シスコン夫と離婚します！漫画75話あらすじ＆韓国原作漫画レビュー、感想

※以下の内容は、ネタバレが含まれておりますので、ご注意ください。

「公爵家のメイドに憑依しました」のAlohaが画く、ピッコマで連載中の「シスコン夫と離婚します！」（原作Oaen）韓国カカオウェブでは、小説版も掲載されていて、小説は外伝まで完結しています。

漫画のあらすじと韓国原作漫画のレビューをまとめました。

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シスコン夫と離婚します第75話あらすじ
シスコン夫と離婚します第75話レビューまとめ
まとめ

シスコン夫と離婚します第75話あらすじ

爆発音が途切れると「ああああああああ！！」神獣がひどく苦しみだした。

それを見たイーデルは口から割れたアーティファクトを吐き出し、”ありがとう。エリオット”と心の中で感謝した。口から出した赤いアーティファクトはもともと、エリオットがずっとからだの中に入れていた護身用のアーティファクトだった。自分を攻撃した人間にその力を跳ね返すあのアーティファクトである。

エリオットはテレンスにそれを託し、トウモロコシパンを差し入れてくれたことへの恩返しだとイーデルに渡してくれたのだ。

神獣は前足を折った状態から立ち上がることもできずに苦しんでいる。その隙にイーデルは自ら持ち込んだアーティファクトをすべて握りしめると神獣から距離を置いた。力を振り絞り、「ただではおかないぞ！」と怒りをみなぎらせる神獣。

その正面にテレンスがやってきて、神獣に向かって剣を振り下ろした。背後からビネッタも参戦する。ビネッタに気を取られ、さらにテレンスの方を向き直った時には、すでに遅かった。テレンスの鋭い一撃は神獣の頭を真っ二つに割いた。

頭が別れたその場所に、浮遊する石が現れた。「ビネッタ！！そいつを逃がさないでください！！」イーデルが叫ぶ。焦ったような動きをみせる石にビネッタが迫り、右手でしっかりと捕まえた。

イーデルが走ってビネッタのもとへ駆け寄り、石を受け取ると、それに向かって叫んだ「神獣！！私のものになりなさい！！」

イーデルの手の中でまぶしい光があふれる。”どうして・・・こいつらは私の攻撃を受けて弱っていたはず・・・「あなたが攻撃したのはテレンスが魔力を吹き込んだ魔石よ」「私たちはわざと分かれ道で別れたの。どっちにしてもここに通じていたでしょ？私があなたの注意を引く間、二人は魔石を岩の後ろに隠しておいたの」

”魔力を感知したせいで油断した・・・もう少し注意を払えば気づいたのに・・・。貪欲に目が眩んだ人間だとばかり思っていたが、なかなか賢いな。わたしの渾身の一撃をシールドもなしに受ける大胆さもある”

神獣の話を聞いているイーデルのもとへテレンスが駆けつけた。「イーデル！！腕輪なしで神獣の攻撃を受けたのですか！？」テレンスの顔は心配と驚きで必死だった。「エリオットのアーティファクトが思ったよりも効力が弱かったらどうする気だったのですか！そんな無謀な・・・！！」イーデルはえへへと頭をかきながら「大丈夫です〜こんなに元気ですから」と応じた。

テレンスは頭をかかえた。「エリオットのアーティファクト効果は打撃を攻撃者にそのまま返すこと。神獣に大きな打撃を与えるためには仕方なかったんです」そう話すイーデルにテレンスは剣を握る手をぶるぶる震わせながら強く言った「こんなことは二度としないでください」「・・・あなたは、自分をもっと大切にするべきです」テレンスの顔は苦悩にゆがみ、瞳には涙を浮かべていた。

「ご、ごめんなさい。今後はもうしません」イーデルは申し訳なさでいっぱいになり、謝った。「・・・約束ですよ」「はい。今度こそ本当に約束します！」

”理解できない。祝福者よ。丸腰で私の攻撃を受けたおまえの勇気は賞賛に値する。しかし、なぜ叱責を受けているのだ？”神獣の疑問にイーデルは説明した。「一度も生きている人間の姿を見守ったことがないようね」先日落下してからずっとここにいた、と話す神獣にイーデルは一緒に外にでかけようと誘った。人間をつまらない存在だと決めてかかっている神獣に考えを改めてほしかった。人間には人間の人生があるのだ。「それにね！あなた私にさっき”貪欲なやつ”って言ったけど、私くらいなら普通よ！

”・・・知らない。しかし、そう言われると気になるね”テレンスとビネッタが警戒する中、神獣はきらきら光りながら、さきほどの鹿の姿ではなくもふもふした犬に似た姿になった。ビネッタが犬？猫？狐？と疑問んを口にすると、神獣は失礼だなと怒った。”おまえたちに力を使い果たして、こんな姿しかとれないんだ！”その神獣の姿にかわいい〜〜！！とイーデルはめろめろになった。「ここが気に入ったの？だからずっとここにいたの？」抱っこして頰をすりすりするイーデル。力の源が鉱物だからいただけだと神獣は説明した。

そういうことなら、とイーデルは隕石本体を魔石の間に置いていき、分身だけ連れ出すことにした。魔石生産のために本体を置いていくわけではないとイーデルは心の中で思いながら・・・。

「さあ、外に出ましょう！！」元気よくイーデルはテレンスに話しかけた。しかし、テレンスはイーデルの肩にもたれかかったかと思うと、汗びっしょりな顔で、苦しそうに倒れこんでしまった。「テレンス！！」