※以下の内容は、ネタバレが含まれておりますので、ご注意ください。
この記事では、ピッコマ大人気漫画「今世は当主になります」韓国原作小説(ノベル)の韓国でのレビューをまとめました。
ここでは、ノベルの178話のレビューからまとめました。
個人的に地図と年表と家系図相関図を書いてみました。公式ではありませんので、ご参考にお楽しみください。




今日のひとこと
ペレス「では、食事はこの辺にして、そろそろ令嬢と二人きりになりたいのですが、よろしいでしょうか?皇后陛下」
ノベル178話あらすじ
皇后主催のパーティに参加するティアのため、皇后はわざわざロンバルディ邸まで馬車の迎えを出してきた。ティアの気を引こうとしているのだ。他の人なら恐縮してしまうほど豪華な馬車だったが、正直、ティアの馬車には及ばないものだった。皇后宮の侍従までやってきて、気合いの入ったおもてなしであることは間違いなかった。
侍従が馬車に乗るための踏み台を用意している間、フィレンティアは本館の隣のほうから強い視線を感じていた。「そんなに睨みつけても、私死なないわよ」セラルが殺気立った目でティアを睨んでいた。そんな顔をしているとセラルはラビニ皇后にそっくりだった。別館に追い出され惨めな思いをしている時に皇后のパーティに招かれたティアの姿を見て、妬みでいっぱいのセラルだった。
セラルもこの招待が皇后の意思であることはわかっているはずなのに、怒りの矛先をラビニではなく、ティアに向けているのだ。あまりに睨みつけられるとこっちも考えちゃうなとティアは思った「もっと煽りたくなっちゃうじゃない」ちょうど踏み台の用意ができたので、お礼を言うとティアは軽やかに馬車に乗り込んだ。そして、窓を開け放ち、依然として睨みつけてくるセラルに向かってほほえみながら手を振ってみた。
リズムを持って優しく、柔らかな笑みで。するとセラルの目は怒りを増し、ドレスの裾を持つ手がぶるぶる震える様子まで見えた。どうやら悪態もついているようだ。離れているので、声までは届かなかった。ティアは馬車が動き出し、セラルの姿が見えなくなる瞬間まで、笑顔を絶やさずに手を振り続けた。
すっかり日が暮れ、馬車が皇后宮に着いた。途中、ペレスと初めて会った場所を通り過ぎた。暗がりで先が見えないが、あの森の先にペレスの後ろ姿が見えるかのようだった。馬車が止まった隙にペレスに会いに行ったティア。生き抜くために草を食べていた、小さくて痩せ細った幼い頃のペレス。
食べ物もほぼ与えられず、年齢にしてはずいぶんと小さかったあの子が、あんなに成長するなんて、ティアは誇らしさすら感じた。ララネを脱出させたあの日、ティアを片手で抱きかかえ、道具1つ使わずにテラスまで一瞬で上ったペレス。彼を実際に育てたのはケイトリンとカイラスなのに、なぜかティアは自分の手で育て上げた気がした。
特に、ティアが怖い思いをしないように強く抱きしめてくれた頼もしい腕・・・あの夜のことを思い出すだけで胸がドキドキした。同時に、心の片隅が妙な不安に駆られ、ティアはペレスのことは一旦考えるのをやめた。
馬車が止まり、扉が開いた。美しく着飾った皇后自らが出迎えてきた。かなり特別なおもてなしだ。だがティアは敢えて淡々と、返事をした「パーティにお招きいただきありがとうございます、皇后陛下」本来であれば、”馬車まで送ってくださるなんて、身に余る思いです・・・”と伝えるべきところだった。期待した言葉が返ってこなかった皇后の目つきが一瞬冷ややかになるのがわかった。
ティアは笑顔のまま見つめ返した。皇后はいつもより高価なドレスと宝石で身を包み、かなり気合がはいっているようだ。皇后の青い瞳がティアを上から下まで眺め回す。ティアのドレスやアクセサリーに言いがかりをつけようと見ているのだ。しかし、ティアの装いは頭からつま先まで完璧だった。皇后のように宝石だらけで見せびらかすのではなく、華麗さと品格を重視したドレス。職人の手によって1つずつ丁寧に埋め込まれた小さな宝石たち。耳飾りもクロイリーによる一品物。長い髪に合わせてつけたサークレットはクロイリーの一番弟子の手によるものだった。
皇后は気を取り直して、ティアに自分が主催するパーティに来るのは初めてか尋ねた。小さい頃にギャラハンと来たことがあると答えるティア。「ああ、そうでしたわ。あんなに幼かった令嬢がいつのまにかこんなに成長して、婚約まで。第2皇子とロンバルディ令嬢の婚約の知らせを聞いた時、本当に嬉しかったわ」心にもない言葉だった。
皇后はあまりに嬉しすぎて、皇后宮にある物をほとんど全部投げて壊してしまったらしい。長子継承法が秘訣された日のその皇后の反応は、ティアがベイトに頼んで、冊子にして保管してあるのだ。退屈な時にそれを取り出して読むだけで気分が上がるから。
「今日のパーティは他の客は呼びませんでした。もう少しすると、家族になる仲ですし、ね?」そう言って皇后が笑う。予想した通りだった。なんの罰ゲームよ、とティアは思った。そこでティアは準備しておいたことを確認するために、答えるかわりに一度周りをぐるりと見回した。
「あ、あちらに見えました」皇后宮の正反対の方向から群れを成して近く人たち。狩り場にいたから、もしかすると間に合わないかもしれないと思っていたのに。ティアは満面の笑顔で、群れの一番前を歩く人の名を呼んだ。「ペレス様」
ペレスは着替えまで済ませ、輝かしい美貌で近づくと「ティア」低い声でティアを呼びながら、手の甲に口づけをした。皇后のことなど、一切意に介さず、ティアから目を離さずに。
「ロンバルディ令嬢」「第2皇子を呼んだのは・・・令嬢ですか?」ティアがそうだと答えた「それって失礼じゃないかしら・・・」と口にする皇后に、ティアは答えた「皆で仲睦まじく食事も良いかと思いまして、もうすぐ家族になることですし」皇后は渋々納得し、ティアをちらりと睨みながら、ペレスを食事に誘った。だって、家族になるって話を先に口にしたのはあなたよ、とティアは思った。
パーティはとてもつまらないものであった。皇后が執拗にティアの好感を買おうとしてきた。目的は、ただひとつ、ギャラハン・ロンバルディ。さりげなく投げる質問はすべてギャラハンに関することだった。「父は普段はチェサユ領にいます。チェサユ領を父は、もう一人の子供みたいに愛情をかけて育てています」「今チェサユ領の経済に一番貢献しているのは東部との船上貿易です」ティアは早く帰りたい一心で、それとなく切り出してみた。
案の定、皇后がステーキを切っていたナイフを滑らせる音がし、テーブルを囲む雰囲気が凍りつくのを感じた。これでパーティは切り上げだ、と意識するティアに皇后は予想外の攻撃を仕掛けてきた。「ところで、第2皇子とロンバルディ令嬢は少し意外な組み合わせですね?」ワインを口に含んでいたペレスもなにか感じたようで、グラスをテーブルに戻す。
「陛下の話だと、二人は周りが見えないほど熱烈に愛し合っていると聞いたのに、なぜか今の二人からはそんな様子が全く感じられないですわ」皇后はティアとペレスの関係を疑っているのが、表情から見てとれた。ティアが反撃しようとしたその時。ティアの左側に座っていたペレスが、するするとティアの手を握った。指の間に自身の指を深く入れて組んでくる、濃密なスキンシップだった。そのまま止める間もなく、ティアの左手をゆっくり引っ張る。
「ぺ、ペレス・・」動揺するティアに構わず、真っ赤な瞳がティアを情熱的に凝視する。それからペレスの唇が婚約指輪をはめているティアの指に濃厚な口づけをする。ティアがぴくりと反応すると、ペレスの目元にはあからさまな笑みが広がった。
「第2皇子!」無礼だとばかりに、皇后が大声を出した。しかし、ペレスの態度は平然としていた。「ご覧のとおり、一度手を握ってしまうと離れられなくなるので、なんとか我慢していました。なのに、皇后の目にそんな風に見えていたとは」ペレスの親指がティアの指の間を優しく撫で続ける。これ見よがしに皇后に笑いかけながらペレスが言った「では、食事はこの辺にして、そろそろ令嬢と二人きりになりたいのですが、よろしいでしょうか?皇后陛下」
ノベル178話レビューまとめ
韓国のサイトkakaowebでのレビューを見てみましょう。

皇后のおかげでペレスとティアがデートできました!

ペレスは本気です!スキンシップをあまりしないのは、ティアが嫌がるからです。皇后はペレスのキューピッドです

狩り場から急いで帰ったのはこれか〜

ロパンでは、お互い両想いでも引っ張る物語が多いですが、ペレスは着実に押して近づいてきます

皇后より高そうなドレス、見たい!!

ロンバルディにお金で勝とうとしないでください

皇后の無意味な一人だけの奮闘に胸が膨らむ

私、ペレスは今まで暗い色が似合うと思っていました・・・でもこれからはどんな服でも似合うと思うことにします。なんであんなただ歩いているだけでモデルが照明に当たっているみたい・・・

みんな、そっとして、皇后が泣きそう

赤色で合わせた二人、とてもよく似合います

みなさん、ペレスの登場シーンを漫画で見た人はそこで10秒は止まるでしょう
わたしの感想◎このパーティーのフィレンティアのドレスとアクセサリーの描写が本当にステキです。漫画で見るのが楽しみです。
ノベルと漫画の違い
・皇宮からの馬車出迎えシーン、ノベルではそれを見たセラルがティアにキーッとなっていましたが、漫画では全カットです
・皇后とティアのもとに駆けつけたペレスの登場シーン。ノベルではお供ぞろぞろの中、皇后を無視してティアの手に口づけるのですが、漫画では全カットでした。うーん、ここは残念
違いではなく、漫画で見れて感動したシーン!
①馬車の中から森を見て、ティアが子供の頃のペレスを思い出すシーン。漫画で描かれたその時のティアのなんともいえないやさしい表情がとても愛情深くて素敵です!
②さらに、今回期待していたノベルでかなり素敵に表現されていたティアの装い。漫画でも髪飾りのサークレットまでキラキラしていて、とても美しくて、大満足でした!ペレスが白地に赤マントで正装してきて、ティアと並んだ姿はお似合いでした!ララネの駆け落ちからのシーズンが始まってから、黒ばかり着ていたペレスが赤を身につけているシーンが漫画で増えているように感じています。だんだん、ティアとの距離を縮めてきているのかな!?
まとめ
以上「今世は当主になります」 178 話 韓国原作小説レビューまとめを紹介しました。
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