※未読の方はネタバレにご注意ください
Kakao大人気ノベル「オークの樹の下」のKim Suji先生の新作「忘れられた野原」の連載がピッコマで始まりました!イラストも「オークの樹の下」小説扉絵を担当された千景先生です。2025年12月現在、韓国kakaoサイトにて180話までアップされていて連載中です。ウェブトゥーン化も期待されている作品、ご紹介します。レビューは、韓国でのレビューをまとめております。
ノベルのあらすじと韓国原作のレビューをまとめました。
忘れられた野原42話あらすじ
ここ数日間監視し続けてきたあの女が、天幕の間を縫うように現れた。タリアは目を細め、慎重にその後を追った。女は人目を引かない術を心得ていた。その足取りはあまりに静かで俊敏であり、ターレン家の訓練を受けた者でなければたちまち見失っていただろう。
女は瞬く間に野営地を横切り、荷馬車の影へと消えた。しばし躊躇した後、タリアは荷馬車の背後に回り込んで隙間を覗いたが、すでに女の姿はなかった。戸惑いながら奥へ踏み込んだ時、足元に何かが当たった。車輪の下に転がっていた小さなガラス瓶を拾い上げると、口に残っていた数滴の液体が指先を濡らした。驚いて瓶を投げ捨て、指の匂いを嗅ぐと、強烈な花の香りと生臭い悪臭が鼻を突いた。吐き気を堪えてハンカチで拭い取ったが、異様な臭いは消えなかった。汚れたハンカチを地面に叩きつけ、体を起こすと、頭上に黒々とした影が落ちていた。
顔を上げたタリアは悲鳴を上げてへたり込んだ。冷淡な表情のバルカスが見下ろしていた。こんなところで何をしているのかと問われ、タリアは弾かれたように立ち上がった。いつから見ていたのか――まだ何も仕掛けていないのに、心臓が激しく波打つ。平然を装い、ネズミのように気配もなく現れるなと鋭く言い返したが、バルカスは毒舌を受け流し、一歩近づいて再び問いを繰り返した。
答える必要はないと突っぱねて逃げようとしたが、バルカスの長い足が退路を塞いだ。荷馬車と彼の体の間に閉じ込められたタリアを、また騒ぎを起こされては困ると、刺すような口調が突き刺した。部屋まで送ると告げられ、必要ないと拒んだが、エスコートされては困る理由があるのかと返された。タリアは無意識にポケットのナイフの柄を握りしめ、すぐに愚かな行動だと悟った。彼の目つきが鋭くなるのを見て、両手で彼の胸を突き飛ばしたが、一見細身に見えるその体は鋼鉄のようにびくともしなかった。虚勢を張ってどけと叫んだが、声は震えていた。
黙って見下ろしていたバルカスがゆっくり身を引いた。タリアはその隙を逃さずすり抜けようとしたが、強靭な手が腕を掴んで引き戻し、ガウンのポケットからナイフを抜き取った。真っ青になったタリアの前で、バルカスは優雅に刃をなぞり、感情の読めない眼差しで彼女を見下ろした。
護身用だと言い逃れればよかった。しかし、頭の中まで見透かすような視線の前で理性が砕け、タリアは玩具を奪われた子供のように猛然と食らいついた。ナイフを高く掲げる彼に背伸びして手を伸ばし、軍服を引っ張って取り返そうとした。バルカスは硬い表情のまま、ナイフを放り投げた。タリアは拾おうと身をかがめたが、黄金色のサバトンに包まれた足がそれを蹴り飛ばした。馬車の下へ滑り込むナイフを追って体を伏せようとした瞬間、長い腕が腰を抱えて引き起こした。
殺気立った瞳で睨みつけるタリアに、バルカスもまた苛立ちを露わにしていた。あれで何をしようとしていたのかは問わないと、至近距離で一語一語噛みしめるように告げた。これからは常に監視をつける、くだらない計画はすべて破棄しろ、と。
何がわかるというのか。他の女の男になるくせに、永遠に去ってしまうくせに。殺意を抱くほど追い詰めておきながら、なぜ何もさせてくれないのか。罵声を吐き出したかったが、口を開けば十歳の少女のように泣き叫んでしまいそうで、タリアは顎に力を込めた。バルカスは姿勢を正し、先に行けと顎で示した。タリアは憎しみの視線で睨みつけ、歩き出した。さきほどの監視の言葉は本気だった。バルカスは影のように後を追ってきた。かつて耐えがたいほど恋しかったその気配が、今は虫唾が走るほどおぞましい。そばにいてほしい時にはいなかったくせに、一生に一度の決意の瞬間に現れて邪魔をする。
アイラを守るためか、あるいはガレスを守るつもりなのかもしれない。ナイフを忍ばせた理由など、彼には理解できないだろう。殴りつけてくる異母兄には目もくれず、黙って耐える異母姉にだけ牙を剥く理由も。タリアは振り返って闇の落ち始めた野営地を眺めた。アイラは今頃、愛する人々に囲まれ、幸せな未来を噛み締めているはずだ。その上気した顔を思い浮かべるだけで、腹の虫が煮えくり返った。すべてを手にしているくせに、目が合うたびに悲劇のヒロインのような顔をするのが反吐が出る。やはり殺してやりたい。
かさぶたの浮いた唇を噛みしめていた時、バルカスが突如として彼女の体を掴み、後ろへ突き飛ばした。見透かされたのかと心臓が跳ねたが、彼は彼女を見ていなかった。険しい表情で空を注視する彼につられて見上げると、家ほどもある巨大な何かが恐ろしい速さで下降してくる。確認する間もなく轟音と土煙が上がり、魔物だという叫び声を皮切りに、あちこちで悲鳴が響き渡った。
忘れられた野原42話レビューまとめ
韓国のサイトkakaowebでのレビューを見てみましょう。

アイラを殺そうとしたよりも、タリアが自害しようとしたと誤解している?

私はそれが毒物であると思っていたのですが、魔物寄せでしたか?

セネビア、そこに実の娘もいるのに、魔物を召喚したの?

床に捨てたあのハンカチは危険ではありませんか?

タリアのハンカチが問題になるでしょう

そうだ、この世界観魔物あったね。魔物誘引する薬がなぜ司祭から出てくる? 聖騎士が魔物処理して魔物に当たって死んだ人々を浄化してくれる世界観ではなかった?

セネビアがアイラとガレスだけではなく、タリアまで殺そうとしているのでしょうか?

小さなガラス瓶がタリアの足に転がっていて、これはバルカスが誤解する角度です

理解はするけど〜精神年齢が10歳にとどまっている自尊心の底女主は難しい〜〜

いつ頃正常なタリアに会えるのか?どんなにあげて幼い頃の不運があるがこれは・・・

正常ではありません。これは殺人計画です

バルカスはさっさとアイラと結ばれればいい。私は本当に今、タリアとエドリックを除いて全員嫌いです

今までバルカスが幻滅したタリアの行動にはそれなりの理由があります。可憐な愛にいつ彼が気付くのか
わたしの感想◎タリアが度々ひとりになって危険だから、バルカスは気が気じゃなくて、常に探しているのかな
まとめ
忘れられた野原 あらすじと韓国原作ノベルレビューをまとめました
43話
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