※以下の内容は、ネタバレが含まれておりますので、ご注意ください。
この記事では、ピッコマ大人気漫画「今世は当主になります」韓国原作小説(ノベル)の韓国でのレビューをまとめました。
ここでは、ノベルのプロローグと第1話のレビューからまとめました。
個人的に地図と年表と家系図相関図を書いてみました。公式ではありませんので、ご参考にお楽しみください。
今日のひとこと
プロローグ「皇太子殿下とフィレンティア・ロンバルディ当主のおなりです!」
1話 ルーラック「お前がこんなに賢い子だともっと早く知っていれば!」
ノベル プロローグ あらすじ
「家門の不動産を勝手に賭博に賭けてはなりません・・・」バシッ!フィレンティアが言い終わらないうちに、頰が激しくひっぱたかれた。「お前ごときが、偉そうに俺に説教か!」酔っ払っているアスタリウが怒鳴る。そこへ従兄弟のベレサックがやってきて、アスタリウをなだめたかと思うとー。パシン!先ほどよりも更に強い力でフィレンティアのもう片方の頰が叩かれた。「お前、家門の金をちょっと転がしたからって、お前のものにでもなったつもりか?」「卑しい血のやつが!お前は俺たちに仕える召使いだ」「今日のことをおじい様に告げ口するなよ」そう告げ、彼らは去って行った。ティアの切れた唇から赤い血がポタっと滴り落ちた。
ゴトン。遠い過去の記憶に思いをめぐらしていたフィレンティアだったが、馬車の揺れで我に返った。姿勢を正し、身なりを整えると一幅の絵のように端正な姿になった。ランブル宮への到着が告げられると、外から扉が開かれ、「フィレンティア」美しい男性が彼女を出迎えた。
「ペレス」エスコートを受け、馬車から降り立ったフィレンティアの手の甲に、彼が長いキスをした。欲望あふれる濃厚な口づけだった。フィレンティアが驚いて彼をとがめても、彼は笑うだけで意に介さなかった。耳を赤らめながら急ぐティアにペレスは言った。「このランブル帝国に、君が少し待たせたからって文句を言う人は誰もいないよ、俺のティア。ゆっくり行ってもいいんだよ」
二人は今日のためにとても長い道のりを走ってきた。すごく遠回りしたわ、あなたには想像もできないほど、と聞こえないくらい小さい声でフィレンティアは付け加えながら言った「これまで苦労してきたからって、自分の無礼を正当化するるもりはないの」彼女のこういうところがたまらなく素敵で、初めて出会った時から彼はそんな彼女に夢中だった。
「準備はいいか?」「じゃあ行きましょうか、ロンバルディ当主」ペレスが手を差し出した。「行きましょう、皇太子殿下」麗しい白い手が彼の手を握った。
「皇太子殿下とフィレンティア・ロンバルディ当主のおなりです!」扉が開かれ、明るい光が降り注がれた。
ノベル1話あらすじ
屋敷の鉄門が皇室の兵士たちによって閉じられた。250年間、ランブル皇室と肩を並べ君臨してきたロンバルディ家の最後だった。脱税と反逆幇助罪という罪名で当主ビエーゼ・ロンバルディとその主要関係者たちが捕まることで、虚しく幕を下ろした。鉄門の前には、ロンバルディ市民数百人が集まって、その様子を見守っていた。最前列にはフィレンティアもいた。
フィレンティアは正門を睨みつけながら、悪態をついた。しかし、いくら罵っても湧き上がる怒りはおさまらない。「だから私は何度も何度も第1皇子はだめだって言ったのに。あんなやつに皇太子は務まらないって」
そうロンバルディの愚か者たちは、皇后から生まれた嫡子だからという理由だけで、第1皇子、アスタナ・ネレンペ・デュレリーを支持した。彼らと同類の、頭には贅沢と享楽しかない、体には怠惰が染み付いた「高貴な血筋」を。
ロンバルディの歴史はランブル帝国の歴史そのもの。王国の田舎の領主に過ぎなかったデュレリー家当主を初代皇帝にし、商団で莫大な富を築き、戦争の際には外交術で無血勝利に導いた。最盛期は先代当主ルーラック・ロンバルディの代。若いルーラックが当主になると、皇室は彼を牽制するために禁門令を下した。するとルーラックは奨学金制度を立ち上げ、身分や分野を問わず優秀な人材を育て上げた。ロンバルディではないけれど、ロンバルディの恩恵を受けたそのような人材は帝国中にちらばり、ルーラックはあらゆるところに自分の配下の人間を置くことに成功した。結局、その影響力を無視できず、先帝は20年ぶりに禁門令を取り下げた。しかし、2年前にルーラックが亡くなり、長男のビエーゼ・ロンバルディが当主の座につくと、その結果は見るまでもなかった。
フィレンティアはもともと日本という国で暮らしていたが、交通事故で死に、この世界に転生してきた。金持ちに生まれた!と気づいたときは嬉しかった。ロンバルディ当主の三男の娘に生まれ、私を産んでからこの世を去った母は平民だったが、運良く祖父からロンバルディを名乗ることを許された。だが、ロンバルディの一員として認められたわけではなかったので、曖昧な位置だった。そして11歳の誕生日の前に、不治の病で父が亡くなると、家族行事には招待されなくなり、15歳になると屋敷の仕事を始めた。最初は図書館の本の管理に始まり、18歳には財政を管理するまでになり、19歳で祖父が病に倒れると祖父の仕事の手伝いをした。他に適任者はいなかった。
「お前がこんなに賢い子だともっと早く知っていれば!」祖父は口癖のようにため息をつきながら嘆いた。「お前にこの家を継がせただろうに・・」フィレンティアが自分は外れ者だから、と言っても、祖父は「お前はロンバルディだ。家門の血を継いだ以上、資格は十分だ」と言ってくれた。「悪かったな。幼いお前をもっと気にかけてあげるべきだった・・本当にすまなかった」祖父の言葉だけでティアには十分だった。
ロンバルディ家を愛していたが、祖父の葬儀が終わるとフィレンティアはビエーゼに家を追い出された。それから2年、彼らはロンバルディ家を滅ぼした。侍女から生まれた第2皇子、ペレス・ブリバチャウ・デュレリー。彼はアカデミーを首席で卒業すると、貴族たちを味方につけ、皇太子として即位するとしばらくして皇帝が倒れた。第1皇子派で第2皇子に悪事を働いてきたロンバルディはそこで逆風にさらされたのだ。
フィレンティアは酒に酔って千鳥足で悪態をついていると、いつのまにか大通りにいた。バン!背後から馬車にぶつけられ、体が浮くのを感じ、暗闇がおとずれた。
作家のキム・ロアさんのコメント
こんにちは、キムロアです。一生懸命準備した作品をついに見せることができるようになり、とても嬉しいです! <イガジュ>堂々と賢いティアが回帰し、スーパーウルトラ炭酸パンパンサイダーの道を歩く話です。完結までの旅の間、心をほぐして、私と一緒に楽しんで頂ければ、この上なく嬉しく思います。ありがとうございます^ㅁ^
ノベル1話レビューまとめ
先発隊です。もしかしたら、200話以上続けて走らなければなりませんが、躊躇している方はすぐに駆けつけてください!
スマートで堂々として、ナムジュ(男性相手役)に頼らない主人公!
表紙、かわいい・・
先発隊・・というには曖昧ですが、確かなのは3日で所蔵権200枚あまりを捧げ完結まで読んで、また帰ってきました。すごいです・・
漫画とノベルの違い
・フィレンティアが自分の都合で人に対して無礼にふるまったりしない態度をペレスがとても素敵に感じていて、そんな彼女に初めて出会った時から夢中だった、とノベルには記述されているが、漫画では取り上げられていません
・フィレンティアの背景に花や光が降り注がれていて、とても美しい!
・ロンバルディ市民に混じっている24歳くらい?のティアの髪の毛がすごく短く切られているけれど、すごくめずらしいと思う。なにか男性なみの仕事をしているのか、女性一人暮らしだから用心かな?
私の感想◎最初にひどいシーンがありますが、後半のきらびやかな様子とタイトルから、これからどのような物語が始まるのか楽しみです!
まとめ
今世は当主になります ノベル プロローグと第1話のあらすじとレビューをまとめました
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