※未読の方はネタバレにご注意ください
ピッコマ(まんがアプリ)で毎週金曜日連載中の貴族社会を舞台に書かれる恋愛ロマンス漫画『この結婚はどうせうまくいかない』毎週続きが気になるとても面白い漫画なのでご紹介します
ノベルのあらすじと韓国原作のレビューをまとめました。
イネス前前世相関図
「この結婚はどうせうまくいかない」イネスの前前世の相関図です

イネス前世相関図
「この結婚はどうせうまくいかない」イネスの前世の相関図です

イネス今世6才時点での相関図
「この結婚はどうせうまくいかない」イネスの今世(6才時点)の相関図です

イネス今世(現在)相関図
「この結婚はどうせうまくいかない」イネス今世(現在)の相関図です

この結婚はどうせうまくいかない300話あらすじ
そしてエミリアーノ。
灯りが無くても分かった。見慣れた形、特別な感覚。メダルに嵌められたカンラン石の形と、その裏面に刻まれた祖母の名。十六歳のイネスがエミリアーノに贈ったもの。彼女の瞳と同じ色だと、エミリアーノが命のように大切にしていたもの。かつてそれすら手放さなければならなくなった時、彼を最も惨めな気持ちにさせたもの。
イネスはネックレスをゆっくりと握りしめた。それは今、彼女の宝石箱の中にあるものと同じだった。祖母から譲り受けて以来、今世では一度も彼女の手を離れたことがない品。イネスは、祖母が”再び”亡くなり遺品を受け取ってから、以前とは違って一度もこのネックレスを首にかけたことがなかった。エル・タベオの質屋で鎖のないメダルを目にするまでは、取り出して間近で眺めることさえしなかった。自分が何を恐れていたのか、彼女自身にもわからなかった。
辛うじて整えていた呼吸が乱れる。それでも彼女は自分に言い聞かせ続けた。大丈夫、大丈夫、大丈夫と。ネックレスを掴むこともできず、投げ捨てることもできず、ただそれを載せている手がガタガタと震えた。ビルバオで、ビルバオで・・・。カッセルの瞳を見る勇気がなかった。
カッセルが彼女を再び横たえようと肩に手をかけた瞬間、イネスは発作的にその手を振り払った。カッセルの手が止まり、イネスは何かに追われるように彼に謝罪した。空中で止まっていた彼の手は、拳をぎゅっと握りしめたあと、イネスから遠ざかっていった。ビルバオから、カッセルが・・・。
思えば、バルコニーに隠れる必要さえなかったのかもしれない。カッセルはすべて知っていたのだから。私が・・・。メダルの上に、イネスの涙がぽつりと落ちた。あの純真で愚かなエミリアーノが、こんな忌々しい偽物を差し出してしまうほどに、カッセルのことを完全に信じ切っていた。無理もない、命の恩人だったのだから。あの馬鹿な男は、なぜあの素晴らしい男と結婚しなかったのかとまで訊いてきて、微塵の嫉妬も見せていなかった。
エミリアーノのことを自分一人だけで記憶している事実は、彼女の心を絶望させたり、安堵させたりした。その孤独こそが世界で最も安全な場所のように感じられ、すべては過ぎ去ったことですらないように思えた。起こったことがないのであれば過ぎ去ることもなく、過ぎ去ったことがないのであれば振り返る必要もなかった。
しかし、エミリアーノはすべてを覚えていた。すべてと言っても、彼が生きていて記憶できている中に、我が子の最期などは含まれていないはずだとイネスは思った。イネスが身分を取り戻し、カッセルのような高貴な男と幸せになったと信じているだろう。二人が過去を覚えているからといって、同じではない。イネスだけは今も逃亡中の殺人犯であり、嘘つきのままだと思っていた。彼女はルカの息の根が自分の手の中で絶えた瞬間を思い出していた。
それでもなお、たった一人だけには知られたくないと願う相手がいるとしたら、それはカッセルだった。ただ、彼の前でだけは、ただのイネス・ヴァレスティナでありますように。これが全く別の人生でありますように。すべてが起こらなかったことでありますように。カッセルがオスカルを知っていると口にした瞬間から、自分の願いがすでに手遅れであったことを悟りながら。
イネスは鎖はカッセルがつけてくれたのか尋ねた。カッセルはエミリアーノが数年かけて金を貯めて、イネスに完全な形で返そうとしたものだと告げた。最初から自分には、あまりにも分不相応な贈り物だったと言っていたと。イネスに笑みがこぼれた。エミリアーノこそ、自分にはあまりにも善人すぎた。今、目の前にいるカッセルと同じように。イネスはそれがすべてなのかと尋ねた。
彼が神から慈悲を授かったのは、イネスが再び二十歳になった時だとカッセルは告げた。それから、エミリアーノが本来はイネスのように自ら命を絶った者だけが受ける刑罰を、自ら志願した男だったのだと明かした。イネスを覚え続け、そして二度とイネスに会わないために。イネスはゆっくりと顔を上げた。暗闇の中で、カッセルと目が合ったような気がした。
カッセルは、エミリアーノは自分と一緒に住んでいたイネス・ヴァレスティナがすでに自殺を遂げて戻っていたことを後になってから知ったそうだとイネスに語った。イネスは、もういい、やめてほしいと懇願した。けれど、カッセルはそれでエミリアーノがすべてを知ったわけではなかったと続けた。彼の記憶は、イネスの腕の中で息を引き取った瞬間に終わっていたから。
エミリアーノが自身が死んだ年にエル・タベオへ赴き、あのメダルを預けたのは、イネスに伝えたいことがあり、捜し出すためだったと明かすカッセル。神の慈悲によって、彼が決して思い出すことも、思い出してもいけないはずの出来事を、ある日知ってしまったからだと。苦しそうにカッセルの名を呼び、ベッドの上で崩れ落ちる彼女の体を、彼が支えた。
カッセルは、・・・イネスが彼らの子供を殺したということを、と声を発した。
イネスは声にならない悲鳴を上げた。床へと崩れ落ちるその体を、カッセルは素早く受け止めた。イネスは彼の手から逃れようともがき、カッセルを愛していると言ったではないかと訴えた。愛しているから見せられないと言ったのにと。イネスは声もなく泣いて、透明な涙が瞬く間に顔を濡らし、ただ激しく上下する胸を震える手で押さえながら、カッセルを突き放そうとした。しかし、カッセルはそれを許さず、彼女の腰を強く抱き寄せた。
イネスがルカを自分の手で送り出し、自らをも再び手にかけたことを知っていると静かに説いた。二度とあんなことはしないことも分かっているよ、僕が君をあんなふうにはさせない、君は二度と選択を誤ったりしないよと告げた。大丈夫だ。もう。すべて上手くいくよ。彼はイネスの耳元で、絶え間なくそう囁き続けた。
エミリアーノが大丈夫だと言っていたことも伝えた。すべては自分の選択が招いた結果だと。だからすべてイネスではなく自分の罪なのだと。だがカッセルの目には、二人とも罪人ではないと考えを述べた。エミリアーノは、あの時イネスが間違っていたことなんて何一つない、今からでもすべてを忘れて穏やかになってほしい、ただその言葉を伝えるためだけに、全財産を投げ打って贈り物を再び作り上げた男で、イネスは、生まれたこともない子供を手にかけた罪悪感で自らをしばった女だと。彼女はゆっくりと彼の腕の中へ崩れ落ちた。カッセルは彼女のこめかみに口づけを落とし、エミリアーノの許しを伝えた。
君のルカはあまりにも善い子だったから、人生の苦痛から早くに解放されただけだよ、イネス。
イネスは初めて声を上げて泣いた。夜が完全に明け、朝の光が満ちるまで、カッセルの腕の中でいつまでも。
この結婚はどうせうまくいかない300話レビューまとめ
韓国のサイトkakaowebでのレビューを見てみましょう。

あまりにもエミリアーノがいい男で、ナムジュに没頭できないね

エミリアーノもすごい愛だったね。カッセルに劣らない熱い愛だよ。

思ったよりこの事実を穏便に話すことができてよかった

エミリアーノがあまりにも善良で、涙が止まらない。全てを知って、すべて慰めてくれるよ

ついに最も深い罪悪感からすこーしだけでも抜け出せるきっかけができたね

イネスの前世はほとんどで被害者で、唯一加害者だった事件が子供のことだった。少なくとも、前世と現世でイネスにとって大切な人々がその真実を知っても非難しないことはイネスのパニック発作の治癒に役立つと思う

皇太子はいつ転がりますか???

ああ、かわいそう

泣泣泣泣泣

エミリアーノもすごくいい人だった。本当に二人で幸せになれたのに・・・

すべて私の罪だ・・・とても悲しい300話だった

二人ともすべてを知っていてもイネスを愛してる。ね、イネス、愛されることだけが残ったよ!!!
わたしの感想◎あまりにも辛い悲しい時間だった。イネスが過去を忘れることはないけれど、初めて声を上げて泣けたね。エミリアーノもカッセルもありがとう
まとめ
この結婚はどうせうまくいかない あらすじと韓国原作漫画レビューをまとめました
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