※未読の方はネタバレにご注意ください
ピッコマ(まんがアプリ)で毎週金曜日連載中の貴族社会を舞台に書かれる恋愛ロマンス漫画『この結婚はどうせうまくいかない』毎週続きが気になるとても面白い漫画なのでご紹介します
ノベルのあらすじと韓国原作のレビューをまとめました。
イネス前前世相関図
「この結婚はどうせうまくいかない」イネスの前前世の相関図です

イネス前世相関図
「この結婚はどうせうまくいかない」イネスの前世の相関図です

イネス今世6才時点での相関図
「この結婚はどうせうまくいかない」イネスの今世(6才時点)の相関図です

イネス今世(現在)相関図
「この結婚はどうせうまくいかない」イネス今世(現在)の相関図です

この結婚はどうせうまくいかない371話あらすじ
その日の夕刻、カッセル・エスカランテ・デ・エスポーサの戦死が、緊急発行されたメンドーサ週報で全域に伝えられた。ノリエガ大佐が独断で下せる判断の限界は、エスカランテ家への訃報通知までだっただろう。皇室にできることは、すでに死んだとされるカッセルを断固として生かしておくことだけだった。可能であればオルテガ海軍の帰還の瞬間まで、世間には生きているふりを続けたはずだ。
もちろん、エスカランテにも極限まで隠したかっただろうと彼女は確信していた。戦死通知が皇帝より先に公爵へ届けられた事実を、皇帝が知るのは市民と大差ないタイミングになるだろう。皇帝は窮地に追い込まれれば自分のことしか考えられない性分だ。エスカランテに対しては、息子の死をわざわざ吹聴することはないだろうと頭から流し、海軍への口止めに必死で、首都の兵力を宮殿に集めていたのだから。
幾重にも殻をまとい自らを孤立させた結果、状況把握も制御も遅れるのは当然だった。安易な判断をした根底には、皇太子の母カイエターナの名にまだ「エスポーサ」が含まれている事実と、皇太子がすでに失脚したという認識が並んでいた。叔父が甥を見捨てることはあり得る。だが、たった一人の姉のたった一人の息子が死ぬことまで・・・。デモ隊が膨れ上がるこの局面で、「カッセルの死」は皇太子を絶壁から突き落とすも同然だった。
イネスは口元を歪めた。フアンの気性なら最後の最後までは望まないかもしれない。彼は、息子がついに戦死してしまったという不幸を言いふらすような品のない男でもない。だが彼らが見落としていることがある。オスカルの破滅を喜んで見届けようとする別の身内――フアンのたった一人の嫁の存在だ。
イネスはエル・コルテで、夫が大領主オルランドを討ち取ったものの策略に嵌まり海へ転落したと、絶望に打ちひしがれながら告解した。遺体さえ見つからなかったと。青ざめた顔は涙も枯れ果てたかのようで、初めて口にする話だったため作り込む努力すら不要だった。カッセルが死んだと口にするだけで声は自然と震えた。取り繕う必要など何一つなかった。彼女は自らを格好の「素材」として差し出し、その無惨な姿を人々の前にさらけ出した。彼女は自らを格好の「素材」として差し出した。
単に「死んだ」という事実では不十分だった。カッセルの死は偉大であると同時に無残なものでなければならなかった。誰もが恨みをぶつける先を探さずにはいられないほどに。人々が彼女の望み通りの言葉を口にするようになってから、もう随分と時間が経つ。だからこそ、これもまた憎むべき欺瞞だった。国民が夫をどれほど愛してくれたかを知っているからこそ、悲しみをこらえて姿を現した、どうか彼のために祈ってほしいと告げた。
次にヴァレスティナ公爵邸でレオネルに訃報を伝え、厚かましく、群衆に潜ませるサクラを要求した。呆れる父をよそにエスカランテ公爵邸へ戻り、フアンとイザベラに勝手な振る舞いを詫びた。長男の戦死を政治的に利用した自分を許さなくていいと。彼らが自分を許さないはずがないと分かっていながら、その言葉だけは憎らしいほどに本心だった。
イネスが、夫の死を信じていないからこそ、この「死」を利用すると告げた時、フアンとイザベラがどんな顔をしたか、すべて記憶していた。狂人を見るような目、現実逃避だと同情する目。・・・レオネルも似たりよったりの表情ではあったが、彼らよりもいくぶん人間味に欠けていた。「その親にしてその子あり」という言葉通り、イネスもまた父親と同じように平然とした顔を取り繕った。
イネスは平然とした顔で夕食を準備させた。カッセルは死んでいない。食事を断つ理由などない。フアンとイザベラとミゲルが同情だけで食卓についていると分かりながら、何食わぬ顔で過ごした。周囲が自分を信じてくれないほど、彼女の確信は強まった。
カッセルは死んでいない。いなくなったわけじゃない。
イネスはただ自分を取り巻く時間が穏やかに過ぎ去るのを待っていた。そんな彼女の様子がかえって不吉であるかのように、ファナとラウルが監視し、駆けつけたルシアーノが彼女を抱きしめ、傷つけていないか体中を確かめている間も、頭の中はカッセルのことでいっぱいだった。彼は今どこを漂流しているのだろう。もしかしたら、もうすでに救助されて使者を送ったのに、その使者の船旅が順調でないだけかもしれない。
夜更け、窓辺でカッセルからの手紙の束を叩きながら暗い空を眺めていると、遠くから歓声が聞こえた。ファナに聞こえるかと尋ねた。ファナは様子を聞いてくるかと伺ったが、そばにいてほしい、後で驚くのを楽しみにとっておきたいとイネスは冗談めかした。刺繍を手に取り、夜が更ける前にカッセルの名を半分以上縫い上げた。周囲が引き止めるのも聞かず夜を明かし、「カッセル・エスカランテ・デ・エスポーサ」をすべて仕上げ、自分の名を少し刺繍したところで、イネスは聖書を開いた。
青みがかった空が四方から明るくなり始め、揺らめく蝋燭の淡い光と重なり合った。歓声が大きくなった頃、ラウルが狼狽して寝室へ飛び込んできた。皇室が皇太子を使用人に変装させてメルセデス通りを通って避難させていたところ、群衆に正体が露見し、人々が押し寄せた結果・・・崩御したという。東部テレオンから侵入した大勢の農民たちに押し倒され踏み殺されたとも、ツルハシや熊手で叩き伏せられたとも言われ、護衛は手薄で、使用人たちは群衆に殴られ、皇太子を置いて逃げ出したという。
確かなのは「崩御」の事実だけで、遺体は原形をとどめないが顔の半分は識別可能で、近衛兵たちが身元を確認し、収容中だと。遺体の一部は暴徒に奪われ、それを象徴にサン・タラリア街道で行進が始まっているという。
もはや陛下も黙ってはいられない――しかしどうすることもできないだろう。イネスは静かに聖書を見つめた。
『しばしの後、悪しき者は消え去らん。汝がその場所を詳しく調べるとも、彼はもはやおらじ』(詩篇 37章10節)
イネスは聖書を閉じ、立ち上がった。
この結婚はどうせうまくいかない371話レビューまとめ
韓国のサイトkakaowebでのレビューを見てみましょう。

本当の悪党は皇太子妃じゃない?見たところ、一回目の人生であれこれかき回したのもあいつだし・・・二回目もあいつが薬と一緒にいたし・・・

聖書の引用が絶妙すぎる。鳥肌がたつ

毎回、予言のように暗示をかける聖書の一節・・・。本当にすごいです・・・

オスカルが死んだんだから、もう戻ってきて、カッセル!!!

カッセル!!!死亡の知らせを伝えたんだから、次は復活の知らせも伝えてみようぜ!!!!

オスカル、市民たちの手によって死亡・・・

結局オスカルは、どの人生でも残酷な死に方をするんだね

まさか・・・死んでないんじゃないかな

偽装したんじゃないの??あの「汚物カル(オスカル)」が、そんなに簡単にくたばったなんて、到底信じられないんだけど・・・

確実に死んだんだよね?カッセルみたいに、生きてるのに死んだことにされてるだけじゃないよね

オスカル、逃げてる途中に群衆に殺されたんだね。やれやれ。異常な執着で、あんなに愛し合ってるカッセルとイネスを苦しめておいて・・・。来世では絶対にイネスに執着しないでね〜!!!
わたしの感想◎オスカルの最期、凄惨ではあるけれど、本当にこれで?大丈夫かな、という不安が消せない最期ではあった
まとめ
この結婚はどうせうまくいかない あらすじと韓国原作漫画レビューをまとめました
372話

コメント
鳥肌が立ちました。
いつも分かりやすく翻訳してくださり、本当にありがとうございます。
オスカルの死があっけなく感じてしまいますが、これから詳しく描写があるのかどうか、楽しみです。
ぽんさん、コメントありがとうございます!そうなんです、私もあっけなく感じてしまって・・・でもそうですね、この先詳細が明かされるのかもしれませんね!いつも読んでくださり、ありがとうございます!