※未読の方はネタバレにご注意ください
Kakao大人気ノベル「オークの樹の下」のKim Suji先生の新作「忘れられた野原」の連載がピッコマで始まりました!イラストも「オークの樹の下」小説扉絵を担当された千景先生です。2025年12月現在、韓国kakaoサイトにて180話までアップされていて連載中です。ウェブトゥーン化も期待されている作品、ご紹介します。レビューは、韓国でのレビューをまとめております。
ノベルのあらすじと韓国原作のレビューをまとめました。
忘れられた野原31話あらすじ
男の大きな手が、衣の上からタリアの腹をゆったりと撫で上げた。男はセネビアと同じ香油の香りに毒にあてられたように何度も求めてしまうとつぶやき、這うように胸元へと上ってきた。タリアは身をよじったが、男は微動だにせず背後から強く抱きしめたまま、湿った熱い唇を耳たぶの下に押し当てた。芋虫が肌に吸い付いて体液を啜るような感触に、タリアは激しく暴れ始めた。
男はタリアを押し倒し、絨毯の上へと組み伏せた。這いずり逃げようともがいたが、男は足首を掴んで引き戻した。これほど容易く無力化されてしまう事実に、根源的な恐怖が押し寄せた。男はじっとしているよう命じ、タリアの両手首を片手で掴み上げ、もう片方の手で顎を包み込んだ。顔を背けようとしたが、びくともしなかった。頬を圧迫され、無理やり開かされた口の中に、男の厚い舌がねじ込まれた。
吐き気で喉の奥が締めつけられる。巨大なナメクジが口の中を這い回っているかのようだった。噛み切る勇気すら出ず、彼女は涙を浮かべて苦しげに喘いだ。男は筋肉質の体を擦りつけ、上ずった息を吐き出しながらセネビアをどれほど慕っていたかと呟いた。手がスカートの中に忍び込み、掌の感触に全身が震え出した。死に直面したかのような恐怖が押し寄せる。長く硬い指が太ももの間の深い場所へと侵入し、体内に走る鋭い痛みに、タリアは陸に打ち上げられた魚のように口をパクパクと動かした。
男が膠のように粘りつく唇を押し当て、痛みはほんの一時だけだとしわがれた声でつぶやいた。その時、突如として体を圧迫していた重みが消えた。タリアは本能的に部屋の隅へと這いずり、身をすくめた。数秒後、ようやく事態が飲み込めた。ロエム・ナイツの正装を纏ったバルカスが、片手で男の頭を掴み、その顔を容赦なく叩き潰していた。
男の顔の半分は壁に削り取られたかのように血に染まり、異様に開いた口から苦悶の呻きが漏れた。バルカスは男の髪を掴み上げ、壁に向かって容赦なく叩きつけた。ドスン、ドスンという鈍い音とともに、男の顔は無残に潰れていった。
バルカスは血塗れの顔から目を逸らさぬまま「タリア、戻っていろ」と静かに部屋へ戻るよう命じた。あまりに平穏な声だった。灰色の雲が垂れ込めたような青い瞳と視線がぶつかり、タリアはようやく彼が自分に話しかけているのだと察した。「タリア・ロエム・グルタ」バルカスは皇女の名を憚りもなく口にし、部屋へ戻れと言っているのが聞こえないのかと、奇妙なほどに静まり返った声で問うた。やがて、彼の口から爆発的な怒号が放たれ、タリアは鞭打たれた馬のように、必死の思いで書斎を飛び出し、寝室へと走り込んだ。
布団に潜り込むと、全身に痺れるような痛みが走った。彼女は痛む肌を乱暴にこすった。ぬるりとした舌と硬い手のひらが、いまだに皮膚の上を這い回っているかのようだった。その感触を拭い去ろうと、うなじや胸、太ももをがむしゃらにさすり、やがて拳で自分の体を打ちつけ始めた。おぞましかった。あの男も、この体も、その無様な姿をバルカスに見られたという事実も、すべてが耐え難かった。
彼女はあざができるほど太ももを叩き続け、やがて枕に顔を埋めて獣のような鳴き声を漏らした。どのくらいそうしていただろうか。部屋の入り口にバルカスが立ち尽くしていた。いつものように、微塵の乱れもない優雅な佇まいで。二度とあの男に会うことはないと彼が淡々と言い放った。呆然と瞬きをしていたタリアは、震える声で殺したのかと問うた。
バルカスの眉間にかすかな歪みが走った。彼はあの者は永久追放となり、今後一生王都はもちろん、いかなる大都市にも足を踏み入れることはできないと告げた。その瞬間、理性の糸が切れた。タリアは枕を掴み、彼の顔面めがけて投げつけた。どうして生かして帰したのか、殺してしまえばよかったのにと、狂ったように叫び散らした。汚らわしい手を切り落とし、不潔な舌を――と。
タリアはあの男を生かしておけばまた自分を蹂躙しに来ると叫び、あの男が中毒にでもなったみたいに何度も求めずにはいられないと言ったのだと訴えた。タリアは泣き叫んで歪んだ顔を両手で覆い、荒く息を吐いた。そして何かに取り憑かれたかのように、役立たず、あんたなんて必要ないと叫び、手当たり次第に物を投げつけ始めた。無我夢中で掴んで投げた燭台が、バルカスの頭を直撃した。ずっしりとした鉄の塊がバルカスの額からこめかみにかけて荒々しく掠め取り、床の上を転がっていった。
タリアは、黒ずんだ鮮血が彼の青白い頬と首筋を赤く染めていくのを、呆然と口を開けて見つめた。その様子を冷ややかな眼差しで見下ろしていたバルカスが、ゆっくりと背を向けた。タリアは慌ててベッドから飛び降りたが、バルカスはすでに部屋を去った後だった。闇に包まれた廊下をぼんやりと見つめていたタリアは、やがて崩れ落ちるように座り込んだ。
このまま地面の中へ沈んでしまいたかった。バルカスは自分を救ってくれた。それなのに、自分は彼を八当たりの対象にしたのだ。幻滅されない方がおかしい。彼女は無惨に歪んだ顔をカーペットに埋め、熱い涙をこぼした。
あの日以来、バルカスが彼女の前に姿を現すことはなかった。数ヶ月が経ち、タリアはようやく、皇室騎士団の団長任命式に出席している彼を目にした。彼女は、彼が皇帝の前で片膝を突き、淡々とした口調で忠誠の誓いを唱える姿を遠くから見つめた。二十歳を目前にした青年にはあまりにも重い役職だったが、誰一人として彼の資格に疑問を呈する者はいなかった。
バルカスが、階段を下りてくる。その毅然とした顔に、窓から差し込む太陽の光が降り注いだ。彼女はその瞬間のすべてを網膜に焼き付けた。バルカスが群衆の間を通り過ぎる。その冷ややかな横顔が、無関心に自分の傍らを通り過ぎていった。手の届かない場所へと足早に遠ざかっていくその背中に向かって、静かにさようならとつぶやいた。そう口にしてから、思わず行かないでと付け加えた。
わっと涙が溢れ出しそうで、タリアは眉間にしわを寄せた。やがて、彼の姿は視界から完全に消えてしまった。7年前、母がプレゼントしてくれた少年は、そうしてタリアの元を去っていった。
忘れられた野原31話レビューまとめ
韓国のサイトkakaowebでのレビューを見てみましょう。

ロマンティックファンタジーで度々見かけるシーンですが、ヒロインにとっては生涯のトラウマとして残る状況。実際には男主人公の独特な面を強調するためのシーンのようですが、歓迎できません

こうして護衛騎士時代が終わったのですね、お互いに最後の出来事は良くない記憶として残っているのでしょうね

バルカスの感情が知りたい

バルカスが去っていったのは、男を殺しに行ったんじゃない?

息を止めて読んだ

20歳になったバルカスはタリアに対して欲求が芽生えたんだけど、タリアが震えて激しく嫌がる様子を見て、このままタリアのそばにいたら、あの男みたいにタリアが嫌がることをしてしまうだろうと思って去ったんじゃないの?

バルカスはまるで自分の欲望を引き裂くようにあの男を叩き潰したんだと思う

ちょっと詳細すぎる描写で読むのがつらかった

いつも騙されるだけのタリア

悲しみが増しました。どうか彼らを幸せにしてください

あのバルカスが言ったように男を生かしておくとは思えない。きっとそれはただのフリでしょう
わたしの感想◎ただただバルカスが間に合って良かった
まとめ
忘れられた野原 あらすじと韓国原作ノベルレビューをまとめました
32話
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