※未読の方はネタバレにご注意ください
ピッコマ(まんがアプリ)で毎週金曜日連載中の貴族社会を舞台に書かれる恋愛ロマンス漫画『この結婚はどうせうまくいかない』毎週続きが気になるとても面白い漫画なのでご紹介します
ノベルのあらすじと韓国原作のレビューをまとめました。
イネス前前世相関図
「この結婚はどうせうまくいかない」イネスの前前世の相関図です

イネス前世相関図
「この結婚はどうせうまくいかない」イネスの前世の相関図です

イネス今世6才時点での相関図
「この結婚はどうせうまくいかない」イネスの今世(6才時点)の相関図です

イネス今世(現在)相関図
「この結婚はどうせうまくいかない」イネス今世(現在)の相関図です

この結婚はどうせうまくいかない419話(エピローグ16話)あらすじ
皇太子は従弟の豹変にたじろいだものの、わずかな屈辱にも耐えかね、青ざめた顔で夜会を後にした。その騒動は半月以上も新聞で取り沙汰された。従弟の妻に手を出して返り討ちにあったかのように、皇太子が銃を持った従弟から逃げ出す姿が誇張された挿絵とともに掲載されたのだ。オスカルは激昂したが、夜会にいた者たちが正当な決闘だと証言し、反逆罪に仕立てようとする動きはすぐに阻まれた。
騒動の果てに、カッセルはやっとの思いで彼女の前に現れた。ルシアーノが待っているという嘘に騙されて応接室に出てきた彼女に、メンドーサへの出入りがしばらく許されないこと、最後に挨拶がしたかったこと、健やかに過ごしてほしいという簡潔な言葉だけを残して。世間では妻に執着するあまり皇族に銃を向けた狂った男と言われていたが、本人はただ、手を伸ばして彼女の指先にそっと触れ、すぐに離しただけだった。それですべてだった。
本当はカッセルがいるとイネスには分かっていた。どうでもいい自分のために身を削らないでほしいと言おうとしたが、声にならなかった。彼女は窓辺に立ち、ヴァレスティナ公爵邸を去る彼の後ろ姿を、豆粒のような点になり見えなくなるまで見つめていた。
それから季節は何度か巡った。カッセルが離婚に関しては無視を貫いたため、二人は遠く疎遠な関係が当たり前という夫婦になった。彼は時折、戦闘に出向いた。ラボキヤの私掠船や帝国沿岸の海賊たち。ほとんどが近海での応戦で、メンドーサの人々が出撃を知る前に帰還していた。
そんなことが繰り返されると、イネスは衝動を抑えきれず、アルフォンソから密かにカルステラの消息を受け取るようになった。何も知らない毎日は不安だった。彼と無関係になることを望んだのは自分の手で害さないためであって、誰かが傷つけても構わないからではなかった。出撃を聞くたびに、カルステラ教区へ莫大な献金を捧げ、祈祷室に引きこもった。帰還の知らせを聞くまでは、そうせずにはいられなかった。
別れて生きる日々は想像できたのに、彼が不慮の事故で消えた世界だけは想像できなかった。目の前にいる時は優しい言葉一つかけられないくせに。だが無事の帰還を聞くと、祈りは冷や水を浴びせられたように萎んだ。カッセルがいない時だけ妻のように振る舞い、戻れば心遣いも手放す。それでも無事を自分の目で確かめたくて、彼が滅多にない機会にメンドーサに来るときは、一目散に夜会へ繰り出した。
彼が近づくと、あなたのことなど考えていなかったと言わんばかりに笑い語らいながら、頭が割れるほどの痛みを無視して彼を盗み見た。皇太子がカッセルに非を見つけられず歯噛みするとき、彼がまだ自分のものであるような快感を覚えた。彼の嫉妬にはかすかな喜びと哀れみを感じ、動揺が露呈しないよう顔を背けた。あの青い瞳と視線が合えば本心をぶちまけてしまいそうだったから。
だから酒にひどく酔っている方が心安らかだった。彼が自分を支え、口づけを贈り、愛を囁いても、そのままにさせておけた。今は酔っているのだから、すべては夢と変わりない。彼が胸に顔を埋めて静かに涙を流すとき、彼女はそれを抱きしめてやることもできた。
苦しまないでほしいと囁く彼女に、本当にそう願うなら自分にこんな真似ができるはずがないとカッセルは鼻で笑い、肌を痛いほどに噛んだ。それでも彼女は泣いている男の顔を撫で、口づけを落とした。何度も彼の名を呼び、ついにカッセルが自分を見たときの笑みは彼の目にどう映っているのだろうか。正気を失った女の唇か、呪う魔物の唇か、馬鹿みたいに彼が愛している女の唇か。
カッセルは時折、酔った彼女を抱いた。彼もまた酔っていた。酔うと彼は必死に保っていた優しさを忘れ、彼女は捨てたはずの想いを思い出した。どちらか一方でもそうでなかったなら、触れ合うことすらできなかっただろう。イネスに笑いかける男を皆殺しにしたい、自分にだけ笑ってくれない彼女を見ていると死にたくなる、だが死んだら見ることさえできない――そう吐露するカッセルの、理性を失った無様な嫉妬の姿がたまらなく愛おしかった。逃げ出せないほど組み伏せられ、息もできないほど抱きしめられる力が心地よかった。
彼のすべてが好きだった。それを隠さなくていいことが幸せだった。「全部、この世から消えてしまってもいい。私には、あなたさえいればいいの。カッセル」そう囁かずにいられたのは、ひとえに残っていた理性のせいだ。束の間の夢は、夢のままにしておかなければならなかったから。
脅迫めいた仕草は、やがては哀願に変わった。「頼む、イネス。俺を見てくれ。一度だけでいい、俺を救ってくれ」その頃になると、時折彼女も「生きたい」と思った。すべてをやり直せたらいいのに。何も知らなかった17歳の頃に、互いの目も見られなかった初夜に、未来が不透明で美しい輝きに満ちていたあの頃に。
けれどそれは決して叶わぬ夢だった。目が覚めれば二人は再び遠く離れた場所に立ち、彼は夜のことなど忘れたように笑い、彼女は関心がないかのように突き放した。カッセルが再びメンドーサを去った後、イネスは彼が隠しておいたトリニダードを取り出し、ぼんやりと見つめ続けるのが常だった。男が女を孕ませないよう自ら服用する薬。彼は彼女の妊娠を二度と望まないとも言っていた。
けれど人生とは時に、諦めた形にすら流れてはくれないものだ。22歳、夏の終わり。彼女はありふれた夏風邪をこじらせ、生まれて初めて血を吐いた。そして、夫が決して望んでいなかった新しい命を授かったことを知った。
この結婚はどうせうまくいかない419話レビューまとめ
韓国のサイトkakaowebでのレビューを見てみましょう。

あぁ、もう……。「愛し合っているからこそ別れる」なんて状況を、ここまで極端に見せつけられるとは。本当に心が痛むし、頭まで痛くなってきます

あまりに辛すぎて、読むのにも覚悟が必要ですね。深呼吸をして、ギャグものやスカッとする話を読んでから、意を決して読み進めているのですが……。はぁ、ここでもオスカルは相変わらずのクズっぷり……。子供たちは真実を知らないまま傷つけ合って、もう見ていられません

あんな風に自分の夫を拷問するのが「愛しているから」だなんて、本当に絶句します

カッセルとイネスが離れていた時期も薬を飲まされていたのか気になりますね

まだこれ以上に不幸な展開が残っているなんて……

この時のダンテは何をしていたのか。彼女がもともと虚弱だったわけではないというのに

あんなに薬を飲まされていたのに3回も妊娠したってことは、本来は相当体が丈夫だったってことだよね……

どうして薬を使って一人の人生を、いや、その配偶者や家族まで!あんな風に台無しにできるんでしょうか。本編を読んでいる時は「皇后もアリシアに対してさすがに残酷すぎない?」と思ったりもしましたが、これを読むと自業自得、因果応報だなと感じてしまいます

15歳の時から体が壊れるほど薬を飲ませ続けたアリシア。ダンテ・イハルの裏切りがなければ、イネスはずっと不幸なままだっただろうな。最後の人生では裏切ったことで、皮肉にも恩人となってしまったダンテ……。最初の人生があまりにも切なすぎます。イネスの内面、メンタルだけでも強ければよかったのに。あのクソ母オルガのせいでメンタルもボロボロだし……
わたしの感想◎他の人たちの存在も考えも、入り込む隙のないくらいの二人の世界を感じた
まとめ
この結婚はどうせうまくいかない あらすじと韓国原作漫画レビューをまとめました
420話(エピローグ17話)

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