※未読の方はネタバレにご注意ください
Kakao大人気ノベル「オークの樹の下」のKim Suji先生の新作「忘れられた野原」の連載がピッコマで始まりました!イラストも「オークの樹の下」小説扉絵を担当された千景先生です。2025年12月現在、韓国kakaoサイトにて180話までアップされていて連載中です。ウェブトゥーン化も期待されている作品、ご紹介します。レビューは、韓国でのレビューをまとめております。
韓国語からの翻訳なので細かい間違いはご容赦ください。名前は特に固有名詞を日本語にする場合は異なる場合が多いので、あとで修正が入るかもしれません。
ノベルのあらすじと韓国原作のレビューをまとめました。
忘れられた野原99話あらすじ
決まり悪そうに笑う城主を冷ややかな視線で射抜き、バルカスは中庭を横切った。城門の前にはすでに騎兵隊が整列している。その先に、道を行くタリアの姿が目に入った。編み込まれた淡い亜麻色の髪が、秋の陽光を受けて純金のように輝いていた。疲れの滲む青白い顔を見つめたバルカスは、馬を従者に預けて彼女の背後へ歩み寄った。すると馬車のドアを握りしめていた女が、警戒するように睨みつけた。
馬車に乗せてやろうと伸ばした手を、バルカスはゆっくりと引いた。天敵を前にした獲物のように怯える妻の青い瞳と視線がぶつかると、腹の奥深くが微かに痙攣した。細めた目で彼女の顔を見極めるように見つめてから、一歩後ろへ下がった。彼女の体から緊張が抜けていくのを見て、口内に苦い後味が広がる。自分の身体の奇妙な反応を無視し、彼は淡々と、今日から馬で移動すること、馬車には別途護衛を付けると告げた。
安堵の色を隠すように長いまつ毛を伏せた女は、勝手にしてと言い捨て、逃げるように馬車の中へ身を隠した。その様子を見守っていたバルカスは、小さくため息をついた。彼女を慣れさせようと費やした努力が、すべて水の泡となったようだ。昨夜の性急な振る舞いを思えば、無理もない。
(・・・しばらくは、手を出さないほうが良さそうだな)幼い野性馬のように敏感で臆病な女だった。警戒心を解くには、当分近づかないほうが得策だろう。苦い後味を噛み締めながら、彼は鞍に跨った。城主が改めて招待への感謝を述べた。バルカスは騎馬隊の先頭へ馬を向け、略奪者の問題は早急に手配すると応じた。城主は近いうちにカルモールへ伺うと威勢よく叫んだ。
城門を抜けると騎兵たちが隊列を組んで続いた。昨夜派手に楽しんだのか、濃いワインの匂いが漂っている。冷めた目で一人ずつ見渡したバルカスは、隣のタイロンにルーカスを先頭に連れてくるよう命じた。カルモールまで自ら教育すると。心配そうな視線を送る男に、バルカスは冷笑を浮かべ、二度言わせるなと冷たく付け加えた。タイロンは隊列の後方へ移動した。
しばらくして、硬い表情のルーカスが現れた。バルカスは感情の読めない眼差しで弟を眺め、案内役として先頭に出ろと命じた。幼い顔に緊張の色が浮かんだ。躊躇しつつも少年は先頭へ躍り出た。バルカスはその背中に、今後勝手に隊列を離れることも視界から消えることも許さない、役目を果たせなければ相応の責任を負ってもらうと告げた。
タイロンが坊ちゃまはまだ経験が浅いと庇おうとした。バルカスはその名を呼んで即座に黙らせ、二度と言葉を遮るなと最初で最後の警告を突きつけた。凍りつくような沈黙が流れた。警告がこの場の全員に向けられたものだと、誰もが察していた。バルカスは再びルーカスに視線を戻し、出発を命じた。
一行は北東部を旋回して南部へ向かい、旧アレックス王国の国境地帯を経て西へ進路を変え、南東部を視察した後、北西部まで巡る予定だった。カルモール到着まで、およそ半月。世間知らずな弟を教育するには十分な時間だ。バルカスはルーカスのすぐ後ろにつき、大きな危険がない限り口出ししなかった。ルーカスはルートから大きく外れることなく手際よく道を探し当てていたが、集団を率いた経験がないため、後続を考えず人里離れた道へ入り込むことがあった。来た道を戻る羽目になるたび、目に見えて意気消沈していた。
日暮れにようやくキャンプ地へ着くと、バルカスは地図を叩き込んでおけ、明日はブリナク近郊まで着かねばならん、遅れはすべてお前の責任だと厳しく告げた。ルーカスは反抗的な眼差しで睨み返し、予定の遅れは昨日の件に対して子供じみた八つ当たりをした兄のせいだと言い放った。あちこちから息を呑む音が聞こえた。まさか手は出せまいと踏んでいるのか、浅黒い首筋には力がこもっていた。
深くため息をつき、バルカスはゆっくりと弟の前へ歩み寄った。顎を突き出して睨みつけるルーカスに、乾いた笑いをもらすと手を伸ばし、乱れた黒褐色の癖毛をかき上げた。驚いて固まる弟の後ろ髪を掴み、至近距離まで顔を寄せた。昨日の腹いせなら、こんな手間をかける代わりに練兵場に立たせていた――そう囁くと、小麦色の顔からみるみる血の気が引いた。バルカスは穏やかに、自分がまだ成人前であること、そして自分の弟であることに感謝しろと告げた。そうでなければ、アレック・グトバンと同じ場所に立たせていたと。
意味がわかったなら丁重に謝罪すべきだと促すと、ルーカスは絞り出すように兄に詫びた。バルカスはその無礼を許すと柔らかく言い、近いうちに妻への暴言についても謝罪してもらうと続けた。今は彼女がお前の顔を見たくないと言っているから放っておいているだけだと。屈辱に顔を真っ赤に染めるルーカスを見下ろしたバルカスは、振り払うようにその手を離し、自分のすべきことをしろと告げた。
忘れられた野原99話レビューまとめ
韓国のサイトkakaowebでのレビューを見てみましょう。

バルカス、木石みたいに見えて策士だったんだね

やはり猫をなだめていたんだね、バルカス

やはりわざとスキンシップをたくさんしていたんだね

自分の弟が妻に暴言を吐くことに腹を立てるのに、なぜ以前自分がした暴言を忘れたように振る舞うのか。名前だけの皇女、タリアが死んだらすっきりするだろう、自傷するなら自分の手でやれ、まだ見せるべき底が残っているのか・・・私はケチなのですべて覚えています、バルカス

ルーカスがタリアにいたずらしたら、バルカスが頭を掴んで静かに脅してくれる。ところで、バルカスの父親は本当に子どもたちの教育に手をかけずに暮らしていたみたいだね。大公家の子息たちなのにレベルがすごい

「欲情」という表現をこんなに優雅に描くなんて、本当にすごい

ルーカスがタリアに何を言ったかをバルカスは知っているようだ。だから昨晩タリアが薬を飲ませてほしいと言ったとき、焦って深いキスまでしたのか。タリアが誤解しないように・・・?

タリアが自分を避けているから気分が悪いのに、それを感情と結びつけられないんだね。バルカス、それはあなたが好きな女性に避けられたから、そんな身体反応が現れるんだよ。わかって!

タリアに軽率なことを言ったルーカスにとても怒っていたようだ。タリアに悪いことを言ったのも問題だけど、それが原因で自分の手に慣れさせようとした努力がすべて無駄になったから怒っているのかもしれない

ルーカスもだけど、タイロンもバルカスの命令に反対意見を出すのがちょっと気になる。バルカスはもう大公なのに

バルカスはリヴァイアサンのようだ。広大で傲慢で凶暴な、威圧感に満ちた支配者の姿をした怪物。その怪物を眠らせることができるのは百日間歌った大地の精霊だけ。百日も昼夜を問わずどれほど気にしていたのか

ルーカスが言った言葉を聞いたら弟でも何でも腹が立つだろう

「私の手に慣れさせるために」・・・やはり策士だった。「努力が」・・・バルカスが「人」に注いだ努力はタリアが初めてではないか。いつも人よりトルクと話すとぶつぶつ言っていた。「すべてが無駄に」・・・バルカス流のしょんぼり

バルカスの目にはタリアの髪が金色にきらきら輝いて見えるんだね。顔の表情がもう少し見える人だったら目からハチミツが滴り落ちていただろう

今回感じた新たな感情は「苦味」。人生の苦い味は幼い頃に経験したので、恋の苦味はまた違ったものになるだろう。これからはタリアのせいで感情の波に巻き込まれるのでは

恐怖に怯えたような青い目と向き合うと、腹の奥で微細な痙攣が起こるという描写。すごい

また距離を置くつもりなのか・・・それは違うよバルカス

でも薬はずっと口移しで飲ませてくれるんだよね、バルカス?

ルーカスが後でタリアに直接謝罪する際に、何を言ったかバルカスの前で話す展開になれば誤解も解けそう。バルカスとタリアの距離が近づく展開を期待
わたしの感想◎やることいっぱいで大変そうなバルカスだけど、ルーカスがなんて言ったかはしっかり聞いておくれ
まとめ
忘れられた野原 あらすじと韓国原作ノベルレビューをまとめました
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