※以下の内容は、ネタバレが含まれておりますので、ご注意ください。
ピッコマで連載中の人気漫画「悪役のエンディングは死のみ」ノベル版のあらすじ、口コミ、感想。読んだ感想をみなさんに楽しんでいただきたいと思い、作成しました(韓国のwebサイトで外伝ゾーンまで読破済み。口コミは韓国におけるレビューになります。少しずつ上げていこうと思います)
ここでは、ノベルの第125話のレビューからまとめました。
悪役のエンディングは死のみ 人物相関図
人物相関図を書いてみました。ご参考に楽しんでください。
イオカ帝国世界設定
イオカ帝国:レイラーが犯した罪が魔術師の仕業だと誤解して魔術師を排斥している。
レイラー:レイラー神国の残党。魔術師を根絶し、大陸を支配しようともくろむ集団。
魔術師たちは過去に命がけでレイラーをバルタ国に封印した。魔術師が消えたらレイラーの封印が解かれてしまう。
悪役のエンディングは死のみ ノベル125話あらすじ
「・・・あんな真似をしたのに、本当に死んでないのね」私は必死に動かない腕を上げ、両手を目の前で広げた。私は結局現実に戻ることに失敗したのだ。
”ひょっとして、もっと早くに死ぬことを考えなかったのが悪かったのかな?”
いずれにせよ、これからまたこのむちゃくちゃな世界に振り回されるしかないのだ。さきほどまで大丈夫だと思っていたけど、先が見えないと思うと感情が湧き上がってきた「クソッ、バカ野郎ーー!」
頭のてっぺんまで湧き上がる怒りと絶望をどうやって抑えればいいのか分からない。「ああぁぁっーー!」ベッドの上で激しく身体を動かしていたら、その時。金属のようなものを落とす音が聞こえて、そちらの方に視点を合わせた。私の専任メイドが真っ青な顔で私を見つめているのが見えた。彼女の足元に、こぼれた水とブリキの洗面器が転がっている。
「こ、公爵様!ペンネル様!お嬢様が、ペネロペお嬢様が目を覚まされました!」エミリーが大きな声で叫んだ。あっという間にたくさんの人が部屋に押しかけた。公爵と執事、デリックにレナルド。すぐに主治医が呼ばれた。
公爵は私の方へと手を伸ばし、話しかけてきたが、結局私に触れることはできなかった。「おい・・大丈夫か?お前な、なんで毒なんか飲んで・・・!」レナルドが話しかけてきた。「レナルド」真っ赤な目で大声を出す彼を、公爵がすぐに制止した。左の頰に視線を感じて視線を向けると、デリックが真っ青な眼光を輝かせながら無表情な顔で私を見下ろしていた。開いているドアの向こうには、仮面を外したヴィンターが死にそうな顔をしている。あちこちに目を動かし、イヴォンがいないことが分かると安心して再び目を閉じた。「ぺ、ペネロペ!」誰かが焦ったように私を呼ぶのが聞こえたが、目は開けなかった。疲れていたから。
騒がしさに再び目を覚ますと、医師の診察中だった。「体内の毒が・・・すべて消えました。脈も正常です。これは・・奇跡です。あとはお体が回復するのを待つだけです」それを聞いた公爵は信じてもいない神に感謝し、椅子の上に座り込んだ。あんなに血を吐いたのに、こんなに早く回復したのはシステムが関係しているに違いない。ムカついた。
「・・・何か気に入らないことがあったからだろ?」デリックが訊いてきた。「目が覚めたのだから言ってみろ。なんのためにこんな真似を・・」公爵が「デリック、黙りなさい」と言い、レナルドは大声を上げた「兄貴は1週間寝込んだこいつにそんなことしか言えないのか!大丈夫かと尋ねもしないで・・・!」公爵がレナルドにもやめるように言った。
デリックとレナルド、双方譲らず言い争いになり、公爵が叫ぼうとした瞬間。「皆さん」私は渋々口を開いた。「医者の話を聞いてください。私は回復に専念しないと。休ませてください。どうか」そこで、もう好感度を確認することはなくなったことに思い至り、機嫌を取る必要がないことに気付いた。そこで言葉を言い換えた「・・・出ていっていただけますか?疲れてるんですよ」
私の言葉を聞いた3人の顔色が変わった。公爵は悲しげな表情になり、レナルドの表情は歪み、デリックは顎を突き出した。しかし、公爵が2人の息子を連れて部屋を出てくれた。私は無言で、彼らに背を向けた。
目覚めてからは、使用人も含めて屋敷中の人間が、まるで壊れやすいガラス人形のように私を扱った。 ”今さら何よ” 私は1週間眠っていたことをエミリーに教えてもらった。1週間はヒロインが家中の人々を惑わすのに十分な時間だっただろう。そう思ったのに、公爵が命じて、部屋に閉じ込めていた、と聞いて戸惑った。エミリーには洗脳の影響はないようで、状況説明してもらった。ベッキーというメイドが自殺した話に身震いした。
エミリーは皇太子についても話した。「お嬢様が倒れてから片時もそばを離れませんでした。毎晩殿下がお嬢様の手を握って、どれほど切実に祈られていたことか」何に祈っていたのか訊いた。「聞き取り辛かったのですが・・望みを全部聞いてやるから、どうか死ぬなと仰っていたようです」
夢の中で”抜け出したいなら、そうしてやる”という声が聞こえた気がする。あんなに聞きたかった、そして一方では聞きたくなかった言葉。今さら何の意味があるのか。すべてに失敗して・・・。
エミリーは、自分が頼まれたアレを口にはしていないですよね、と確認してきた。なぜなら今回の件は自作自演という噂が広まっているからだと。「それはよかったわ」と本心からつぶやいた。自作自演ならかわいいもんだ。あんな真似までして、私がヒロイン毒殺を企てたことにされたら、どれほど悔しいことか。私を思いやり、悔しそうに泣くエミリーに、今回の毒とエミリーが買ってきた毒が違うという話は絶対に他の人にはするな、と釘をさした。「私のことはいいから、あなたの安全を考えなさい」
悪役のエンディングは死のみ ノベル125話レビューまとめ
わあ、エミリー、本当にぺぺに忠実だね・・・私だったら逃げてた
エミリーは毒を買うのに一役買っているから、もしそのせいだったら、と震えていただろうに
ぺぺが本当に死ねないのか確認するために、イクリスの剣に飛び込んで、デリックの前で毒を飲んで、公爵の前で首を吊り、レナルドの前で飛び降りたら・・・そしたらゾンビ姫の本格ホラーロマンスだよ
ぺぺは正直に話したら?毒があるの知って、飲んだって。あなたたちが疑うから、死んで終わらせようとしたって。
ここまで、一度も主人公の幸せシーンがありません。ただただ切実に帰りたいなんて・・・
なぜ?なぜデリックは後悔しないんですか!?
自作はともかく、ぺぺが精神的に追い込まれて自殺をはかったとは誰も思わないのですか
ぺぺは解脱しました
わたしの感想◎エミリーがすごく頼りになるんだけど、この子最初すごく酷いことしてきたよなーと思い出して残念な気持ちになるよ
まとめ
悪役のエンディングは死のみ ノベル125話のレビューをまとめました
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