※未読の方はネタバレにご注意ください
Kakao大人気ノベル「オークの樹の下」のKim Suji先生の新作「忘れられた野原」の連載がピッコマで始まりました!イラストも「オークの樹の下」小説扉絵を担当された千景先生です。2025年12月現在、韓国kakaoサイトにて180話までアップされていて連載中です。ウェブトゥーン化も期待されている作品、ご紹介します。レビューは、韓国でのレビューをまとめております。
ノベルのあらすじと韓国原作のレビューをまとめました。
忘れられた野原95話あらすじ
燃えるように赤い宝石をしばらく見つめていたバルカスは、商人に代金を支払った。タリアは困惑した瞳で、手に握らされたルビーのブローチを見つめた。他にはないかと尋ねられ、心の内を探られているように感じながらも、ムーンストーンへ戻りそうな視線を引き戻し、どれもパッとしないと答えた。商人の顔が歪んだのを見ないふりで店を出ると、バルカスが支えるように彼女の腰に手を回した。いつの間にか慣れたその手つきを受け入れながら外へ出ると、家臣たちが待機していた。
一人が市場視察の報告を上げた。物資の供給は安定し取引も活発だが、治安への苦情が多いという。バルカスが原因を問うと、盗賊団が貿易商を狙った襲撃を繰り返しているとのことだった。ドルカエンの城主から面会要請が来ていると聞き、バルカスは快く応じた。
その様子を盗み見ていたタリアは、そっと背後を振り返った。置いてきたムーンストーンが目に焼き付いて離れない。つまらない石だと言い聞かせても未練は消えなかった。馬車に乗り込む頃には焦燥感さえ襲ってきた。もしかすると、あんな輝きを放つ宝石には二度と出会えないかもしれない。
不満げにルビーを見下ろしながら窓の外をうかがうと、バルカスは家臣たちと話し込んでいる。すぐに出発する気配がないと見るや、タリアは収納棚をかき回し、バルカスの私物を手当たり次第に探し回った末、金貨の入った革袋を見つけ出した。素早く服に押し込み、兵士たちの目を盗んで大通りを横切った。
交易取引所に戻ると店じまいが始まっていた。フードを深く被り、通りをかき分けて進んだ。急いだせいでふくらはぎが強張り腰まで痛んだが、無視して宝石商に駆け込んだ。陳列台では、バルカスの瞳に似た宝石が、赤いクッションの上で柔らかな光を放っていた。手に取りしばらく見つめてから、これを買うと告げた。
商人は笑みを浮かべ、希少品だから本来35ソルデムだが特別に30で譲ると持ちかけた。革袋を開こうとした時、背後からぶっきらぼうな声がした。ルーカス・ラエドゴ・シアカンだった。ムーンストーンに金貨30枚の価値などないと小馬鹿にし、5枚の値打ちもなさそうだと言い放った。商人が特級品だと息巻く中、タリアは金貨をカウンターにぶちまけた。30枚は超えていそうな山を前に、数えるのは面倒だから適当に持っていけと言い放ち、宝石を袋に突っ込んで店を出た。
店の前には、硬い表情の騎馬戦士たちが控えていた。タリアは顎を突き出し、そっくり返った態度で彼らの横を通り過ぎた。すぐにルーカスが呼び止め、護衛なしで出歩かれては困ると訴えた。鋭い視線で射抜くと少年はびくりと後ずさりした。この数日締め上げてきた成果だった。シアカン家の捕虜ではないと突っぱねたが、ルーカスは何かあったらどうするのかと食い下がった。タリアは小言を受け流し広場へ向かった。
出発準備を終えた騎士たちが馬に跨っていた。慌てて馬車の前へ行くと、バルカスが冷ややかな視線を送ってきた。タリアは生唾を飲み込んだ。何も言わずに姿を消したことに腹を立てているのだろうか。身を固くしていると、小さくため息をつき馬車に乗るよう顎で合図した。自分は馬で移動するという。
安堵の息をもらし乗り込むと、外套の内側から宝石を取り出した。銀青色の鉱石が薄暗い中で青白く光っている。生まれて初めて宝石を手にした人のようにじっと見つめてから、懐に押し込み窓の外を眺めた。空には薄灰色の雲が垂れ込め、冷ややかな空気に乾いた草の匂いが混じっていた。予想通り城郭を抜ける頃に霧雨が降り出した。冷たいガラス窓に頬を寄せると、煙る雨脚の向こうの丘に無骨な城塞がそびえていた。ドルカエン城のようだ。
城門に到着すると、熊の皮を羽織った黒い髭の中年男が飛び出してきた。ウザン・ダルケンと名乗り丁寧に頭を下げた。馬から降りたバルカスは淡々と名を告げた。城主は長旅をねぎらい、晩餐を用意していると中へ招いた。バルカスは礼を述べ馬を預けると、タリアの方へ歩み寄った。小雨の中ぼんやり立っていた彼女は思わず肩をすくめた。バルカスがマントの裾を広げ、頭上に雨よけを作ってくれたのだ。
その様子を興味深そうに眺めていた城主が、大公妃殿下かと慎重に挨拶した。タリアが軽く頭を下げると、不自由なく過ごせるよう尽くすとお世辞を並べてきた。バルカスが冷ややかに早く案内しろと促すと、城主は慌てて階段へ向かった。石造りの建物に入ると、薪と蝋燭の匂いが鼻をついた。タリアはバルカスの脇に寄り添いながら陰鬱な古城を見渡した。深い闇とまとわりつく湿気が停滞している。案内された二階の部屋は、思いのほかこぢんまりと居心地よく整えられた寝室だった。
忘れられた野原95話レビューまとめ
韓国のサイトkakaowebでのレビューを見てみましょう。

ムーンストーンを買ったお金はバルカスの私物から出したもの。結局バルカスが買ってくれたようなものだね

タリアは自分を支えようとして腰に手を回すと思っているけど、スキンシップのレベルが段階的に上がっていく感じがする。もちろんキスまでした二人だけど、タリアがどこまで許可しているのか、段階的にラインを越えている感じ

バルカスがタリアに冷たい眼差しを向けた理由は、タリアが消えたからではなく、ルーカスと一緒に現れたからではないかと思う。良い匂いがすると言いながらタリアに鼻を向けてから、警戒対象にされたようだ

バルカスもタリアも、外見は非常に華やかに見えるのに、愛は静かに深くなっていくのが印象的。二人の仲がどうなるのかすごく気になるけど、小説が終わりそうで怖い

義姉という呼称は皇女様よりも良いのかも。バルカスの妻だという証拠になる呼称だから。ルーカスはバルカスよりタリアに先に調教されたんだね

痛む足を引きずりながら、様子を伺いつつわざわざ戻って買ってきたのがバルカスの瞳に似た宝石だなんて・・・この人生でバルカスに対する心を断つことは不可能だと思う。タリア、愛を諦める気持ちを諦めよう

タリアがバルカスの横腹に体をくっつけるのがあまりにも自然。二人とも公平に一度ずつスキンシップしていて、すごく好き

雨が降ると何かが起こるのか・・・寝室も居心地が良く暖かい。しっとりしたキスにぴったりの天気だね

もう夫だと言ってバルカスのお金も自分のものにしたタリアが可愛い

ムーンストーンの意味を見ると、予知力を与えるという話があり、女性の多産や出産を助けると言われている。女性の宝石と呼ばれ、感情が不安な時に穏やかに抑えるとも言われている

もちろん常に護衛が付くだろうけど、タリアがあんなに一人で歩くのは少し不安。アイラもいるし、何か起こりそう

後であの自分の瞳に似たムーンストーンを買ったという話を、ルーカスを通じて聞いたバルカスはどんな表情を浮かべるのだろうか

タリアは他の人たちに対していつ頃優しくなるのだろう・・・親切に接してくれる人に対しても変わる気配がない

タリアが直接買うとは予想外。バルカスが後でこっそり買ってくれると思っていた

ドルカエン城でムーンストーンをタリアの宝石箱に入れるのを偶然見たバルカスが、そこでボタンまで見つけたら関係の発展に一筆を画すのでは

ルーカスの父親にも使わない敬語をタリアには使うなんて。タリアの教育に魂まで飛んでいったみたい

バルカスがタリアの宝石への未練を見て、結局買いに行くと分かって、わざと馬車に金貨の袋を置き忘れたのでは。計画通りだね

バルカスがタリアが勝手に一人で姿を消したことを叱らなかった理由は、自分の瞳に似たムーンストーンを買いに行ったからでは。自分もドキドキしていて、馬車の中でタリアの甘い香りを嗅ぐとさらに正気が保てなくなると思って、言葉に切り替えたのかも

金貨をすべて注いで宝石を買う場面にタリアの性格が見えた。欲しいものは手に入れなければ気が済まない、心に決めたものは何を言われても変わらないという意志の強さ

護衛なしでこっそり抜け出したことは厳しく叱ってほしい
わたしの感想◎バルカス・・・手に取ったものはすべて買うって言ったのに、タリアの気持ちを読んでルビーと一緒に買ってくれると思ったのに・・・
まとめ
忘れられた野原 あらすじと韓国原作ノベルレビューをまとめました
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