S級ハンターは悪役公女になんてなりたくない　58話あらすじ

※以下の内容は、ネタバレが含まれておりますので、ご注意ください。

「その悪女に気をつけてください」のBlue Canna画、　新たにピッコマで連載中「S級ハンターは悪役公女になんてなりたくない」
あらすじと韓国での掲載時のレビューをまとめました。

韓国カカオウエブには、小説版も連載されています。小説は、完結しています。

S級ハンターは悪役公女になんてなりたくない　人物相関図

人物相関図を作ってみました。見ながらストーリを楽しんでください。

S級ハンターは悪役公女になんてなりたくない58話あらすじ

カウントダウン終了！カシュー令嬢は棄権とみなされ、失格となります！

したがって今年の帝国剣術大会の優勝者はアンテ・マキアス！アンテ・マキアス小公爵です！！

大騒ぎだった。アナウンスがされると、アンテが立っている競技場に向かって、観客たちがゴミを投げ入れた。皇帝が立ち上がり、言葉をかける。「つまらないことになったな。マキアス小公爵おめでとう。戦わずして得た地位だが、君の強さを疑う者はいないだろう。こちらへ」

アンテが皇帝の前にひざまずく間、あらゆる厳しい目という目が、アンテにまるで突き刺さるようだった。誰も言葉を発しない中、不愉快そうに皇帝が口を開く。「勝者に向けた歓声が聞こえないな。彼の強さを疑っているのか？それなら、こちらに出てきて剣で立ち向かうがいい。この場で彼に勝つ気があるなら、その疑いを許そう！」誰も返事をしなかった。「チッ。最後までがっかりの極みだ・・・。今回、剣術大会の優勝者であり、帝国を代表する騎士となるのはアンテ・マキアス、そなただ！」

「忠誠を捧げる者を選ぶが良い！」その言葉に、皇女はやや微笑み、皇太子は口を結んだまま、アンテの答えを待った。

先日、マキアス公爵執務室での会話を思い出すアンテ。「本当に、これまで皇女殿下の側に立っていたのですか？答えてください！」「口を慎め。誰か聞いているかもしれないだろう。そう、全部事実だ。皇女殿下の言う通りにしろ。あの方の意思がまさに私たちの意思なのだ」「違うでしょう。皇女殿下の意思ではなく、閣下の意思がみなの意思になることを望んでいるのではないですか？本当に家柄のためでしょうか？ただ閣下のためでは？」

黙っているアンテに、皇帝が選択を促した。アンテが考える。一生忠誠を捧げてきた家系か、守れなかった良心か。セディンのように忠誠を捧げない選択はできない。ソードマスターでもない、家系のために自由を捨てなければならない自分だから・・・全てが足りてないから・・・今は答えるしかない。

「私は、」

歴史上最も注目をあつめた大会は、これ以上ないくらいみすぼらしく幕をおろした。困惑だけが残り、誰もアンテの優勝を祝わなかった。みなの注目は、消えたカシュー令嬢へ向かった。「どこへ行ったのだろう？伯爵家にもいないらしいよ」「伯爵も何も言わないな」「あの令嬢は滅びかけた伯爵家を救ったな」

カシュー令嬢を探しているのは民衆ばかりではなかった。皇帝はマキアス公爵、皇女、皇太子の見守る場にカシュー伯爵を呼び出し、問い詰めた。伯爵はじっと皇帝の意図について考えた。伯爵は知っていた。家系を滅ぼすのに先頭に立っていたのはマキアスだが、本当にカシュー家を滅したかったのは皇帝だということを。皇権を強化するためには、貴族勢力を崩壊させるのが一番だ。そのために皇位争いを名目に反目させ、なかなか皇位継承者を指名しないことで争いの長期化を狙っていた。カシュー家はどちらにも傾かないと決心していた。

「私もその騎士に関する情報が皆無のため、申し上げることはありません」君が連れて来たのに？と口を挟むマキアス公爵を見て、カシュー伯爵は、公女がルカを連れてきたことを公爵は知らないのだなと確信した。「私が連れて来たのではありません。騎士の方から、私を訪ねてきたのです。由緒正しいカシュー家が、私が戦争中でも守ってきた家系が崩壊する寸前でした。私には選択権などありませんでした。あの騎士は、ただ家系を守ってやると言い、それ以外のどんな対価も望みませんでした。その手を拒むなど。病気の娘と崩壊しそうな家系、愛する人たちを守ろうと切迫していたのです」

そこまで話すと、伯爵は鋭い目付きで、持っていた仕込み杖から剣を抜いた。皇家の皆が驚く中、騎士の誓いさながら伯爵は剣先を床に向け、ひざまずいた。「いくら聞かれても答えは同じです。私は何も答えられることがありません」

S級ハンターは悪役公女になんてなりたくない58話レビューまとめ

韓国のサイトkakaowebでのレビューを見てみましょう。

まとめ

S級ハンターは悪役公女になんてなりたくない　あらすじとレビューをまとめました。

57話

59話