※以下の内容は、ネタバレが含まれておりますので、ご注意ください。
この記事では、ピッコマ大人気漫画「今世は当主になります」韓国原作小説(ノベル)の韓国でのレビューをまとめました。
ここでは、ノベルの第9話のレビューからまとめました。
個人的に地図と年表と家系図相関図を書いてみました。公式ではありませんので、ご参考にお楽しみください。
今日のひとこと
ルーラック「惜しいな・・あの子が自分の能力を隠さねばならんほど、ギャラハンの立場が弱いのは事実だ」
ノベル9話あらすじ
その頃、クレリバンはルーラックの執務室を訪れていた。財政報告が済むとルーラックに促され、フィレンティアについての話をした「・・・当主様の仰っていたことは理解できました」というセリフに満足げなルーラック。「実はテスト後に、ギャラハン様とフィレンティア様に仕える使用人たちに訊いてみたのですが、お嬢様の才能に気付いている者はいませんでした」「きっとお嬢様は、今までご自分の能力をひた隠しにされてきたのではないでしょうか」クレリバンはそう話した。フィレンティアはとても賢いので、きっとロンバルディ家でのギャラハンの立場にも気付いているだろう、と付け加えた。
ルーラックの顔がこわばっていく。ルーラックにとって後継者問題は難題であった。長男は過激、次男は考えなし、三男は賢いが心身ともに弱い。長女のシャナネットのほうがしっかりしているが、シャナネットの夫であるベスティアン・スルスは婿入りし、妻を後継者にしてスルス家を潤そうと狙っているのが明らかだ。
「ギャラハンにもう少しの胆力でもあれば・・」「フィレンティアの性格が父親似でないのがせめてもの幸いだ」ルーラックは、鬱屈していた胸が、フィレンティアのことを思い出すと晴れる気がした。「惜しいな・・あの子が自分の能力を隠さねばならんほど、ギャラハンの立場が弱いのは事実だ」ルーラックは、とりあえず授業の様子を見ることにした。
そこへビエーゼがやって来た。「父さん、デュラック商団の人たちが来ました」ビエーゼが来たのでクレリバンが辞そうとすると、ビエーゼはクレリバンの存在にあからさまにしかめっ面をした。普段からクレリバンは本人を前にしても、ビエーゼは当主にふさわしくないと公言していたので不仲になるのは当然であった。席をはずすよう言おうとするビエーゼを止め、ルーラックはクレリバンも同席するようにと言った。
やがてデュラック商団の者らしき人が入り、ルーラックに挨拶をした。キラキラした華やかな衣装を身にまとった中年男性、クロイトン・アンゲナスであった。アンゲナスは現在の皇后の家門であり、ビエーゼの妻、セラルの家門でもあった。クレリバンの眉間にしわが寄る。その後まとまりのない話が続き、クレリバンは要点を確認するために尋ねた。「要するに、東の地域で流通している織物を売りたい。長距離移動をする手段がないので、ロンバルディに運送を頼みたいと・・?」「その織物の代金も、ロンバルディ銀行から借りる予定で?」
ふざけた話だった。クレリバンは腹が立った。ルーラックの表情も決して穏やかとは言い難かった。ビエーゼだけが、いい方法でしょう!と浮き立っていた。彼はこの話のどこに落とし穴があるかさえも、理解できていないはずだ。皇后の従兄だという目の前の男も図々しかった。これは皇室、もっと言うと皇后という後ろ盾をもつ商団が絡んだ取引だった。表向きはデュラック商団のものでも、結局はロンバルディの資金で回す事業ということになる。そしてもしも失敗したら、損害を被るのもロンバルディであった。皇室に敵対するつもりでなければ、借金の取り立てもできない。
今ここで気付けていない者はビエーゼただ一人。この事業がどれだけやる価値のない”事業”なのか、ルーラックも気付いているだろう。しかし、ルーラックはなんとビエーゼに任せると言いだした。我慢できず、クレリバンは「一度、品物を見てから話しましょう」と割って入った。アンゲナス家に近づいて、皇后に借りを作ろうと思っていたビエーゼは困惑し大声を出した「子供の世話係が口出しする気か!」
ルーラックは気にせず、組合長に改めて見本を見せてくるように促した。組合長の面前で体裁が悪くなったビエーゼは顔を赤らめ、「すみません。クロイトン様。面目ございません」と謝罪した。ロンバルディに手と金を借りに来た客にへつらうビエーゼにの間抜けっぷりにクレリバンは腹が立って仕方がなかった。
数日後、フィレンティアは20年以上暮らしたロンバルディ邸の中でも一度も入ったことのない部屋へやってきた。以前に授業を受けた時とは異なる部屋であった。部屋に入ると、とても教室とは思えない内装であった。ソファに楽器にぬいぐるみ、一応、黒板と本棚もある。ソファにはティアを見て驚くベレサック。ぬいぐるみの横で本を読むララネ。窓際にはあっけらかんとした顔でティアを見るシャナネットの双子、ギリウとメイロンの姿があった。ロンバルディ家の末裔である、ティアの従兄姉たちだ。
ノベル9話レビューまとめ
公開的に大きなミスをしてビエーゼの影響力を弱め、第三息子つまりティア父の立地を少し広げようと思う
奨学金制度を使って全国に優秀な人材を置いたのに・・・どうして家の中の無能な人たちが放置されたのですか
主人公が超えなければならない山が多すぎる
あれだけの家をビエーゼは2年でつぶしたんだよね
ティア初授業!ベレサックも呼ばれてるんだね
うーん・・とても愚かなので何を言うべきか・・・
わたしの感想◎クレリバンがすごく優秀で、養子縁組みして当主をゆずりたいくらいですね
ノベルと漫画との違い
・ノベルではクレリバンと顔を合わせたビエーゼが露骨に不快感を表していますが、漫画ではそれほど意識していない態度に描かれています
・なぜこのような商売をビエーゼに許すのか、もしシャナネットだったらクレリバンはどうしていたか、などルーラックの考えがより丁寧に漫画では描かれています
まとめ
今世は当主になります ノベル話のレビューをまとめました
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