※未読の方はネタバレにご注意ください
ピッコマ(まんがアプリ)で毎週金曜日連載中の貴族社会を舞台に書かれる恋愛ロマンス漫画『この結婚はどうせうまくいかない』毎週続きが気になるとても面白い漫画なのでご紹介します
ノベルのあらすじと韓国原作のレビューをまとめました。
イネス前前世相関図
「この結婚はどうせうまくいかない」イネスの前前世の相関図です

イネス前世相関図
「この結婚はどうせうまくいかない」イネスの前世の相関図です

イネス今世6才時点での相関図
「この結婚はどうせうまくいかない」イネスの今世(6才時点)の相関図です

イネス今世(現在)相関図
「この結婚はどうせうまくいかない」イネス今世(現在)の相関図です

この結婚はどうせうまくいかない410話(エピローグ7話)あらすじ
――イネス・エスカランテ・デ・ペレス
その年の冬、イネスは子を身ごもった。懐妊を知ったのは翌年の初め。司令部の晩餐会以来、毎日のように夜を共にしていたのだから、当然の結果だったのかもしれない。すべては順調だった。エスカランテ公爵夫妻がすぐさまカルステラへ駆けつけてくれたのと同じくらい、ヴァレスティナ公爵夫妻もこの世のすべてを手に入れたかのように喜び、まだ生まれぬ子の名義で債券や信託書類を送りつけてきた。二人の署名が並んでいるところを見ると、メンドーサで共に過ごしているようだった。
レオネルからは密かにもう一通手紙が届き、父親である自分だけでも会いに行きたいという意向が示されていた。ルシアーノを通じて、レオネルがオルガを制御しているとは聞いていた。リカルドが生まれる前からオルガが手紙ばかり送ってきたのも、そのためだったのだろうか。
人生のどん底にいた時、駆けつけてくれない母をイネスは恨んだ。口でどんな暴言を吐かれようとも、その腕に抱かれたいと願った時間があった。幼い頃、自分を強く抱きしめてくれる瞬間だけは、オルガもただの愛する母親だったから。ただその時が必要だった。自分を「大人」ではなく、「子供」に戻してくれる母親が。
しかしその記憶は、成長の過程で美化され膨れ上がったものに過ぎなかった。それでも、そんな記憶がなければオルガという存在に耐えられなかっただろう。彼女は、切望した母性が壮大な虚像であったことに、そう遅くないうちに気づいていた。孫が死んだのに顔も見せない母を恨んでいたことが父のせいだったとしても、今さらそれが何だというのか。後悔も未練もなかった。手紙は燃やせばいい。母に甘すぎるゆえに子供たちに残酷だった父も含めて、会わずにいるのが正解なのだ。
自分の子にはあの者たちの声を聞かせない。オルガの欠片すら我が子に継がせるつもりはなかった。決して傷つけない、痛みのない愛だけを与えると、彼女は平らなお腹をなでながら、まるで古くからの習慣のようにそう繰り返した。今度こそ健康な子を産みたかった。カッセル・エスカランテは健康そのものが取り柄の男だ。誰に責任があるかは明白ではないかと。
リカルドの時はつわりが酷く、痩せ細った体でアンヘリカの薬を流し込むのが精一杯だった。今回も容赦ないつわりに耐えながら、無理にでも食べ物を飲み込んだ。すべて吐き戻しても、胃が空になれば再び口に運んだ。ヨランダの料理も新鮮な果物も受け付けなかったが、リンゴだけは少しずつ食べられるようになった。その姿を見て、彼女の食事にまるで自分こそが餓死しそうなほど必死に寄り添っていたカッセルは、ようやくまともに息をつけた。
庭にリンゴの木を植えようかと彼は言った。庭全体を果樹園に変えてしまいそうな勢いだった。再会したばかりの頃とは違い、寡黙な男に戻ってはいたが、その行動にはどこか度を越したところがあった。実がなる頃には子供が生まれているから無駄だと彼女が言うと、リンゴがなる前に赤ちゃんが生まれるのかと、重い事実を噛みしめるように呟いた。
彼女がリンゴを噛む姿を、カッセルは頬杖をついて眺めていた。かつてはそんな眼差しに照れたこともあったが、絶え間ない吐き気と眩暈に朦朧とする日々では、彼の瞳が語る愛を意識する余裕などなかった。前回の妊娠時とは異なり、カルステラでの二人の距離は毎日身近で日常的だった。林檎が好きな妻と子のために無駄ではないと食い下がる彼に、果樹園に住みたいほど好きではないと返すと、今の自分には林檎が神のように見えると言う。神様なら恐れ多くて食べられなかったと切り返す――かつて必要な会話しか交わさなかった二人が、他愛もないことで言葉を重ねるようになっていた。
だからこそ時折不安になった。いつか子供を連れてメンドーサやエスポーサに戻った時、「彼が隣にいるのが当たり前」という感覚をどうすればいいのか。赤ん坊はまだ三ヶ月なのに遠い未来ばかり考えるのは、せめてその未来まで子供が生きてほしいと願うゆえだろう。カッセルも同じだった。結局、庭の左側にリンゴの木を並べる計画を頑なに押し通したのだから。
薬の時間だと思い出したカッセルが、トレイを押しやり慌てて傍に寄ってきた。薬を手に取ると水を持って待ち構えるその手つきは実に献身的だ。自分は世話を焼かれるのを疎む癖に、妻の前では生まれつきの従者のように振る舞う。どんな女性が妻でも慈しみ愛し抜いたであろう男――やはり自分にはもったいない相手だった。
苦い薬を水で流し込みながら、良い母親に、いつか良い妻にもなれたらと願わずにはいられなかった。よく飲めたなと褒める彼に、結婚前からずっと飲んでいるものだと返した。この薬のおかげで子を授かれたのかと問う彼に、たぶんねと答えた。体が弱くても胎児を守り安産に導くという薬――かつて惰性だったその行為が、今や切実な願いに変わっていた。
15歳の頃、母オルガがその薬の効能をイネスに言い聞かせてきた時は忌々しく感じた。しかし今では、かつてのオルガのようにその言葉を心の拠り所にしている。君のお母様がわざわざ用意してくれたのだから、体に良いものなのだろうとつぶやくカッセル。カッセルが「君のお母様」と口にするたび、隠しきれない嫌悪の表情を見せる。彼は義母を軽蔑している。彼女の前では悟られまいと努めながらも。カッセル・エスカランテでもこんな表情をするのか、とイネスは思っていた。
やがて彼はそんなことはどうでもいいという風に、イネスの痩けた頬をそっとなでた。コップを受け取った手が、よく頑張ったと言わんばかりに手の甲をぽんぽんと叩く。子ども扱いしないでと不満げな視線を向けると、屈託のない笑みを返された。ヴァレスティナ公爵には返事を出したのかと問われ、出したと答えた。カッセルがもてなしの準備や狩猟場の遊覧を提案し始めるのを遮り、会わなくても大丈夫だと伝えたと告げた。わざわざ来なくていいと。カッセルは言葉を失った。
この結婚はどうせうまくいかない410話レビューまとめ
韓国のサイトkakaowebでのレビューを見てみましょう。

子供を守るために必死で飲んだ薬が、実は子供を死なせる薬だったなんて・・・。それを知ったとき、どれほど絶望したことか。今よりずっと若くて未熟だったんだもの

その薬、お願いだから飲まないで!!!

薬を飲むシーンが出るたびに、胸が締め付けられる・・・

この人生の時から、アリシアに酷いことをされていたんだね

悪魔が人の皮を被ったようなアリシア。イネスに嫉妬して、15歳の時から薬剤師を通じてイネスの幸せを壊していたなんて、あの薬が元凶だったんだね

母親のせいで自尊心がボロボロ・・・。読んでいて辛い

リンゴはこの時も好きだったんだね!

あぁ、もう、本当に読んでいられない・・・。あのバルカのクソ女、100回死んでも100回生き返らせて、皇后のもとに送ってやりたい気分だわ

せめてあの時だけでも薬を飲まなかったら、何かが変わったのかな・・・。心が痛い

今回の人生では、義両親とそこまで親しくなれなかったのでしょうか
わたしの感想◎形は歪んでいるけれどオルガの愛だと思うと、まさか薬を疑うことはしないよね
まとめ
この結婚はどうせうまくいかない あらすじと韓国原作漫画レビューをまとめました
411話(エピローグ8話)

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