俺だけレベルアップな件　スピンオフ　ラグナロク　第22話

ピッコマで連載中「俺だけレベルアップな件」「俺だけレベルアップな件　外伝」のスピンオフ「俺だけレベルアップな件　ラグナロク」韓国kakaoでノベルが連載中。コミックも2024年7月31日からwebtoonで連載開始されます。

ここでは、ノベル第話のレビューを紹介します。ほかの話が見たい方は下をクリック。

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韓国語からの翻訳なので細かい間違いはご容赦ください。名前ですが、日本語名がわかる登場人物はなるべく日本語にしていますが、わからない場合は韓国語読みのままにしています。あとで修正が入るかもしれません。

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俺だけレベルアップな件ラグナロク第22話あらすじ
レビュー
まとめ

俺だけレベルアップな件ラグナロク第22話あらすじ

「護、まだ防護服はないよね？これを着て。」

ソウル駅の前で、林助教授が護に一体型の作業服を渡した。「この手袋と作業靴もセットだから、着用してね。」

「ありがとうございます。」

「感謝なんていらないよ。急に呼んだんだから、準備ができていないのは当然だよ。次回から覚えておいて。防護服は回収屋には必須アイテムだ。」

林助教授は続けて説明する。「回収屋は鉱夫よりはるかに危険な仕事なんだ。攻撃隊の後を追い、魔物の死体を回収しなければならない。その過程で、攻撃隊が見逃した魔物に襲われることもある。でも、防護服があれば安心だよ。」

しばらくして…。

攻撃隊ハンターたちが到着し、護は彼らを観察した。隊長は護たちの方に歩いて来ると、「回収チームの数が少ない」と林助教授に詰め寄ってきた。林助教授は「引き取り屋がドタキャンしてしまい、今日はこの召喚術師が代わりに来たんです」と説明したが、隊長は納得せず、「契約を守れ」と怒鳴ってきた。ハンターたちも「この人数で作業はできるのか？」と不安を口にし、回収業者たちは萎縮してしまった。隊長の怒りは正当だった。回収業者が少ないと作業が遅れ、攻撃隊も影響を受けるためだ。

**********

狩りの目的は魔物の死体でお金を稼ぐことだったが、回収チームをおいて自分たちだけで狩りをしても意味がなかった。ソウル駅フィールドには価値のある鉱物がないため、純粋に魔物の死体で稼ぐしかなかった。

「隊長、もういいですよ。無責任な作業員たちもたくさん見てきたじゃないですか？今さら日程を変えるわけにもいかないし、行きましょう。」

「ええ、隊長。早く戻りましょう。」

隊員たちの引き止めに、攻撃隊長は怒鳴った。

「今日は遅れたら協会に告発します。責任を取って、二度と回収できないようにするから。」

「はい、はい。頑張ります。信じてください。」

突然、宙に響く邪悪な笑い声にハンターたちは驚き、周囲を見回した。急に床から湧き出る黒い魔の手たち、全身に黒い蒸気を纏った巨大なゴブリンたちが現れた。

「ゴ、ゴブリン十部長？いや、白部長まで！」

「魔物たちがどうしてフィールドの外に……！」と攻撃隊員たちは慌てて武器を取り出した。「なんてこった！こんなに密かに近づいてくるなんて！」「平凡なやつらじゃないようだ！」「みんな戦闘態勢！」と叫び、隊長を守るために立ち向かおうとした。しかし、ゴブリンたちは戦う意志を見せず、攻撃隊員たちは戸惑った。林助教が「さっき私が言った召喚手たちがまさにこいつらですが。」と説明すると、状況を理解した攻撃隊員たちは恥ずかしそうに視線を避けた。護も笑った。7匹のゴブリンは一日クエストのときに事前に抽出しておいたのだ。

**********

護と影のゴブリンたちはソウル駅フィールドに進入した。そこは闇と蔓、苔で覆われていた。攻撃隊長が「視野確保！」と指示し、ハンターたちが火の玉を浮かべて周囲を照らした。その瞬間、「シャアアッ！」壁と天井を伝って四方を這うトゲトカゲたちが現れた！

「みんな戦闘態勢！」攻撃隊長の号令にハンターたちは飛び出し、スキルを使い始めた。回収チームはトゲトカゲの死体を集めるよう指示された。悪魔では無かったので、護は「残念だ」と呟いた。それでもここに来た甲斐はあった。「他のハンターたちの戦闘を見るのは初めてだね。」護はトカゲの死体を台車に移しながら、戦闘を見守った。

数人のハンターが異なる能力を連携して戦う様子が見どころだった。「攻撃隊の戦闘はこんな感じなんだ。役に立つ。」護は七匹の影の兵士を操るので、集団戦闘を学ぶ必要があった。多様な魔物を使うため、影のダンジョンに死体を保管する必要があった。「そのための回収チームなんだ。」

護は影のゴブリンたちに指示して死んだトカゲを回収させ、その後ろを散歩するように歩くだけでよかった。ベルはこっそりとトカゲを1匹、2匹と影のダンジョンに引きこんでいた。E級ハンターたちが魔物の解体に苦労する中、ゴブリンたちは容易に作業をこなした。

ゴブリンたちの活躍により回収チームの作業速度が攻撃隊の狩猟速度を超え、回収屋たちはやることがなくなった。林助教授がおもわずあくびをすると攻撃隊は顔を赤くしうつむいた。

「ちょっと待って、戦闘中止」攻撃隊長が狩りを止め、護に向かって歩いてきた。

「何、何だ？」「また何か文句を言おうとしてるのか」緊張が走る中、攻撃隊長は護に問いかけた。

「もしかしてうちの攻撃隊と契約する考えがあるのか？」

「フフッ」ベルが嬉しそうにうなずき、攻撃隊長は続けた。

「私たちの専属の引き取り屋になってくれ！年俸は業界最高水準に……」

ベルが目に角を立て、林助教授が辛うじて止めた。