※未読の方はネタバレにご注意ください
ピッコマ(まんがアプリ)で毎週金曜日連載中の貴族社会を舞台に書かれる恋愛ロマンス漫画『この結婚はどうせうまくいかない』毎週続きが気になるとても面白い漫画なのでご紹介します
ノベルのあらすじと韓国原作のレビューをまとめました。
イネス前前世相関図
「この結婚はどうせうまくいかない」イネスの前前世の相関図です

イネス前世相関図
「この結婚はどうせうまくいかない」イネスの前世の相関図です

イネス今世6才時点での相関図
「この結婚はどうせうまくいかない」イネスの今世(6才時点)の相関図です

イネス今世(現在)相関図
「この結婚はどうせうまくいかない」イネス今世(現在)の相関図です

この結婚はどうせうまくいかない299話あらすじ
イネスは眉間にしわを寄せながら目を覚ました。まだ起きる時間ではない時に目覚めた時の癖だった。斜めに差し込む日差しがまぶたをくすぐる。カッセルがカーテンを閉め忘れるはずがないのに。そう思った瞬間、テーブルの方から足音が聞こえた。カッセルが、もう少し寝ているようにと声をかけた。一気に部屋が暗くなったが、逆にイネスの目は完全に冴えてしまった。バルコニーから突き放して以来の彼の声だった。イネスあまりにも急いで体を起こしたため、カッセルがどこか具合でも悪いのかと尋ねた。
イネスは首を横に振り、彼の方へと手を伸ばした。握ってくれないかと願うと、カッセルが彼女の手を握り返した。イネスは、ようやく深く長く息を吐き出した。カッセルは繋いだ手にぐっと力を込めたが、やがて優しく力を抜くと、疲れているようだから横になるようにと告げた。
カッセルは手が冷たかったと言いながら、彼女の指を優しく揉みほぐした。少しして再び離れようとする彼の指先をイネスは捕まえた。蝶が花にとまるような、ごくわずかな力だったが、カッセルはその場に留まった。そしてついに、彼の掌を力いっぱい握りしめた。暗闇の中、彼には見えないと分かっていながらも、自分にできる限りの明るい笑みを浮かべながら。
イネスは、彼が帰ってきたのにも気づかずに眠り込んでしまったと言い、彼がいないのにルシアーノが寝室に入ってくるのが落ち着かなかったため椅子で眠ったと説明した。ルシアーノがベッドまで運んでやろうかと尋ねたとき、なぜあんな忌まわしい噂を思い出したのか。彼女がメンドーサで関係を持っていない男など実兄も含めて一人もいないという噂。しかしカッセルを思うと笑い事では済まなかった。
カッセルは、自分がそんな妄想で彼女を疑うはずがないと言った。君が気にかけるべきなのは僕だけだと、アリシアも念頭に置いた言葉だった。それに、そのせいで窮屈な様子で眠っている彼女の姿が気に入らなかったと続けた。イネスは失笑したが、カッセルは真剣な面持ちで彼女の両頬を包み込み、もうすぐメンドーサを発つと告げた。
三日後だったはずの出発は、もうわずか二日後に迫っていた。イネスは、これほどまで長く眠りこけてしまった自分を恨めしく思った。遠い昔、ルシアーノがペレスを発つ日。必ず自分を起こすようにと懇願したのに、目が覚めたら彼はすでに発った後で、一日中泣き明かした日のことを思い出した。少なくとも、カッセルが戻ってきたら、もう二度と逃げないと決めていた。ずっと避けてきた愛しているという言葉を、すでに彼から逃げ出すように口にしてしまった。せめて口に出した言葉には責任を持たなければ。
他の男のせいで崩れ落ちる姿を見せたくなかった。恐ろしい罪を犯してなお生きながらえている女だと悟られるのが怖かった。これらはすべて、あなたを愛しているからなのだと。彼に初めて伝えた愛の言葉が、あろうことかそんなものだったなんて。
カッセル・エスカランテを愛しているという言葉は、他の何かの言い訳ではなくて、もっと価値のあるものを受け取る資格が彼にはあった。オスカルは今や、手の内をすべてさらけ出している。彼女にはもうチャンスなどないのだとまで言っていた。しかし、一体どこからどこまで話すべきか。再び漠然とした不安が込み上げてきた。カッセルは、どこからどこまで私を理解してくれるだろうか。彼の愛はどこまでか。
カッセルを殺させないでとイネスに懇願したオスカル。オスカルの目の前で、イネスが口に銃を突っ込む姿をもう一度見たいというのならやってみろとイネスは言ってやった。彼が死んだら自分も死んで、カッセル・エスカランテを生き返らせると言った。あなたが私にした、あの忌々しい仕打ちと同じようにねと。オスカルはしばらく言葉を失い立ち尽くし、やがて笑い、そして泣いた。イネスは、オスカルがカッセルを”戦死させた”という報せが届いた瞬間に、私は自分の腹を剣で切り裂くとオスカルに言った。
この世で最もおぞましい音を聞いたかのように歪んでいた彼の顔が、次第にあざ笑うような表情へと変わっていった。そして、君はもう自分の死をもってしても何一つ成し遂げることはできないよとイネスに告げたのだ。もう人生の時間が残っていないと。君がいない世界でカッセル・エスカランテを生き返らせることに、一体何の意味があるのか。イネスが自ら時間を戻したのではないよ。君を救ったのは僕だ。僕のいない世界で君が生きていることに、僕にとって何の意味がある?
オスカルがイネスに言った。考えてみて、イネス。君を覚えてない世界で、君を覚えていないカッセル・エスカランテが生きていることを。君だけが別の時間を歩みながら、永遠に彼を記憶し続けることを。たまに、自殺と刑罰を永遠に繰り返す者たちがいる。容易に生を覆し続け、最後には別の世界へ堕ちて、現実を受け入れられずに狂ってしまう。いつか記憶にあるあの日へ戻れることを願いながら、果てしなく死に続ける。
そして私たちは今、その沼に足を踏み入れる寸前にいるのだと。これが私たちの最後のチャンスだ。君には私が必要だと。脳裏を彷徨うオスカルの声をイネスは引き裂いてしまいたかった。夜には満ちていた純粋な勇気が消え去ろうとしていた。呼吸を整え、再び考えた。どこまで話せるかは分からないが、彼と向き合い、溢れ出てくる言葉に身を任せようと。しかし、戦地へ赴く前にどこまでを・・・。
カッセルは、ルシアーノにイネスを頼んでおいたと言ったが、兄に向かって出しゃばりで生意気だと返されたと話した。カッセルは、だからこそ余計に安心したと続けた。父上と母上にも言っておくから、ルシアーノが官邸に出入りするのを気兼ねしないでくれと。黙って聞いていたイネスが、すべての言葉の始まりのように、ようやく彼の名前を呼んだ瞬間だった。暗闇の中で手が広げられた。自分の手と同じくらいの温度の、冷たい金属の感触が伝わってきた。
カッセルは、ビルバオから贈り物を持ってきたのだと言った。
息が止まった。
今になって伝えることを許してくれとカッセルが言った。
十字架の形。ビルバオ。
この結婚はどうせうまくいかない299話レビューまとめ
韓国のサイトkakaowebでのレビューを見てみましょう。

カッセル。イネス。小奴らどうしよう

二日後なんて・・・二日後にカッセルが去るなんて・・・

そうか。もうイネスもエミリアーノの話はただ過ぎ去った小説のように言える程度の段階で取り出せるようになったようだね。

カッセルがエミリアーノの話を伝えてくれたら、あなたのせいじゃないって、イネスの罪悪感を和らげるだろう。

無事に話し合いが終えられたら、オスカルがした話もカッセルにできそうだな。彼の言葉が正しければ今回が最後だから・・・対策をしっかり立ててみよう!

手を繋ぐのがなんでこんなに切ないの・・・ううう

イネスの衝撃が漸進的に押し寄せてきますね。

カッセルの選択はいつも正しい

カッセルぅ
わたしの感想◎前回の最後で、目覚めたイネスが真っ先にネックレスに気付くのかと思ったけれど、カッセルはイネスと向かいあって、カッセルの手から渡してくれたね。大丈夫、イネス、がんばって
まとめ
この結婚はどうせうまくいかない あらすじと韓国原作漫画レビューをまとめました
コメント
いつも思うのですが、こんなに綺麗な文章に翻訳していただいて、とても読みやすくて、grensnow様の能力が凄くて、本当に感動します。
話の内容が切なくてどうなるのかこの先がわからないのですが、更新をとても楽しみにしております!
ぽんさん、コメントありがとうございます!いつの話なのかとか誰の気持ちなのかとか分かりづらいであろう拙い文章を、読んでいただけて、読みやすいと言ってくださるその優しさに本当に感謝です。最後まで励みにがんばります〜