※未読の方はネタバレにご注意ください
Kakao大人気ノベル「オークの樹の下」のKim Suji先生の新作「忘れられた野原」の連載がピッコマで始まりました!イラストも「オークの樹の下」小説扉絵を担当された千景先生です。2025年12月現在、韓国kakaoサイトにて180話までアップされていて連載中です。ウェブトゥーン化も期待されている作品、ご紹介します。レビューは、韓国でのレビューをまとめております。
韓国語からの翻訳なので細かい間違いはご容赦ください。名前は特に固有名詞を日本語にする場合は異なる場合が多いので、あとで修正が入るかもしれません。
ノベルのあらすじと韓国原作のレビューをまとめました。
詳しい内容と続きはピッコマでご覧ください!
忘れられた野原 webtoon化決定!
なんと!韓国kakaoで忘れられた野原がwebtoon化することが発表されました!そして、ピッコマにも来てくれました!
忘れられた野原261話あらすじ
タリアはルーカスを睨みつけると横を素通りして馬車を降りた。すぐさまカーンが、警戒するように彼女とルーカスの間に割って入る。随分と恐ろしい護衛を連れていると言うルーカスをタリアは無視し、カーンの頭を撫でると、立ち尽くすティウランに案内を急かした。
ティウランに導かれ、カーンを連れて賑わう広場を横切ると、無数の視線が突き刺さった。一瞬ひるんだが、人々の関心は自分の不自然な歩き方ではなく、東部では珍しい金髪と白い肌、そして寄り添う若い狼に向けられていた。誰もがカーンを狼に似た猟犬だと思い、珍しがっている様子だった。
ティウランが新酒の試飲や旅芸人の公演を勧めたが、タリアはすべて一蹴し、自ら彼女の手首を掴んで露店の並ぶ通りへ踏み入れた。市場を見て回ると告げ、ティウランに何か一つ買ってやると申し出た。遠慮するティウランを鋭い視線で黙らせ、布売り場へと向かった。ティウランが素朴な腰帯を選ぶと、そんな粗末なものでは自分の面目が立たないと叱りつけた。ティウランが薄手のショールに替えると、タリアは台の上のシルクをすべて包むよう命じ、ルーカスに支払いを促した。ルーカスは呆れながらも金貨を差し出し、皇室の紋章が刻まれた金貨に商人は目を丸くした。
続いてタリアは隣の露店で紅玉のあしらわれた銀のネックレスを手に取り、ティウランに押しつけた。これからたっぷり働かせるつもりだから黙って受け取れと言い放ち、再びルーカスに支払わせた。別の出店で深青色の帯を見つけると、カーンの首元に巻いてリボン結びにし、世界一可愛い狼だと褒めた。耳を伏せていたカーンがすぐに尻尾を振り始め、タリアは笑みをこぼしてその耳を揺らした。
じっと見つめるルーカスに棘のある声で何を見ているのかと問うと、彼は散財させられて懐が空になりそうだから、自分にも少しは愛想よくしてほしいと訴えた。
忘れられた野原261話レビューまとめ
韓国のサイトkakaowebでのレビューを見てみましょう。

ロエムがどうなろうと知ったこっちゃないけど、『忘れられた野原』の結末だけはどうかハッピーエンドで……。一生苦労して傷ついてきたタリアとバルカスの二人が再会して、絶対に幸せになってほしい

今の読者の反応を見てると、タリアがヒロインでルーカスが癪に障るからタリアに同調してるみたいだけど……。タリアは度重なる不幸で考え方が悲観的になってるんです。ルーカスの言うことが正しいですよ。少なくともルーカスが本心ではどうあれタリアに親切にしたのに、あんなにトゲのある態度で返すのは良くないです。社会でああいう人に会って、ルーカスみたいに忠告してあんな返事をされたと想像してみてください

ルーカスはタリアがどんな環境で育ったか想像もできず、自分の基準で考えてるから、刺々しいタリアを理解できないみたいだけど……。こういう時、本当にイライラする。最初の自分の態度を考えてみなよ。いきなり首に鼻を押し付けて匂いを嗅いでおいて、親切にしてもらえる立場か?

タリアが言う「善」って、アイラの事みたいですね

タリアは善く生きたくてもそうできない環境で育ってきたし、本人も自分が普通じゃないと分かっているけれど、「他人に愛想よく接して良い人になっていじめられるくらいなら、恐れられる存在になるほうがマシだ」と考えていることは作中で何度も描写されているのに、読者がなぜずっとタリアの「善性」に執着するのか理解できません

タリアが長く歩くたびに足が痺れるという表現が出てくるのが、本当に胸が痛い

私は「精霊=タリア / 獣=バルカス」だとしたら、歌の歌詞にある「精霊と獣がひとつになった場所に」というのは、バルカスが「カーン」になった場所が、タリアの墓でカーンに噛まれた時だったからじゃないかな?と思いました

カーンカス(カーン+バルカス)の視点が終わる瞬間が「星と月と太陽が入り混じる時間」で、そこからまた転生するとしたら……?なんて考えてしまいます。何にせよ、ハッピーエンドであってほしいです……!!

歌の歌詞が、あまりにもタリアとバルカスそのものじゃないですか? 傷跡の残るティラメールはタリア、不滅の王は死んだけどカーンとして生き返ったバルカス……

かなり直接的な歌詞だね!

やっぱりタリアは本を読み飛ばしてなかったんだね……。ただ、当時そのレベルの批判的思考についていける人間がいなかっただけなんだ。あるいは、タリアの美貌のせいで知性がかすんで見えたのか……

タリアが不憫なのは、自分なりに確固たる思考を持っているのに、ルーカスやティウランは本人の考えがひねくれているから驚いているみたいに思ってること。違うよ、二人ともタリアがそんな考えを持っているとは知らずに、ただ性格が過敏なんだと思ってたんだ。おまけにルーカスはちょっと惚れてるみたいだし

私はこう解釈しました。
「ティラメールの体に消えない傷跡を残した」→タリアの足の傷(今の時点でずっと強調されてるのを見ると……)
「悲しみに沈んだ精霊は、狂暴な獣を抱きしめて永遠の森へと入っていった」→精霊と獣は、実は同じものを意味してるんじゃないかな(バルカスの中の三つ頭の獣=異能=精霊)。
永遠の森=無限ループの中でタリアを完璧に救い出すまで。

「不滅の王」はバルタリの息子というより、バルカス自身な気がする。ずっとバルタリの息子だと言われていたカーンでさえ、実は死から蘇った(?)死んでも死なないバルカスだったし。何度も死ぬような危機に遭いながら死なないほどの並外れた生命力を持つバルカスのあだ名も「不死身」でしたよね(ルーカス&ビヨルン曰く:東部の大公は不死身だという噂がある)。だから不滅の王はバルカスのことだと思います

「永遠の森」=どこか二人だけの安らぎの地へ旅立って定着した場所じゃないかな。
「三つの頭が吠える夜、星と月と太陽が入り混じる時間、精霊と獣がひとつになった場所に不滅の王が起き上がる」=これは二人の朝から晩まで、何日間にもわたる長い初夜のことで、その時に偉大な人物になる「子牛(子供)」がまたやってきたって意味とか……。お花畑すぎるかな……うーん

「黒い獣が目覚め、ティラメールの体に消えない傷跡を残した」ーワイバーン事件で傷が残ったタリア&守りきれなかったバルカス。
「三つの頭が吠える夜、星と月と太陽が入り混じる時間、精霊と獣がひとつになった場所に不滅の王が起き上がる」ータリアとバルカスの息子として記述されていたカーン(=死んでも狼として生き返ったバルカス)を不滅の王として描写したのでは。

質素なベルトを手に取るティウランの横で、シルクの山を大人買いするタリア、権力持ってるね

可愛い「タリアがカーンの耳を両手で包み込んで、いたずらっぽくパタパタと揺らした」

ここまで来ると、東部の人々にとってタリアはティラメールの生まれ変わりか、あるいは化身のような存在なんだろうな……。これほど歌詞と一致するなんて。

ルーカスは序盤にもっとガツンとシめとくべきだったのに……

今のルーカス、それでも兄夫婦の仲が良さそうな時は黙ってたのに、今になって急に近づいてくるのを見ると。死産後の夫婦関係の悪化+兄の命令を聞きたがらない様子を見て、「入り込める隙があるかな(あるわけないだろ)」って探りを入れてる気がする。ああして様子をうかがってみたものの、結局タリアが相変わらずバルカスを好きなのが分かったから、「僕が逃がしてあげますよ……」ってなったのかも(お前は何様だ)。

タリアもやはり洞察力がありますね。人は他人を判別する時、自分に害を及ぼす者は「悪」、無害な者は「善」と規定しがちじゃないですか。タリアは力のない、殻だけの皇女として生きながら、周囲の人々を観察して悟ったことが多いようです

[悲しみに沈んだ精霊は狂暴な獣を抱きしめて永遠の森へと入っていった]
とりあえず、二人とも死ぬにせよ生きるにせよ一緒だということですよね? 完全な「ラッキー狼(ヌック)」じゃないですか……(できれば生かしてください、本当にお願いします

歌がとても意味深ですが、読み返してもよく分かりませんㅠㅠ 後で見ればまた別の意味があるんでしょうか……?

古典文学の読解より難しい東部の歌の読解

人間バルカスにはもう会えないんですか? それは納得できません……

タリア
ティウランには「ツンデレ」
カーンには「よしよし」
ルーカスには「中指」
なのが最高です

ルーカスがタリアをじっと見つめるの……ああやって一緒に過ごすうちに、どんどんタリアに惹かれていったんですね。だからバルカスに好きなタイプを聞かれた時、あんなに正直に答えていたのか

読者としてはタリアの傷やトラウマを知っているから共感できますが、正直、現実であんなに選民意識たっぷりの階級主義的で失礼な態度を直接取られたら、100%引くと思う。作中でタリアを避ける登場人物たちの気持ちは全く否定できません。他人を無条件に信じたり親切にしたりする必要はないけれど、礼儀正しく接してくれる人には、普通にまともに接してあげるべきですよね……

東部の村の祭りでも自然に異教の教理が含まれた歌が出てくるのを見ると、東部は帝国に編入されたとはいえ、実際に正教を信じているのは少数の権力層だけで、ほとんどの人々は異教に従っているようです。むしろ北部より東部の方が、帝国から離脱しやすい状態に思えます。先代の大公は、バルカス=獣であることを早くから知っていたから、司祭たちを動員してその本性を抑え込もうと虐待までしたのでしょう

結末がサッドエンドだったら、私は読み続ける自信がありません

何はともあれ、不滅の王が目覚めたのだから、タリアもバルカスもみんな生きてハッピーエンドでしょう(単純)。それにしても、心を許した相手にはあんなに尽くそうとするタリアを見ていると……絶対に裏切っちゃダメだよ、ティウラン……

「傷跡を残したね」までが第1幕
「永遠の森へ入っていったね」までが第4幕
「三つの頭が吠え猛る夜」からは第4幕以降、これからの展開を暗示している感じ~

今日のタリアのセリフを見て、ニーチェの「奴隷道徳」の概念が浮かびました。ニーチェは道徳を、弱者が自分を守るために作り出した道具だと見なした一方で、タリアは多数の利益のために弱者に強要される屈服だと捉えているという違いはありますが、道徳を純粋な価値ではなく、力の論理や抑圧から生まれた産物として冷笑的に見ている点は似ている気がします

もしかして…ルーカスがカーンに噛まれた理由は…タリアに本気で愛の告白をしたからじゃないかな、なんて思っちゃいました。今日の内容を見ると、本当にタリアに惚れてしまったみたいだし…。嫉妬に狂ったカーンがルーカスに噛みついたのでは…。人の心はどうすることもできないものだけど…タリアはルーカスに対して、少し同情を感じたのかもしれないですね。ルーカスが去ると言った時にバルカスが「記憶が戻ったんだな」と言ったのも意味深だったし…

将来タリアが使用人たちに寛大になったのを見ると、ルーカスの忠告に従ったんだね。彼女も異母姉のアイラを見て育ったから、皇族じゃなくても対人関係において寛大な態度が持つ影響力は分かっているはず…。ただ、嫌いだったアイラの真似をしたくないだけなんだろうな…

難しすぎるよ〜〜。もう単純にハッピーエンドだって言ってください

たとえ原則を破ってでも、タリアがやりたいことをできるように助けてくれるバルカス。そしてルーカス

ちょっと東部の人たち!明るくて軽快で希望に満ちた歌はないの!? 民族性どうなってるの、本当に

バルカスよ、お前の弟がタリアの心からの笑顔を見て正気を失ってるぞ。ちょっと教育し直してやって

歌の歌詞、受験の国語の問題ですか?……おばさんは受験から18年も経ってるから、こんなの解釈できません〜〜とにかく起承転ハッピーエンドな物語でありますように

永遠の森が、後にタリアとバルカスが旅立つ場所なのか、それともバルカスがタリアを救うために繰り返しているタイムループなのか気になる……。ここまで読んだ限りでは、バルカスが噛まれた時、獣の両目に絶望と悲しみ、そして苦痛を浮かべていたとのことですが、何度もタイムループしても結局タリアを救えなくて出てきた感情なのでしょうか
わたしの感想◎この話の最後に東部の歌が出てきて、それについての解釈でコメント覧は埋まっておりました。物語を最後まで読んだ時には答え合わせがされるのかな
まとめ
忘れられた野原 あらすじと韓国原作ノベルレビューをまとめました

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