忘れられた野原ノベル76話あらすじ・原作小説レビュー

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忘れられた野原
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※未読の方はネタバレにご注意ください

Kakao大人気ノベル「オークの樹の下」のKim Suji先生の新作「忘れられた野原」の連載がピッコマで始まりました!イラストも「オークの樹の下」小説扉絵を担当された千景先生です。2025年12月現在、韓国kakaoサイトにて180話までアップされていて連載中です。ウェブトゥーン化も期待されている作品、ご紹介します。レビューは、韓国でのレビューをまとめております。

ノベルのあらすじと韓国原作のレビューをまとめました。

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忘れられた野原76話あらすじ

びくりとして顔を上げると、冷たく強張った表情が目に飛び込んできた。バルカスは鋭い眼光で弟を見下ろし、無作法に育ったものだと低く吐き捨てた。少年のあどけない顔が不満げに歪んだ。バルカスは少年の手を振り払い、階段の脇に立つ中年男性に礼儀作法の教育について問い質した。男が恐縮して深く頭を下げると、少年はカッとなり、言いたいことがあるなら自分に直接言えと声を荒らげた。

バルカスが氷のような瞳を向けると、少年は身をすくめて視線を落とし、顔くらい見せてくれてもいいだろうとぶつぶつ呟いた。自分を何か珍しい動物かのように扱うその物言いにタリアは頭に血が上り、言い返そうとした瞬間、長い指がフードをぐいっと引き下ろして視界を塞いだ。バルカスはそのまま階段を上がっていく。

なぜこれほど自分を隠そうとするのか、理解できなかった。配下との揉め事を事前に遮断する魂胆だろうか。タリアはフードを払い除け、せめて紹介くらいしなさいよと険しい声をぶつけた。バルカスは大理石のホールを横切りながら、旅の間ずっと熱にうなされていたのだから、まず体を休めるよう落ち着いた口調で返した。紹介は元気になってからいくらでもすると。反論しようとしたタリアの喉から乾いた咳が込み上げ、熱で乾燥しきった喉がヒリヒリと痛んだ。

彼は小さく溜息をつき、無駄に体力を使わず寝ていろと告げて再びフードを被せた。数日の病床生活で気力は底を突いていた。内心では気まずい対面を先延ばしにできた安堵もあったが、素直に見せられず、タリアは、本当に腹が立つと毒づいた。彼は何も答えなかった。

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執事らしき男に案内された本城2階の寝室は、別宮よりもはるかに豪華だった。クリスタルのシャンデリア、黄金の燭台、ドワーフ製と一目でわかる華やかな家具、独特な文様のタペストリーにシアカン家の紋章が刻まれた盾。タリアは驚きで目を見開いた。バルカスはベッドに彼女を慎重に下ろし、これからはこの部屋を使うようにと告げた。タリアは思わず彼の袖を掴み、あんたはどうするのかと尋ねたが、直後に頬が熱くなり、同じ部屋という意味ではないと慌てて付け加えた。別の寝室を使うという彼の落ち着いた返答に安堵した。彼に足を見せなければならない瞬間が来るのではと、ずっと気が気ではなかったのだ。

この部屋は代々シアカン家の女主人に受け継がれてきた寝室だと彼は説明した。今の公爵夫人はどこにいるのかと問うと、ここ10年間空席のままだという冷ややかな返答が返った。バルカスの実母は彼を産んだ後に産褥熱で亡くなり、後妻も不慮の事故で世を去り、そのショックで公爵の健康まで悪化したという話を思い出し、タリアは気まずくコホンと空咳をした。

彼は治癒術師を呼ぶと言い、水を一杯注いでタリアに手渡した。そこへ厳格そうな中年女性が現れ、大公が若当主様をすぐに部屋へ連れてくるよう命じていると穏やかな声で伝えた。バルカスはすぐに行くと答え、タリアには後で改めて伺えばよいと告げ、引き止める間もなく部屋を出て行った。

タリアはふらつく足取りで窓際へ歩み寄った。ガラス窓の向こうにカルモールの全景が広がっていた。城郭に囲まれた都市、大小の村々、青々とした草原。窓を開けるとひんやりとした風が顔を撫で、丘の端に白く輝く白樺の森が見えた。その瞬間、ときめきとも恐怖ともつかない感情が押し寄せた。ここがこれから生きていく場所なのだと、深く息を吸い込んだ。バルカスの体にわずかに染みついていた、冷たく乾いた風の匂いが肺を満たした瞬間、彼女はこの地を愛することになるだろうと予感した。

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***

一方、ルーカスは椅子にだらしなく座って床を蹴っていた。1歳年下の妹ライナが、あんたのせいで行儀の悪い子だと思われたらどうするのかとまくしたてた。実際行儀悪いだろうと返すと、ガチョウの羽枕が飛んできた。ライナは今日、何時間もかけて髪を編み上げ、亡き母の形見や絹のトゥンカ(東部地方の伝統衣装)まで引っ張り出して着飾っていたが、兄の視線をかすめることすらできなかった。その怒りを年子の兄ルーカスにぶつけ、バルカス兄様は皇族同等の教育を受けた貴族中の貴族なのだから、平民のような口の利き方をするなと叱りつけた。

ルーカスは反論した。帰りを何日も待ちわびていた人々にまともな挨拶もせず素通りした人間のどこが貴族の中の貴族なのかと。ライナは、あんたが先に機嫌を損ねたからだと言い返した。ルーカスはただあの女の顔を確かめようとしただけだと肩を怒らせた。ライナは翡翠の装飾品を投げ捨て、赤褐色の瞳を吊り上げた。兄様の名誉を傷つけた卑しい女の顔など興味はない、どうせあの下品な母親とそっくりに決まっていると吐き捨てた。6歳から1日も欠かさず馬に乗ってきたライナは褐色の肌に長い手足で、着飾らなければ背の高い少年のようにも見えた。華やかな外套を脱ぎ捨て、ベッドの上であぐらをかいた。

兄様の前ではあの女を無下に扱ってはいけない、あからさまな嫌がらせをすれば純真な兄様は同情してしまう、そうなれば自分たちはただの「性格の悪い妹弟」になるとライナは力説した。・・・純真?だと?ルーカスが呆れた。あくまで隠密に追い詰めれば、あの女は兄様に泣きついて悪口を言うはずで、そうなれば相手は善良で可愛い妹たちを貶める嫌な女になり、自分たちは可哀想な妹弟になれるのだと、ライナはとうとうと演説を続けた。

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忘れられた野原76話レビューまとめ

韓国のサイトkakaowebでのレビューを見てみましょう。

本当にタリアの独白・・・。自分がこの土地を愛することになると悟った。あまりにも素敵ですね。一瞬で恋に落ちるなんて。まさにシアカンのためだけの公爵夫人になるだろうし、そうして東部の人々もみんなタリアを愛するようになるんでしょうね。そんな歳月を重ねながら、バルカスとは忘れられない運命のような愛を育んでいくんでしょう!

いや・・・皇宮式のいじめを受けてきたタリアが、東部のガキどもの嫌がらせに動じるわけないでしょ・・・

この土地でバルカスの匂いを感じた瞬間、この土地を愛することになりそうだというタリア。本当にバルカスをどれだけ愛しているの。 もしバルカスがアイラと結婚して去っていたら、タリアは絶望してすぐに亡くなっていたかもしれませんね

あんたたち、明日タリアの顔を見た瞬間、言葉を失って呆然と見惚れるだけだと思うよ??

こうなると思った!部屋を分けると思ったんだよ!でも、女主人が使う部屋をあげるなら、公爵様の部屋はどこなんです? 公爵と夫人の部屋がつながっているのがロパン(ロマンスファンタジー)の定石じゃなかったの?はぁ・・・。それでも夫人には最高のものだけを与えたいという、君の気持ちは分かったよバルカス

というか、顔くらい見せればいいのに・・・。最後までタリアの顔を隠す理由は何だ
1. 長旅で病弱美が極限に達している
2. 熱が上がって頬が赤くなっていて、目が離せなくなった
3. ルーカスもシアカンだから、タリアに惚れるんじゃないかと心配でたまらない
4. まだタリアの評判や処遇について解決できていない
5. もういい、分からん。とにかく見せたくない

タリアの「腹が立つ」=「ありがとう」そう解釈しなきゃいけないね。タリアお嬢様の社交性育成プロジェクト、急務だ~~

バルカスが敬語とタメ口を織り交ぜるのが、最高にときめくポイント

言ってることは生意気だけど、計略がちっぽけすぎて可愛い。こっそりいじめて、一言毒舌を浴びせられて、泣きながら逃げ出しそう。しかも、あんたたちの純真な兄上は、もうタリアの奴隷なんだから

タリアの地獄の毒舌絨毯爆撃を一度食らったら、メンタルが粉々になるだろうに。「毒っ気」のレベルが皇宮は別格なんだよ

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そうだね。バルカスを愛さざるを得ないのに、どうして彼の故郷を嫌いになれるだろう。彼のすべてのルーツがそこにあるのに、どうして彼と似ているところが一つもないだろうか。しかもそこには、彼と同じ血を分けた家族がいる・・・。ここでは何が好きになっても、バルカスに関係のないものはない。じゃあ、これからはタリアの健康的で理想的な社会関係の構築が始まるのかな?

白樺の花言葉。白樺の愛称は「冬の森の貴婦人」または「森の佳人」、花言葉は「あなたを待っています」だそうです。他の木には見られない白玉のように白い皮は、どの木よりも希望と光の意味を考えさせてくれます・・・とのことですね

一度も来たことがない見知らぬ場所なのに、「好き」どころか、ましてや「愛する」ことになりそうだと。あんなに愛されずに育ったのに、君は愛が豊かな子なんだねと感じさせてくれて、すごくいい

うちのタリアは告げ口なんてしないよ。自分の手で解決するタイプだもの

バルカス視点を見てきたせいか、「彼が冷静に言った」みたいな文章を見ても、内心はちっとも冷静じゃないんだろうなwという気がします

まったく、このガキども。兄上からエグい礼儀作法の教育を受けることになりそうだな

ライナがバルカスのことを「純真な兄上」と呼んだとき、ルーカスが「純真な?」と聞き返したのを見ると、短い対面だったけど独占欲を読み取ったみたいですね

バルカスの生母が彼を産んで産褥熱で亡くなったのなら、バルカスがタリアとの間に子供を授かることにものすごく悩むのも頷けます。ただでさえ体の弱い子なのに

二人目の大公妃の不慮の事故と、それによって弱ってしまったシアカン大公。そして、おそらくその時期に虐待を受けていた可能性が高いバルカス。なぜか匂いますね。ドロドロドラマの見すぎかな?

タリアがいきなり触れたから、バルカスが固まっちゃった。ビクッ…!

タリアは巡礼の旅の時も、バルカスが悪く言われないように皇女として立派に洗礼を受けたよね。東部の女主人の座も、バルカスのためにどれほど見事に務めるか、今から楽しみ

エドリックはいつ来るの??後でガレスの護衛として来て、またタリアを叩こうとするのを止めたりして、東部に残ることになるのかな?早く来て友達になってあげたり、神秘的な外見を活用しなよってアドバイスしてあげて。タリアの嫁入り生活が心配だよ

堅苦しいけれど穏やかな声を持つ女性が、タリアの心を開かせてくれる最初の存在になるのではないでしょうか? 側でタリアを大切にし、良い助言をしてくれる人であってほしいです

わたしの感想◎今まで読んできた中で最も、タリアに希望というものを感じた。どうか東部の空気の下で自分の気持ちを解放してほしい

まとめ

忘れられた野原 あらすじと韓国原作ノベルレビューをまとめました

75話

77話

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