忘れられた野原ノベル87話あらすじ・原作小説レビュー

※ 当サイトではアフィリエイト広告を利用しています

忘れられた野原
スポンサーリンク

※未読の方はネタバレにご注意ください

Kakao大人気ノベル「オークの樹の下」のKim Suji先生の新作「忘れられた野原」の連載がピッコマで始まりました!イラストも「オークの樹の下」小説扉絵を担当された千景先生です。2025年12月現在、韓国kakaoサイトにて180話までアップされていて連載中です。ウェブトゥーン化も期待されている作品、ご紹介します。レビューは、韓国でのレビューをまとめております。

ノベルのあらすじと韓国原作のレビューをまとめました。

スポンサーリンク
スポンサーリンク

忘れられた野原87話あらすじ

積み上げられた衣服の山を眺めていた彼女は、スカートに隠れた脚へ視線を落とした。早朝、乳母に体を洗わせ、治癒術師に包帯を巻き直させたばかりだ。傷痕を見せることはないだろう。タリアは唇を噛みしめた末、小さく頷いて許可を出した。

メイドたちが衝立を立てると、タリアは屠畜場へ引きずられる牛のような足取りでその裏へ向かった。若いメイドがドレスのボタンを外し、それが床へ滑り落ちた瞬間、息を呑んだ。ペチコート越しに歪んだ脚の輪郭が透けていた。屈辱で耳が熱くなり、タリアはぼうっとしていないで早く済ませろと怒鳴った。

硬直していたメイドの不器用さを見かねて、メイド長が自ら乳白色の絹のドレスを着せ始めた。繊細なプリーツが施された薄い裾が、霧のように体を伝い落ちる。灰青色のオーバースカートを重ね、華やかな刺繍の入った腰帯を締めた。帯には翡翠や黄玉、小さな動物を象った装飾があしらわれており、それを隙間なく締め上げてウエストラインを強調すると、金属の鈴や房飾りの紐を腰のあたりに垂らす。金糸に通された宝石が首や手首に幾重にも巻きつけられ、黄金の鳥の紋章のイヤリングが耳に揺れた。タリアはまるで自分が宝石の展示台になったような気分だった。

これほど派手な格好が本当に東部の伝統衣装なのかと疑っていると、袖口の広い紺碧色の絹の外套を着せていたメイドが伝説のティラメールのようだと感嘆した。聞き慣れない言葉に眉をひそめると、侍女は真っ青になって口を塞いだ。無知な自分を嘲笑っているのではと疑い、タリアは問い詰めた。

メイド長が外套の裾をブローチで留めながら、ティラメールとは季節を司る大地の精霊で、かつて東部の人々は自らをその子孫と信じていたと説明した。精霊の中でも最も美しく高潔な存在だという。なぜメイドが青ざめたのかと重ねると、ブリシャが異端の信仰を持つと誤解されることを恐れたのだと答え、あくまで古い口伝にすぎないと姿勢を正した。メイド長の細長い顔にかすかな緊張が漂い、欺こうとしているのか異教徒扱いを恐れているのか判別がつかなかった。

タリアは避けてきた鏡へ視線を向けた。母と気味が悪いほどよく似た顔が映っていたが、セネビアの活気の代わりに灰色の影が落ち、飢えたような瞳とやつれた顔があるだけだった。母の肉体には遠く及ばない情けない体。ガレスの嘲りが蘇る——化け物の体に女の顔か、と。未完成のまま壊れた自分を見ることが苦痛だった。

荒々しく身を翻し、髪を整えていたメイドの手を振り払った。メイド長が冠を載せるからもう少し辛抱するよう言い、金細工の冠帽と翡翠の装飾で髪を固定して、ようやく身支度が整った。

大公の部屋へ向かう廊下には数十人の兵士が控えていた。足を引きずる音が響き、強張った脚は意志を裏切る。羞恥を悟られまいと顎を上げた。大公の居室は同じ階にあり、階段が不要なことに安堵した。メイド長が到来を告げると、厳格な声が入室を許した。扉が開かれ、家臣たちで埋め尽くされた空間が現れた。数十対の視線を受け、タリアは背筋を強張らせた。男たちが衝撃を受けたような顔で見つめている。
ふと、背筋が凍るような感覚に襲われた。もしかして、自分の姿のどこかがおかしいのではないだろうか。東部の伝統衣装だという嘘で道化師のような格好をさせられたのではとタリアは疑い、メイド長を鋭く睨んだ。次いでドレスの裾から脚が透けていないかと不安になったが、たっぷりとしたギャザーしか見えない。だが正面からは歪んだ輪郭が見えているかもしれない。

冷や汗が背筋を伝い、逃げ出したい衝動に駆られた時、重々しい足音が近づいた。顔を上げると、バルカスが目の前に立っていた。彼もまた似た装いだった。黒い絹のチュニックに金の刺繍の腰紐、斜めに羽織った幅広い外套が鍛えられた体に沿って流れている。呆然と見惚れていると、温かい指先が顎に触れた。青い原石の耳飾りと黄玉の首飾りが陽光に煌めく。心臓が跳ねた。どの司祭よりも禁欲的だった男がこれほど宝石を纏う姿は初めてで、帝国の騎士ではなく古代の蛮族の支配者のようだった。

脚が痛むのかと問われ、正気に戻ったタリアは手を振り払って後ずさった。鼓動が彼にまで届きそうだった。なんでもないと装ったが両頬が熱い。青い瞳がその顔を見下ろし、バルカスは額に手を当てて熱を案じた。タリアは大丈夫だと声を荒らげた。

スポンサーリンク

忘れられた野原87話レビューまとめ

韓国のサイトkakaowebでのレビューを見てみましょう。

タリアの姿が描かれるたびにみんなその美しさに衝撃を受けているのに、肝心の本人は自尊心が地の底まで突き抜けているのが見ていて辛い・・・。ずっと不安そうで、冷や汗を流して、つい当たり散らしてしまって

タリアは「大地の精霊」と何か関係があるのかもしれない。タリアから漂う甘い香り、タリアという名前の意味である「豊穣」。もしタリアが覚醒する瞬間が来れば、足もかなり良くなるのでは・・・? そして東部はどの地域よりも豊かになるだろう。異教徒たちも精霊を崇拝しているから、すんなり融和しそう。やはり東部にはアイラよりもタリアがふさわしかった

タリアが素直になれるようなきっかけなんて全くなかったのに、なぜタリアが非難されるのか分からない。周りが優しくしてくれたのにタリアがひねくれて育ったわけでもない。罵倒し非難しながらも、陰湿に欲望を向けてくる人間しか見てこなかったのに、これ以上どれだけ「いい子」であることを求めているのか。一生、自分の存在を否定し非難する人々の中で育ってきたのだから

衣装が詳しく描写されているので、バルカスとタリアが目の前に浮かぶよう。毎回、肩当て姿や締め付けるコルセットドレスの描写ばかり読んでいたので、東部の装束を想像するとさらに好みに刺さる

タリアがあまりに綺麗だから、家臣たちに見せたくなくて、バルカスは一足飛びに前に出て体で隠したんじゃないかな

タリアが怒るのも当然。夫は自分を紹介してくれないから、生き残る道を求めてこっそりローブを被って来たのに、東部の人たちはみんな自分を嫌っている。弟たちは魔女扱い、本人は足に怪我を負っているのに突き飛ばされる。タリアが前話で「甘く見られるより、恐怖の対象になる方が安全だ」と言っていたのを見ると、怪我をしてから自己防衛がさらに激しくなったんだろう

二人とも惚れてるね、これは

これほど綺麗なタリアが、会うたびに惚れるレベルだとしたら、バルカスも相当なイケメンなんだろうな・・・

誰かタリアにちゃんと言ってあげてほしい。美しすぎて心臓が止まりそうだよって・・・

この小説の中でも、人々はタリアの事情をすべて知っているはずなのに、性格の悪い悪女扱いしている。タリアの事情を何も知らずに冷遇する東部の人たち vs 事情をすべて知りながら「ツンツン、ギャーギャーうるさくて嫌だ」と言う一部の読者。どちらの方が残酷なのか

タリア=東部の精霊ティラメール=東部で最も美しく高潔な存在。東部人はティラメールの子孫→タリアは大公妃→つまり東部の母という役割。完璧だ

スポンサーリンク

以前とは違って、足が痛いという描写が減った。バルカスが用意してくれた薬が効いているようで安心した。まだ心の傷が深いせいで外見的な傷も大きな影響を及ぼしているが、少しずつ侍女たちに体を見せたりと良くなっている様子。タリアが成長していく姿を楽しみにしている

本来ならバルカスはタリアの部屋まで行って、またお姫様抱っこをしようとしたはず。でも前回のタリアの鬱憤が爆発した本音を聞いて、あえて我慢して来なかったような・・・。タリアが前回「私が私を隠しても、あなたは私を隠しちゃいけないでしょ」と言ったから、バルカスはタリアが足を引いて歩く姿を他人に見せることになっても、彼女の意思を尊重したのだろう

いつもバルカスは「冷ややかな手」と表現されていたのに、今は「温かい手」と表現されているのが最高すぎる・・・。バルカスも動悸が激しくて血行が良くなりすぎて、手から火が出ているんだと解釈していいってことだろう・・・

あの侍女が「実はタリア様は悪い人じゃなかったんだ」と気づいて歩み寄る、最初の東部人になるのだろうか。なんだか良い予感がする

いつか幸せを見つけて明るい表情になれた時、美しく輝く自分の顔と満たされない権力欲で歪んだセネビアの顔を見て、「私はあんなに自己嫌悪がひどかったから、フィルターがかかった目で見ていたんだな」と気づく日が来る気がする

タリアの攻撃的な行動が防衛機制だと分かっているからこそ庇ったり不憫に思ったりできるのと同様に、読者視点では全キャラクターの背景と文脈が見えているので、タリアだけに無条件に味方し続けるのは難しい面もあるよ

東部の伝統衣装がこれほど華やかだなんて・・・。東部はお金持ちなんだな。なら・・・独立してもいいんじゃない・・・? お金もある、力もある、偉大な指導者もいる

タリア、野性味溢れるものが好きなんだね、前回から見てると

わたしの感想◎東部の衣装の描写がとにかく美しい。それを身に着けたタリアとバルカス、見てみたい!

まとめ

忘れられた野原 あらすじと韓国原作ノベルレビューをまとめました

86話

88話

スポンサーリンク

コメント

タイトルとURLをコピーしました