※未読の方はネタバレにご注意ください
ピッコマ(まんがアプリ)で毎週金曜日連載中の貴族社会を舞台に書かれる恋愛ロマンス漫画『この結婚はどうせうまくいかない』毎週続きが気になるとても面白い漫画なのでご紹介します
ノベルのあらすじと韓国原作のレビューをまとめました。
イネス前前世相関図
「この結婚はどうせうまくいかない」イネスの前前世の相関図です

イネス前世相関図
「この結婚はどうせうまくいかない」イネスの前世の相関図です

イネス今世6才時点での相関図
「この結婚はどうせうまくいかない」イネスの今世(6才時点)の相関図です

イネス今世(現在)相関図
「この結婚はどうせうまくいかない」イネス今世(現在)の相関図です

この結婚はどうせうまくいかない296話あらすじ
バルコニーでオスカルが語った話を、イネスは帰りの馬車の中で思い出していた。
あの時は俺の考えが間違っていた。イネスに時間が必要なことに気付けなくて。自分と同じだという確信が持てなかったんだ。もしかしたら、この出来事は自分だけに起きていることなんじゃないかとも思った。だから、酷い間違いを起こしたんだ。イネスが、すべてを覚えているなんて思いもしなくて。俺はイネスのためにだけ戻ってきた。時間を戻して、すべてを新しくやり直せると信じていた。なのに、16歳のイネスが俺を裏切ったということが信じられなくて・・・。イネスが俺のせいであんなふうに死んだから、どんな手を使ってでも今度は救わなければならないと思った。俺がお前にあげたものの中で一番気に入っていたカルデロンの遺品。あれで・・・。
カッセルはあの遺品でイネスが死んだことを知った時、何かに突き動かされたかのように、それを壊そうとした。最初から彼のもので、彼がくれたものだったのに。カッセルのものだとイネスが知っていたら、それでは死ななかっただろうという言葉に、彼がどんな表情を見せたか。人生が何度繰り返されようと、カッセル・エスカランテがカッセル・エスカランテであるように、他人のものを盗む者はやはり盗みを働く。「俺がお前にあげたもの」。その流麗な発音の中に込められた意味。オスカルがどれほどイネスを大切に思っていたか、思い出せという意味。彼は過去の人生での思い出まで盗み、今の人生を生きる彼らを蔑ろにしているのだ。
オスカルが続けた。あの日以来、片時も正気でいられたことはなかった、と。前日まで可愛がっていた女が目の前で頭を吹き飛ばして死ぬ姿は、さぞかし不快だったことでしょう。お可哀想な方。どれほどショックを受けられたことか、とイネスが皮肉を言ったが、オスカルは呆然と震える瞳で彼女を見つめ、口を開いた。
毎晩、そうやって死んでいくイネスを見る。何度死んでも、イネスの体から流れ出た血が大きな水溜まりになり、その溜まりに溺れて死ぬ夢を見る。あの時、イネスがあの画工を選んだ時。ただ俺は急ぎすぎてしまったのだと、分かってほしい。お前が俺と同じだということを、知らなかったことを。時間を巻き戻した時、16歳のイネスはすでにペレスから消えていた。イネスより少し遅くたために。ほんの僅かな差でお前を永遠に失ってしまったことが信じがたかった。ただイネスが生きている姿をもう一度見たくて戻ってきたのに、実際に生きている姿を一度も目にすることができなくて、確認したかったんだ、と。
イネスは二度も自ら命を絶ちながらも、なぜなのか確信を持てなかった。しかし、当時のオスカルは知っていたのだ。自死によって一定の時間まで巻き戻されるということを。つまり、彼は彼女が目の前で死んでも、いつかの過去で無事に生き返ることを知っていたはずだ。「お前を再び生かすために」と言う言葉は、彼女が生きていることそのものではなく、「自分の目の前で再び」生きていることが重要だったのだ。実にオスカルらしい利己的な動機。しかし、イネスは彼の言葉を信じなかった。あれは、イネスが命を懸けて引き起こしたスキャンダルだった。結局は父である皇帝の手によって追い詰められたのだろう。
高貴に育ち、繊細な気質であったオスカルが、目の前で目撃したイネスの自殺に苛まれ続けていたという言葉は真実かもしれない。当時、服用していたあらゆる薬のせいで狂気も極限に達し、彼女の死後に完全に正気を失ったとしても不思議ではなかった。彼を異常なほど愛していた母后でさえ、イネス・ヴァレンザが死を選んだ頃には息子を軽蔑していた。自分が勝手に無様にのたれ死んだくせに、今さら”すべてはお前のためだった”なんて、体裁を整えるための言い訳を並べているに違いないとイネスは考えた。
そうして時間を巻き戻した人生。すでに卑しい画工と駆け落ちして消えていた妻。彼の完璧な人生を再び正常化するためには必要な、あるいは、失敗を繰り返し、ついに死をもって逃げ出した女に対し、執着を超えた何かを感じていたのかもしれない。気が狂った末に一周回って、自分の執着の中にはどこかロマンチックな部分もあったのだと、本気で錯覚するようになったのかもしれない。彼がバルコニーで語った言葉の中で、何よりも正確で信頼できる事実は、彼が一瞬たりとも正気ではなかったということだけだ。
オスカルはイネスを苦しめるつもりはなかったと語った。エミリアーノは憎かったが、彼を殺したのは俺ではなく、お前の兄だっただろう? と。16歳から20歳のわずか4年で、またイネスが消えて、人生があれほど虚しく感じられたことはなかった。家門の名誉ばかりを重んじるルシアーノのせいでお前が大切に愛したあの哀れな男が死んで、信じていた兄が愛する男を殺した現実に耐えきれずにお前まで死んでしまった。お前の父親がお前を汚らわしい女だと嫌悪したせいで、お前がヴァレスティナの手で追い詰められていることを知っていたら、俺は絶対に・・・。
オスカルの語りを聞いていたイネスだったが、あの頃、イネスが父と兄の嫌悪を買ったのは、当時の自分から見ても当然のことだった。彼らにとっては天災も同然。ヴァレスティナ家の名誉は地に落ち、娘が裏切った相手は皇太子。淫らな罪人が捕らえられて裁きを受けるか、惨めな境遇に堕ちる様を見せるまでは、この騒動に終止符が打たれることはなかった。不義を働いた娘を救い出すためには、せめてもの名分を探し出さねばならなかった。
名分。エミリアーノが死に、イネスがルシアーノに捕らえられて連れ戻されたとき、父がアルメナーラ伯爵の後妻に入れという皇后の命に対し、「断る名分がない」と、イネスに告げた。イネス自身も、子供を殺せと言われるまでは、それに従うつもりでいた。
ずっと後悔していた。あの男と、もう少しの間だけでも遊びに興じさせてイネスに息抜きを与えてやるべきだったと。ルシアーノを止めてやれなかったことだけが申し訳なかった。イネスが戻りさえすれば、どんな条件もつけずに許すと言ったのに、まさかあの男を目の前で殺してしまうなんて・・・。イネス、愛する者が目の前で死ぬ苦痛はよく知っているよ。その痛みがどれほど残酷で、凄まじいものか。お前が初めて無事に産んだ子を、どれほど愛おしんでいたかも知っているよ。
馬車の壁に預けていた頭を動かし、イネスは向かいの席で目を閉じているルシアーノを見つめた。オスカルは、イネスに最初からそう「思い込ませる」つもりだったのだ。お前の兄が、そして父親が、お前の愛した男も子供もすべて手にかけたのだと。オスカルは手を一切汚すことなく彼女の夫と子供を殺し、ヴァレスティナ家とイネスが永遠に決別するようにしむけた。死んででも逃げ出したいと願った時の夫よりも、もっと深く憎み、嫌悪する対象をイネスに作るために。そして、皇太子に妻を奪われても反論する名分すら掴めないような忠誠心の強いアルメナーラ伯爵の妻にし、永遠に自分の手中に収めるために。それは間違いなく、復讐に近いものだっただろう。
ルシアーノは、妹の卑しい夫を喜んで引き離し、悲惨な境遇に突き落とすことはできても、彼女が大切にしている「もの」をあえて壊すような性格ではなかった。彼がエミリアーノをこれ見よがしに殺したのも、最初から彼女に向けたものではなかったのだとイネスは思い至った。無条件の許しだなんて。
お前を生き返らせたら、今度こそ無条件の愛で報いようと思ったんだ、とオスカルはイネスに言った。だがオスカルはこの世の何事も無条件に考えるような男ではないことをイネスはわかっていた。
この結婚はどうせうまくいかない296話レビューまとめ
韓国のサイトkakaowebでのレビューを見てみましょう。

数多くの小説を読んできましたが、これほど気持ち悪いと感じた奴は初めてです

皇太子が掘った罠にイネスの父と兄がよくかかった。その時もイネスを自分の愛人にしようと全部計算したんだね。

エミリアーノと結婚したのは計算外だったのに、くう〜

今回もカッセルとはうまくいかないだろうと思って結婚させておいたのかな

皇太子が条件を出したのか?ルシアーノはエミリアーノを殺すしかなかったのか?

本当にデタラメを丁寧に語るね

わあ、すごく最悪。嫌すぎて高血圧になる

カッセルには、カッセルに嫉妬してイネスを惨めにしたと言っておいて、冗談じゃないよ

ああ、だからルシアーノが・・・そういうことだったのか

耳を洗いたいです
わたしの感想◎すごく複雑な話なのに、オスカルがちょいちょい嘘を挟んでくるから余計に複雑になる!なんかもっともらしくてズルいなあ。イネスがよく冷静に分析している
まとめ
この結婚はどうせうまくいかない あらすじと韓国原作漫画レビューをまとめました
コメント
正月疲れを癒す、毎日の更新感謝します。最後の韓国サイトの書き込みも小気味いいです。クソ皇太子に腹が立つと言うか、吐き気がしますが、イネスの冷静さ、ルチアーノ兄の愛に喝采です。
私は楽しいのですが、グランスノウ様はどうか、お疲れになられませんように。
エテさん、再びコメントありがとうございます!書き込み気に入っていただけて嬉しいです!皆で感想を言い合って読んでいる気分が味わえると楽しいかなと思って青人間と緑人間に喋ってもらっています。お気遣いまでいただいて・・・力尽きない程度に励みます!ありがとうございます!