※以下の内容は、ネタバレが含まれておりますので、ご注意ください。
ピッコマで連載中の人気漫画「悪役のエンディングは死のみ」ノベル版のあらすじ、口コミ、感想。読んだ感想をみなさんに楽しんでいただきたいと思い、作成しました(韓国のwebサイトで外伝ゾーンまで読破済み。口コミは韓国におけるレビューになります。少しずつ上げていこうと思います)
ここでは、ノベルの第133話のレビューからまとめました。
悪役のエンディングは死のみ 人物相関図
人物相関図を書いてみました。ご参考に楽しんでください。
イオカ帝国世界設定
イオカ帝国:レイラーが犯した罪が魔術師の仕業だと誤解して魔術師を排斥している。
レイラー:レイラー神国の残党。魔術師を根絶し、大陸を支配しようともくろむ集団。
魔術師たちは過去に命がけでレイラーをバルタ国に封印した。魔術師が消えたらレイラーの封印が解かれてしまう。
悪役のエンディングは死のみノベル133話あらすじ
公爵は、天気がいいので温室で食事をしようと提案してきた。温室の扉を開けると、花のいい香りがして、先に到着していた公爵は、一人ポツンと座り、物思いにふけっていた。
私は”お父様”と声をかけ、テーブルを挟んで彼の向かい側に座った。サンドイッチなど軽めの食事がすぐに準備された。しかし、公爵は食事に手をつけず、全く口を開こうともしない。様子をうかがっていた私は、慎重に話を切り出した「何かお話が・・・あるのですか?」
ハッとして公爵は顔をあげた。「・・・話?」ぼんやりと聞き返してくる。なんだか様子がおかしかった。大丈夫ですか?と尋ねると、お前はどんなだい?と訊き返してきた。かなり良くなりましたと答えると、ついに本題に入った。
「・・ペンネルに外出したいと言ったそうだな」と確認されたので、「どうも息苦しくて・・・。謹慎ももう十分したかと・・・」と口にすると、公爵はあっさりと外出を許可してくれた。
「だが、離縁はしない」公爵はすぐに続けて言った。私は困惑した。”実の娘が戻ってきたのに、なんで私を手放してくれないのよ?”ぽかんと公爵を見つめていたら、「しかし・・・お前が望むなら、公爵邸を離れられるよう取り計らってやろう」静かに公爵は言葉を添えた。
「・・・小公爵様は」ヒロインに洗脳されているデリックが、簡単に私を手放すとは思えない「きっと反対なさるはずです」それを聞いた公爵は言った「まだ公爵は私だ。もし邪魔をするようなら、私のところに来なさい。叱りつけてやるから」久しぶりの茶目っ気のある表情だった。魔法の石弓をくれた時もこの笑顔だった。成人式の朝に捨てたはずだった期待が、再びよみがえりそうになった。
「お父様」「・・・イヴォンをどれほど信じていらっしゃいますか?」私はただひたすら切実な目で公爵を見つめた。「なぜ突然、あの子の・・・」彼は私の真意を探ろうと、様子をうかがい、声をひそめて言った「もしかして、あの部屋を捜索しなかったことを気にしているのか?」そうではなくて・・・と私は言ったが、公爵は私を気遣って記憶が完全に戻るまで公表するつもりはないと強調した。
私はなんとか唇を動かして言った。「お父様、あの子といる時に・・ティーカップの中のお茶を覗いてみてください」「ティーカップ?どういうことだ、ペネロペ?」公爵はわけがわからないという表情をした。イヴォンを信じないでと言いたかったが、怖くて言えなかった。この話をあの女が聞いたら、私を狙って来るかもしれないから。でも、公爵を見捨てきれない。そんな自分が卑怯で偽善的で嫌だった。慌てて立ち上がり、その場を去ることにした。
出口に向かう間、ずっと視線を感じて、最後にちらりと振り返ると、まだ心配そうに公爵は私を見ていた。私は下唇をそっと噛むと、ぎゅっと目をつぶって叫んだ「あの子に気をつけてください、お父様!」見開いていく青い瞳を背に、逃げるように温室を抜け出した。
思っていたより早く、昼食を対席し、私はすぐに屋敷に戻った。外出の準備をして、ヴィンターに会いに行かねば。自分の部屋のドアノブを握ると、扉は少し開いていた。部屋の中で物音がする。エミリーが掃除中かと思い、中へ入ると、メイド服を着た誰かが化粧台の引き出しを閉めていた。エミリーとは違って、帽子を被ったメイドだった。帽子は通常、厨房で働くメイドだけがかぶっている。
私に気付かず、メイドは別の引き出しを開け、あさり始めた。”イヴォンの手先?ただの宝石泥棒?”横顔は布マスクで隠れて見えない。「そこで何をしているの?」と声をかけた。びっくりしたメイドが振り向いたが、顔を隠しているので誰なのかは確認できなかったが、青い瞳が揺れていた。「エミリーに、昼食の間、部屋の掃除を頼まれて・・・」もっともらしい言い訳だった。
メイドが化粧台から離れると、私は引き出しの中を確認した。特になくなったものはなかった。ふと化粧台の鏡を見て反射的に悲鳴をあげないように歯を食いしばった。なんとかメイドに下がるように指示を出し、メイドが返事をする。何も映っていない鏡を見つめたまま”そのまま出ていって、お願いだから・・・”緊張した。
スタッ・・・。メイドが足を進めた。ホッとして私がため息をついた、その時。メイドが口を開いた「・・ところで、お嬢様。なぜ先ほどから、・・ずっと鏡を見ながらお話しになっているのですか?」
恐怖で肩が震え、息が荒くなる。後ろを振り返り、メイドと視線を合わせる。沈黙が流れる。もうメイドは演技を続けるつもりはないようだ。仕方なく、平静を装い声をかけた「・・不思議だなと思って。バンパイアでもないのに、なんで鏡に映らないの?」「イヴォン」名前を呼ばれたメイドの目元が三日月のように弧を描いた。
マスクを外したイヴォンは美しい笑みを浮かべた「やっぱり。分かってたのね、ペネロペ」そこで、公爵との温室での昼食もイヴォンの差し金だったことがわかった。「まったく・・・こんなに早く部屋に戻ってきたのも腹がたつのに、何もかも思い通りにいかないんだから」「・・ところで、ペネロペ」「もしかして、あなたも戻ってきたの?」
悪役のエンディングは死のみノベル133話レビューまとめ
イヴォンを信じないで、と声をかけた唯一の家族・・
部屋に不在の時間を作ろうと公爵を洗脳して、昼食に誘い出したのですね。
でも、公爵はぺぺに会って、すぐに洗脳が解けたみたい
公爵の命、大丈夫かな
その子に気をつけて、お父さん!!!
イヴォンが怖いし、洗脳も怖いのに、よく頑張ってお父さんに言ったね、ぺぺ
イヴォンはぺぺの部屋で遺物を見つけようとしました
作家さん、これロパンじゃなかったんですか・・・ホラー物が別にないですね・・・
洗脳されてぺぺを昼食に呼んだのならがっかりです。もしかして、時間と場所をイヴォンが操作しただけならいいけど
録音機がほしい!
わたしの感想◎怖い、怖いよ。ペネロペ、お父さんに声をかけたことも、鏡を見ながら話したことも、最後も本当によく頑張った!!
まとめ
悪役のエンディングは死のみ ノベル133話のレビューをまとめました
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