※未読の方はネタバレにご注意ください
ピッコマ(まんがアプリ)で毎週金曜日連載中の貴族社会を舞台に書かれる恋愛ロマンス漫画『この結婚はどうせうまくいかない』毎週続きが気になるとても面白い漫画なのでご紹介します
ノベルのあらすじと韓国原作のレビューをまとめました。
イネス前前世相関図
「この結婚はどうせうまくいかない」イネスの前前世の相関図です

イネス前世相関図
「この結婚はどうせうまくいかない」イネスの前世の相関図です

イネス今世6才時点での相関図
「この結婚はどうせうまくいかない」イネスの今世(6才時点)の相関図です

イネス今世(現在)相関図
「この結婚はどうせうまくいかない」イネス今世(現在)の相関図です

この結婚はどうせうまくいかない398話あらすじ
イネスのお腹がこれほど大きくなる前に、彼こそがそばに張り付いて彼女の望むすべてを叶えてやりたかった。次第に体が重くなる彼女の手足となり、至れり尽くせりのもてなしで飼い慣らし、ほんのひとときだけでも自分がいなければ何もできないようなイネス・エスカランテに作り替えてしまいたい。子供を産むまで自分の腕の中という安楽な檻に——それは卑劣で陰険な思惑だった。子供たちが生まれればすべてが変わるのだから、それまでは二人だけの世界であってほしいと願うのは欲深いことだろうか。一瞬でも彼女にとって自分が世界のすべてであることを願ったことが。
そう願っていた頭で、彼女が耐え忍んだ最大の欠乏が自分自身に起因していたと知るのは、肩の患部を抉られるよりも苦痛だった。飲み込みきれなかった自責の念が、傷口からの浸出液のように流れ落ちる。いくら考えても自分には君はもったいなすぎると呟くと、イネスは適当に頷きながら寄り添ってきた。何を言ったかなど聞いていないに違いない。聞き取っていたら「正気に戻れ」とどこかしらをひっぱたいていただろうから。
それにしても、これほどすぐに満たされる自分の心はなんと薄っぺらなことか。軍港での再会の時から、ミゲルに世話を焼かせる彼女を内心切ない思いで見つめていた意地汚い独占欲が、ようやく落ち着きを取り戻す。この世の何よりも「あなたがいて当然だ」と言わんばかりに潜り込んでくる温もり。カッセルは飛び込んできたイネスを片腕で抱き寄せ、深く息を吸い込み、彼女で満たされた。
寝室で休んでいるかと思っていたと言う彼に、部屋から出てきたらすぐ一緒にいたくてとイネスは答えた。ある意味ではイネスが悪いのだ。こうして甘やかすから。どれほど謙虚な心を持とうとしても、彼女のことを考えれば嫉妬の種が尽きなかった。今の彼女がこれほど愛らしくなるまでの変化を自分の目で見守れなかったこと。どん底の苦痛と努力を、二度と慰めてやる機会がないこと。帰りの馬車でイネスが「また私を妊娠させればいいじゃない」と言い放ったが、それはとんでもない話だった。
カッセルがあまりに本気で嫌がったため甘い雰囲気が冷え込むほどだった。今や彼はイネスの妊娠がどのような経緯で知られるに至ったかまで弟から聞き出し、真実を知ってしまったのだ。体を壊すほどの毒まで盛られていながら素振りも見せなかった妻の、何を信じろというのか。
夜が明けたら見せたいものがたくさんあるとイネスは言ったが、彼の思考はミゲルの言葉に囚われたままだった。かつての彼女は水さえも吐き戻していたという。口にするものを何一つ信じられず、小さなリンゴひとつに丸一日かかったという。子供たちは絶壁の淵でしがみつくかのように母の胎内で命を繋ぎ、彼女は自身の血と肉を削ることで子供たちを育てていたのだ。
ミゲルは兄嫁がかつて正視できないほど痩せこけていた様子を告げ口するかのように語った。枯れ木のように干からびる一方でお腹だけが膨らんでいく姿を、母親がどれほどの恐怖をもって案じていたか。そしてイネスがその事実をまるで人生になかったこととして忘れ、平穏に暮らしたがっていることも。ミゲルの話を聞いている間中、彼は司令部で食べた晩餐をすべて吐き戻してしまいたい気分だった。
「パノテ」という名を聞くまであれほど愛おしかった子供たちが、急に途方もない過ちのように思えてきた。自らの手で妻の腹に刃を突き立てておきながら気づかず狼狽える愚か者のようだった。怒りを通り越し虚無感に襲われた。自分が植え付けたのは子供ではなく、彼女の体を内側から抉る刃物にしか思えないというのに。また妊娠だなんて。あんなに苦しかったことが怖くないのか。夫は無知にその痛みも知らぬまま、また産んでくれと願う男であってほしいというのか。
カッセルは執拗に彼女の後頭部を撫で、片時も離れまいとする手をようやく下へ滑らせた。右手の中に、かつて麻痺していたという彼女の左手が収まった。感覚が残っているかを確かめるかのように、指先をなぞるように動かす。やがて大きな手が完全に包み込み、一つだけ僅かに歪んだ指を親指で長く撫で下ろした。
ただ忘れて楽になりたいという彼女に、どうして感情を露わにできようか。望み通り悟られぬよう堪え、怒りを押し殺した。妻が愛おしいということだけに意識を向けようと、あらゆる平穏をかき集めながら。そのわずかな間に、頭の中ではアリシア・ヴァレンザを何度も殺害していた。イネスがすでにカイエターナの手の中へ投げ渡してしまった以上、自分の手で報復を遂げることはできないと分かってはいた。
嵐が過ぎ去った後のようにすべてが解決した場所に、彼女一人が何事もなかった顔で残り、自分を迎えている。自分の手を全部へし折ってしまいたいと彼は言った。平気なつもりでも君を思うと死にそうになって息ができないのだと。彼女の耳を汚したくはなくて、死んでもなお復讐を遂げるであろうその名前だけは、辛うじて飲み込んだ。実は血まみれで発見された際にアリシアが折った指を、彼女はオスカルの仕業だと偽っていた。どうせ区別することなど意味がない。少なくとも彼にとっては。
イネスは彼が知らないままでいることを望み、彼は彼女の前で愚か者になることくらい造作もないと考えていた。だが心が引き裂かれるこの痛みをどう隠せばいいのか。目に見えるものだけで息が詰まるのに、見えないものまで死ぬほど想像してしまうのだ。ようやく戻ったのに死にたいだなんてと睨んでくるイネスの目尻に、彼はそっと口づけた。
そうだ。これもオスカルが仕組んだことに違いない。世間が知る事実意外に彼女に降り掛かった不幸など、何ひとつないはずだ。だから毒を仰いだことも、子供たちと死の淵を彷徨ったこともないのだ。父を救うために人を殺めたあの日もカステラへ駆けつけて自分に別れの挨拶をしてくれた。それが自分の妻、忌々しいヴァレスティナの頑固な血筋、誰よりも情に厚いペレス人だ。
暗くても構わない、君の功績を自慢してくれとカッセルが願い、イネスは彼の腕から抜け出して手を差し出し、不満げながらも案内を始めた。カッセルは妻の口元に何度も口づけを落とした後、夜の庭へ出た。白い犬が尻尾を振り駆け寄ってきた。エスポーサで彼が子供の頃に犬を飼っていたと聞き、官邸に入ってきた野良犬を引き取ったのだという。名前はバスケス、ミゲルがつけたと。カッセルは呆れたように吹き出した。海賊野郎みたいな名前だ。人見知りする犬だったが、カッセルのことは当然の摂理であるかのように好いていた。
回廊脇の屋外階段を下りる際、カッセルは一段目でイネスを抱き上げた。たしなめても降ろしてくれず、結局腕に抱かれたまま別館を見て回った。説明する間も時折飛びかかっては顔じゅうに口づけして邪魔をし、最後には彼女の手で口を塞がれた状態で説明を聞く羽目になった。今回は私が家を買ったのだからとびきり良い馬を買ってとイネスがねだった。その馬で祖父の小屋まで駆けるのだと。子供が生まれたらなという結論が癪に障ったらしく、妊婦にはできないことが多すぎるわと呟いた。
椅子に彼女を降ろすと、カッセルはその前に膝をつき静かに抱きしめた。君にできないことは俺も一切しない、だから後で全部一緒にやろうと告げた。いつの間にか怪我をした肩を撫でていた指先が彼の顎を持ち上げた。イネスはそのまま彼の唇を飲み込んだ。指先が喉仏へと滑り、首元の軍服を解き始めた。
この結婚はどうせうまくいかない398話レビューまとめ
韓国のサイトkakaowebでのレビューを見てみましょう。

カッセルの気持ちにまた泣けてくる〜〜〜

そうそう、妊娠中のイチャイチャは健康にも良いからね

カッセル・・・本当につらすぎる・・・

バスケス!なんとなく記憶にあったけど、なんでお前がそこで出てくるんだよ!

これからは素敵な家で、仲睦まじく幸せに暮らしてね!!!

やっぱりそうだ!海賊の名前!自分の勘違いかと思ったじゃん

幸せそうな姿が見られて、本当に嬉しい
わたしの感想◎最初の人生と変わらず、イネスはカッセルが憎しみにとらわれる時間ももったいないと考えているだろうな。ただただ幸せに暮らそう
まとめ
この結婚はどうせうまくいかない あらすじと韓国原作漫画レビューをまとめました
399話

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