※未読の方はネタバレにご注意ください
ピッコマ(まんがアプリ)で毎週金曜日連載中の貴族社会を舞台に書かれる恋愛ロマンス漫画『この結婚はどうせうまくいかない』毎週続きが気になるとても面白い漫画なのでご紹介します
ノベルのあらすじと韓国原作のレビューをまとめました。
イネス前前世相関図
「この結婚はどうせうまくいかない」イネスの前前世の相関図です

イネス前世相関図
「この結婚はどうせうまくいかない」イネスの前世の相関図です

イネス今世6才時点での相関図
「この結婚はどうせうまくいかない」イネスの今世(6才時点)の相関図です

イネス今世(現在)相関図
「この結婚はどうせうまくいかない」イネス今世(現在)の相関図です

↓予約受付中だそうです(2026年10/7まで)
この結婚はどうせうまくいかない524話(外伝52話)あらすじ
皇帝が思い描く彼らの不幸こそが、彼らにとっての幸せだった。もし与えた環境で本当に幸せだと知れば、当然その環境から引きずり下ろすに違いない。しかし、彼らが苦境に立たされていると信じている限り、皇帝が自ら救い出すことはない。彼らが「とても耐えられない」と飛び出してくるか、相応の正当な理由がない限りは。
任務を完遂すれば、エスカランテの跡継ぎを拘留し続けることはできず、それがそのまま彼らの権利となった。このように、帰還の日を選ぶ権利まで手にするなら、これはただの「長い旅」に過ぎない。皇帝が破格の費用を負担し、護衛までつける豪華な遊覧旅行だ。
レオネルはイネスを島の総督に任命するという話に驚かぬカッセルを怪しんだが、心配なのは義理の息子ではなく娘のほうだった。レオネルはイネスにはカルステラに戻ってからさりげなく伝えるべきだと述べた。遊びに行くのだと勘違いして勝手に返事をしかねないからと。
カッセルは「気をつけます」と重々しく了承したが、書斎を出るなりイネスの居場所をラウルに尋ね、弾むような足取りでデルフィーナといる小応接室へ向かった。厳しく約束した忠告など一瞬で放り出し、華やかに微笑むイネスの顔にいくつも口づけを落とした。
***
ヴァレスティナ小公爵夫婦は、カルサーダ侯爵邸へ向かう馬車の中にいた。窓の外を眺めていたデルフィーナは、浮き立つ声を隠せぬ様子で慎重に話しかけた。エスカランテ小公爵夫妻がとても機嫌よさそうだったと。並んで座るルシアーノは黙って視線を向けた。
彼は想像どおり口数が少なかったが、デルフィーナはそれを寂しいとは思わなかった。家族に対してすら態度に変わりがなかったからだ。ただ妹の存在が特別であることは明白だった。自分のいないところでは兄妹が長々と雑談する光景を、彼女は何度か遠目に眺めていた。一見無愛想ながら普段より和らいだ口元や親密な眼差しが鮮明に見て取れ、デルフィーナはそれを見るのがとても好きだった。ルシアーノがそんな表情で心を許せる場所がこの世界にひとつはあるということなのだから。
顔も知らぬまま結婚した自分とは比べものにならない。彼女はルシアーノの隣でまだたった一日を過ごしたに過ぎない人物なのだ。何においても揺るぎなく見えるイネスのことを幼い頃から好ましく思っていたが、このことに関してはただ当然の差に思えた。彼らにはこれからの時間が必要だった。
彼女は勉強でもするように夫の顔を見つめ、そのおそるおそるの視線にルシアーノの表情が複雑になった。彼は機嫌が良さそうに見えたのかと問い返し、デルフィーナは少し盗み聞きしたところ行楽に出かけるようだったと答えた。盗み聞きと言う割には堂々としている。重大なことなら口をつぐんだだろうが行楽の話だからだろう、ルシアーノは軽く苦笑いして、目的地を聞いたかと尋ねた。
目的地までは聞けなかったが、イネスの話ではカルステラ近郊には気晴らしの場所がたくさんあるという。メンドーサに慣れたら一緒に遊びにおいでと誘われていたが、気乗りしない様子で結婚した男の前でそこまでは言えなかった。カルステラ、ロゴルーニョ、浜辺の散歩、エル・タベオ、人魚と兵士の小さな像がある噴水。カッセルが整備した遊歩道、湖畔の狩猟場――思い浮かべるだけでペリドットのような瞳に愛情が揺らめいていたイネスの家。来年あたりには行けるだろうかと夢想した。
しかしメルセデス通りを過ぎると、デルフィーナの表情は引き締まった。昨日は父がイネスに迷惑をかけ、今朝は自分をめぐってヴァレスティナ母娘が争った。イネスが前に出たのはひとえに自分のためだった。
デルフィーナは、父がワインを持って皇帝の前を通り過ぎた瞬間から何かが狂い始めたと感じていた。イネスはかつて、発つ前に母に散々嫌われておくから自分が去った後はデルフィーナが天使に見えるだろうと言っていた。もちろんオルガからペレスの継承について学ぶ必要はあるが、今はまだその時ではないと。イネスは育つ中で、ずっとオルガの期待値を下げておいたから安心しろと。
デルフィーナはそれに強く反対した。母と娘が憎み合うことは小さな傷では済まないし、すでに傷ついて血が流れるからといって、その傷口をさらに刺す愚か者はいない、自分はイネスの犠牲ではなく愛情だけで十分満たされるだろうと。それを聞いたイネスは自分が男だったらよかったのにと冗談めかし、カッセルが「イネス。義理の姉をを口説くのはいい加減にして」と部屋に入るなり聞きつけ露骨に嫌な顔をしていたことを、デルフィーナは思い出してくすりと笑った。
エスカランテ准将は本当に自分に嫉妬するのだろうか。当時はただの冗談だと思っていたが、先ほどイネスの腰を引き寄せ自分から引き離したたくましい男の目を思い返すと、あながち冗談とも言えなかった。イネスがメンドーサにいる時には決まって現れ、近すぎると文句をつけては追い返されていた。
デルフィーナは当時、カッセルのあまりにも眩しい顔立ちが重荷で、まともに向き合えなかった。しかし今日ははっきりと覚えている。一瞬だけ警戒したのち、すぐに好意的な眼差しを向けてきたのだ。常に丁寧ながら素っ気ない印象だった彼が、今日は格別に機嫌が良かったに違いない。
カッセルがやって来て、窓辺で日差しを浴びながら囁き合っていたエスカランテ小公爵夫妻は、やがて妻の小さな悲鳴とともに歓喜の抱擁を交わした。飛び込んでくる妻を軽々と抱き上げた准将は、降り注ぐキスを受け止め、やがて彼女を下に降ろすと、それ以上に熱烈なキスを返した。見ているだけで笑みがこぼれる幸福な光景に、今朝から重かった心が少し軽くなった。
ルシアーノは、イレ・タシャがメンドーサよりカルステラに近いのは確かだが、近所と呼べる場所ではないと静かに告げた。『連れていかれて困る』などと言っていたわりに、当人たちは遊覧気分ではないかと、皮肉を添えて。デルフィーナは言葉を失った。
この結婚はどうせうまくいかない外伝52話レビューまとめ
韓国のサイトkakaowebでのレビューを見てみましょう。

やっぱりイネスの兄弟なだけあるね〜めっちゃ察しが良い

あっ!ルシアーノが気づいちゃったよ、イネス!

デルフィーナとルシアーノ視点の物語もすごく良いですね

ばれちゃったね…

あの…もしかしてミゲルも連れていかれちゃいますか?

ルシアーノ♡デルフィーナ

ルシ〜ア〜ノ〜〜笑〜〜〜

ルシアーノは分かってるんだね

ふふふ、見えないところで喜ばなきゃ!
わたしの感想◎ルシアーノがイネスと話す姿を見て、ルシアーノに心を許せる場所がこの世界にひとつはあることをすごく好ましく思ってくれるデルフィーナ、すてきな人~
まとめ
この結婚はどうせうまくいかない あらすじと韓国原作漫画レビューをまとめました
525話(外伝53話)

コメント