのか聞いても、そのハンターは既に姿を消した後だった。

旬は一発で倒せたので、あのモンスターは大して体力が残っていなかったのかなあ、なんて思っていた。観月は水篠の気配に気づいていた。

水篠旬 レベル18

スポンサーリンク

18話

旬は、病室でデイリークエストの腕立てをしていた。体は、引き締まり、顔つきも若干精悍に変わっていた。

退院し家に帰った旬は、学校に行く葵を見送っていた。「お兄ちゃん背が伸びたんじゃない」

ステータスを筋力に振っているので、筋肉もつき体格も変わったようだ。速度と感覚にも少しポイントを振る。大家さんから家賃の催促の電話が来る。覚醒後の覚醒をしていたなら家賃ぐらいすぐ稼げるはずだ。ハンターとは、モンスターを倒して稼ぐ職業だ。ランクが高いほど、魔法石の価値は上がる。京急ハンターはギルドにも参加できず、レイドに参加するのも一苦労なのだ。しかし再覚醒で変に目をつけられても困るので確信するまでは誰にも言わないことにする。

金を稼ぐために、人数合わせのレイドに参加することにした。リーダーは、右京隼人。C級5人とD級以下が4人のチームだ。C級ゲートには、最低10人、その半数以上がC級のチームで挑まねばならないと言う規則があるので、このような人数合わせの募集があるのだ。

数合わせに、もう1人D級の諸菱健太21歳が参加していた。彼の装備はものすごい派手だった。おそらくボンボンに違いない。荷物運びを命じられた。そして、このチームには、ヒーラーがいないようだ。諸菱が言う「E級でしたっけ?僕が守って差し上げます。」

19話

旬は荷物持ちをして、右京のチームとレイドに進んだ。C級ゲートにしては大きな入り口だ。旬もC級ゲートは初めてだ。ここの攻撃隊は、皆装備がしっかりしている。

ダンジョンの中は暗く、モンスターも現れなかった。通常ダンジョンには夜光石があり、明るくなっている。ここには暗闇が好きなモンスターがいるということだ。すると、ダダダダッという足音が響く。旬が「昆虫タイプのモンスターです!」と叫び、「上!」と気付いた。無数の蜘蛛が頭上にいた。

魔法使いが電撃で蜘蛛を落とす。タンクがヘイトを集める。背後から攻撃隊が切り裂いていく。連携の取れたプレーだ。しかし、ヒーラーがいないからか、やや粗い。みんなうまいけれど、なんかもどかしい、と思いながら近づいてきた蜘蛛を軽く蹴り倒した。

死体の中に嚙み切られたような傷をもつ蜘蛛がいた。他のモンスターにやられたのかもしれない。ボスかそれとも、、と右京は考え悪どくにやりと笑う「カネの匂いがする」

その様子を見ていた旬は、諸菱くんに注意する「その装備けっこうしただろ。気を付けた方が良い」旬は、不吉な予感を感じていた。

20話

ダンジョンの広さはランクと関係ない。今回のダンジョンは迷路のように広かった。荷物運びで報酬がもらえるのは悪くないと思った。しかし、不吉な予感は外れたことがないと言うことだ。

進んでもモンスターの死骸か死にかけばかりだった。

先に、巨大な蜘蛛の巣があり奥にはマナ石が大量にあった。モンスターから出てくる魔法石よりは魔力が弱いが、量が多く一億は超えそうだ。

巣の上にはボスモンスターが寝ていた。ボスを倒す前にマナ石を採掘しないといけない。右京は、旬と諸菱くんにボス部屋で待つように言い、自分達は、採掘装備を取りに戻ると言った。

右京は、部下のコージに指示して、ボス部屋の入り口を爆破させて塞いでしまった。

スポンサーリンク

21話

ボス部屋に閉じ込められた旬と諸菱くん。入り口は光魔法使いのコージによってしっかり塞がれていた。

爆破の衝撃でボスが起きていた。

右京は、旬と諸菱くんがボスに喰われて、またボスが寝ている間に、マナ石を運び出すつもりだった。

諸菱くんは、自分がなんとかする!と剣を構えていた。C級のボスだ。強さの次元が違う。次元が違う?いや、前言撤回だ「諸菱くん、動かないで。あいつは俺がやる」旬は、短剣を掴んだ。

カサカやゴーレムに比べこいつは強い。だが、俺はC級ボスの前でも萎縮しないほど強くなったんだ。

向かってくる蜘蛛の背中側に素早く飛び上がり、短剣で切る。カン!キン!見えないぐらいの速さで蜘蛛に攻撃を繰り出す。

驚く諸菱くん「あれがE級だって!」

22話

旬のあまりにもE級離れした動きに驚く諸菱くん。旬のことを不正登録者だと思ってしまう。稀に魔力をコントロールできるハンターがいて、測定時にわざとランクを低く出すものを不正登録者という。彼らの多くは虐殺を趣味にする異常者が多いのだ。驚愕する諸菱くんであった。

旬は、蜘蛛の硬い表皮に手こずっていた。時間がかかりすぎている。体力も低下してきた。勝つために敵の弱点の目を狙う。酸を吐き出してきた。このままではまずい。旬は、アクティブスキル疾走を使い、敵の死角に回り込み、攻撃した。

効果 麻痺が発動します

相手の抵抗力が高く取り消されました

疲労度は上がってきた。さらに早く攻撃する旬。しかし、敵の腕が旬を弾き飛ばした。地面にめり込んでしまった。爪が迫る。

状態の回復

こんな時のためにデイリークエスト報酬の状態の回復をとっておいたのだ。完全回復した旬は、飛び上がり目に短剣を突き刺した。

効果 麻痺が発動します

さらに何度も突き刺す。

効果 麻痺が発動します、、

効果 出血が発動します

ダンジョンの主を倒しました

レベルがアップしました

「デイリークエストの報酬を後回しにしておいてよかった」と旬は一息つく。

信じられない様子の諸菱くん。旬を不正登録者と決めつけてしまった。「あの水篠様、荷物は僕がお運びします。どうぞお水をお飲み下さい。」と冷や汗を流していた。

その時、バァンと入り口が弾け右京達が戻ってきた。

水篠旬レベル21

スポンサーリンク

23話

右京達が戻ってきた「あれ、生きてんじゃん。ボスが死んでる」と驚く。彼らは装備も良くD級の諸菱くんが倒したと勘違いした。

そして、諸菱くんの父親が諸菱建設の会長であることを調べていて「諸菱!お前の親父さんに話がある。たがらお前に機会をやる。水篠を殺せ」旬は、諸菱くんに、言う「弱いから裏切られる、当然このとだよ」諸菱くんは剣を右京達に向けて構えた。「そいつの肩を持つのか」諸菱くんを殺すのは惜しいと考えた右京は、弱いのから殺せ、と旬に狙いを定めた。

緊急クエストが発生しました

プレイヤーに殺意を持つものが現れました

残り8人

魔法使いが魔法を使ってきた。バァン。吹き飛ぶ旬。右京は、そいつは死んだからこっちにこいと諸菱くんを呼んだ。しかし、旬は生きていた。がれきにうずもれながら旬は考えていた。

「どうして、どうして、どうして。忘れていたんだ。ここは弱肉強食じゃないか。そうか、何度もダンジョンにもぐり、生死をさまよい、回復を繰り返しているうちにここが安全だと錯覚してしまってたのだ。システム。これはシステムが強い俺を必要としているんだ。」

ガラガラとがれきの中から旬が現れると彼らの一人が「おーいまだ生きてんぞ」と軽く言う。

旬は問う「お前らもハンターなら狩られる覚悟は出来てるはずだよな」

「俺がやります」と一人のハンターが前に出てきた。純と呼ばれたそのハンターが旬の肩に手を回しながら言う「兄さん状況把握が出来ていないようだが・・・」と言い終わらないうちに旬は手に持った短剣で相手の首をスッと切り落とした。「一人目」

右京は冷や汗をかいた「油断したとしても純はD級。E級がなんで!」

水篠旬 レベル21

24 話

人を手にかけた。システムの命令に従っただけとはいえ、俺は今、人を。でも、やらねばやられるだけだ。旬は、すごい目で相手を睨みつけた。

コージと呼ばれた魔法使いがまた魔法を使ってきた。「お前の魔法は邪魔だ」旬は、いつの間にか相手の懐に入り、コージを切り刻んだ。すかさず、二人のハンターが切り掛かってきた。旬は背後に周り首元に剣を突き刺す。もう一人の剣も軽く捌き、腹に一撃だ。

「E級がなんて動きしてんだよ!」と攻撃してきた敵を次々に切りつける。

効果麻痺が発動します

効果出血が発動します

敵は出血で次々倒れていった。

旬は、一瞬で右京以外のハンターを倒した。

右京はスキル強化を使い、盾を構えて突進してきた。「俺の防御は破れっこねーんだよ」

しかし、旬は右京の顔面をつかみ、地面に叩きつけた。「助けてくれ!」命ごいをする右京。しかし旬は、「三度も殺そうとした相手に助けを乞うのか?」と見下ろした。

「テメェ!俺の弟が誰だか知ら、」右京の首が飛んでいた。

旬は、自分の体を見て「また服がダメになった。まあサイズも合わなくなってきたし買い替えるか」とつぶやいた。そして横で戻している諸菱くんに「ダンジョンが閉ざされようとしている、急いで出よう」と声をかけた。

クエスト報酬でスキル殺気を手に入れた。

アメリカ、ワシントン。一人の屈強な男がベッドから起きる。「あれ、日本は今何時だ。あれ、涙が勝手に溢れてきやがる」

25話

ハンター協会で犬飼課長と課員が先のレイドのことを話していた。C級ダンジョンで8人死亡したが生き残ったのがD級とE級でボスも倒されていたからだ。そして残った一人は水篠ハンターだ。そして死んだ一人が右京将人の兄だ。課員はそこが気になっていた。

自宅で旬はビールを飲んでいたが全然酔えなかった。バフ、解毒でアルコールが分解されてしまっていた。二重ダンジョンの報酬は、他にも損傷した体を再生させるものもあった。「足が再生したのもこのおかげか」

なら、カサカの毒をも打ち消してくれるかも。と旬は、あっさり猛毒を飲んだ。そして毒は中和され、皮膚が強くなった。

そこに諸菱くんから電話があり呼び出される。諸菱くんは攻撃隊を組むから19回だけ参加してくださいと頼んできた。旬は断るが話だけでもと諸菱くんは縋り付いてきた。ギルドマスターになるための免許が欲しいそうだ。レイド経験が20回あること。前回が初レイドなのであと19回必要だ。諸菱くんの父親が会長をしている諸菱建設がギルドを作るらしい。そこのマスターになるためだ。

ダンジョンは魔法石やマナ石だけでなくモンスターも色々な材料になる宝の山だ。大企業が自前のギルドで攻略し、利益を得ようと言うのだ。諸菱くんは旬の実力は知っている。そして蜘蛛や右京からも守ってくれた。人選に間違いはない「水篠さんも実力を隠しながらレイドに参加するなら仲間が必要でしょう!僕もE級ハンターとレイドをクリアしたと言われる方が都合がいいんです」と諸菱くん。旬は報酬を聞いた。諸菱くんは書類を見せてきた。

スポンサーリンク

26話

諸菱くんの提示した報酬を見た旬は目を見開いた。

旬は葵とランニングに出かけていた。「30億手に入ったら何したい?」旬は葵に尋ねた。「考えた見たことないからわかんない」。「現実味ないか・・・」旬は考えながら葵を置いて走って行ってしまった。

諸菱君の提示した報酬は、30億のビルだった。ギルドの事務所用に建設しているものだ。マスターになればこれくらい安いものだそうだ。断る理由もないがと一つ条件を出した。諸菱くんと旬の二人で行くことだ。10人に足りない分は人数合わせを雇えばよい。諸菱くんはその条件を快諾した。

旬はそんなことを思い出しながら走っていたら10km以上走っていた。デイリークエストの目標を達成してもそのままカウントされている。葵を待つ間、最大値まで上げてみることにした。腕立て、腹筋、スクワットがすベて200/100になった。200からは上がらないようだ。ランニングはどうだろうか。試しに20km走ってみることにする。そこに葵がやっと追いついてきた。「あっ、お兄ちゃん!」旬はその声も聞かずに走り出してしまった。

アメリカ、ワシントン。スカベンジャーギルドのS級ハンター右京将人は、生き残った二人の情報を入手していた。秘書のローラを呼びつけて聞く。「俺が日本で人を殺したらどうなる」ローラは、冷や汗を流した「本気ですか。ミスター右京はアメリカ国籍なのでアメリカで裁かれることになり、政府との交渉次第で減刑も可能かと」右京はFAXを受け取りながら答えた「それはよかった。何者かに兄貴が殺された。そいつのツラを拝みに行ってやらないとな」日本に行こうとローラに予定を聞くと2か月先まで埋まっているとのこと。右京は「葬式にも出れないな。2か月後に休みをくれ」

旬は、鍵を持って松谷町のDSタワーにきていた。デイリークエストのノルマを2倍こなしたところ「隠しクエスト」に代わり、報酬をもらった。悪魔の城の鍵 入手難易度S級だ。

ダンジョンの鍵を使い入っていく。入手難易度と同じならこのダンジョンもS級。いざとなれば帰還石を使おう。諸菱くんと二人でダンジョン攻略するためには、今自分がどのくらいの強さの位置にいるのかを確かめる必要があった。

地獄の門番 ケルベロス

赤い字だ。「もっとレベルアップしてやる」

27話

悪魔の城の鍵の入手難易度はS級だ。ダンジョンの難易度も同じであれば、生存できる確率はほぼゼロに近い。そんな強いモンスターたちに俺の攻撃が通用するのだろうか純粋な好奇心からであった。旬はケルベロスと戦う。

スキル狼虐殺者の効果発動します。スキル疾走を使います。ダダダダダッシュパパパパパパッ素早い動きでケルベロスを攻撃していく。スキル、殺気は効かなかった。ケルベロスに攻撃は効かなかった。敵がスキル、怒りを使ってきた。すべての能力値が2倍になる。向かってくる敵にの上に飛び上がり脳天に短剣を突き刺す。敵は怒りの効果で痛みを感じていない。敵に腕を噛まれそのまま吹き飛ばされた。体力がどんどん減っていく。体力が30%以下のため、スキル根性が発動します。危機的状況でも、プレイヤーが死なないようにシステムが力を貸してくれるのだ。システムにより誰かのアバターになっているのなら、そいつが思う以上の成果を出すしかない。システムを飲み込め!

報酬の状態の回復を使った。噛み付いてくるケルベロスの牙をつかみ、敵の首をぐるっと回す。二つ目の首の目を攻撃する、三つ目の首の脳天に降り立ち短剣を突き立てる。「おりゃあああ!」

地獄の門番 ケルベロスを倒しました。

レベルがアップしました。

レベルがアップしました。

旬はケルベロスの遺体の前で言う「おかげで自分の力量がよくわかったよ。今のままじゃ城の門を開けると死ぬ。もう少し強くなってからもどってこよう」

アイテム 門番の首輪

アイテム 城門の鍵

アイテム ケルベロスの牙

とある喫茶店。みすぼらしい男が向かいに座る黒スーツの男に大金を渡し、あいつらを殺してくださいと頼んでいた。「ダンジョンには他のハンターもいるんですよ。彼らの処理費用にもう一億用意できますか」不敵に笑い男は言う「どうしてB級の私が安月給のハンター協会に入ったと思いますか。僕はね、人を殺している時が楽しいんですよ」

28話

とある剣道場。馬渕がS級ハンターに稽古をつけていた。「まだ師範にはかないません。」とS級ハンターは正座して言った。

「まだそれだ」とうそぶくが、そこで電話がなった。緊急招集だ。「師範は引退なさらないんですか?」真鍋は答えた「どうせなら世の中に貢献して逝きたいからな」そして「不思議なものだ。S級の君が低ランクの私に剣を習っているのだから」と言うと「ランクは技術不足をカバーしてくれませんので」と返ってきた。

馬渕は招集に向かっていた。剣士の自分が魔法ハンターに目覚めた。数十年やってきた剣はダンジョンではモンスターに効かない。これも何かの意味があるのだろうか。などと考えていると隣を見覚えのある者が歩いていた「水篠くん!」馬渕はその見た目の変わりように驚いた「あのあどけない少年はどこにいったんだ!」馬渕は旬の肩をポンポン叩き足が戻っていることを喜んでくれた。旬も協会に呼ばれて来ていた。ゲートの入り口に着くとなんと、他のハンターもあの日のメンバーだった。観月、真島、最後に逃げた男性ハンターだった。観月は元気な水篠を見て目を潤ませた。

そこに囚人服を来た一団と先日喫茶店で話していた協会のハンターが車から降りて来た。どういうことか別の協会員に聞くと、代役服役者だと言う。犯罪を犯したハンターが減刑目的で代役服役をするのだ。監視課のB級ハンター道門も同行する。服役者は皆C級だ。B級に勝つにはC級が10人必要だから安心だそうだ。水篠は何か不安を感じ観月に参加を見送るように言った。しかし旬がいくと言うと観月も行くと言った。

馬渕は、今回はこのメンバーか、これもまた

運命なのだろう、とゲートに入って行った。

29話

道門は服役者の手錠をはずしている。

馬渕は今回もリーダーを務めることになった。馬渕は、旬に深くお礼を言った「6人生き残れたのは君のおかげだ」

服役者達は、難なくゴブリンを倒していく。馬渕も魔法で倒す。

馬渕は、短剣を持つ水篠を見て、外見だけでなくオーラも変わっていることに気づいた。前は頼りないどころじゃなかったのに今は余裕すら感じられる。一方、観月はゴブリンにすら手が震えていた。勿体無いが引退するしかないだろう。

一行は三又の分かれ道に来た。道門が三つに分かれて進もうと言い、服役者と右に行くと言う。旬は右の道からオーラを感じその道の先にボスがいることを確信した。馬渕、観月と右に行くことにした。あとの真島達が真ん中の道だ。道門が一瞬ニヤリと笑ったのを旬は見逃さなかった。

道門チームは服役者達が順調にゴブリンを倒していっていた。

ゴブリンは人間の子ども程度の強さだが待ち伏せで奇襲するなど厄介な相手だ。

道門は服役者に言った「ここから出たらハンター課にはこう報告しよう。お前たちは、ここで100匹のゴブリンに遭遇したと。

一方、真島と男性ハンターは二人で真ん中の道を進んでいた。真島は決意した「このレイドが終わったら水篠の兄ちゃんに謝罪する。おたくも引っかかってるんだろう。俺たちは逃げたんだ」

真島達はさらに進むと、驚く光景が見えた。

30話

道門は服役者をいたぶりながら殺していた。

真島達はそんな場所に出くわしたのだ。服役者達の死体が散らばる中、一人の服役者を片手で首を持って持ち上げている道門がいた「あー、道がつながっていたのか。」。服役者の首を切り落とした「ボス部屋は1番右だね」

「うわああ!」旬達は叫び声を聞いた。皆で急いでそっちの道にすすむ。3人で走っていると、ガキッ。観月の目の前に道門の短剣があった。その手を旬が掴んでいた。

道門は「わーお、早いじゃん」と余裕だ。旬は「なんだおまえ」と相手を睨む。

道門はブンッと投げられるが、クルッと回転して着地する。「あれを避けるとは大したもんだ。B級ヒーラーは邪魔だから最初に消そうと思ったんだがな。」

旬は、傍に血まみれで座り込んでいる真島に気づいた。「観月さん、早く治療を!」

しかし手遅れだった。「兄ちゃん、すまんかった、本心だ」そう言うとましは事切れた。道門は、勝手に服役者が反乱したせいでみんな死んだことにしよう、と話し始めた。旬は「ゴミだな」とつぶやくが馬渕に「君に勝てる相手じゃない」と止められた。馬渕が「私がいく」と前に出る。C級の馬渕ではB級の道門には勝てないだろう。馬渕は真島の剣を取った。観月にバフをかけてもらう。一か八か「今の私は剣士だ」

スポンサーリンク

31話

魔法使いにとって肉体強化バフは疲れるだけだ。自転車にエンジンを載せたようなものだ。カキンッ!道門が切り掛かってくる「魔法系は暗殺系相手にしても不利なだけ。剣を握ったのはいい判断だ。」

馬渕の剣が道門の残像を切る。一瞬、道門のスピードに追いついていた。「速く正確。剣を握るだけのことはある」シュパッ!「でもその程度」馬渕の肩から血がほとばしる。すかさず観月が治す。「目障りだ」観月に向かって行く道門に、「剣士に背を向けるとは油断しすぎだ」と馬渕が背中から切り掛かる。素早く短剣で受け止める道門。「魔法使いが暗殺系の速度について来れるわけないんだよ」道門が四方八方から馬渕に切り掛かる。膝を着く馬渕。道門がとどめを刺そうとした瞬間、馬渕は地面に手をつき魔法を使った。道門が立っていた場所に火柱が上がる。しかし、服が少し焦げた道門が馬渕の横に立っていた「作戦は悪くなかった、この老ぼれギツネが、死ね!」カキンッ!旬が道門の攻撃を跳ね返した。「貴様、再覚醒者か、でも経験は浅そうだ、先輩がいろいろ教えてやろう」

32話

旬は奴に聞いた「どうしてそんなことをするんだ」道門は答える「怖い顔するなって、俺にだって事情がある。娘が被害にあった親父から金をもらって頼まれたんだ。諦めろって意味で金額を上げたのに用意して来ちまったからさ。誰にも言わないと約束するなら、このまま返してやる」。

にやけた顔を見て旬は言った「でも先輩としていろいろ教えたそうな顔してんじゃん。笑わせんな。人殺しの言うことなんて聞くだけ無駄だ」。旬が答えた直後、道門は目にも止まらぬ速さで攻撃してきた。カキン!短剣で受け止める。「虫けら退治の巻き添えで死ぬとか哀れな野郎だ」と理角が言うと、旬は「お前もな」と答えた。それを聞くと道門はゾクゾクして、ガガガッ!と連続攻撃してくるがすべてかわす。旬が反撃すると、「遅い」と旬の背後にいる。

彼らの戦いをみて、馬渕は、驚愕する「なんという身のこなしだ。私の知る水篠くんの姿は、もうどこにもない!」

二人は戦いながら感じていた。スピードは同じだ。「水篠さん、頑張って!」観月がヘイストとバーンブースターの魔法を掛ける。ガンガンガンガン!シュパパ!同じようなスペック、同じ実力でもハイレベルの戦いの経験が無い。その差がお前を敗北へ導く!と道門は、観月に短剣を投げる。馬渕がそれを剣で防ぐ。そっちに気を取られている瞬間、道門が旬に切りかかるが、旬は対して傷がつかない。「ふーん、根性あるな」と道門が言うと旬が「敵意をむけんなよ」とにらむ

緊急クエストが発生しました。

プレイヤーに敵意を持つものが現れました。

全員倒し身の安全を確保してください。

「いくぞ」短剣を構える旬。

道角は、間違いなく自分のが有利なはずなのに、なんだこいつ、と冷や汗を垂らした。

33話

「動きが早く短剣を武器に使い、暗殺系、ここまで同じ条件の揃った先輩にはそう簡単に出会えないだろう。」攻撃しながら道門は言ってきた。旬は答える「そうだな。いろんなことを学べそうだ。言葉多きは品少なしの実例まで見せてもらって助かるよ。」

スキル疾走を使用します。

シューと素早い速さで道門に迫る。「さらに速くなった!?」と道門。カシャン!道門の両手の短剣を弾く。ザザッと背後に距離をとる旬。道門の頬から血がすっと垂れる。

効果麻痺が発動します。

効果出血の発動します。「毒!あんたの短剣、特殊な効果持ってんだな。」しかし、道門は、オーラ放った

相手の抵抗力が高く効果が取り消されました。

すると、道角の体がシューと見えなくなった「僕も面白いのを見せてやるよ」。見えないところから攻撃が繰り出される。かろうじて短剣で受ける旬。

スキル、隠密。

「これをまの当たりにして生きて帰れた人間は1人もいない」と道門は、旬のアキレス腱を切った「スピード封印。この距離では簡単な治療しか使えないはずだ」。遠くにいる観月が「水篠さん!」と叫んだ。道門は、「あんたの番はこの次だ」と短剣を向けた。旬は、「状態の回復」を使い傷を回復した。そのスキルに、さすがに驚く観月と馬渕と道門。道門は焦った「治療の魔法が使える戦闘ハンターが存在しただと!あと何度使えるんだ、予測がつかない」再び隠密を使い攻撃してくる道門だが、旬に近づいたところで気づかれ、切り掛かられた。道門はかろうじて避けた。迷いなく首を狙ってくる旬の攻撃に道門は、「あんた殺ったことあんだろ」と自分と同族と意識する。「全力でいかせてもらう」道門は全力で猛スピードで攻撃を繰り出す。カンッカンッカンッ!!しかし、旬は、その場を動かず片手ですべての攻撃を受ける。いくら隠密を発動しても殺気は消しきれない、旬は、その殺気を感じてすべての攻撃を見切っていた。道門は、それでも性格は位置は把握できないだろうと攻撃をした。旬はスキルを使った。

スキル「殺気」を使います

道門は足が泥沼にはまったように動けない。目の前には闇が広がり、巨大な光る眼に睨まれていた。気付いた時には胸に短剣が深く刺さっていた。旬は冷たい目で道門を見降ろしていた。

34話

「ハンターは生死の境にいるがゆえ人間と対立することもある。僕たちはもはや「殺人マシーン」なんだよ」と道門は、胸に剣が刺さったまま、壁にもたれかかっていた「負けた僕が死ぬ。至極当然のことさ。一つ聞く。あんたいったいなんなんだ」旬は「さあ、俺も自分の正体が気になって仕方がない」と答えた。道門は「言葉大きは品少なし。秘密多きもたちがわるい。あんたの影法師は、闇と繋がってるよ。その闇の深さだけ、強くなれるだろう」

敵を倒せをクリアしました

旬は感じていた。強くなるにつれ、俺の中のなにかが崩れ落ちて行くような気がすると。

馬渕と観月は協会に報告しようと言う。が、旬はダンジョンを封鎖する、つまりボスを倒すといい、短剣をみちあから抜き取った。道門の体から「ルーン石:隠密」が出てきた。割るとスキルを吸収できるという。

馬渕と観月は先に外に出て行った。

旬は倒れている服役者に声をかけた「生きてるのは知っている。立て」

どうやら服役者は喉が切られて声が出せないらしい。旬は、助けてやると声をかけ、襟首を持って引きずっていった。しかし、向かったのは出口ではなかった。ボス部屋だった。

旬は、服役者をボスの前に出し言った「被害者たちの顔を覚えているか?お前のようなクズ連れて帰るわけないだろ」服役者は

ガクガク震えた。ゴブリンたちが襲いかかり、声なき悲鳴が響きわたった。

旬はボスのボブゴブリンを倒した。馬渕たちが監視課員に説明し、協会の上の人間がすぐ来た。監視課の犬飼は旬を見て以前と雰囲気がまるで別人のように感じた。旬は犬飼を見て今ならわかった。この人は強い。次元が違う。

犬飼に「道門を殺したのはどなたですか?」と聞かれた。旬は、再覚醒は隠せそうにないと思ったが、馬渕が「私です。」と答えた。力を隠そうとしている旬を思って、嘘をついてくれたのだ「私なりの恩返しということにしてくれ」

旬は犬飼から、右京隼人の兄、将人が狙っているかも知れないから気をつけてと言われた。

水篠旬 レベル27

その後、道門に依頼した男も自首し、旬たちの正当防衛が成立した。

観月が魔法石を見せて言う「これ覚えてますか?」

35話

観月は、旬に魔法石を返し、ハンターを辞めて実家のある大阪に帰ることにした、と言う「私はハンターをするには臆病すぎるみたいです」

一方、旬は、右京将人とことを思い、より強くなる決意をする。

諸菱くんとのレイドに参加した旬。なんか見知らぬ人たちが集まっている。諸菱くんによると彼の攻撃隊らしい。怪我人や生活に困っている人などを集めたそうだ。

一人の少女が混じっていた。E級ハンターらしい。どうせ外で待っているのだから、旬は、まあいいかとそのままにした。

彼らは人数合わせなので外で待たせた。諸菱くんはイタリア製の派手な強化鎧を着ていた。旬が指で胸を着くと、倒れて重くて立てない。「悪いこと言わないから早く脱いで来い」

兜だけ被った諸菱くんと二人でゲートの中に入って行った。

しばらくして、二人が出てくるとゲートが閉じようとしていた。二人でクリアしたことに待たされていた面々は驚く。その日は三箇所のゲートを回った。

白虎ギルド。C級ゲートの参加許可を得るために高額で落札しまくるチームがいるということに驚く。諸菱建設の息子だとしても、度が過ぎている。そこに水篠旬の名前を見つけ、宍戸課長は「なにかにおうぞ」と、諸菱くんと水篠旬について徹底的に調べるよう命令した。

スポンサーリンク

36話

二重ダンジョン、右京隼人事件、道門事件。3度の危機を生き抜いた水篠旬。二つ目の事件で水篠と諸菱は知り合った。諸菱建設はギルドを作ろうとしていて強いハンターを集めている。すると、諸菱賢太がしていることは、お遊びではないということだ。強いハンター、E級の水篠、C級ゲートを一瞬でクリア。つまり、水篠旬は再覚醒者だ。

と、白虎ギルドの宍戸課長は気づいた。すぐにスカウトに動き始めた。

一方、レイド中の二人。敵をザクザク倒す旬と、ツルハシを持ち採掘する諸菱くん。

水篠旬レベル39

レベルが上がり新たなスキルも入手した。

スキル上級短剣術

スキル急所突き

シュパッ、ズドドド!さらに敵を倒していきく。

レベルがアップしました

プレイヤーが要求レベルに達しました

「要求レベル?」とさらにウインドウを見ると

転職クエストが到着しました

クエストを引き受けますか?Y/N

確かに、今の旬は、ステータスの職業欄は「なし」となっていた。

宍戸課長が旬たちのゲートの前に来た。みんなシートを敷いて弁当を食べたりしている。「まるで遠足だ」不思議がる宍戸課長に少女が、ここは立ち入り禁止だ、と言ってきた。

そこに、ゲートから旬と諸菱くんが話しながら出てきた「明日、休めないかな」と旬。「ならキャンセルしておきます」と諸菱くん。勿体無いので保留に、などと話していると、宍戸課長が旬に話しかけた。

二人で喫茶店で話している。諸菱建設の2倍出すから白虎ギルドに来て欲しいとスカウトしてきた。旬は答える「白虎ギルドのビルをくれるってことですか?」

37話

「白虎ギルドのビルっていくらなんですか?」旬は宍戸に尋ねた。訝しみながらも「50億くらいですかね」と答えると、「それをくださるってことですかね?」

諸菱建設の提示額が30億と聞き宍戸は大声を出してしまった。さすがに高額なので、上と話し合ってから、と言うと、「話は以上ですね」と旬は立ち上がった。「ところで僕のことは誰に聞きましたか?まさか隠れて調べたんじゃないでしょうね?」旬は見えなくなっていた。宍戸の頬に薄く切り傷が入る。宍戸は、ゲートの買い占めかと、三つの事件から水篠が再覚醒者だと確信したことを告げた。

そして、C級ゲートがなく訓練ができないことも。悪いことをした、と旬は、3つのゲートをそれぞれ2千万で売ってあげると言った。

「それとこれを差し上げます」と宍戸の口に薬を入れると、強い光とともに頬の怪我が一瞬で治った。

翌日、きっちり6千万振り込まれていた。一方、宍戸課長はその日にC級ゲートはいくらでも余っていたことを知る。騙されたと思ったが、旬からメールが入った。「これで隠れて調べていた事は水に流しましょう。」宍戸は「こりゃ一本取られた」と苦笑いした。

旬は、山の中にいた「さーて、はじめるとするか」バチバチとゲートが開く。転職クエストだ。

スポンサーリンク

作成中

スポンサーリンク

46話

旬は葵の保護者面談に行く。先生から、葵は成績優秀で問題ないが、E級覚醒者判定を受けて、学校をやめようとしている生徒がいて、せめて卒業するように説得して欲しいと頼まれる。葵の友達の朝比奈りんだった。校門でりんと会った。

47話

先生が紹介してくれるハンターが旬でお互いに驚く。りんは学校にもう行く気はなく、ハンターも辞めないという。説教するなら帰ってと言われるが、旬は、辞めろとは言わず現実を見せることにした。りんには「君を立派なハンターに育ててやる」と言った。

日本に降り立つ右京を犬飼が出迎える。旬と諸星君に会いに来たのだ。

旬とりんは白虎ギルドの宍戸と吉田に頼み、新人ハンターの訓練を見学させてもらうためだ。C級ゲートに入ることになったが、A級の上原悠馬が早くしろ、遊びに来たんじゃないと急き立てる。どうやら見学されるのが面白くないらしい。吉田から旬は手出ししないようくぎを刺される。そして、彼らの後にゲートに入っていった。入った瞬間、周囲が真っ赤になり、バチバチと空間が波打っていた。何かがおかしい、急いで顔だけ出し宍戸にすぐにメイン攻撃隊を呼ぶよう叫んだ。その後すぐゲートが閉じてしまった。レッドゲートだった。宍戸はすぐに白虎ギルド社長、白川大虎に連絡した。

48話

右京は犬飼の運転で旬のいるダンジョンに向かっていた。

一方ダンジョンの中では、アイスエルフ通称白鬼にハンター達が襲われていた。

外では白川がレッドゲートについていた。入ったハンターはほぼ全滅してしまうだろうと見ていた。

レッドゲートとは、異次元に繋がる特殊なゲートで、外部と完全に遮断されてしまう。ボスを倒すかダンジョンブレイクするかしないと出られないのだ。

49話

A級ハンター上原悠馬は全員を率いるのは無理なので2手に分けるという。「俺はここをクリアして外に出る!一緒に行く人?」と聞きC級以下は連れて行かないと言った。それを見て一人の女性ハンターが上原についていくのをやめた。彼女は旬に言う「上原はアイスエルフの矢に気づきもしなかった。あなたはE級じゃないでしょ」

ゲートの外。訪れた右京に対し何しに来たと詰めよる白川。水篠に会いに来たと聞いて、この男までE級の水篠を知っているのか!、どうして皆水篠ハンターに興味を持つのだ?と驚いていた。

ゲート内。上原達は道を行き、旬達は森に入っていった。森の木のアイスベアの爪あとを見て上原は、あのE級達は生き残れないだろうと思った。

スポンサーリンク

50話

上原達の前にアイスベアが現れた。攻撃を盾で防ぐ上原。盾で爪がひしゃげてひるむアイスベアに上原の巨大な斧がめり込んだ。そのままアイスベアの群れを上原がほぼ一人で倒した。

一方旬のチームは森の中を歩いていた。アイスベアの爪あとを見て女性ハンターが引き返そうと言ったが旬が、アイスベアより強いエルフがいないと判断して森の奥に進んだ。インベントリからコートを出してみんなに配ると、その量の多さに皆驚いていた。

アイスベアが現れるが旬が一人で倒してしまう「経験値稼ぎになるな」

さて、旬のチームのメンバーは、

女性ハンター、今宮さつきB級魔法使い、松浦良平C級武闘家、矢田翔C級タンク、あと旬とりん、だった。

みんなで焚き火を囲みアイスベアの肉を食べていた。旬は食後の運動してくるといいデイリークエストをした。そして、狩でもするか、と、アイスベアが沢山いる巣に向かい、影の兵士達を出した「行け」

51話

影の兵士とアイスベアが激しく戦う。マナ消費は激しいが、期待以上の戦いだ。ひとまわり大きなアイスベアのボスが出て来た。影の兵士がどんどん消される。マナが切れ影の兵士はもう再生できない。イグリットを向かわせた。イグリットの剣はアイスベアの体を素早く何度も切りつけた。そして首をはねた。

水篠旬レベル52

アイスベアにスキル影の抽出を使った。

ゲートの外。

3時間経った。中では3日だ。

右京に、なぜ水篠が白虎ギルドの攻撃隊と潜ったのか聞かれ、宍戸課長が知り合いだから見たいと言われたので、と答えた。右京は瞬時に宍戸の首を持ち上げると、本当のことを言わせようとする。白川が右京の腕を掴み「すぐその手をはなせ!」とオーラを放つ。S級同士で一触即発だ。

ゲート内。

上原の隊は雪男に襲われ上原以外は壊滅していた。そこに白鬼が来た。恐怖に駆られた上原は逃げ出した。

52話

アイスエルフに仲間のハンターを倒されて、恐怖で逃げる上原ハンター。寒い雪の中「食料さえあればやられなかった」と1人ごとを言いながら森を歩いていた。

すると何匹ものアイスベアの死体を見つけた。白鬼の仕業だと思って急いでそこを離れた。ゲートの外では白川と右京が一触即発のところを犬飼が止めていた。

ゲートの中。

旬のチームは焚き火を囲み、コートを着て談笑しながら食事をしていた。

それを見つけた上原は自分たちだけで使うため装備を隠していたと思い込んだ。「装備があれば俺の仲間もやられなかった!誰が隠していたか答えろ!」と怒鳴るが旬に頭をはたかれた。上原を追ってアイスエルフも来ていた。旬は最初に会ったエルフを瞬殺した。

53話

アイスエルフのリーダーと戦うがなかなか手強い。リーダーのバルカは言った。「お前は人間ではないのになぜ人間の中にいるのだ。我々には人間を殺せという声が聞こえるがお前の前では聞こえない。」旬が「お前ら何者だ」と聞き返すとバグが起きた。システムが拒絶しているのか。そして後ろの人間を渡せという要求を断り、アイスエルフ達と戦闘になる。

影の兵士達とアイスエルフ達との団体戦だ。バルカは旬より強い。旬は、わざと上原を自分に攻撃させるようにし、イグリットに殺させた。そして「起きろ」

54話

上原を抽出、アイアンと名付けた。アイアンが挑発を使い、バルカはアイアンだけを向いて攻撃する。そこをイグリットと旬で追撃し旬の短剣がささる。効果麻痺が発動、効果出血が発動、相手の抵抗力が高く効果が取り消されました

支配者の権能やアイアン、影の魔法兵を使いなんとかバルカを倒した。

「外に出ましょうか」

55話

ゲートの外。夜の3時。ゲート内では1週間がたっていた。宍戸と白川が見守る中、ゲートから5人がでてくる。下級ハンターだけの帰還に白川は驚く。旬に話を聞こうとするが旬に手を払われてしまう。しかしギルド員を助けたのは旬と知り必ず引き入れろと宍戸に命じた。旬は、バルカ抽出に失敗しいらだっていた。「今回は、バルカの短剣でよしとするか」

翌日、旬とりんと諸菱くんはレイドに向かった。

スポンサーリンク

56話

諸菱くん、朝比奈さんとレイド、敵も影が倒し、魔法石も影が拾っている。これで諸菱くんとの19回のレイドが終わった。

アメリカ東部A級ダンジョン、A級ハンターのジェームズが日本人を名乗るA級以上に強い男に会う。

19回のレイドが終わり諸菱くんと焼肉屋で酒を飲む。旬は解毒してしまうが。

旬は、レベル61になっていた。

レッドゲートの取材で疲れた白川の元に美濃部剛から電話がかかってきた。

架南島、4年前にS級ゲートが開き、白川と美濃部は当時の作戦で死にかけた。今は島ごと閉鎖している。そこのモンスターであるアリは4年間で島中に増えたが、そのアリに羽のある新種が出て来たのだ。アリは進化していた。

※DFN 東アジアに位置する島国。安定的な経済力を基に隣接している日本はもちろん、世界中に影響を与えている。

57話

悪魔城の鍵を使い、悪魔の城に入った。

クエスト 一般クエスト:悪魔の魂を集めろ!悪魔の魂10000個

中に入ると、フィールドタイプのダンジョンだった。

「一週間で終わるかな、これ」

諸菱君は、父に諸菱ギルドを任せてほしいと言いに行っていた。水篠旬の力を借りたのは父にばれたが、外部の人間に任せるならと諸菱君にギルドを任せることになった。「水篠ハンターをうちに連れてくることが出来るか?」「頑張ってみます」

58話

旬は悪魔の城を攻略しながら登って行った。各階に、ボスがいて、通行許可証を持っているので、そいつを倒しながら登るのだ。50階に到達すると、ボス、下層の支配者貪欲なるヴォルカンがいた。影の兵士を一撃で倒すほどの力がある。巨体の割に素早い。「何やってくれてるんだ」旬は拳で殴りかかった。

一方、アメリカ。A級ダンジョンから見つかった、水篠純一郎。危険なため、日本語が話せる右京が呼ばれた。

59話

ヴォルカンと戦闘。

家に協会員と今宮ハンター(前の女性ハンター)がくる

60話

ヴォルカンを倒す。いろいろアイテムゲットする。悪魔の君主の耳飾りなど。

ワシントンでは右京が出てきた人沕を聴取していた。

「ゲート、ダンジョン、モンスターは戦争の前兆でしかない。最悪の災いが目を覚ました。災いが何かは言えない

10年間ダンジョンにいた。」右京が彼に息子は死んだと言った。

スポンサーリンク

61話

亡霊の引導者メトゥスを倒した。悪魔は抽出できないので、悪魔の君主の首飾りを入手した。後は指輪だけだ。耳飾りは前に手に入れてある。

好きなアイテムを選べる呪われたランダムボックスから不明の鍵を入手した。

一方、アメリカでは、怪しい男に挑んだ右京が一瞬で負けた。

旬が母の病室にこっそりやってきた。

命の神水を作るための最後のアイテムは浄化された悪魔王の血だけだ。

ハンター協会では、白虎ギルドの白川に電話をしていた。

62話

旬がハンター協会へ再審査へ来た。測定すると、測定不能だった、すなわちS級とわかったのだ。担当の佐藤はトイレに行っていて結果を聞いていなかった。そこへ、課長代理がきて驚いていた。「向坂雫」以降、2年はS級ハンターが出てなかったのだ。

犬飼課長とハンターズギルドマスター最上真が屋上で右京の来日の話と、羽のついたアリの話をしていた。

旬は精密測定のため3日後にまた呼ばれた。

出口では、小ギルドの営業達が測定を行ったハンターを自分のギルドへ勧誘をしていた。

なにか入り口が騒がしいので最上と犬飼が様子を見に来た。

「ハンタースギルド 首都圏を中心に活動する、日本5大ギルド。S級ハンターが2人在籍している

63話

最終兵器と呼ばれる最上真は、火炎系魔法の頂点に位置し、ハンタースギルドの社長である。その最上が旬に声をかけるが、急ぐ、と立ち去られてしまう。旬は悪魔城に行って治療薬を作らねばならないからだ。そこに白川がダッシュで駆けつける。最上をみて悔しそうにする。

旬はお母さんの病室で溺睡症の母を見守る。病室の外で犬飼課長が待っていた。ハンター協会会長、後藤清臣がここにきている。会いたいと言っている、と犬飼は言った。再測定とはほぼ意味がなく、協会が先に合って話をつけるための猶予期間の意味でしかなかったのだ。協会は協会として別の力を授けることができると後藤は言う。

64話

旬は後藤に、ハンター協会に勧誘された。しかし、戦いたいから、と断った。

一方アメリカでは、病院の右京にアメリカハンター副局長がジュンイチローのことを聞きに来た。副局長が言うに、その後ジュンイチローはどこかに行ってしまったらしい。

65話

旬が、ハンターオークションで炎に燃える悪魔城に耐える防具を探すも、高くて買えなかった。ストアにはいいものがない。貪欲の玉を売るにもなぜそんなものを持っているのか説明が必要だ。入手経路を説明するため、A級レイドに参加することにした。ハンタースギルドがA旧ダンジョンの採掘チームを募集していたので参加することにした。上級ダンジョンは、攻撃隊、採掘チーム、回収チームに分かれて攻略する。攻撃隊のギルドマスターの最上真と副ギルドマスター達がモンスターを倒し、ゲートから出てくるところだった。

スポンサーリンク

66話

ハンタースギルドの副ギルドマスター、S級ハンターの向坂雫を旬は初めて見た。あれほどのオーラを放つ女性は他にいるだろうか。

A級ゲート攻略方法はこうだ。攻撃隊がボス以外のモンスターを狩る、回収チームが資材を回収し、採取チームが鉱石を掘る。魔法石、マナ石、死骸、などをすべて運び出したあと、再度攻撃隊が入り、ボスを倒し、ゲートを閉じる予定なのだ。旬は採掘チームでガンガン鉱石を掘った。そして、昼休みに、ボスを見に行ってみたら、そこにだれかが来た。

67話

来たのは、向坂雫であった。雫は、ハンターの匂いに敏感だった。旬が臭くないので雫は驚き、思わずネームプレートを確認した。向坂ハンターは見回りをしていたらしい。

旬は考えていた。プレイヤーだからにおいもしないし、モンスターに殺せという声も聞こえないのか。唯一システムの恩恵を受けるプレイヤーとはなんなんだ?

旬の手際が良いので鉱員のリーダーに褒められ、明日の作業にも誘われた。明日もA級ダンジョンでB攻略チームが来るそうだ。

諸菱くんはいとこの諸菱明菜(もろびしあきな)を焼き肉屋に呼んで水篠を口説けたら父親がギルドマスターにしてくれる話をしていた。

テレビには、友谷稔(ともやみのる)がランク審査待ちのニュースが映っていた。明菜に言わせると稔は女たらしのペテン師で目立ちたがりのかまってちゃんらしい。旬に電話を掛けたところ、明日の夜会うことができそうだ。

一方、雫は旬のことをだれかに調べてもらうよう電話をしていた。

68話

迷ってボス部屋に行くのはおかしい。スパイではないかと雫は疑っていた。電話の相手が言うに、最上代表も水篠のことを調べるよう言っていたと言う。そして、ハンター協会の情報を見ようとすると水篠の情報はロックされていたのだ。

翌日の採掘現場。いい雰囲気が以前のことを思い出させる。

攻撃隊から採掘チームに荷物運びを一人かしてくれと言われる。回収チームから、「昨日採掘チームが仕事を早く終わらせたせいで昨日の回収チームはぶっ続けで仕事だったから、荷物持ちはそっちが出してくれ」と言われた。水篠が手を挙げるとまわりから無茶だといわれるが、外園文章(そとぞのふみあき)A級攻撃隊長が水篠を連れていくことにする。昨日より大きいが魔力量が少ないゲートだ。しかし、レッドゲートのような不吉な予感がする。S級がいないだけで昨日とそん色ないチームだ。声をかけてきた女性もA級ヒーラーだ。B級6人もA級に近い。他のギルドなら1軍になれる人材だ。

すすんでいくと、何かの気配を察知し、全員攻撃態勢になる。

69話

あっあれはダンジョンジャッカル!旬と一緒にゲートに入ったハンタースギルドのチームに多数のダンジョンジャッカルが攻撃して来た。戦う攻撃隊。C級のダンジョンジャッカルがA級ゲートに、しかもこんなにたくさんいるのは、ふつうは生活できないからおかしいことだった。彼らには首輪の跡があった。猟犬をつかうほどの知能があるモンスターがいるということだ。すると、多数の部下を連れたハイオークが現れ、巨大な槍を投げてきた。外園が盾で受けるが盾が壊れてしまう。タンクの挑発がきかず後方の魔法使いを狙ってくる。魔法もきかない。A級ゲートにA級ハンターなみの上位種のハイオークがこんなにいるとは思わなかった。ヒーラーが攻撃されそうになった時、ハイオークが真っ二つになった。

スポンサーリンク

70話

ハンタースギルドの攻撃隊に襲いかかるハイオークをギルド員にばれない様に弱らせていく旬。一人の女性ハンターが旬が隠密を使っているのに気づくが、言わないでいてくれた。隊員が先に進むのは危険だと隊長に進言した。隊長の外園は撤退を決め引き返すが、結界が貼られていて戻れなかった。そのときボスの気配がした。魔法使いが急いで結界を解こうとするが、魔法使いだけに呪いがかけられてしまう。その背後に赤い目が多数迫って来ていた。

71話

それは50匹以上のハイオークであった。ハイオークが話しかけてくる。「人間どもよ、余の名はカルガルガン。」何者かに操られて話しているようだ。人間に会いたいとそいつは言う。出口を塞いだのはカルガルガンのようだ。隊長は会いに行くと言い、水篠に隙を見て外に出てメイン攻撃隊に連絡してくれと頼んだ。ヒーラーの女性ハンターは旬に遺言書を渡してきた。

一方様子を見に来た雫。ゲートの外に水篠がいないことに気づく。気になった雫は自分もつるはしを借り、ゲートに入っていった。

ボス部屋には、無数のハイオークとボスのカルガルガンが待っていた。

72話

ハンタースギルドのハンターたちは、ボスであるカルガルガンの魔力が次元の違う強さであることに完全にひるんでしまう。ボスは、「人間をここに呼んだのはただの余興だ」と言った。隊長が突撃を命じるがハンター達はひるんで皆うごけない。外園リーダーは一人、ボスに挑むが、反重力魔法と重力加速で天井と床で上下に叩きつけられ続けてしまう。旬は素早く助け、外園に聞く「ここにいるモンスターを全部倒していいですか?」「お願いします」旬は影を呼び出した。

73話

一方、ダンジョンの外では、協会監視課の犬飼課長が入り口前に来ていた。旬がなぜ鉱員をやっているのか調べに来たのだ。「旬はゲートの中にいる」と鉱員チームのリーダーが伝えた。

帰ろうとする犬飼のサングラスが割れた。この尋常じゃないオーラはいったいなんだ。ダンジョンの魔力を図るとA級でもS級にちかい魔力だ。すぐダンジョンに潜ることを決める犬飼。

ダンジョンの中を進む雫はハイオークの死体をみて、この数を外園君が?といぶかしむ。

一方旬。スキル、君主の領域を使用します。影の兵士の能力が50%アップ。影の兵士は悪魔城で強くなっていた。

アイアンが一振りで複数のモンスターを倒した。イグリットが瞬時に複数倒す。旬も短剣でざくざく倒していく。イグリットとアイアン以外はB級程度の強さになった。そして、倒したハイオークを兵士にした「起きろ」

74話

ボスは、自分がここにいることに気づいた時から頭に声が聞こえ続けていた。[人間を狩れ]。

ボスの腹心のモンスターをアイアン、イグリット、熊が倒した。加勢しようとしたハンターにボスがスキルを使った。カルガルガンが旬にもスキルで呪いをかけて来たが、旬にはきかなかった。

旬が戦っているホールの入り口に雫が来た「まさかあれ召喚したの?」

カルガルガンの魔法をかわし、暗殺系の旬の攻撃が届く。

75話

協会の犬飼たちも来て状況に驚いていた「水篠ハンターが戦っているのに余計な心配だった」。

ボスを倒しアイテムは遠慮し、影の抽出をする。名前をつけようとするが元の名前を忘れたので、キバとつけた。キバは、精鋭ナイト級だった。

(イグリットはナイト級、影の魔法兵は精鋭級、影の歩兵は一般級)今、旬が保管可能な影は127体だ。

旬は、やっと犬飼課長と向坂ハンターに気づいた。協会の犬飼はそこにいる他のハンター達に、このことを口外しないように言った。

スポンサーリンク

76話

旬を呼び出す諸菱君。旬はダンジョンから直行した。諸菱ギルドを作るには旬の助けが必要だと言う。

一方、ハンタースギルドでは最上真が、外園から報告を受けていた。水篠ハンターが採掘と荷物持ちに参加していたのに驚く。外園は、旬を必ず仲間にするよう提案した。

協会前。有名俳優の友谷がA級に覚醒したので、その取材にマスコミが集まっていた。協会には白川と最上が旬のスカウトにきていた。二人はバチバチ牽制しあっていた。そこに、死神ギルドのS級ハンター黒須圭介(くろすけいすけ)が来た。友谷は死神ギルドに入ることになっていた。黒須は二人が友谷の勧誘に来たのかと警戒したが、友谷には興味ない!と二人で怒鳴りかえした。

協会のビルの入り口で、友谷にはマスコミが群がっていた。その後ろで旬はそれを眺めていた。

77話

友谷に群がるマスコミ。旬が協会に入ろうとすると友谷のスタッフに止められてしまう。そこに後藤会長が旬を出迎えに現れ、周囲の注目が旬に集まってしまった。それを見て、いつも自分が中心でいたい友谷はひどくイラついていた。友谷は、記者会見より先に審査しようとしたが、入り口で犬飼に止められてしまった。旬が審査しているからだ。

後藤に案内されて協会の中に入った旬。協会の中では、白川と最上が1時間前から旬を待っていたという。広い審査室で、協会員に、ハンター系統を聞かれた。「こういうの出せたりします」と言って影の兵士を出した。二人は、驚くが、後藤からそれだけじゃないですよね、と言われると、数匹の兵士をだした「あと100匹くらい出せますが」。部屋の外にいた白川にもその魔力が感じられるほどだ「なんて魔力!どういうことなんだ!あの時と全然違うじゃないか!」。部屋から出てきた旬に白川が話しかけるが、この後予定がありますんで、と断り正面玄関から出ようとした。最上が声を上げる「あっ、そっちは!」気にせず外に出ると、パシャパシャとカメラのフラッシュを浴びてしまう。

78話

10分前。

入口で友谷が記者会見をしていた。そこにS級ハンター誕生の知らせがはいった。記者達は友谷そっちのけでそのニュースに飛びつく。S級覚醒者のニュースが広まった。テレビに出てしまった旬を葵や真壁などみんなが見ていた。

一方、諸菱君。旬を引き抜けなかったことを父に報告した。ギルド作るから副マスターに誘われたことも。父は、「ギルドを作るのは自分たちを守るためだ」と言い、旬に誘われたことから、息子に合格を告げた。父はギルドマスターになって良いと言ったが、諸菱君は断った。旬のギルドに入ると決めたのだ。

一方協会前。旬は囲むマスコミに囲まれていた。白川は、素早く逃げる旬を見て、前より強くなっていることを実感していた。「まさか、成長可能なハンターなのでは?」

79話

右京将人は旬のニュースを見ていた「あいつ生きていたのか」。

旬は、貪欲の玉、赤い水晶をオークションハウスで鑑定してもらっていた。100%の増幅率のアーティファクトは大変珍しいようだ。

早く悪魔の城をクリアし命の神水を作りたい旬は、防火アーティファクトは無いか尋ねた。あると言うので商品のアーティファクトが並んだ部屋に案内された。そこで、短剣を見ると弱いのでも300万円した。ストアの武器のがよっぽど良い。

一方、成長する旬を見て白川は1人考えこんでいた。「バカだった。成長するなら彼が属するところが頂点になるのだから」

旬の家の周りにはマスコミが集まっていた。まだ諦めてない白虎ギルドの課長もいた。そこに諸菱くんが家を追い出されて来た。

一方、父は独り立ちするなら一人でやればいいと妻と話している時に、ものが二重に見えてくる症状があらわれた。そのまま倒れてしまう。

80話

旬は妹に影の兵士を3体、護衛を付けた。そして、数体の兵士に町内の見回りもさせることにした。

朝、諸菱くんにDSタワーまで送らせ、悪魔の城に挑む。風のローブ、水魔法の指輪で準備万端だ。

クエスト悪魔たちの君主バランの魂を手に入れろ

報酬をみるとスキルを手に入れられるルーン石がある。今まで手に入れたスキルは、影の抽出、影の保管、君主の領域だ。どれも良いスキルだ。今回のも期待できそうだ。

すでに76階まで攻略しているので、一気に76階に向かった。キバに貪欲の玉を持たせると、一気に悪魔たちを倒してしまった。

水篠旬ステータスレベル81

一方、諸菱くんの父は、丸2日ねていた。溺水症だった。

その頃、DFNのある島にアリが生きたまま上陸した。

81話

DFNの島を見回るE,D級の二人のハンターがアリに遭遇した。

一方、悪魔の城。知能を上げたら抽出可能数820に対し保管可能数155で差ができてしまった。悪魔が抽出できればよいのに。影の兵士を6班に分けて効率よく攻略を進めた。経験値がバンバン入ってくる。数日後、タンク(熊)のレベル24で、10も上がっていた。城80階に来て2日たつ。まだ層間進入許可証が見つかっていなかった。

突如マナが減り始めた。弱い兵士からやられていっている。影の兵士を倒していたのは悪魔貴族と悪魔ナイト3体の敵だった。旬が3体のナイトを瞬殺した。旬を前に悪魔貴族が震えていた。

82話

悪魔貴族が旬に向かってくるが軽くよけ、顔に付けていた面をつかんだ。するとあっさり降参してきた。面を取ると女の悪魔だった。許しを乞う悪魔に、人型だし、人間の言葉をしゃべるし、刺すのもなあ、と考えていると、隙をみて攻撃してきた。「何の真似だ」キバの「守護の唄」スキルで防御すると、悪魔貴族は土下座して謝ってきた。層間進入許可証を入手出来るか聞くと、貴族で保管しているという。

悪魔を信用できるのか。

スキル:殺気

悪魔は殺気に怯え、「わ、わたしは嘘をつきません!」旬は、聞いた

「お前たち何者なんだ。」

一方DFNのとある島に上陸したアリ。バリバリ、ハンターや住民を食っていた。

一方、悪魔は、ラディール家のエシルと名乗った。彼女は、人を殺せという命令ではなく、今いる場所を守れという声が聞こえると言った。今までは魔界にいたが気づいたらここにいた、その時から聞こえるという。魔界で何をしていたか聞くと、バチッと目つきが変わり、「魔界では戦争の準備をしていました」と機械的に答えた。

83話

魔界では戦争の準備をしていたというエシル。「悪魔を全部集めないといけないほど強い敵と戦争になりそうだったが••••」、ここまで言うと、[許可された情報量をオーバーしたため会話を遮断します。]と急に言い話すのをやめてしまった。バルカの時と似た反応だ。エシルの情報は手がかりになると言うことだ。

強い敵ってどんな奴?と聞くと、エシルは倒れてしまった。

その時、DFNでは、ハンター達が敵と戦っていた。ヒーラーを迷わず狙う強い敵は、ただのモンスターではない。それはアリだった。

このような事態を協会で面々に報告していた。アリは、島の人を食い尽くし、海を渡ったのだ。今回はハンター達が駆除した。何人もやられたが、駆けつけたA級ハンターが倒した。架南島から150km離れた島にも現れた。日本にも来れる。誰に助けを乞うか。犬飼が会長に耳打ちした。スカベンジャーの右京が架南島に参加すると連絡あった。それは入国拒否にしたが、もう一人、会いたいと来たハンターがいた。

目を覚ますエシル。旬を許可書のある城まで案内した。旬の影の軍団にエシルの父は気付き、怒るが、進入許可書さえもらえれば危害を加えないとエシルと約束した。「あとエシルを借りて行く。」と言うとエシルの父がプルプルしていた。

84話

エシルの父とエシル、旬で食事をしている。許可書とエシルの道案内があればラディール家を襲わないと約束し、すぐに出発した。旬は別の悪魔貴族ガルッシュ一族の城を数分で落とした。

ハンター協会。アメリカの国家権力級ハンターと会長が話をしている。右京の日本入国をさせない様に言いに来たようだ。協会としては架南島レイドに協力してほしかったが体よくそれはないという話にされた。しかし、DFNの協力が得られた。

一方、旬は、89階についた。倒した貴族は9つ。レベル87、イグリットと熊もレベルが上がり、昇級した。熊の名前はタンク。「ラディール家を序列一位にしてやる」。

85話

エシルが言う通り90階から難易度が上がった。大量にマナが削られる。

97階、レベル90。序列5位リカード一族、序列4位フェイトス一族を倒す。「人間ってみんな強いのですか?」エシルが尋ねる。「俺と並ぶのは二人ぐらい。」後藤会長と向坂雫だ。向坂は最終兵器、最上真よりオーラはずっと上だった。エシルに帰っていいというが、最後まで見届けるとついてくる。98階に移動。

成田空港。DFNのS級ハンター、リューが来た。劉 志剛(リウ・ヂーガン)に匹敵するアジア唯一のハンター。DFNに21人いるS級のうち11人がリューの抜剣ギルドに所属している。DFNは全面的に日本に協力し10人のS級を参加させた。DFNは連合攻撃隊をとることを提案してきた。アリは1年しか生きないため女王を倒せば1年で死滅する。DFNがアリを巣からおびき寄せ、そのすきに日本が女王を倒すという作戦だ。リューには、S級ゲートを攻略し国家権力級ハンターの称号が欲しいという裏があった。

一方旬、レベル93,ついに100階。悪魔王バランが龍に乗ってきた。

[抜剣ギルド アジアで2番目に大きいギルド。]

スポンサーリンク

86話

とてつもないオーラの悪魔王バランは、飛竜カイセリンに乗ってきた。飛ばれると厄介なので飛竜を先に倒そうとする。悪魔族じゃないなら抽出できるかも。バランはスキル地獄の軍勢を使ってすごい数の悪魔を呼んだ。旬はスキル君主の領域を使った。影の軍団対悪魔の軍団の戦いだ。翼を先にと、龍に襲いかかる。激しく闘った。キバの魔法で龍が落ちた。「やっと降りてきたか」

87話

マナを消費しないスキル

支配者の手
影の兵士

しかし、兵士が破壊されると再生するのにはマナが必要だ。そして、この悪魔王バランとの戦いですでにマナが半減した。キバとイグリットがやられた。急所突きもかわされ、頭を掴まれる。なんとか耐え激しく闘う。至近距離で稲妻が打たれそうな時、エシルの投げた鎌で一瞬の隙ができた。スキル支配者の手で相手の腕を捻じ切った。相手の首を素手のアッパーで撃ち抜く。「帰って父にラディース家が序列一位だと伝えろ。」「ラディールです。」レベル97

88話

大量のアイテムを影達があつめる。悪魔の君主の指輪、これで耳飾りと首飾りでセット効果だ。しかし、メインは、浄化された悪魔王の血だ。命の神水を製作すると、6個できた。こだまの森の湧き水はなくなったが、悪魔王の血と世界樹の破片は残っている。早く母さんに飲ませよう。アイアンが龍を持ってきた。飛竜の名前も忘れたので、カイセルと名付けた。

「旬様は名前を覚えるのが苦手なんですね」とエシル。

一般クエスト、悪魔の魂を集めろ2

をクリアし、報酬をうけとる。

スキル影の交換を得た。影と自分の位置を交換できるスキルだ。

町内に置いていた影と交換して、一瞬でもどり、カイセルを呼び飛び立った。

ハンター協会。アリは進化している。毎年世代交代しているのだ。

その頃、白川は引退したS級ヒーラーである美濃部と飲んでいた。

89話

美濃部は四肢があるうちに引退した世界唯一のハンター。「大虎さん、ほんとに行くんですか。」と美濃部。白川は「アリを好きにさせておくわけには行かない。」

美濃部は、自分は攻略には行かない、というが、大虎は挨拶しに来ただけと言った。美濃部は公務員試験を受けるという。

一方、旬は母親の病室に窓から入ってきた。システムの奇跡を何度も見てきた。命の神水を手が震えながら飲ませた。「頼む。」顔に血色が戻ってきた。朝、母が起き上がる。旬に「約束を守ってくれたのね」とお礼を言う。言葉なく泣く旬。

スポンサーリンク

90話

4年寝続けていた旬の母親が回復した。旬はやっと真の報酬を手に入れたと感じていた。後藤会長から電話がかかってくる。4日後の架南島アリ討伐に参加を頼まれた。レベルアップには良いかと思うが、母を思い出し、断ろうと口を開きかけた時、魔力の波長に気づいた。協会の体育館でS級ハンターが勝負していると言うので見に行くと、白川と町田が勝負していた。

町田とは、明星ギルド ギルドマスター 町田堂玄(どうげん)だ。あとDFNの抜剣ギルドマスターリューとDFNのS級ハンターの面々が来ていた。イザ、マリー、ケン、ルノー、アーシー、カナ、シーマ、K、ミズアである。

明星ギルドは、中国地方を中心に活動するギルドだ。ハンタース、白虎、死神、の次に有名で、5大ギルドでは4位というイメージが定着している。

91話

ハンター協会の体育館。2階から見学している旬にリューや黒須が気づいた。Kはマリーに、「あれが日本の十人目のS級だって」と話しかけられるが、S級が多すぎて吐きそうになっていた。Kは、雫と同様、匂いに敏感でガスマスクをしているのだ。騎士団ギルドマスター板東修輔(ばんどうしゅうすけ)A級ハンターが、DFNのリューの通訳のウィングに喧嘩を売った。日本のハンターがたいしたことないと言っていたからだ。

バンドーなんて知らないと言われて、お付きの謙(ゆずる)がA級が1番多いギルドだぞ!と言い返す。ウィングと板東で手首を掴むルールで試合をすることになった。ウィングはA級ハンターであった。試合は板東の圧勝だった。それを見ていたリューが親善試合を提案してきた。後藤も「いいですね。しかし、魔法系と非戦闘系は除外しましょう」と提案にのった。

白川、町田、向坂、黒須チーム対、ケン、ルノー、アーシー、カナの対戦だ。

騎士団ギルド:関西を中心に活動しているギルド。日本五大ギルドの一つで位置付けは1番下。A級ハンターは日本で1番多い

92話

巨大化の特殊能力を持つ町田とケン(金髪短髪のハンター)が戦う。ルノー(金髪長髪黒マント)が黒須に向かう。速い!黒須は魔力の矢で遠隔攻撃する。後ろにいるアーシー(マスク黒髪長髪)とカナにも矢が向かう。そっか一対一じゃなかったね。

後藤会長が激しい試合を見て言う「ここは魔法石で強化されてるのに数秒でこの有様か。」

アーシーが白川の背後に。殺気を放って攻撃姿勢に入るが、こういうのが性に合わないアーシーは、攻撃をとまっどってしまい、距離を取った。白川は「まさかリューはアーシーが、アリと戦う覚悟ができてるかこの試合で試してるのか?」と思い、それなら、とやる気を出して向かっていく。ケンと戦っていた町田は地面にめり込まされて倒されてしまった。黒須はルノーに手首を取られ壁に押し付けられて負けた。

ケン、ルノー、アーシーの三人が白川に向かう。

一方、向坂vsカナ。向坂の異名は舞姫。手が読めない。スパッとカナの背後に周りタッチする。

アーシーが雫の背後に来るがガドリング砲のような片手突き攻撃で殴り返してしまう。ぷっつんきたアーシーは自我を失い、向坂に本気の攻撃をしてしまう。素早い蹴りを繰り出したところ、旬が「親善試合の範疇を超えてると思います。」とアーシーを組み伏せる。

試合は日本の負けとしたが、リューが旬に試合を挑んできた。

93話

リューに勝負を挑まれた旬。闘気から相手の意図が伝わってくる。見守るハンターたち。雫は「白川社長は水篠ハンターとお知り合いなんですよね。止めなくていいんですか」と聞く。白川は答えた「もちろん止めるべきです。」雫はさらに言う「相手はあのリューですよ。なぜ止めないんですか。」白川は「向坂ハンターと同じ理由です。期待してしまいませんか?」と言い止めなかった。

「でははじめま••」と言い終わらないうちに、目前にリューの貫手があった。素早く横にかわす。「あの動きで魔法系だと!化けの皮を剥いでやる」

旬はリューを見た。確かに他のS級とは違う、ただかわせないほどではないな。リューの攻撃を受けない旬にみんな驚いていた。雫は、旬が攻撃を誘導していることに気付く。かわされつづけるリューが本気を出した。

警告、殺意を持つ者が現れました

目を狙うリューの手を掴んだ。

「手首を掴むとゲームオーバーだろ」

ゴゴゴ、二人は闘気を纏い本気でぶつかり合いそうになった。その時、ハンターたちが止めに入った。

「ここまでにしましょう」と白川。

その時、旬が、白川、会長、雫、リューの影に潜ませた兵士に誰も気づいていなかった。

旬が後藤会長に、「架南島レイドですが、」と話している。

リューは冷や汗をダラダラ流していた。

94話

白川社長は、アリ討伐に水篠の名前がないのに驚く。

レイジ、抜剣ギルド副ギルドマスターS級の名前もある。日本はハンター6人が名簿にあり、美濃部の名も入っていた。

架南山カルデラ湖。アリの女王が新しいアリの兵士を誕生させていた。

旬と母と妹は自宅に帰って来ていた。母さんはここで父さんを待っているのだ。

ハンター協会。アリのモンスターの進化について議論していた。

二足歩行で、羽もあるモンスターだ。

諸菱くんが広い事務所を用意した。旬は、外人が旬を探しているというメモをもらった。慌てて家に帰る旬。途中で襲われている人を助けて、0時までに自主しなかったら殺せと影に言った。

翌日、架南島レイド。ハンターを乗せたヘリが向かった。リューは旬と向き合った時の死の感覚を思い出していた。

95話

架南島周辺に軍艦が配備された。騎士団ギルドの面々はそのうちの一つに乗り、アリが本土に行くのを食い止める役割だ。

明星ギルド。町田が副ギルドマスターに待機を頼む。

死神ギルド。友谷を後ろに回せ、えっ、もう無理?なら逃げ回るよう言え。

各ギルド員は島の南に配置された。ハンタースの外園もいる。白虎も。観月さん、馬渕さんなども。総数五千人。日本の全ハンターの1/10が参加していた。

ヘリの中では、カメラマンのA級ハンターと白川、町田、向坂、が話していた。美濃部もいたが、震えていた。

リューが上陸し旧架南市にはいった。四方に散ったハンターが魔力を解放する。ヘリの方でもわかるくらいだ。DFNが作戦を開始したのだ。

アリが飛びヘリに向かう。最上がヘリの中から炎を放つ。そしてヘリから飛び降り、あたりのアリを焼き尽くす。「降りてきてください」DFNのハンターがアリの気を引けるのは1時間程度、それまでに女王アリを倒さなければならない。「私たちならできる」ヘリから、白川、向坂、黒須、美濃部、町田、カメラマンが飛び降りた。

スポンサーリンク

96話

周囲の艦隊に乗っていた抜剣ギルドのレイジは妨害電波を発して女王の救援信号を遮断した。

DFNのBブラボーチームは、アーシーとカナ。アーシーはカナが倒したアリを見てビビっていた。Cチャーリーチームは、ケン、シーマとミズア。ケンはアリの羽をもぎ取っていた。Dデルタチームは、Kとイザ。Kの氷魔法で無数のアリを氷柱に閉じ込めた前で、最上が上げる火柱を見ていた。

最上たちはカルデラに入り巣の入り口を探した。

旬はデイリーのランニングをしていた。テレビ架南島のテレビ中継が始まったらしく、町には誰も出歩いていなかった。「日本とDFNのS級は強い。余裕でクリアだろう。予想外のことが起きない限り。」

最上たちは、アリの巣に入り進んでいった。兵隊アリたちをどんどん倒していった。そして無数の卵がある産卵場にたどり着いた。一つ大きな殻があるのが気になるが卵を全て燃やすことにした。

ケンが30匹位倒したが肩と腰を痛めてしまった。ミズアに治してもらおうとしたらミズアの首が飛んだ。ケンが殴ろうとした瞬間にケンの首も無くなっていた。シーマもすぐやられた。

97話

最上たち日本のS級ハンターの隊は、女王の近衛隊のアリに遭遇していた。彼らは、一体一体がS級並みの強さだった。美濃部がバフを掛けさらに奥へ進む。彼らは無数のアリに挑んでいった。

一方、DFNのKのチームは、チャーリーチームと連絡がつかず確認しに行っていた。血の付いたシーマの眼鏡を見つけた。Kは鼻をつんざくにおいに思わず戻してしまう。まがまがしい気配を感じ最大級の氷の攻撃をするが、一撃でやられてしまった。

日本チームは、敵を殲滅していた。雫が女王の匂いに気づいた。女王の前に護衛アリが8匹いた。分担してアリに挑む。白川は魔獣化して向かっていった。

98話

日本チームは、町田が女王の気を引きつけ、その間に女王の護衛と戦っていた。全国民が中継を見ていた。

護衛を倒し女王に挑む。瀕死の女王が雄叫びを上げると巣の周りのアリたちが一斉に巣に向かった。雫が女王の首を切り落とす。終わったと思ったその時、二足歩行の強大な力を持つアリが白川達の前に現れた。

99話

強大な力を持つモンスターの匂いに思わず雫は倒れ込んだ。町田は、やつは倒さねば!と思ったが足が動かない。その町田の横を二足歩行のアリは素通りし女王アリの亡骸を喰らい雄叫びを上げた。皆が恐怖で膝から崩れ落ちてしまうほどの雄叫びであった。気づくと、かろうじて立っていた雫の背後回り込み脇腹に強烈な一撃を打ってきた。なすすべなく吹き飛ばされる雫。「向坂さん!!」叫ぶ町田の背後にはすでにアリがいた。すかさず盾を突き出すが相手の爪は盾ごと貫き、そのまま町田の両腕を掴むと、その腕をねじ切った。

白川、最上もなすすべなく爪のひとなでをくらった。

弓使いの黒須が遠距離から狙うが、あっさり矢を掴まれ、殴られた。追撃しようとするアリに町田がタックルする。美濃部に回復されたのだ。美濃部はスキル偽装で身を隠していた。しかしアリは、町田の腕を掴みバシッバシッと何度も地面に叩きつけながら、美濃部の方を見た。「剛!!」白川が叫んだ時には、爪が美濃部の胴体を貫いていた。

100話

胴を貫かれた美濃部は「大虎さん、逃げて」と言うと頭部をアリに喰われてしまった。「ウォーッ!」とアリに向かっていく白川だが、あっさり首を掴まれてしまい、獣人化も解けてしまった。片手で持ち上げられている白川に向かってアリがつぶやく「大虎さん、逃げて」

アリは捕食した相手の力と知識を奪ってしまうのだ。

そして、アリが言う「お前達の王は誰だ」王と聞かれて白川は戸惑った。しかし、アリはチラッと外の方向を見て、「外にいる」とつぶやくと白川を置いて巣の外に飛んでいってしまった。

白川は急いで脱出しようとするが大量のアリ達が来てしまう。

一方、外では、マリー、リュー、ルノーの三人がチャーリーチーム、デルタチームと連絡が取れなくなっていたため、彼らの元に向かっていた。電波の問題かもしれない、とリューがブラボーチームに連絡を取ってみる。カナが、アルファチームとしか連絡が取れないと答えた。

リューが到着するとKがやられていた。

リューとDFN会長が無線で話していた。DFNの目論見は日本のS級ハンターの全滅であった。それがうまくいきそうなのでリュー達は撤退することにした。

そこに何かが攻撃して来て、リューは防御したが、マリーはやられた。ルノーを逃し、リューが対応する。

リューはアリに「お前が王か?」と問われ、そうだと答え剣を構えた。がすぐやられてしまった。

一方、日本チーム。白川、雫を背負った町田、カメラマンが最上の炎でアリを焼き払いながら巣から逃げていた。しかしアリが多すぎる。白川が、ここまでか、と思った時、彼の影から影の兵士が出てアリを倒した。旬が命令した。「交換」

スポンサーリンク

101話

突如、巣の中で最期を覚悟した日本のS級チームの前に水篠旬が現れた。

アイアンが雄叫びでアリを集めて、旬と影の兵士達が次々に倒していく。倒したアリも兵士にしていく。

旬がハンター達を集めて回復薬を渡したが、雫の怪我は酷く、回復出来なかった。

急いで逃げようとしたところに二足歩行のアリが来た。「王はここにいるのか?」

アリが戻って来た、つまり、リューがやられたということに白川は驚愕した。

アリと旬が対峙した。

102話

旬が行く5分前。リューがやられたことを知ったDFNハンター協会会長ゲオは、日本チームがまだ生きていると聞き中継をつけた。

日本のハンター協会会長も旬が現れたことを中継で見ていた。

旬とアリは激しく戦っていた。アリに殴られても倒れない旬。逆に支配者の手で殴り返しアリを吹き飛ばす。

旬との戦いでアリの殻にヒビが入り始めた。

103話

旬とアリの戦いは続いていた。アリが毒攻撃を仕掛けた。

DFNチームのルノーはリューも倒されたことですっかり怖気付いていた。合流したカナは、そんなルノーに呆れていた。

毒は旬には効かず、アリは相手の強さを理解できないでいた。得意のスピード勝負でも歯が立たない。旬が急所突きを繰り出すと、スキルがレベルアップし乱刀になった。

アリが奇声を上げ仲間を呼ぶが、旬も影の兵士を呼び出した。

104話

旬のあまりの強さに逃げようとするアリ。しかし、支配者の手で地面に叩き落とし、乱刀でめった切りにする。

敵を倒しました。レベルアップしました

向坂ハンターの容体が危うい。カメラを止めさせ、美濃部ハンターの影を抽出した。死者を呼び出す能力には驚愕するハンター達。白川は怒鳴った「あなたの能力は死んだ者を手足のように使うことだったんですか!!

105話

向坂ハンターを見ると影の美濃部は何も命令してないのに回復を行った。「生前どんな人だったかわかる気がします」と旬は言う。白川にたのまれ、美濃部を抽出解除する。

ハンター達は巣からヘリで帰るが旬は残ったアリを倒すため、帰らなかった。

DFNの船や他の戦艦では残ったアリの退治に追われていた。

アメリカのハンター協会では中継を見て旬に関心を寄せていた。アメリカのハンター管理局爆破事件の日本人が旬の父親であることもわかり、アメリカに引き入れる画策を始めようとしていた。

旬はアリを倒してレベル100になり、二足歩行のアリを抽出した。見たことのない将軍級であった。

スポンサーリンク

106話

旬は抽出したアリにベルと名付けた。残っているアリは四千匹、ベルに倒させる。

各地のハンター達がアリと戦っていた。友谷は怯えてうずくまっていた。

本土に上陸しようとするアリにハンターが構えた。そこに、見えない速さの何ものかがアリ達を倒して行った。

107話

それから2日間、本土に上陸したアリとの戦いは続いた。

中国圏内にもアリは行ったが英雄により容易く排除された。

アメリカ、スカベンジャーギルドマスターのトーマス・アンドレも中継を見ていた。右京と水篠がぶつかるなら排除も厭わないと考えていた。

架南島レイド3日目の夜、自衛隊と関西のギルド騎士団が魔法石の回収をしていた。そこに、毛皮を身につけたモンスターの言葉をつぶやく大きな男が現れた。もう1人の白いエルフが指を弾くとみんな失神してしまった。かれらは、「これはあいつの力に間違いない」と話していた。そしては「予定通り狩りを始める。ここはあの者に任せよう」と言ってゲートのようなものを作って帰ってしまった。

108話

あれから世間は架南島の話題で持ちきりだった。

旬は美濃部の葬儀に出席していた。お礼を言う白川。頬を赤らめる雫。後藤にはギルドを設立することを伝えた。その帰り、アメリカのハンター協会アダムホワイトに声をかけられた。副局長が会いたがっていると言う。さらに、アップグレーダーという覚醒者の力をアップさせられる覚醒者が存在するという情報を伝えて来た。旬は会うことにした。そこには副局長マイケル•コナーとアップグレーダーのセルナ夫人がいた。

109話

ノーマ•セルナ夫人はこの世でたった1人の覚醒者の能力を限界値以上に上げることができる覚醒者だ。アメリカからの贈り物とのことで旬もセルナ夫人に限界値を上げてもらうことになった。

セルナ夫人が旬の手を取り、旬は言われた通り夫人の目を見た。夫人は闇の中で、自分を見つめる目を見た。「ギャァァァ!」夫人は叫んだ。セルナはそのままガクガク震えるばかりだったので、旬は帰らされる。夫人は言った「彼は王です。この上もなく強い。彼の中の闇が私を見ていました。彼には限界点が存在しませんでした」

110話

セルナ夫人と会った帰り道、旬は後藤から高速道路の真ん中にできたB級ゲートの攻略を頼まれる。旬が入るとレッドゲートに変わってしまった。旬はモンスターを倒し続けた。

スポンサーリンク

111話

白いエルフは光の欠片を探しハンターを狩り続けていた。そこにヨグムントと呼ばれるものが来た。東の地に関する情報を持ってきた。次のような話だった。

東の小さな地には影の君主がいてヨグムントの担当だった。そこから少し南の地に支配者達がレギアを放つつもりのようで、ヨグムントはそこに向かう。影の君主は、設計者の契約を守るなら問題ないはずだ。そしてあの地にあるのは「最も眩しい光の破片」だ。

そう聞いて、白いエルフは、東の地に向かうことにした。

そして、今ここにきているのは罠だったようだ。人間が現れ「東の小さな地とは日本のことか」と言ってくる。白いエルフ(酷寒と呼ばれている)、は相手にせずゲートを開けて去ろうとするが、逃すか!と人間が襲いかかてきた。

一方、旬はボスを倒した。

旬はレベルアップした。鍵の情報が見れるようになった。呪われたランダムボックスから出てきた鍵、カルテノン神殿の鍵だ。忘れられないあの二重ダンジョンへシステムが呼んでいるなら挑むだけた。

112話

諸菱くんは旬を悪く言うネット民を訴え続けていた。旬が上級魔法石を持って帰ってくると、ギルド設立にはもう1人メンバーが必要だと言う。

旬はギルド名はソロプレイギルドにすると言った。

そこに、向坂雫が訪ねてくる。ギルドに加入したいと言う。旬はなぜ雫がそんなことを言い出すのか真意がわからないでいた。

雫の本位は、旬に、最期の瞬間までそばいにて欲しいから、だった。とてもそんなことは口に出せず、ラクに生きたいから、と誤魔化す。

旬は、加入テストとして影と戦うように言う。

スポンサーリンク

113話

今からギルド加入テストをしましょうと、旬は雫を連れ、影の交換でハンター協会の体育館に来た。イグリットに悪魔王の長剣を持たせて雫と戦わせた。雫はイグリットを難なく倒す。「本当に今のが1番強いのですか?」

旬が、雫にベルを向かわせることに戸惑っていると、雫は、もう一度戦いたいと思っていましたから、と言ってきた

114話

ベルに爪を使わないように、怪我をさせないようにと命令し、ベル対雫の戦いが始まった。諦めない雫に対し、ベルの敵を殲滅する闘争本能に火がつき始める。雫がスキル「光の剣」を使うとベルの生まれ持った本能が、敵を殺せ、と訴えた。すんでのところで旬がベルの爪を掴む、「命令に逆らうのか?」

旬はなぜ向坂ハンターが、こんな何の利もない加入テストに命をかけるのかわからなかった。

「俺に気があるんですか?」

「はい、そうみたいです」

115話

アメリカハンター管理局

アダムホワイトとセレナ夫人が局長に話している

普通、覚醒者はあちら側の力と繋がっている。夫人は覚醒者とあちら側を繋ぐ通路を感じることができる。

稀に、あちら側からの光が強い覚醒者がいてそれを王と呼んでいる。

水篠ハンターは通路がなかった。彼の中には闇がありこちらを見つめ返してきた。彼は闇そのものだ。彼の力はあちら側から来るのではなく、彼の中にある。

局長とアダムホワイトは地下24階に行く。地下には、最初のS級ゲートのボス、消えない炎ドラゴンカミッシーから出たルーン石とカミッシーの骨が保存されていた。

旬は、葵にギルド名を相談すると我進ギルドという名前を提案された

雫は自分の発言を恥ずかしがりベッドの上で転がっていた

ふと美濃部に回復された時、闇の意識の中で美濃部と会話していたことを思い出した。

「水篠ハンターに自分の力に気をつけた方がいいと伝えてください」

スポンサーリンク

116話 

騎士団ギルドのエリアでA級の最大値のゲートが出たが許可が出なかった。A級ヒーラー桐嶋玲奈が旬を雇うことを提案する。騎士団ギルドマスター坂東修輔は旬を勧誘するため東京に向かった。

旬は、自分のギルドを我進ギルドと名付け、諸菱くんにもう一人のハンター探しを頼んでいた。

旬は坂東修輔の頼みを受け翌日大阪に行くことを約束する。

そんな時、とある高校にゲートが開き、モンスターが出て来ていた。

117話

葵の学校に開いたゲートから出てきたモンスター生徒たちを襲い始めた。

一方、旬は、騎士団ギルドのレイドに参加し、ゲートに入るところだった。

一方、学校から協会にモンスターが出た!と連絡が入った。ダンジョンブレイクだったのだ。

外に逃げ出した生徒もいるが、校舎の上の階に逃げた生徒は追い詰められていた。葵とりんは教室に立てこもっていたが、モンスターであるハイオークがドアを容易く壊し入って来てしまった。

118話

教室に入って来たハイオークは、強烈な魔力を感じ、その出どころである葵を攻撃して来た。葵の影から出た影の兵士(これもハイオークの兵士だ)がその剣を受け止め、ハイオークを殴り飛ばした。さらに影から、二匹の影の兵士が現れ葵をまもる。

一方、騎士団ギルドは、ツインヘッドオーガと戦っていた。うまい連携で次々倒していく。

ツインヘッドオーガは別名墓守という。つまりこのダンジョンにはアンデッドがいるということだ。やはり、アンデッドがたくさん出て来た。

旬は、葵の異変に気付き急用だと言ってそのダンジョンを出た。代わりにベルと20体の影の兵士を置いて。

旬はカイセルに乗り葵の元へ急いだ。

119話

葵の教室では、影の兵士(ハイオークの影の兵士)がゲートから出てきたハイオークを倒していた。

一方、騎士団ギルドのハンター達。彼らは、影のアリの兵士達に怯えながらも、高レベルモンスターを一撃で倒すその強さに圧倒されていた。

また、葵の教室。敵のボス、グロクタールと影のハイオークが戦っていた。ボスは強く、影の兵士でも勝てない。ボスは倒しても復活してくる影の兵士をみて、術士を倒せと葵に狙いを定める。

影の兵士は切られて復活する時に無力化する、その隙を狙われ、敵の腕が葵に届いて、顔面を掴まれてしまった。その時、窓の外にドラゴンの影が見える。気配に気づき、グロクタールは手を離してしまう。

「何かが・・・来る、とてつもない何かが・・・」教室の壁を突き壊し、カイセルごと旬が来た。「もう大丈夫だ」

スポンサーリンク

120話

「もう大丈夫だ」「お兄ちゃん」旬は葵を抱きしめた。「みんなも、朝比奈さんもだいじょうぶ?」

イグリットに葵を頼み、残りの兵士に他の生徒を連れて外に行くように命じた。

オークが、旬に、お前は誰だ、なぜ言葉がわかる?と問うが旬は答えない。オークが旬に切りかかるが、旬は相手の指を掴み、骨を砕き、片手で投げ捨て、頭部を踏みつぶした。二匹のオークが掛かってくる。「支配者の手」で二匹をそのまま丸めつぶす。大勢のオークが一斉に攻撃してきたが、支配者の手で全員を一瞬で殺した。驚くオークのリーダー、グロクタール。旬は、グロクタールの顔面を掴み壁に片手で打ち付けた。廊下に目をやると多くの生徒が倒されていた「なぜだ?どうしてお前たちは人間を殺したがる?」。グロクタールはいう「頭の中で絶えず・・人間を殺せと・・・」。そして「俺を殺せという声も聞こえるのか?」と旬が聞くと「おゆるしください・・・」としか答えなかった。「そうか、許してやる。だが、罪は償え」

一方、騎士団ギルド。桐嶋玲奈がアリが食おうとして、くわえているモンスターを引っ張っていた「ヴァンパイアは高値で売れるのよ!!」アリの爪で思わず玲奈が傷ついてしまった。すかさずベルが現れ玲奈の傷を治癒魔法で治した。玲奈は驚く「私よりずっと腕利きのヒーラーだ・・」。

ボス部屋に入ると、ボスはアークリッチだった。デスナイトも10体いる。

かつて中国で「黄龍ギルド全滅事件」という事件があった。超大型ギルドの一つがアークリッチに全滅され、ダンジョンブレイクを起こしたのだ。その時は、劉志剛(リウヂーガン)がいたからおさまった。

それを思い出し、ギルドマスターの板東は「平凡なA級攻撃隊じゃ勝てるわけない」とつぶやいた。しかし、背後からもモンスターが来ている。慌ててボス部屋の扉を閉めた。玲奈が「聖なる壁」で封じる。

板東は「やっぱ水篠ハンターがいなければむりやったんや」と冷や汗を流す。玲奈が「この壁も5分が限界です!」と叫ぶ中、「キエエエエ!!」とベルが叫びゆっくり歩いてきた。ベルを見たアークリッチは、「お前たちは影の軍団!なぜ王直属の部隊が我々を攻撃するのだ!」とおののく。ベルが「私たちは王に選ばれた」と言うが早いか、アークリッチの目の前にいて、腹に爪を突き刺した。「往生際の悪い野郎だ」

121話

ベルはアークリッチを壁にめり込ませ、突き刺した手で内部のコアを引き出し握りつぶした。アークリッチに操られていたアンデットも全て倒れた。圧倒的なベルを前に坂東は仲間のハンターと旬のギルドと提携する話で勝手に盛り上がっていた。

一方、葵の高校。救急車、警察、ハンターが到着し、人々が集まっていた。

後藤と旬は車に乗っていた。実はここ最近、世界でゲート発生数が増え、同時に覚醒者も増えているという。旬には各国から声がかかっているが、日本に残って欲しいと後藤は頼んできた。それならと、旬は一人で上級ゲートに潜れるようにしてくれと条件を出した。「おまかせ下さい」。葵のいる病院に着いた。

諸菱くんは明菜を電話でギルド創立メンバーに勧誘

していた。

事務所で会う旬と明菜。明菜はA級ハンターの資格を持っていた。写真を撮ってSNSにアップする明菜。

一方、協会では旬の条件に反対する議員達に後藤が迫っていた「ならばこの国に再びS級ゲートが開いた時、どうやって生き延びるか代案を出して下さい」

明菜のSNSを見て気絶する雫であった。

122話

旬と諸菱くんは大きなゲートの入り口にいた。我進ギルド初のレイドだ。マスコミが集まっていた。犬飼にSNSには気をつけるよう釘を刺される。犬飼は、旬のレイドが本当に安全か見てくるよう言われたと言い、鎧に着替えていた。

レイドを開始して犬飼は驚愕する。A級ハンターですら手こずるA級モンスター、ナーガ。無数のナーガを影の兵士達は難なく倒していく。モンスターを喰っていたアリを旬が蹴飛ばす「モンスターの死骸は高級品なんだぞ」そして影の兵士達にはっぱをかける「お前たちサボってないでしっかりマナ石を採掘しろよ!」もはや一人攻撃隊というレベルではなかった。そして、ボスは旬自ら一瞬で倒してしまった。

レベルがアップしました。

そして、影の抽出を行いガーナと名付けた。

ナーガの死骸を担いで出てきたキバにマスコミは大騒ぎだ。

後藤に報告した犬飼はげっそりしていた。「あれはただの大虐殺です」後藤はひとりつぶやく「彼はギルドそのものだ。世界の常識を覆すことだろう」

DFNの首都DFC(De Facto City) 上空に何か渦巻のようなものが現れる。それは、怪物と呼ばれるのに十分な大きさだった。

123話

DFN。抜剣、暗鬼、覇王、雪山、大型ギルドマスターが全員呼ばれた。そこに、架南島を生き残ったアーシー、カナ、ルノーと抜剣副ギルドマスターのレイジが現れた。

協会会議室。DFCのど真ん中に開いた巨大S級ゲートを協会がなんとかしろ!と総理が叫んでいた。S級ゲートは国家権力級ハンターでなければ攻略できない。トーマスは高くて雇えない。他のハンターも近年のゲートの増加で海外派遣可能な国が限られている。そんななかレイジが切り出す「金を出せば協力可能だと言っているハンターがいます。結界能力者ユーリ•オルロフ」

一方、旬。レベル101になっていた。事務所の前でコソコソしている雫を見つけた。雫は、ほんとは明菜のことが聞きたかったが、ぐっとこらえ「美濃部ハンターから伝言を預かっています。水篠ハンターが持つ力について。」事務所で話を聞くと、あの時美濃部の声が聞こえたという。

「気をつけた方がいいと伝えてください。誰かが真っ暗闇から俺を引きずり出したんです。蘇った俺は水篠ハンターのためだけに生きていく奴隷になったような気分でした。あれはこの上なく強力で恐ろしい力です。彼の軍の正体は、、」

旬は諸菱くんとレイドしながら考えていた。向坂ハンターの話は本当だろうか?俺はこの力を知る必要がある」

諸菱くんが葵の心配をして来たので、今は自宅で静養していると答えた。ついでに、感覚共有で葵に付けたベルの目から見てみた。ベルは時代劇を見ていた。

他の人も見てみることにする。買い物をする母、最上と言い合いをする白川、お風呂に入っている雫。急に顔を赤くする旬であった。

ところで、と諸菱くんが話し出す。DFNの首都にできたゲートはダンジョンブレイクまで3日となくハンターを集めているという。「連絡ありました?」

旬は、カルテノン神殿の鍵があと26時間で使えるので

そっちを優先しようとDFNは考え中としていた。システムからの招待状だ。あそこに戻れば答えが見つかるだろうか?

レイジ達はユーリ•オルロフと会っていた。「補助系のハンターで俺の右に出るものはいない」オルロフは不遜な態度で酒を飲みながら「年間36億ドル。それが払えるなら力を貸してやる」と言った。

124話 

DFNのレイジ達とユーリ•オルロフが会っている。「年間36億ドル。1日1千万ドル。それで国が守れる。トーマスに比べれば破格だぞ。後ろに立ってるひょろっとしたのを百人雇うよりいいはずだ」カナとルノーはロシア語はわからないが悪く言われてることはわかった。二人が睨みつけると、ピシッと何かに縛られてたようになった。オルロフは手から何か光を出して「これでそこから一歩も動けない」レイジはこの男に頼るしかないと判断した「少し電話して来ます」

一方、旬は家から、出かけるところだった。その様子を見て心配する母。「約束があって出かけるだけ」といい出かけた。時間が来てカルテノン神殿の鍵が壊れた。葵高校に再びゲートが開いていた。鍵が示すゲートは、そこだった。入り口にいた協会員に聞くとC級ゲートで開いて3日だという。旬はすでにハンターが潜っていたハンターに対し「今すぐレイドをやめさせて下さい。全員死にます。自分が探しにいきます」とゲートに入って行った。

ゲートの中ではハンター達がボス部屋前の扉に到達していた。「なんで開かないんだよー」と言い合っていると、旬が現れた。「ここからは危険な場所です。引き返して下さい」といい扉に手をかけた。鍵がかかっている「前と違うな」。旬はカルテノン神殿の鍵を出して扉を開けた。驚くハンター達。旬は扉の中に入って行った「協会に連絡して下さい。二重ダンジョンが出現したと」

鍵の所有者が入場しました

部屋の周りのたいまつが灯き、石像が取り囲んでいる。

すべてはここからはじまった

今ならわかる。この石像達はモンスターでも生命体でもない。操り人形にすぎない。ここで唯一魔力があるのはお前だ。と石板を持つ像の前に来た。

「やっと来たか」

125話

ユーリ•オルロフがDFNに降り立った。集まったマスコミに答える「ゲートの周りに魔法陣を描き、魔力を込めれば、全滅だ。大量のマナ石をDFCのあちこちに置けば魔法陣は魔力も吸収できる」

日本の協会でその放送を見ていた後藤と犬飼。「ところで水篠ハンターはどうしているかな」と後藤が聞くと犬飼が、都内のゲートを回っているという。そこに現場から電話だ「前にオークが出た学校に開いたゲートが二重ダンジョンだったんです!そこに水篠ハンターが入っていったんです」

ダンジョンの中の旬は石板を持つ石像の前に立っていた「やっときたか」の言葉と共に石板が割れ6つの羽の石像が出て来た。

旬はお前はモンスター?」と聞くと「質問がおかしいだろう。お前が何者かを聞くべきだろう」と言い続けて言った。「最終テストを行う。終了すれば全て教えてやる。

「最終テスト会場では職業専用スキルは使えません

旬は影の兵士を使えない。ストアの利用もスキル報酬の使用もできないようだ。

最終テストが終了するまで退場できません

「そうきたか。」周囲の石像が攻撃してくる。敵の剣を掴み、肘で折る。折れた剣を相手の顔面に投げ刺して、飛び上がり、その剣を足でさらに深く差し込んだ。インベントリから短剣を出し、次の石像の斧を斬る。ジャンプして双剣を延髄に突き刺す。矢を弾き、蹴り返す。旬は次々石像を倒しながら感じていた「俺はこの瞬間を待っていた」。

羽の石像は笑っていた「人間の体でよくもそこまで、立派に成長してくれた。たが、まだテストはここからだ」

ゴゴゴゴゴ!轟音とともにかつてもあらわれた巨大な石像が立ち上がった。

神を敬拝する時間だ

スポンサーリンク

126話

日本のハンター協会にDFNハンター協会ゲオ会長が来ていた。架南島の魔法石を放棄するので水篠を雇いたいと言う。協会を通して連絡を取りたい、それだけのためにこの巨額を放棄するらしい。後藤はゲオと二人で話す。「ゲオ会長、また何か企んでいるのでは?」後藤は、ゲオにリューが使っていたトランシーバーのレコーダーを見せて迫る「リューを奪った責任、自国のギルドをコントロールできず分裂させた責任、悪巧みをし大きな犠牲を出した責任!私に隠し通せるとでも思ったか!!」後藤はレコーダーを握り潰し机を叩き割る「私もそこまで冷淡ではない。一人のせいでアジア全体を危機に陥れるわけにはいかない。水篠ハンターに感謝しなさい」

一方、旬は石像と戦っていた。無数の石像は次々に襲いかかってくる。やはりあの巨大な石像からだ。

神速

神速に支配者の権能を使いさらに速さを増し、目から光線を出している巨大な石像の死角に回り込む。相手の肩口に降り立ち、顔面に双剣を叩き込む

「乱刀」

なんと悪魔王の短剣でも刃が立たなかった。それなら、と顔についた亀裂を拳で殴る。殴る。殴る。レベル103の力を全て拳に込める。巨大な石像は倒れた。周りの石像も支配者の権能で瞬く間に倒す。

羽の石像は「素晴らしい」とパチパチと拍手してきた。しかし、試験はまだ終わっていない。

「ここに私がいるではないか?」

緊急クエストが発生しました

私が最後の相手だ

制限時間内に敵を倒さなければ心臓が停止します

お前、一体何者だ

特別に答えてやろう

私はシステムの設計者だ

127話

高校に現れたゲートの外。犬飼が協会の精鋭ハンター7人を連れて来ていた。「できることをするまで」とゲートに入ろうとするが、あまりの背筋の凍るようなオーラを感じ足を止めてしまう。「これは、、ハンタースの二人に大至急応援要請をしてくれ」

羽の石像と向かい合う旬。石像の6つの羽が腕に変化した。と、すごいスピードで近づいてくる。その腕で無数の突きを繰り出してくる。そのまま殴り飛ばされ、壁にめり込む。次の突きはかろうじて避けるが、すぐに攻撃がくる。正面から向き合った旬はパパパパッと攻撃を捌いてゆく。石像はニヤリと笑う「驚いた。設計以上の出来だ」パンチが旬の顔面にヒットする。が、さらなる攻撃をかいくぐり、今度は旬のパンチが石像の顔面にヒットする。二人は距離をとる。

敵は言う「私の長い人生でも人間との戦いをこんなに楽しめるのは初めてだ」

旬は、接近戦は不利、と距離を取り支配者の権能を使う作戦に変更した。しかし、相手も同じスキルを使って来た。距離は意味がない。敵は6つの腕にそれぞれ武器を持った。旬は聞く「どうやって設計した?どうやって俺にこんな力を授けた?」敵は答える「お前を選んだのではない。私はプレイヤーの育成システムを設計したのみ」

残り6分19秒。旬は全力で向かっていく。目にも見えない攻撃の応酬だ。戦いの中でしゅんの感覚が研ぎ澄まされてゆく。敵の動きが見えてくる。旬の動きが加速していく。腕を一本切り落とした。敵は驚く「お前が選ばれた理由はこれだったのか!わずかだが、混ざっている。人間の分際で!」

残り3分45秒

周りの石像達が起き上がり攻撃してくる。支配者の権能で一撃で倒す。巨大な石像の攻撃をかわし、腕をもう一本斬る。背後から攻撃された。かつて足を切って来た盾の石像だ。「あの時の!」旬は敵の頭上に飛び上がり肘で脳天から砕いた。

腕の石像と激しく戦う。ダアアン!倒れた敵の喉元に短剣を向けた。「私の負けだ。試験終了」

残り時間2分11秒

128話

答えはお前の中にある

メモリーに保存されたデータを読み込みます

許可しますかYes/No

許可した途端、激しい光に包まれた。宙に浮かぶ旬の意識は何かの光景を見ていた。

地の果てまで続くような大量のモンスターの大行進だ。皆上空を凝視している。すると、空が割れ、中から数えきれないほどの羽の生えた銀色の兵士が出て来た。モンスターと銀の兵士との戦争。圧倒的に銀の兵士が優勢でモンスターが全滅しかけた時、突然、銀の兵士たちが動きを止めた。何者かが君主の領域を使い、影の抽出を行った。つまり、それを行った黒鎧の者は影の君主か。死んだものは兵士として甦る終わりなき戦いだ。旬の兵士とは比べられないほどの数だ。

影の兵士達は銀の兵士に襲いかかる。黒い馬に乗った影の君主が支配者の権能を使い銀の兵士たちを倒していく。モンスターの勝利、影の君主の勝利にみえた。彼らが現れるまでは。

一方、ダンジョン内の扉の前には、ハンタースの最上と向坂、犬飼とハンターたちがいた。扉の向こうからはとてつもない魔力を感じる。扉の中に入ると崩れた石像たちがあり、犬飼は、以前水篠ハンターが言っていた通りだと気づいた。

どこからか声がする「人間を招待した覚えはないが?」。六本腕の石像が立ち上がった「王の眠りを妨げるな」。そう言われ、部屋の中央を見ると水篠ハンターが突っ立っている。一人のハンターが「水篠ハンターはあそこで何してんだ」と呟くと石像が、最上、犬飼、向坂以外の3人のハンターを一瞬で切った。「強い人間。王に捧げる生贄にちょうどいい」

129話

優勢の闇の君主の前にバチバチッと激しく音がして青白い光の中から悪魔族達がやって来た。もう一つの赤い光の中からは、巨大な狼とケモノ型のモンスター達が現れた。

一方、ダンジョン内。倒れたハンターを介抱する。「急いでヒールを!」。最上は「ひとまず僕が食い止める!」と石像達の前へ出た。「最後まで息をしていた者には王の誕生を見せてやる」巨大な石像が目から光線を放つ。「伏せろーっ!」と最上は、避け、炎で反撃する。「今のうちに石像を破壊するんだ!」犬飼が石像の顔面にパンチを叩き込むが全く効かない。最上の魔法も効かない。他のハンターの挑発スキルも念力魔法も効かない。最上は水篠ハンターをおこすしかないと、水篠に向け火の玉を発射した。それは六本腕の石像に阻まれてしまった「王の眠りを妨げるなと言ったはずだ」。最上の横を犬飼達がすり抜け、その石像を抑える「向坂ハンター!水篠ハンターを起こして下さい」

旬の意識内。獣の君主の軍と影の君主の軍が激しくぶつかっていた。影の君主の魔力は、驚くほどの兵士を再生させている。モンスター対銀の兵士がいつのまにかモンスター同士の内戦になっていた。ついに魔族の王が倒された。影の君主は「なぜ私を裏切った?」と聞くが、モンスター語で答え、何を言っているのかはわからない。影の君主は魔族の王の首を握り潰した。影の君主の姿と旬の意識が重なっていく。「なぜ今まで気づかなかったんだ」旬の心臓の右側にもう一つ光る心臓があった。空を見上げると銀の兵士達がいる。

保存されたデータはここまでです

130話

設計者を名乗る石像に向かう雫に対し、石像は言った「お前は面白い。私の設計から逸脱してみるがいい」。しかし、すぐ切り返されてしまう。「ハッ、そこまでか。お前達が私の設計を上回れるはずがないのだ」

最上が「水篠ハンターを起こすのです。それしかない」と言うが早いか雫がダッシュする。その時、雫に旬が影の兵士を付けていることに石像が気づいた。何しに来たと問われ、雫は「友達を助けに来た」と答えた。石像は雫に言った「お前だけ特別に、偉大なる王の降臨を見せてやろう。他の人間はここで死んでもらう」

「何勝手なこと言ってんだ」旬の拳が石像の横面にめり込んだ。「俺の体に何をした」一方的に石像を殴り倒す旬。周りのハンター達はふっと安堵の表情を浮かべた。石像は驚いていた「なぜ、まだお前がお前のままでいられる?黒い心臓とお前の自我が共存できるんだ?」旬は感じていた「この尋常じゃない魔力は心臓からきているのか」

称号:悪魔狩猟者
悪魔達の王白炎の君主バランを倒した記憶を取り戻しました

圧倒的な強さがプレイヤーを主に認めます

旬が問う「プレイヤーとはなんなんだ」。石像は答えず気付いたように怒鳴った「影の君主!お前の仕業か!他の君主が黙っていると思うのか!」

旬は4本の短剣をインベントリから出し権能で構えながら、「答えろ」と詰め寄る。しかし、石像は、「予測を上回ったと言うことか。私を殺せるのか?」と言ってくる。旬は、殺せばE級に戻るかもしれないって?設計者がいなくてもシステムにはノーダメージだろ」と剣を構えた。設計者は慌ててシステムを書き換えようとする。しかし、アクセスが拒否され書き換えられない。

「お前の設計に欠陥があったってこと。」

石像は崩れながら予言した「天を支える炎の柱が立てられるとき、避けようのない死の瞬間がお前もとを訪れることだろう」

スポンサーリンク

131話

ゲートの外では、ハンター達が見守っていた。ハンタースギルドの精鋭部隊がボロボロになって出てきた。旬も、設計者の本体は他にありそうだ、などと考えながら出てきた。勇気ギルドに死傷者を運び出してもらう。監視課とハンタースギルドが来てくれたが死傷者を出してしまったことに旬は落ち込む。旬もそのまま倒れてしまった。

一方DFNのオルロフ。大量のマナ石をゲートの周りに敷き魔法陣を描いていた。あとは魔法陣が勝手に魔力を吸っていくだけだ。S級ハンター、自衛隊が周りを固める中、ゲートの前に立つオルロフ。そして、ダンジョンブレイクが始まった。

旬は病院で目覚めた。3日間も寝ていたらしい。その間にDFNのゲートがどうなったか諸菱くんに尋ねた。「それが、、」と言葉少なく諸菱くんは語り始めた。

DFNでは、ゲートからいきなりA級ボスの巨人が出てきた。オルロフの張った結界が魔力を吸い、巨人を阻んだ。その時、巨人の背後から、さらに大きなモンスターが現れ、巨人を薙ぎ倒した。オルロフはそのあまりの強大さに青ざめた。それは剣を一振りし結界を破った。

132話

諸菱くんは旬に伝えた「DFNのレイドはダメでした」

一方、諸菱くんの父、諸菱建設会長の明成は、机で24時間近く寝てしまっていた。起きると部下が報告があると言う。一つは、溺水症から復活した人は一人いて、水篠ハンターの母親だと言う。もう一つは、娘が来ていると。「いつからなの」

DFNのオルロフ。巨大なモンスターに一口で食われてしまった。自衛隊が総攻撃しているが、効かなかった。S級ハンター達が立ち向かった。モンスターは、巨体のくせに素早い。その様子を旬はテレビで見ていた。葵が部屋から出て来て言う「行かないでお兄ちゃん」

ベルによると葵は毎日寝ているようだ。相当ショックだったらしい。どうしようと、街を歩いていると、諸菱会長に呼ばれた。溺睡症から助けて欲しいとのお願いだった。

俺は今、今朝選択を強いられている。

133話

DFN上空からマスコミのヘリがモンスターの様子を見ていた。街は破壊されて、さらに奴は人を食う。悲惨な状況だった。一際大きなモンスターはゲートの前から動かないでいた。すでにダンジョンブレイク2日目だ。31体のモンスターが出て来て、倒せたのはたったの2体だった。

事務所でDFNに行くと言う旬に、諸菱くんが反対していた。なんでも応援してくれる諸菱くんでも反対するほどなのか、と考えていると、諸菱くんが言った「僕も行きます!」。

さらに続ける「レッドゲート、架南島、二重ダンジョンの共通点を知っていますか!どの記事にも僕が載ってないんです!」旬は、冗談だと言い事務所から出て行った。家には、母の料理が並んでいた。葵は部屋から出てこなかった。

諸菱会長の申し出は、できることはない、と断っていた。旬は諸菱くんの父親とはいえ会長のことをよく知らない。命の神水は数に限りがある。慎重にならざるを得ない。

食事をしながら母に「行ってくる」と告げた。ベッドで丸まっている葵の横で言った「

俺はこないだ死にかけた。今こうして家にいられることに感謝している。だから絶対に帰ってくる」葵は布団の中で泣いていた。

後藤会長と記者会見をし、DFNに向かった。

空港には大荷物の諸菱くんが決意の眼差しで待っていた。

134話

DFNでは、自衛隊が巨人たちの襲撃から住民達を避難させていた。とあるビルの前。患者達がいるから逃げないと言う医師夫妻がいた。「ならば私も残ります」と避難を勧めた隊員もガタガタ震えながら残ろうとした時、ビルの影から巨人が顔を出した。

自衛隊達が発砲するが全然効かない。巨人が夫妻に手を伸ばしてきた。「危ない!」隊員が自ら体を覆い被せた。

その時、黒い大きな槍が巨人を吹き飛ばした。巨大な影のモンスターが投げたのだ。

「ここじゃマズイな」不意に隊員の隣に立っていた旬が言った。落ちてくる瓦礫から住民を守りながら諸菱くんが「僕がみなさんを避難させます」と言う。旬が、「頼む」というと影の兵士が巨人に襲いかかった。巨大な槍がもう一人の巨人の体に、突き刺さる。旬は兵士の背を駆け上がり、巨人を脳天から真っ二つに切った。

アメリカ東部メリーランド州。3人のハンターが高級レストランで話していた。「DFNに行った水篠はセルナ夫人に力を解放してもらってないんだろ」「なら死ぬな。」「アリと巨人は別次元なのに。再覚醒して浮かれて早死にか」「俺は1日で死ぬにヨットを賭ける」「俺は、」などと話していると、後ろからトーマスアンドレが「俺は、生き残るにスカベンジャーのビルを賭ける」と話に入ってきた。アンドレは続ける「それよりこっちのS級ゲートを心配した方がいいんじゃないか。ダンジョンブレイクは明日だ」

DFN。旬の召喚した無数のアリが巨人に噛み付いていた。

小さな女の子が巨人に追われて逃げている。ザッ!イグリットの剣が巨人の腕を切り落とす。上空からアイアンがウォー!と叫びながら斧を振り下ろす。巨人はあっけなく倒れた。ウォー!かちどきをあげるアイアンに呆れながら女の子の頭をやさしく撫でるイグリットであった。旬もその様子をヤレヤレと眺めていたら、さっきの隊員が、お陰で命拾い、とお礼を言ってきた。旬は親指を立て「ユーアーグレートソルジャー」と返した。隊員を諸菱くんに預け、旬は倒れた巨人の前で言った「起きろ」

135 話

DFN。都心から半径100kmを奪還した。さらに、150km、200kmと次々と巨人が倒されていく。

DFNのハンター協会長は空港で会った水篠ハンターを思い出していた。都市に進む巨人の妨害を頼むと、「嫌です」と答えたその男は、その時から次元の違う強さを放っていた。「まさか本当に一人で巨人を全滅させるつもりか」

旬は、6体の巨人に1号〜6号と名付け、ここからのことを考えた。巨人は、影の兵士と現地のハンターで倒していった。問題は、S級ゲートのダンジョンブレイクの影で小規模ダンジョンブレイクが相次いだ件だ。低レベルモンスターも出てきたので、市民の救済と討伐を同時に行う必要があった。

ダンジョンブレイク7日目の夜。旬と諸菱くんが街を歩いてるとウイングが声をかけてきた。今DFCには自分しかいないと言う。「DFCの被害はご覧の通りです。巨人は全国に散らばってしまいました。参加したS級ハンターは、水篠ハンターを含めて16人。内訳はDFNから6人、中国から2人、カナダから3人、インドから2人、ロシアとイギリスから1人ずつです。SQの死者は、ロシアのユーリ•オルロフと暗鬼ギルドのゴー、カナダのルーカス•ホイルです。巨人は全部で31体、1体は、中国に移動中です。」そして旬のおかげでかなり被害が抑えられたと言ってきた。旬はゲートを見て言った「すると、残るはあいつだけですね。」ゲートの前には、巨人より巨大なモンスターがいる。DFCの荒れ果てた街を見て、悪魔の城と似ていると感じる。悪魔の城が、何かの暗示だったとしても、設計者はもう死んで消えた。この先起きることの暗示だとしても、俺が止めれば良い。旬はウィングに言う「そろそろ行きますよ」

ヘトヘトのカナが言った「はっ、なんなのあいつら」ルノーがなだめるが、あいつらがいないと勝てなかったのはわかるが、巨人を半殺しにしてさっさと去っていくのが強すぎてむかつく!と倒れた巨人の上に座っていた。

旬の影の兵士たちが、瓦礫の上にずらりと並ぶ。新たに仲間になった巨人たちも並んでいる。最後にベルが降り立つ旬が命令する「全員進撃!」

スポンサーリンク

136話

旬の命令で、影の兵士たちは、一斉に敵に向かっていく。ゲートの前は、影の兵士で埋め尽くされている。

と、敵の目が光る。バシュッ!バキッ!敵が一直線に、陰の兵士の絨毯の中を突き進んでいく。敵のまがまがしい魔力に逃げ出したくなる位だ。不快だ。この不快を解消するには、逃げるか、原因を完全に除去するかだ。アイアンも一払いで消え去ってしまった。向かおうとする。ベルを止める。弱点を探るために少し引っ張るぞ。アリの群れがやられる。MPがどんどん減っていく。敵は、鎧のような魔力に覆われ、攻撃をかわそうともしない。しかし1度だけ攻撃を食い止めたのを見逃さなかった。ベルとカイセルに乗ったイグリットが空中から攻撃する。直前で、イググリットと入れ替わり、旬は、敵の目を攻撃した。

離れた位置から見ている、諸石くんとウイング。「もはや、モンスターとモンスターの戦いみたいです。」ウィングはただ眺める。

旬はスキルを使う。

スキル乱刀

さらに、目を攻撃し、「ベル!」「おおせの通りに」

ベルは、敵の目から中に入っていった。

スキル乱刀を使用します
スキル乱刀を使用します

敵は血をどばどば吐き、そのまま倒れた。

敵を倒しました

137話

敵を倒しました

レベルがアップしました

レベルがアップしました

「敵を倒しました」であって「ボスを倒しました」ではない。まだレイドは終わっていない。

ゲートから魔力の爆風が吹いてくる。旬の頬に傷をつけるほどだ。ゲートが死んでもまだ残すほどの巨人の魔力を吸い込んでいる。

諸菱くんを外で待たせて旬はゲートに入った、巨人が歩けるほどの天井の厳かな通路だ。遠くからハハハハと不気味な笑い声が聞こえる。

笑い声の主は、両手足、体中に鎖が打ち込まれ、囚われている人型の何かだ「卑劣な支配者ども!一番乗りが誰か見るがいい!」

旬が前に立つと「よく来た君主よ。鎖を解いてくれ」と言ってきた。支配者が何をしようとしているか知ってるから、他の君主に知らせねばならないそうだ。

そいつは、旬をじっと見た「お前、私の知る者ではないようだ」

支配者とは古くからの君主の敵で、この者をとらえて、戦争の火種にしようとしていると言う。そして、この者も君主だった。

「君主も支配者もお前を狙っていると思われる」旬には戦う力がないから味方が必要だと言われる。

「私の封印を解いてくれ。私が力になる」と赤い目を見開いた。旬が、そんなの信用できないと言うと、その君主はスキルを使った。

巨人の王 太初の君主「レギア」がスキル真実の誓いを使用しました。お互い嘘がつけません

「鎖を解いてくれ」と君主。「わかった、お前を信じ、、」と言いかけて、声が続かなかった。「それが真実の誓いだ」

改めて、旬は尋ねた「なぜほかのモンスターと違いお前は自由に会話できるんだ?」

君主が言うに、にんけの言うモンスターとは、混世の住民のことで、かれらは、支配者の軍に敗れ囚われたものたちだ。長い間囚われて自我が崩壊してしまったのだ。しかし、君主は理性を保ち、長い間耐え抜き、解放される日を待ち侘びてきたのだ。支配者の軍とは、銀の鎧に羽が付いているものたちだ。

旬は聞いた「支配者ひなぜ地球上にモンスターを送ってくるんだ?」

138話

君主は言う「あのものたちは戦争の準備をしている。お前たちの世界を戦場にし、再び君主と戦おうとしているのだ」

旬は理解できずに聞き返すと「お前たちの世界に魔力を吹き込むためだ」

ゲートのモンスターが災いなら魔力は恵みだった。魔法石とマナ石は貴重なエネルギー源なのだ。

君主は続ける「存在しない力を植え付けるには力を持つもの放つのが手っ取り早い。魔力は世界を強化する。戦争で壊れない世界を作る計画なのだ。」

戦争とは、君主と支配者の再対決だ。お前たちの世界は地獄と化す。時間がない。」そして、旬が狙われている理由は、旬の力の本当の持ち主が君主たちを裏切ったと言うことだという。君主は「私はお前の力となる。ここから出してくれ」と再度言ってくる。旬は何か心に引っ掛かりながらも鎖を切る。ふと「お前は人間の味方か?」と尋ねる。君主は黙って答えない。信実の誓いのせいのせいだ。君主の首に魔法石が刺さっている。それを見た旬が「おまえの耳にも人間を殺せと支配者の声が聞こえるはずだ」というと、腕を伸ばして攻撃してきた。「この取引不成立ということで」旬は攻撃を軽くよけた。「災いになるかもしれないからお前を生かしておくのは危険すぎる」と旬は、君主の胸に短剣を突き刺した。向かってくる君主に攻撃を繰り出す。「災いとなるのはお前だ」君主はグオオ!とかかって来るがシュパパパッ!旬の攻撃で君主は膝をついた。

ダンジョンの主を倒しました

「九君主の一人 太初の君主「レギア」を倒しました

レベルがアップしました

レベルがアップしました

レベル122

アメリカ。国家権力級ハンター、クリストファー・リードの元をハンター協会副局長とセルナ夫人が訪れた「三人だけで話せますでしょうか?」と大事な話があるという。

「クリスさん、あなたは数日以内に殺されるかもしれません」

139話 アメリカ編

クリスは言う「誰が誰に殺されるって?セルナ夫人には大変お世話になりました。しかし、こんな冗談を言う間柄ではないでしょう」

セルナ夫人はクリスが死ぬ夢を見たという。クリスは、「たとえそれが本当だとして、国家権力級の自分を誰が助けられるのか」と呆れて言う。セルナ夫人は「水篠旬ハンターならあなたを守れるかもしれません」と答えた。

一方、旬は考えていた。王を殺すと言う予想は正しかった。鎖で繋がれていても圧力を感じた。もし自由にしていたら。もっと強くならねば。

巨人を倒したニュースは世界中で報じられた。海を渡った巨人一体は中国の劉志剛が仕留めた。DFNハンター協会のゲオ会長は自首した。

アメリカ東部メリーランド州。S級ゲートレイドを終えたハンターたちの為のパーティが行われていた。トーマスが前に水篠ハンターが負けると賭けた連中から家やヨットをせしめていた。そこでトーマスは秘書から我進ギルドが国際ギルドカンファレンスに招待されていることを聞く。

DFNで旬は巨人を影の兵士にして並べていた。諸菱くんは、電話が入り、旬より先に日本に帰ることになった。父親が最後の睡眠に入ったのだ。魔力をコントロールできないハンターは近寄れず、離れて見守るしかない諸菱くん。親不孝だとうつむいていると秘書が一冊の冊子を渡してきた。父親は諸菱くんと兄、姉の記事や写真を集めスクラップしていた。「お坊ちゃまを愛していたからこそ厳しくされたのです」涙する諸菱くん。「ひとまず今日は帰りましょう」と病院を後にする。

旬は気配を消してその様子を見ていた「泣いたりするなよな。見てられないだろ「とつぶやき、諸菱くんの父親に回復薬を飲ませた。

諸菱くんの姉が慌てて病院に入ってくる。すれ違った旬を一瞬気にしながら、病室に行くと父親が起き上がっていた。

病院から出た旬は「少し早いけど誕生日プレゼントだ」とつぶやく。

140話

旬は、後始末をしにDFNに戻ろうとするが、影の交換はあと2時間使えない。何しようか。ふと雫の顔が浮かぶが、「何考えてんだ俺は。ダンジョンでもまわろう」

アメリカ。夜中に、国家権力級ハンター、クリストファー・リードはあまりの静かさに目を覚ます。グラスを割っても音がしない。協会が言っていたのはこのことか。「だれた」豪邸の階段上から見下ろすと何者かが現れた。金髪の男のようだ。クリスの背後にも気配がある「何者だお前ら」下の男がモンスター語で話し始めた「人間に合わせて戦っても得るものはないぞ。光の破片よ」男はクリスではなく、クリスから繋がっている者たちに向けて言っていた。「ぶっ殺してやる。モンスターども!」クリスは体から炎を出して変化した。「人間が霊体化?」クリスの背後にいた大男と女も驚く。ドカーン!屋敷中から爆風にか吹き出した。

水篠旬 レベル122

DFNでリムジンに乗りパレードに参加していた。

帰りの飛行機アメリカハンター協会のアダム・ホワイトが隣の席にいた。パソコンで動画を見せてきた。クリスが自宅で殺されたそうだ。大変な火事で消すのも苦労したと。容疑者として旬の父の写真を見せてきた。

アダムの体が黒い力で持ち上げられ、首が締め上げられる。パソコンは潰れてかたまりになっている。旬は前を見て席に座ったまま黒いオーラを纏っていた「何の悪ふざけだ。今すぐこの飛行機から降ろしてやろうか?」

アダムは苦しみながら言った。

写真の人物がダンジョンから出てきて、S級ハンターを攻撃して消えた。魔力の波長もモンスターと合致した。ハンター管理局の爆発の件だ。

旬は力を解き「それにも父が関わっていると言うのか」

そして、アダムはこう言った。「国際ギルドカンファレンスでアメリカギルド管理局は彼の国際使命手配を行う予定です。つまり表沙汰になると言うことです。」

スポンサーリンク

141話

アダムは話を続けた。「アメリカが失ったのは国家権力級のハンターです。手段を選ばす犯人探しをする意向です。ハンター管理局は水篠ハンターとの関係を壊したくないのでこのように先にお伝えしているのです。」旬は10年前に行方不明になった父さんがモンスターになって帰ってきたと聞き驚く。アダムの旬の念力は国家権力級だとその次元の違いを痛感し副局長に早く伝えようと考えていた。

国際ギルドカンファレンス。各国を代表するギルドを招待しハンター界について話し合う重要なイベントだ。数日後、米ハンター管理局が招待ギルドを発表した。日本代表の我進ギルドの参加は大きく報道された。旬1人が他のトップクラスハンターが複数いるギルドに遜色ないことを米ハンター管理局が認めたと同義だった。

最上は旬がDFNから帰ってからゲートに入ってないことを疑問に思っていた。

協会には中国の七つ星ハンター劉志剛から水篠ハンターに関する情報提供依頼があった。

中国は独自のハンター等級を使っている。五つ星が最上位だったが一人劉だけがランク外の七つ星と呼ばれている。「強者は強者を嗅ぎ分けるのか」と会長は思うがその申し出は断ることにした。

明日、旬がアメリカに入国する日。トーマスは右京を呼び出し、水篠ハンターにちょっかい出すなと忠告する。

142話

アメリカ国際ギルドカンファレンス。

日本の我進ギルドの水篠旬を取材する記者がたくさんきている。

ドイツ代表リヒターギルド、レナート・ニールマンがせっかくだから挨拶しようと近くに行くが、しゆの影の中にいる兵士たちに気付き冷や汗を垂らした。

旬の護衛を任されたから来たと言う犬飼を諸菱くんが冷やかしていた。

そこにアダムが迎えにきた。諸菱くんと犬飼は先にホテルに行った。旬とアダムはハンター管理局に向かう。クリストファーなき今ハンター管理局は新しいハンターを探していた。旬もその候補だと言う。また、ルーン石の価値はルーン石を持っていたモンスターの強さに比例する。史上最悪の災いドラゴンカミッシー、そのドラゴンからとれたルーン石の新たな持ち主を探していると言う。この提案ではどうか?とルーン石の写真を見せてくるが旬は石より後ろに写っているドラゴンの写真に釘づけになった。「死骸のところに連れて行って下さい」旬は頼んだ。

管理局では、旬がカミッシーを兵士にしようとしていると思い、躊躇するが良い関係を崩したくないため、管理局の地下にあるドラゴンの死骸に局長が案内する。管理局の電気は全てカミッシーの魔力で補っていると言う。旬はカミッシーに近づき、「起きろ」と言うが1回目は失敗だった。2回目は、カミッシーのオーラから黒いドラゴンの影が立ち上がった。

143話

カミッシーの影が出てきた「私を呼んだのはお前か?亡者の王、影の君主よ」周りの人間たちはカミッシーを見て驚くが、カミッシーも人間を見て「人間を殺せ」と言う命令が蘇りオーラを放つ。強化ガラスが割れる。ブレスの体制に入る。旬が「やめろ」と言い「お前の頭に刺さっていた魔法石は取り除かれた。支配者たちの命令に従う必要はない」とモンスター語で話した。アメリカの局員たちは目の前の光景に理解が追いつかないでいた。カミッシーは、竜帝、つまり、狂龍の王、破滅の君主に仕えていたそうだ。

しかし、カミッシーは体が消え掛かってくる「しかし王よ。わたしはここを離れねばなりません。」驚く旬。8年の歳月は長すぎたか。カミッシーは言う「支配者の力を借りた人間が4人います。お気をつけ下さい。少しでもお仕えできて光栄でし・・」

影の抽出に失敗しました

影が無の世界へと旅立ちました

ホテルに帰ると諸菱くんがいない。スカベンジャーのハンターが、管理局に連れて行ったと犬飼が言う。

アダムがスカベンジャーに電話で確認している間に旬は、急いで移動していた。諸菱くんに護衛をつけるのを忘れていたのだ。葵の件が頭をよぎる。影の兵士たちにさがさせた。

トーマスは、右京が監視を倒して出て行ったことを見つけ部下に命ずる「水篠より先に右京を見つだせ!」

諸菱くんは右京に捕まっていた。

144話

旬は考えた。スカベンジャーといえば右京隼人の弟将人だ。俺たちが兄を殺したと疑っているはずだ。もし、諸菱くんに何かあれば。

一方、トーマスもまだ右京を見つけていなかった。水篠との力の差はわかるはずだ。トーマスが間に入ることをわかってやったと言うことだ。ローラが管理局に聞いたところ、最近、右京の目的不明の外出が3度あったという。トーマスはギルド員全てをそこに向かわせた。

管理局ではスカベンジャーのハンターがレイドをキャンセルしてまで一斉に移動したので何事だと大騒ぎだった。

薄暗い廃工場の中。右京と他2人のハンターが諸菱くんを痛めつけていた。右京は初めから水篠に手を出すつもりはなかった「問いに答えられる人間はもう一人いるからな」

正直に、答えれば帰してやると、言ったが諸菱くんはいくら痛めつけられても何も答えなかった。

旬の影の兵士であるオークが彼らを見つけた「交換」

車で移動していたトーマスは旬が右京を見つけたことに気づいた。車のドアを蹴破り自分だけ猛スピードで向かう。

旬が右京を殴り飛ばした。

145話

旬は諸菱くんをヒーリングポーションで回復させるが

残り体力が10%以下のためヒーリングポーションでは回復出来ません。

旬は、「ヒーラーがいるなら諸菱くんを回復させろ」と言うが日本語が通じない。2人を倒すと、右京が立ち上がってきた「兄貴を殺したのはお前だろ」旬は「あの世で兄さんに聞くといい」とだけ答える。

殴りかかる右京。空振りし、脇腹に旬の一撃をくらい吹き飛ぶ。頭を掴まれ、床にめり込まされる。ガンッガンッガンッ何度も打ちつける音が響いた。「そこまで」トーマスが現れた。

トーマスは「今やめればなかったことにしてやる」と言うが旬が断る。

トーマスは貧しい移民の生まれだ。今まで全て暴力で他人を従えてきた。言うことを聞かない奴には暴力だ。

襲いかかるトーマス。殴り返されるが防御の姿勢のまま、工場の外まで勢いで下がった。

旬はカイセルに諸菱くんを近くの病院に運ばせた。

トーマスとスカベンジャーのハンター対旬と影の兵士たちが向かい合う。

「もはや右京などどうでもいい。ひびの入ったプライドを回復させる方法、このガキをぶっ殺してやる」

スポンサーリンク

146話

トーマスは言う「今からでも過ちを認め引き下がるのなら命は助けてやろう」

旬は口で答えずポーズで答えた。

「最後のチャンスを逃したことを後悔させてやる」トーマスはオーラで筋肉がひと回り膨れ上がる。影の兵士とスカベンジャーハンターたちの総力戦だ。

スカベンジャーのタンクたちがシールドを展開する。無数の影の兵士がシールドにぶつかった。

トーマスは影の兵士を殴り倒しながら前へ進む。キバがシールドを張る。トーマスは体当たりでシールドを壊す。そのまま旬のいる工場の屋根を突き破るって降り立った。旬と影の兵士の前にはハンターたちが倒れている。

トーマスが真っ直ぐ旬に向かっていく。間に影の兵士が入るが片手で弾き飛ばされる。その隙に旬は背後に回った。トーマスの脇腹に短剣で一撃入れるが効かず、拳が返ってくる。すかさず後ろ飛びで避けるがトーマスが念動力で引き寄せられる。旬は権能でトーマスを固定する。引き寄せられる力を使って、トーマスの顔に拳をくらわした。吹き飛ぶトーマス。血を流されたことに怒るが旬の連撃がトーマスを襲う。「いいだろう。本気を見せてやる。強化」トーマスの体を金色の鎧が覆う。

アダム・ホワイトたちは車で連なり現場に向かっていた。

旬は思った。支配者の力を借りた人間は5人。カミッシーとのレイドで生き残った5人、つまり国家権力級の4人かもしれない。トーマス・アンドレもその1人だ。

「崩壊」トーマスは両手で地面を打つ。激しい衝撃が一帯に走る。

「捕獲」ものすごいオーラで周囲のものを引き寄せる。影の兵士たちは、ブラックホールのように引き寄せられる。旬は支配者の権能でなんとか耐えた。

トーマスは言った「もう逃がさない」

スポンサーリンク

147話

周りではスカベンジャーのハンターたちが巻き込まれた仲間を救出していた「出来るだけマスターから離れるんだ!」

トーマスは工場の屋根の上にいる旬に向かって飛び上がる。旬はトーマスの兜で覆われた顔面に足をかけ、蹴り返す。

落ちながら念力の「捕獲」を使ってきた。旬は「支配者の権能」でトーマスを掴み、引き寄せながら加速する。トーマスは「強化」で腕を強化する。旬とトーマスの拳がぶつかり合う。トーマスの腕の鎧が砕け落ち、そのまま吹き飛ばされた。

瓦礫の中から雄叫びを上げ立ち上がるトーマス。すでに目の前にいる旬に殴りかかる。旬はサッとかがんで避け、相手の兜の角を掴み、顔面に膝蹴りを入れる。兜にヒビが入った。

局員たちが現場に到着した。あまりの魔力にどんなモンスターが戦っているか見当もつかない。すると、トーマスが吹き飛ばされてきて、倒れているところに水篠ハンターが覆い被さり、ガンッ、ガンッ、バキッ、と拳を何度も何度も打ち込んでいるのが見えた。

どうしたらいいんですか!と叫ぶ局員に、アダム・ホワイトは叫ぶ「止めるしかないでしょう。でないとトーマスさんがやられてしまします」

トーマスは殴られながら、思っていた「なぜ魔法系ハンターにここまでの力とスピードが出せるんだ?俺が負ける?そんなはずはない!」と手に魔力を込めるが容易く弾かれ、顔面に拳がめり込む。「俺はトーマス・アンドレだぞ!この程度でやられると思うか!」と立ち上がる。旬は上空から後頭部に肘打ちを入れる「お前が誰であろうと関係ない」

倒れたトーマスに、さらに拳を打ちつける旬。アダムが「おやめ下さい!お願いです」と呼びかけるが、旬はやめない。トーマスの鎧は砕け、顔が見えているが、殴り続ける。

「降参」トーマスがつぶやく。旬はピタッと手を止めた。

アダムはつぶやく「トーマスさんがあんな姿に。彼に勝てるハンターが何人いるだろうか?このことが知れ渡れば世界は騒然とするはずだ」

ヒーラーがトーマスの治療にかかる「全身の骨という骨が砕けています!出血も止まりません。僕1人では厳しいです!」

局員たちが確認するが怪我人は多いが死者はいないようだった。しかし、右京だけは息をしていなかった「水篠ハンターがいません!」

旬は母に付けていたベルと入れ替わり東京にいた。諸菱くんはベルが治療しているだろう。右京は影の兵士になっていた「欲張って死んだからお前の名ははグリードだ」

翌日、国際ギルドカンファレンス。

トーマスの件を知った報道陣がたくさんいた。

旬がカンファレンスの会場に入ると参加者全員の視線を感じた。

コメント

タイトルとURLをコピーしました