※以下の内容は、ネタバレが含まれておりますので、ご注意ください。
ピッコマで大人気漫画「イレストーン家の呪いを解け」の韓国原作ノベルのあらすじとレビューを紹介します。ちょっとホラー見もあるファンタジー作品です。ぜひおすすめです。
これまで漫画のあらすじをお届けしてきましたが、今回ノベル41話から原作ノベルのあらすじに切り替えることにしました!
漫画は視覚的な魅力がある一方で、ページ数の制限からどうしても省略される部分があります。しかし原作ノベルには、登場人物の感情、背景設定の細かな描写、セリフの行間に隠された人物の想いまで、書いてあります。
ノベルだからこそ味わえる「深さ」を、感じていただけたらと思います。
もちろん、「漫画では何話にあたるのか」が気になる方のために、ノベルと漫画の対応表も用意しました。両方を見比べながら、作品の世界をより深く楽しんでいただければ嬉しいです。
韓国での題名を直訳すると「イレストーン邸の100の呪い」です。呪いは100個あるのかな?そのへんも楽しみですね
文:nono先生「もう新しい家族を探そうと思います」、「九尾の狐の正しい育て方」
作画:JUNIMON先生
原作:Tinta先生
各話一覧表は以下のリンクから
イレストーン家の呪いを解け!68話あらすじ
「廃墟の孤児院」
使用人たちを助けた礼として、アーベルたちはイレストーン大公から滞在中の宿を提供された。勇者の冒険譚で必ず見かける、助けたお礼に寝床を提供してくれるNPC。原作では悪役だったイレストーン大公が、主人公たちの衣食住を支える存在に生まれ変わったのだ。
シモーネが呆れて鼻を鳴らすと、アーベルはそれを歓迎と勘違いし、今まで泊まった場所とは比べものにならないと喜んだ。ルイヴィーがシモーネの浮かない表情に気づき、ベリントン侯爵が言っていた閉鎖された孤児院にいつ向かうのかと話題を変えてくれた。シモーネが明日さっそく行こうと答えると、ルイヴィーは承知して帰ろうとした。
そこをアーベルとビアンキががっしり捕まえ、出発までの間だけでも一緒に泊まれと引きずるようにして客室へ連れて行った。やはり原作通り、彼らは着実に仲間としての絆を深めていくようだった。
***
翌日、外出の支度を整えたシモーネは、護衛の騎士がいないことに気づいた。イレストーン大公が彼女の護衛をルイヴィーやアーベルたちに任せたのだ。シモーネにとってはその方が気楽だった。
むしろ送り出す側のアンナの方が心配でたまらない様子で、バッグに必要なものを詰め、お守りや財布、大公から預かった小遣いまで入れたと報告し、食事を必ず取ること、怪我をしないこと、万一のために軟膏も入れたと小言を並べ立てた。アンナはシモーネを箱入り娘のように思っているらしいが、彼女は変装すらせず一人で孤児院からイレストン邸まで逃げ延びてきたのだ。シモーネは呆れ半分にアンナの頭を撫でてやり、アーベルたちが待つ接見室へ向かった。
***
三人組が親しげに声をかけてきた。シモーネが軽く挨拶を返し、レンの姿がないことに気づくと、オルカンが昨夜帰ったと教えてくれた。近くに家があるのに他人に混じって寝たいはずがないと。アーベルがやはりお坊ちゃんだなとぼやいた。
シモーネは首をかしげた。皇太子の家といえば城のはずで、城郭の外にあるイレストーン邸とはかなりの距離がある。わざわざ遠路通ってくる情熱に感心していたのだ。するとビアンキが、レンはこの大公領からそう遠くない場所に住んでいると教えてくれた。端からここを拠点にするつもりで近くに家を買っていたらしい。さすがは皇太子様だとシモーネは呆れた。
ルイヴィーが合流し、一行は馬車でベリントンが言っていた孤児院へ向かった。
***
到着した一行が、板切れで適当に作っただけのような施設の惨状に口々に不満を漏らす中、シモーネはただ呆然と建物を眺めていた。イレストーン大公がこの場所を知っているはずだと言った理由がこれだった。この閉鎖された孤児院こそ、かつてシモーネが暮らし、逃げ出した場所だったのだ。
まさかこんな形で戻ってくるとは思わなかった。いつの間にか閉鎖されていたらしい。ルイヴィーが声をかけてきた。イレストーンの屋敷で過ごした後に改めて眺めると、ここは到底人が住めるような場所ではなかったと痛感する。シモーネは複雑な心境を押し殺し、ここが自分のもともと住んでいた場所で、逃げ出した孤児院だと打ち明けた。
ルイヴィーは驚愕した。今にも崩れ落ちそうなこの場所で暮らしていたとは。大公家の支援金が子供たちのために使われず閉鎖に追い込まれたこの場所で。何不自由ない暮らしを送ってきたのだと勝手に思い込んでいた。ルイヴィーは拳を握りしめた。
どうしてイレストーン大公家の庇護を受けることになったのかと問われ、シモーネは答えた。院長にオカルト学会へ売り飛ばされそうになったのだと。唯一放置されていたネクロマンサーだったから逃げるしかなく、行き着いたのがイレストーン家だったのだと。シモーネは少し苦い声を漏らした。ただ前だけを見て走ってきたが、すべてが始まったこの場所を目の当たりにすると、妙な気分になる。
その時、肩にずしりと重みがかかった。死んで久しい九尺もの大女の幽霊が、また肩に飛び乗って再会を喜ぶように居座ったのだ。ルイヴィーが心配したが、シモーネは何でもないと流した。呪いに満ちた屋敷にいる間、この幽霊はここに戻っていたらしい。ベリントン侯爵が言っていた腕が九尺もある何かの正体はこれだったのだと、疑問が一つ解決した。
シモーネはイレストーン大公が受け入れてくれたおかげで助かったと軽やかにその場を締めくくり、アーベルたちの元へ向かった。
***
シモーネが孤児院の建物へ歩き出すと、アーベル一行とルイヴィーが後ろについてくる。原作のシモーネはきっとこんな気分だったのだろう。内気だった彼女が物語の中で勇気を持ち大胆になっていった理由がよく分かった。自分の後ろに控えるとてつもなく強い連中は、あまりにも心強い。どんな無茶をしても、たとえ相手が幽霊であってもカバーしてくれるに違いない。今一緒にいるのは、この物語の主人公たちなのだから。
建物の入口に到着し、シモーネがドアノブを回した。重苦しい金属音を立てて扉が開く。ルイヴィーを先頭に、シモーネ、アーベル一行が順に中へ踏み入れた。
孤児院の内部は窓がないせいで薄暗く、腐ったような臭いが充満していた。呪いに付き物の死臭とは別の質の不快さだった。腐った食べ物、古い衣類や朽ちかけた家具、カビの臭いが混じり合い、不潔極まりない生活臭が漂っている。
暗すぎて何も見えないとルイヴィーがこぼすと、ビアンキが素早く鞄からロウソクを取り出し、オルカンが火の魔法を灯した。廊下がぱっと明るくなったが、照らし出された光景は凄惨だった。腐敗した食べ物に吐瀉物、壊れた家具やガラスの破片、正体不明の血痕。ビアンキが不気味だと呟き、他の面々も言葉を失った。
シモーネは硬直した仲間たちを一度見やり、先んじて足を踏み出した。ひとまず奥へ進もうと促して。
イレストーン家の呪いを解け!68話レビューまとめ
韓国のサイトkakaowebでのレビューを見てみましょう。

あまり怖くもないんだけど

アーベルの一行は仲が良いとはいえ、ただ他人の立場に配慮しない鈍感さがある。

ここに来たのはとても危険そう。

あまりにも面倒見がよくてかわいい

内容がどんどん核心に近づいていく感じ

幽霊がいるのを見たら、、お守りで除霊しよう。

レンとルイヴィーは同じ人ですよね?混乱する。

肩の上の幽霊は見た目の変化なしなんですね。

幽霊が馴染みすぎ……いるということは危険もないってことだから安心もするww

廃墟のホラー体験……
私の感想◎結局、主人公たちのパーティーでイレストーン邸とは関係のないクエストをしてしまっていますね。
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69話
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