※未読の方はネタバレにご注意ください
ピッコマ(まんがアプリ)で毎週金曜日連載中の貴族社会を舞台に書かれる恋愛ロマンス漫画『この結婚はどうせうまくいかない』毎週続きが気になるとても面白い漫画なのでご紹介します
ノベルのあらすじと韓国原作のレビューをまとめました。
イネス前前世相関図
「この結婚はどうせうまくいかない」イネスの前前世の相関図です

イネス前世相関図
「この結婚はどうせうまくいかない」イネスの前世の相関図です

イネス今世6才時点での相関図
「この結婚はどうせうまくいかない」イネスの今世(6才時点)の相関図です

イネス今世(現在)相関図
「この結婚はどうせうまくいかない」イネス今世(現在)の相関図です

この結婚はどうせうまくいかない503話(外伝31話)あらすじ
カッセルが指先で突くと、大きさの不揃いな数珠の玉がトレイの上を転がった。丸くても小さすぎるもの、手頃だが角張ったもの、形を整えれば削れてなくなってしまいそうなもの。ヴァレスティナ公爵令息が不器用でありながら完璧主義ゆえに出した「ボツ」の山だった。カッセルは黙って腕組みをし、義兄ルシアーノの手元をじっと見つめていた。
ルシアーノはついに苛立ち、見せ物ではないと言った。口出しするなら向こうへ行け、自分なりに学んできたと主張したが、カッセルは口出しはしないと言いつつ、それは削り直したほうがよさそうだと手元の玉を指摘した。ルシアーノは新しい木片を手に取った。素直に認める潔さはあるらしい。どこで習ったのかとカッセルが問えば、カッセルの父フアンからだという。
エスカランテの男たちは代々、木を削るのが得意だった。戦場で武具を手入れしていた名残が趣味となり、家に受け継がれていった。なかでもカルデロンは若き尉官級の将校だった頃、水兵に混じって船を修理するほど木工に熱心だった。
わずか数日の戦闘のために、何十日もかけて向かう長い退屈な航海。死が至る所に潜んでいるというのに、今目の前に広がっているのは退屈なまでの平和だ。心を静めるには祈りより木を削ることだと実家へ書き送り、息子フアンと娘カイエターナに帆船模型を、不器用な彼は愛情を言葉にする代わりに、子供たちの顔を思い浮かべるたびに贈り物を手作りしたと日記に綴ってあった。木製の銃、木剣、木馬、人形、帆船、小箱、そして冷え切った仲と思われていた妻バレンティーナへの品もあった。
「バレンティーナ、これは子供たちではなく、あなたへのものです。子供たちに与えないでください」おそらくカッセルの祖母が夫から受け取った言葉の中で、最も愛の囁きに近かったのは、木彫りの品に添えられたその一二行の説明書きだったろう。
無愛想かつ冷淡なエスカランテ公爵夫人は、夫の木彫りを誇らしげに飾ることはなかったが、死の間際、すべてを棺に入れてほしいと息子に頼んだ。カルデロンが無用と思っていた品々は、妻の金庫に日付順に整然と保管されていた。フアンは、これは父が直接見るべきだと思い、母の遺言には従わなかった。
戦場にいて妻の最期を看取れなかった夫が、銃傷を負って帰還したのはその50日後だった。カルデロンは金庫を目にして息子の前で初めて涙を流し、自らの手で妻の棺を開けると、一晩かけて木で削ったバラを朽ちゆく妻の胸にそっと置いた。妻の墓はエスポーサ城の地下、最も静かな空き部屋に移され、隣には自分が死んだあとに眠る空の石棺を用意した。
カッセルはイザベラから、祖父が地下から出てくるたびに石棺の横の壁の彫刻が一つずつ増えていくと聞いていた。祖母が亡くなった日から、祖父が息を引き取る日まで。幼いカッセルが祖母を大好きだったのか、祖母に会いたいのかと尋ねると、カルデロンは、好きかと言うとそれほどでもなかった、最後の帰還で待っていてくれる妻に会えると信じていたのに叶わなかったことが心残りだと語り、会いたいのかもしれないと認めた。
身体が不自由になったカルデロンは、死ぬその日まで書斎に座り、しばしば木を削っていた。遠い昔、レオネル・ヴァレスティナが、妻の見ることの叶わない海を眺めながら呟いた言葉のように。ひょっとすると、そんな愛の形もあるのかもしれない。愛しているという言葉など一言もない、静寂。沈黙。幾重にも積み重なった時間。そして、募る想い。
フアンもその気質を受け継ぎ、身重の妻に寄り添いながら子供たちの揺りかごや木馬を手作りした。カッセルの初めての剣術稽古の前夜には半月かけて木剣を二振り削り上げた。父カルデロンとは生涯対立したが、息子たちには木の削り方、銃の構え方、獲物の捌き方など、父から教わったことを義務として教え込んだ。カッセルは、父がイヴァナの初めての数珠を丹精込めて完成させた姿を思い出した。
数百個の玉を削り、最も完璧に丸いものだけを選んで繋いだ紐、端正な十字架、その十字架に施された繊細な陰影の彫刻。それに比べれば、リカルドの初めての数珠は……。
カッセルがイネスはルシアーノに似て不器用だと言いながら、実は妻はもう努力で克服したと、懐からイネス手製のハンカチを自慢げに見せた。ルシアーノはそれを得意げに持ち歩くのが妹の恥になっている自覚はあるのかと鼻で笑ったが、カッセルは一生の自慢だと譲らなかった。愛とは何も見えなくなるものだと語るカッセルに、ルシアーノは口元を歪めた。
ルシアーノとて、昨日、イヴァナが持っていた見事なロザリオを目にした父レオネルに急かされての、今の状況ではあったが、父親の言うことを何でも素直に聞くタタイプではない。結局のところ、甥の初めての聖物が気になって仕方がないのが本当の理由だった。イネスが知ったら、口には出さずとも感動するだろうとカッセルが言った。
カッセルはルシアーノが放り出したいびつな十字架をナイフで整えながら、お礼に、ルシアーノの長女のロザリオは自分が作ると申し出た。さらに将来の長男の分も自分が削るべきだと言い、完璧な形の十字架をルシアーノの前にコトッと置いた。まだ結婚もしていないと呆れるルシアーノに、カッセルは「知ってるよ」と軽く笑った。その年の夏、ルシアーノはカルサーダの長女と結婚した。
この結婚はどうせうまくいかない外伝31話レビューまとめ
韓国のサイトkakaowebでのレビューを見てみましょう。

カルデロン夫妻の愛、なんだか親の世代を思い出させますね。子供を授かり、その子を間に置いて、言葉や態度で表さない「信義」と「信頼」で結ばれる愛。そうやって生きてこられた方々がほとんどでしたよね。むしろ、今の時代の「愛」という言葉の方が軽く感じてしまうほど……

カルデロン・エスカランテの「木工」で表現する愛

何回目かの再読中ですが……バレンティーナとカルデロンの愛も本当に切ないですね

イネスがいなければ、自分勝手なほど完璧で高慢なカッセルと、イネスにだけはこの上なく優しい冷美男ルシアーノ。公爵という爵位にふさわしい、気品あふれるツーショット。ただただ幸せ……

涙が出た。カッセルの祖父母の、ただ黙々と見守り耐え抜く、古い信頼のような愛に涙が止まらなかった。去った人と残された人の居場所について考えてしまう。そして、不器用なルシアーノの努力には拍手を送りたい

ミゲルに会いたい……

穏やかなのに胸に込み上げるものが……本当にキャラクター一人一人が生きていますね

過ぎ去ったこととして思い出のように振り返っているけれど、みんな切実ですね

カッセルの祖父の昔話

イネスのあの布切れはカッセルの宝物になったけど、ルシアーノ叔父さんのロザリオは果たして……(黙祷)ヴァレスティナ兄弟にとっての「羞恥」だという点は同じですね

最初の結婚で、イネスが2年間に4回だけ夜を共にして妊娠した時のことも思い出すし、なんだかんだで涙が出る。色んな愛の形があるんだな。だからといって、その愛が薄っぺらいなんて言えないし

夏に結婚したから、カッセルは翌年にはロザリオを削ってるんでしょうね。結婚してすぐに娘が生まれましたもんね

長女の代父だったからね……

エスカランテ家は美しいものをたくさん受け継いでるんだね。気性がそういう家系なんだよ。カッセルが図々しいほどイケメンだから余計にそう感じる

あ〜、ルシアーノ……始まる前からもう幸せ

みんな愛妻家だったんだね、表現の仕方が違っただけで。ルシアーノ、なんてあっさり結婚するんだ!

ふふ、カッセル最高〜

カッセルも、お父さんも、おじいさんも、代々かっこいい軍人で一途な愛妻家家系だったんだね

卵かけご飯を食べながらカッセルの祖父の話に喉を詰まらせて、ボロボロ泣いてる自分が本当に情けない

ルシアーノの新婚生活の話……めちゃくちゃ気になる。
わたしの感想◎イネスの推しを聞いて、あっという間に決まったのかな。バレンティーナは、たしかイザベラにキツイ人だったという話があったかな・・・でもカルデロン夫妻としては普通に夫婦だったのかな
まとめ
この結婚はどうせうまくいかない あらすじと韓国原作漫画レビューをまとめました
504話(外伝32話)

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