※未読の方はネタバレにご注意ください
Kakao大人気ノベル「オークの樹の下」のKim Suji先生の新作「忘れられた野原」の連載がピッコマで始まりました!イラストも「オークの樹の下」小説扉絵を担当された千景先生です。2025年12月現在、韓国kakaoサイトにて180話までアップされていて連載中です。ウェブトゥーン化も期待されている作品、ご紹介します。レビューは、韓国でのレビューをまとめております。
ノベルのあらすじと韓国原作のレビューをまとめました。
忘れられた野原60話あらすじ
タリアは両足で床を踏みしめ、背筋を伸ばした。膝から背中にかけて痺れるような痛みが走るが、座り込みたい衝動を抑え、平然を装って実の父親を見上げた。顔を合わせるのはおよそ半年ぶりで、以前も遠くからすれ違っただけだ。赤の他人と対峙しているような気分は、目の前の男にとっても同じであるようだった。不快感を隠そうともせず、皇帝は視線を逸らし、他人事のような声で、大変な目に遭ったこと、体に傷が残ったことを口にした。タリアは敵意を込めた瞳で皇帝を射抜き、鋭い笑みを浮かべて、傷を見たいのかと嘲るように問い返した。
男の眉ががくんと歪んだ。怒声を予想したが、ビルス・ロエム・グルタはまるで初めて娘の顔を見たかのような表情で彼女を凝視し、確かめるまでもないとぶっきらぼうに吐き捨てた。皇帝の視線がバルカスへ向けられた。ふと不安がこみ上げてくる。一体何の理由で、自分とバルカスを同時に呼び出したのだろうか。しばらくの沈黙の後、皇帝が責め立てるように口を開いた。バルカスに子らの安全を託した結果、第2皇女が致命傷を負い消えない後遺症まで残った、この責任を認めるかと。タリアは全身の血が凍るのを感じた。
バルカスの視線が、一瞬だけ自分に向いて、すぐに離れた。続けて、何の感情もこもらない声で責任を認めた。悔しさも、罪悪感も、弁解を飲み込む様子さえない。ただ、ありのままの事実を述べるかのように淡々とした声だった。いかなる処罰も受けると述べた。タリアは思わず一歩踏み出した。バルカスは悪くないと叫ぼうとして口を噤んだ。本当に彼は何も悪くないのか。自分に背を向けて駆けていった彼の姿が重なり、すべての言葉を奪い去った。
皇帝が重いため息をつき、今回の件で伯爵家と第2皇女の縁談は破談となり、傷の多い娘ゆえ今後ふさわしい嫁ぎ先を見つけるのは難しいと、彼女が存在しないかのように言い放った。そしてアイラとの婚約を破棄し、第2皇女タリア・ロエム・グルタを妻に迎えよと告げた。タリアは息を止めた。呆然と皇帝を見上げ、セネビアへ視線を向けると、獲物を飲み込んだ蛇のような笑みが浮かんでいた。
背筋が凍りつき、全身から冷や汗がにじむ。バルカスの表情を確認する勇気さえない。諸侯の息子がこんな理不尽を受け入れるはずがなく、当然拒否するだろう。タリアは震える手で衣の裾を握りしめた。数秒の沈黙の後、バルカスは第2皇女殿下が同意されるならそのようにすると述べた。タリアは、勢いよく顔を上げた。バルカスはタリアを射抜くような視線で見下ろすと、言葉の一つひとつを舌の上で転がすように、ゆっくりと付け加えた。王女殿下を妻として迎えると。
一瞬、心臓が止まったかのようだった。きっと空耳に違いない。バルカスが自分と結婚するなどと言うはずがない。皇帝の低い声が混乱から彼女を引き戻した。同意するならシアカン大公妃の座はお前のものになると。その冷笑にタリアはようやく、皇帝が自分の拒絶を望んでいることに気づいた。皇后の圧力に負けて提案しているが、私生児がアイラの婚約者と結ばれることなど望んでいない。バルカスも、自分が嫌がって騒ぐことを見越しているのだろう。いや、間違いなくそうだ。
頭の中が冷えていった。承諾すれば焦がれ続けた男が自分のものになる。しかしドレスの裾に隠した脚を見下ろせば、この体を彼に見せねばならないと考えただけで内臓がねじ切れる思いだった。万が一にも、彼の顔に嫌悪や拒絶の色が浮かぶのを見てしまったら、その時こそ本当に正気ではいられないだろう。
タリアは再び彼を見つめた。いつも拒絶し、背を向けてきた男。自分ではなくアイラを救った男。死んでも自分を愛さないはずの男。そんな男のそばで一生を過ごせるのだろうか。そんな苦しみの中へ、本当に自ら這い戻りたいのか。これ以上、傷つきたくはなかった。耐えられないと吐き出そうとした瞬間、笑みの消えたセネビアの顔が目に入り、その瞳は失望させたら許さないと警告していた。
バルカス、皇帝、セネビアの顔が混ざり合い、激しい眩暈に襲われた。額は汗でびっしょりと濡れ、拭った瞬間に視界が揺れ、タリアは膝から崩れ落ちた。体に走る衝撃に、彼女は荒く息を呑んだ。遠くで鋭い悲鳴が聞こえる。セネビアの侍女たちが騒ぎ立てているようだった。
床に伏したまま、霞む視界の向こうにバルカスの強張った顔がぼんやりと見えた。顔色が青ざめて見えるのは、未練がましい愛が生んだ錯覚だろう。満身創痍の自分を見ても眉一つ動かさなかった人が、自分のために動揺するはずなどない。朦朧とする視界に彼を留めようと抗ったが、やがてすべてを投げ出すように意識を手放した。
***
次期大公と第1皇女の婚約が破棄され、第2皇女がその座を奪ったという知らせは、瞬く間に皇宮中へと広まっていった。
忘れられた野原60話レビューまとめ
韓国のサイトkakaowebでのレビューを見てみましょう。

セネビアの育児:タリアの前に獲物(バルカス)を捕まえてきてあげる → 7年間も自力で食べられなかった → 口の中に無理やり押し込む → タリア:(口を固く結ぶ) → セネビア:怒

足、修復できたはずなのに、セネビアはあえて直さなかったみたいだね。見てるこっちまで悲しくなる。男主にずっと執着しまくってたのに、相手に嫌われてると思い込ませるなんて、ある意味才能だわ。お互い好きなのは読者だけが知ってるっていう・・・はぁ

マジで皇帝はクソ親ですね。アイラだけが自分の娘だってか。タリアが一体何の罪を犯したっていうの。自分が全部しでかしたことなのに、なぜ罰はタリアが受けてるの

きっと死ぬまで・・・タリアは背を向けてアイラを助けに行ったバルカスを思い出し、バルカスは自分の冷遇のせいで、タリアが消えない苦しみと傷跡の中で生きていくことに罪悪感を感じ続けるんだろうな。二人が愛し合うようになっても、これは本当に深い傷として残りそうで胸が痛い

わあ、タリアは母親に似て「婚約者のいる男の隣を奪い取った」っていう噂がまたレッテルとして付きまとうんだろうな。バルカスの本心に気づくまでは、そのレッテルにまた無残に壊されていくんだろうか。可哀想すぎる

バルカスの反応を見る限り、思っていた以上にタリアのことが好きみたいだね

バルカスは、自分と結婚するのが倒れるほど嫌なんだって勘違いしそう・・・ 勘違いモノ、最高に美味しいです・・・

バルカスにとって、生まれて初めての最も歓迎すべき命令だったんじゃないかな?「願ってもない幸運」という言葉がこれほど似合う命令はない

タリア、バルカスが言葉を一つひとつ噛み締めるように伝えた理由がわかる? 君の顔を見てプロポーズしてるんだよ。その真剣さを見て、感じてほしい。バルカスが満面の笑みで言ったら嘲笑ってると思うだろうし、顔をしかめたら不快に思ってると思うだろうし、一言だけで答えたら命令に従うだけだと感じただろうし。彼なりに最善を尽くしたんだって分かってあげて

いや、私はバルカスも嫌い。ただの死んだ魚の目だよ。虚ろな目で突っ立ってるだけ。皇帝、皇后、バルカスの3人でタリアを囲んで責任をなすりつけ合ってて、見てるこっちが惨めで死にそう

うわ、今は「自分と結婚するのが嫌すぎて気絶した」と思われてそうだけど、このすれ違いどうすんのよ

子供の頃にタリアに「アイラが泣いてるからさっさとここから出て行け」って傲慢に怒鳴った理由が知りたい。タリアが自分を嫌っていると勘違いしている状況は、実はタリアの性格のせいじゃなく、アイラばかり優先する彼自身の行動の影響が一番大きいと思う。タリアなんて、バルカスが少しでも優しくしてくれたら一瞬でデレデレになるのに

バルカスって元々、皇命なら何でも従う機械みたいな人間じゃなかった? なんでみんな「タリアを好きだ」って解釈してるんだろう。選択の責任もタリアに押し付けたのに・・・。私の目には、いまだに愛はなく「死」しか見えません。

皇帝はタリアを見るたびに自分の恥部を見せられているようで不快だから、なるべく見ないように、いないものとして扱ってるんだろうね。セネビアはタリアを子供というよりは強い人間に育てて自分のように手なずけようとしたけどうまくいかなかったみたい。最後の手札として、バルカスがアイラと結婚できないように陰謀を企てたんだと思う。

やっぱりみんなの予想通り、タリアが怪我をしたのを口実に結婚することになりましたね! タリアがバルカスへの片思いを「未練がましい」と思ってるなんて。タリアに幸せになってほしい

私はセネビアがそこまで悪い母親だとは思わないかな。厳しくはあるけど、娘の恋には一番積極的。バルカスとタリアの二人の心を唯一見抜いている人なんじゃないかな? 恋のキューピッド

タリア、「嫌だ」って言いなよ。あんな男いらない。自分の人生を歩んで。

すべてが酷くて絶望的なのは確かだけど、たった一つ。それでも結婚すれば、この忌々しい皇城からは抜け出せるんじゃないかな? 母親の顔色を伺わなくて済むし、鼻につく侍女や従者も見なくていいし、舐めるように見てくるガレスも、腹黒いアイラも、妹を見ながら自嘲することもなくなる。いろんな意味で、遠く離れるのが正解だと思う。それだけは救いかな

城内でタリアだけが悪女になっちゃうじゃない? 望んでもいない状況で第1皇女の婚約者を奪った女だと。また変な噂が流れるんだろうな

タリアが返事をしなかったから、バルカスもまた傷つくんだろうね

あの性格で誰に言われるでもなく世話し続け、何度も目が合い、タリアが危ないたびに顔を歪めたり青ざめたりする描写。作家さんはバルカスがタリアを好きだってことを随所でかなり分かりやすく表現してると思うんだけど、それでもまだ分からないという人は・・・キスでもしないと納得しないのかも。で、いつするんですか?

急に嫌な予感がする。アイラがやって来て「お願いだから拒絶して」と懇願し、タリアは「あんたを苦しめるために承諾してやるわ」と皮肉を言い、それをバルカスが聞いてしまって誤解するという、非常に不吉な予感、当たりませんように
わたしの感想◎タリアはずっとバルカスのことが好きで、結婚出来ることになった瞬間なんて、ものすごく幸せな気持ちに浸る瞬間になるはずなのに、どうしてこんなにも悲しくて辛い瞬間に。どうやってタリアの心をほぐしていけばよいのか
まとめ
忘れられた野原 あらすじと韓国原作ノベルレビューをまとめました
61話
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