※未読の方はネタバレにご注意ください
Kakao大人気ノベル「オークの樹の下」のKim Suji先生の新作「忘れられた野原」の連載がピッコマで始まりました!イラストも「オークの樹の下」小説扉絵を担当された千景先生です。2025年12月現在、韓国kakaoサイトにて180話までアップされていて連載中です。ウェブトゥーン化も期待されている作品、ご紹介します。レビューは、韓国でのレビューをまとめております。
ノベルのあらすじと韓国原作のレビューをまとめました。
忘れられた野原46話あらすじ
皇女が言い終わるやいなや、皇太子は思わず吹き出した。皇后にあの女の死体を届けるのも悪くないと、愉快そうに笑みを深めた。シアカン卿の肩をがっしり掴み、止めはしないから夜が明けるまで山の中を引っかき回すがいいと陰湿にささやくと、肩を叩いて騒がしい野営地の向こうへ去っていった。その後を追うようにして、皇女も婚約者にあの子のことを頼むと穏やかに、しかしはっきりとした口調で告げた。
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二人の皇族が去ると、彼らはすぐさま北へ向かった。エドリックは松明を握りしめ、濃い闇の森を突き進んだ。さきほどの押し問答の間にワイバーンの痕跡が消えたのではないかという焦燥に駆られていた。上級騎士テオリック・ハルト卿が、このままでは谷底へ転げ落ちるぞと案じ、エドリックは頷くだけで松明を掲げ、凹凸の激しい土道を照らした。針葉樹の間から、ごつごつした岩肌と急な斜面が現れた。
ここですと険しい下り坂を指すと、黙って後をついてきたバルカスが影のように歩み寄った。しばらく峡谷の下を照らしていたバルカスは、鉤縄のついた鎖を岩に固定し、崖同然の斜面へ身を投げた。エドリックは松明で下を照らし、バルカスの着地を見届けてから岩壁を下りた。谷はそれほど深くなかった。松明を高く掲げて上の騎士たちに合図を送ると、待機していた者たちも次々と下りてきた。ワイバーンの墜落の衝撃で至る所に岩や土砂が散乱していた。捜索にはかなりの時間がかかるだろう。エドリックは焦燥の混じった眼差しで闇の中を見渡し、大きな岩を飛び越えて進んだ。やがて崩れた岩塊の傍らに、黒々とした巨大な塊が横たわっているのを見つけた。
松明を近づけると、火炎魔法を浴びたのか、片翼が黒く焼けただれたワイバーンの死骸が石礫の中にうつ伏せになっていた。皇女が下敷きになっていないかとエドリックが周囲をくまなく探ると、少し離れた場所に動かない黒い影があることに気がついた。駆け寄ると、大きな岩の傍らにバルカスの姿があった。何か見つかりましたかと焦って叫んだエドリックは、その足元にぐったりと横たわる白い影に気づき、息を呑んだ。
力なく下げられた松明が、血の気の失せた女の顔と乱れた髪を照らし出した。エドリックは、下半身を覆う大小の岩の破片を目にし、重いため息を漏らした。生存の可能性は限りなく低いと覚悟していた。それでも変わり果てた姿を前に血の気が引く思いだった。彼はたじろぎながらも、震える足取りで彼女のそばに歩み寄った。
上半身は比較的無事だったが、足は見るに堪えない惨状だった。エドリックが大きな岩に下敷きになり奇妙な角度にねじれた左足を確かめようと石をどかすと、隣の岩がガラガラと崩れ落ちた。助けを求めようと顔を上げたエドリックは、仮面のように無表情なバルカスの顔を見て身を強ばらせた。バルカスは背筋を伸ばしたまま、静かに女を眺めていた。感情の欠片もない冷ややかな眼差しに背筋が凍った。この男と第二皇女が犬猿の仲であることは知っていた。だが幼い頃からの知り合いではないか。この惨状を前にどうしてこれほど平然としていられるのか。エドリックは早く助けてくれと抗議するように叫んだが、バルカスは微動だにしなかった。
こみ上げる感情を抑えきれず、エドリックは一人で岩をどかそうと立ち上がった。彼女の足を押し潰す岩石に両手をかけた時、下から小さな獣が喘ぐような声が聞こえた。咄嗟に覗き込むと、青白い顔が微かに歪んだ。あまりの安堵に足の力が抜けそうになった。生きている、まだ息があると声を震わせて報告した。その声に反応するようにタリアの薄い瞼がピクリと震え、焦点の定まらない瞳が露わになった。意識の混濁は一目で分かった。一刻も早く治癒魔法を受けさせなければならない。騎士たちを呼び集めるため松明を手に取ったその時、真っ白い顔に微かな微笑が浮かんだ。
乾ききって血の滲んだ唇から、聞き取れないほどの声でバルカスの名がこぼれた。懇願するようなその声にエドリックが目を見開いた瞬間、石像のように固まっていた男が彼女の前へ身をかがめた。その顔を認めたのか、女性の瞳がかすかに揺れた。「私・・・分かってた。あなたが、助けに来てくれるって・・・分かってたから・・・」薄い瞼から涙が溢れ、血の気の失せた頬を濡らした。その姿を見下ろす男の冷ややかな顔に、火の粉の影が揺らめいた。虚ろな瞳に光が反射していたが、男の心は依然として深く暗い場所に沈んでいるように見えた。
息を殺していたエドリックは、たまらずバルカスの肩を掴み、大丈夫かと問うた。バルカスが顔を上げた。なぜそんなことを聞くのかという表情だ。エドリック自身にも分からなかった。どうしてこの男が大丈夫ではないように見えたのか。いつもと変わらぬ冷静な横顔を混乱した眼差しで見つめていると、どこからか慌ただしい足音が聞こえた。我に返ったエドリックが松明を高く掲げると、数名の騎士たちが駆けつけてきた。
忘れられた野原46話レビューまとめ
韓国のサイトkakaowebでのレビューを見てみましょう。

バルカスがタリアの満身創痍を見て、メンタルが破壊されたことは明らかです
エドリックと暮らしましょう

喜怒哀楽がほとんど除去された奴があんなに何の行動もしなくてじっとしていれば、むしろ衝撃すぎて気になる。いつもと違う感情を見せているのか

死んだと思って呆然として立っていたが、今回の機会にタリアがどれほど大切だったのか気づきますように

バルカスの自分が感じる感情が正確なのか分からず、混乱していてちょっと故障したような気もして?幼い頃から喜怒哀楽について厳しく訓練されたと言っていたからなあ

タリアの足がほとんど潰れたというのが気になる。永久的な後遺症が残って足がちゃんと使えなくなってしまうのか

もしかしてナムジュ(男主人公)はエドリックですか?

バルカスの後頭部を殴ってあげたいです

ひどく衝撃を受けて、頭が働かないようだ

エドリック視点で、虚ろな光が瞳に反射して見えたとあった。バルカスの心の変化では

タリアを救ったのはエドリック
わたしの感想◎てっきりバルカスが必死でタリアの名を呼び、蘇生を促すのかと思ったけれど、想像以上にバルカスの感情面は制御されていて、普通の反応ではなかったみたい
まとめ
忘れられた野原 あらすじと韓国原作ノベルレビューをまとめました
47話
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