※未読の方はネタバレにご注意ください
ピッコマ(まんがアプリ)で毎週金曜日連載中の貴族社会を舞台に書かれる恋愛ロマンス漫画『この結婚はどうせうまくいかない』毎週続きが気になるとても面白い漫画なのでご紹介します
ノベルのあらすじと韓国原作のレビューをまとめました。
イネス前前世相関図
「この結婚はどうせうまくいかない」イネスの前前世の相関図です

イネス前世相関図
「この結婚はどうせうまくいかない」イネスの前世の相関図です

イネス今世6才時点での相関図
「この結婚はどうせうまくいかない」イネスの今世(6才時点)の相関図です

イネス今世(現在)相関図
「この結婚はどうせうまくいかない」イネス今世(現在)の相関図です

この結婚はどうせうまくいかない426話(エピローグ23話)あらすじ
そうしてカッセルが彼女の幸せの最期までも踏みにじった末に、イネスは子供を失った。子が、死んだのだ。ついに子供を殺してしまった。それはまるで、しばらく死んでいた彼女がようやく生き返ったという知らせのように聞こえた。彼にとって、まさに「しばらくの間」は。
***
しばらくの間――その言葉は不気味なほど心地よく響いた。セシリアの処置は成功したが、すべてが過ぎ去ったと実感するにはさらに長い時間が必要だった。とにかくイネスは生きていた。生きていてくれるなら、これから向けられる嫌悪はすべて後回しでよかった。
カッセルは義父のせいにすることも、無実のふりをして彼女を騙すこともできなかった。残されたのは一生受け続ける妻からの軽蔑だけだったが、それでも構わなかった。愛などもう望まなくてよかった。自分を愛したまま死ぬ彼女より、生きて自分を憎む彼女の方が比べものにならないほどマシだったから。
イネスの手紙の上で、カッセルはすでに彼女の語る「終わり」を見ていた。自分には一生訪れることのない他の女との人生を、クソ食らえな父親になる人生を、そしてもうイネスが存在しない世界を。その終焉を突きつけられたあとに、今この薄っぺらな季節の終わりを恐れるなど道理に合わなかった。彼女が目を開け、おぞましい夫を突き放して一生笑ってくれないことが、呼吸を止めることより恐ろしいはずがないのだ。
一晩中そばで泣き続けた。生きていてくれさえすればいいという言葉は次第に自己暗示に近くなった。本当は怖かったのだ。彼女が目を開ける瞬間に世界の終わりが待っているかのような、耐え難い待ち時間。しかし子供を失い悲しむ彼女の傍らで無実のふりをするのは吐き気がするほどのことだった。だから本当にどうしようもない結末だったのだ。
眠る妻に降り注ぐ言い訳めいた言葉がひどく嫌悪を誘った。命のように大切なものを奪っておきながら、妻が自分に向ける顔を見るのが怖いのだと。彼は妻が朝に書き記して隠しておいた手紙を最後に読み返した。
手紙には、昨日もカッセルのおかげで幸せだったこと、メンドーサに長く滞在してくれることが思いがけないプレゼントのようだと綴られていた。並んだ文字が長い紐となって首を絞めてくるかのようだった。日に日に欲張りになり、彼が笑うたびに盗み見る女たちの目に火をつけてやりたいと。少し前まで彼にふさわしい女性を探していたのに、今ではそんな人が現れないことを願ってしまうのだと。
もしあの子が生きていたら――夜が明ける頃、彼は考えた。一緒に名前を考え、笑って口づけを交わし、家に帰って子供を抱き上げて生きていくことができたなら。息が詰まった。もう何一つ取り戻せなかった。
手紙はさらに続いていた。夜会から連れ出してくれたことへの感謝、カルステラのロゴルーニョの丘の人魚の噴水を思い出したこと、あそこから見下ろす海は生涯で一番美しい景色だったと。退屈そうな顔をしていたのに。けれど時折遠くの海を見つめる瞳に光が宿っていたことを、彼は知っていた。
丘の端のエルバ少佐の小さな邸が王宮より素敵に見えたこと、生まれ変われるならあんな場所で生きたいとも書かれていた。そして違う身分で生まれた二人を想像していた。ただの海軍の息子と子だくさんの家の四女として、少しずつ丘の下から上へ登っていく暮らし。馬鹿げた想像でもきっと幸せになれるからと。イネスの想像は、これ以上ないほど素晴らしかった。「私たち」がそうあれないことが呪わしいほどに。
子供をカルステラへ連れて行ってほしいこと、カッセルが子供の頃こっそり連れ出してくれた狩りが実は好きだったこと、子供の頃から彼がしてくれたことはどれも素敵だったと伝えたかったこと。今日も会えることを心待ちにしていると結ばれていた。
彼は彼女のまぶたが開く光景をぼんやり見つめていた。彼を見つけた瞳がふいに嬉しそうに綻んだ。だが倒れた記憶を思い出したのか不安げに曇り、やがて完全な疑念の色へと変わった。気絶したこと、妊娠を父と自分が知ったことを告げると、彼女の緑の瞳は追い詰められたが、さらに重大な事実を悟り、狼狽えていた気配はすぐさま凄まじい聡明さへと立ち戻った。
体を起こすイネスを止めようとした手を引っ込めた。この先、触れ合うことさえ恐ろしくなるはずだから。子はどうなったのかと問うイネスに、子は死んだと告げた。青白い顔から完全に血の気が引いた。子供ではなく、まるで自分自身が死んでしまったかのように。
イネスが父を責めようとした瞬間、カッセルは遮った。決断したのは自分だと。あの子を殺したのは自分だと。
父親へ向けようとしていた怒りが一瞬にして消え失せた。光を失った瞳が彼を見つめた。それはまさに、自分を殺した殺人犯を、死んで幽霊になった姿で見つめるかのようだった。
この結婚はどうせうまくいかない426話レビューまとめ
韓国のサイトkakaowebでのレビューを見てみましょう。

丘の上のエルバ少佐の官舎がこんなことに……

あまりにも辛すぎて、次の外伝へ逃げます。この子たちが幸せな姿を見届けなきゃ

エルバ少佐は家を奪われる運命だったんだな……。もうここに集中することにします

文章を読んでいるだけで、こんなに精根尽き果てると感じるなんて……

アリシアのクソ……ッ……

胸が痛みすぎて……全身がしびれる……。どうしてこんなに不幸ばかりだったのか。カッセルとイネスは、絶対にもっと幸せにならなきゃダメだよ、本当に……

あぁ、イネスを救うために子供を諦めたカッセル。恨みに満ちたイネス

はぁ……、本当におかしくなりそう。
わたしの感想◎エルバ少佐の持っていた家、結局イネスの願いをカッセルが無意識に叶えてくれていたね。イネスの想像は本当にステキだった
まとめ
この結婚はどうせうまくいかない あらすじと韓国原作漫画レビューをまとめました
427話(エピローグ24話)

コメント
グレンスノウさん、いつもありがとうございます!悲惨な話が続いていて……ションボリしながらも毎日必ず拝見しています。息継ぎにまた漫画も読み返してきました。しばらく悲しい話が続きそうですね。カッセルは最初の人生を覚えていると言ってたけれど、この話のどこまで思い出したのかなぁ(泣)
キキさん、コメントありがとうございます!最近ずっとつらいシーンばかりで、かなりしんどいでしょうに、毎日見てくださっているなんて、ありがとうございます。イネスがあまり覚えていなくて本当に良かったなあと思います。カッセルも、罪悪感が湧かないようにふんわりとした記憶であってほしいです!