※未読の方はネタバレにご注意ください
ピッコマ(まんがアプリ)で毎週金曜日連載中の貴族社会を舞台に書かれる恋愛ロマンス漫画『この結婚はどうせうまくいかない』毎週続きが気になるとても面白い漫画なのでご紹介します
ノベルのあらすじと韓国原作のレビューをまとめました。
イネス前前世相関図
「この結婚はどうせうまくいかない」イネスの前前世の相関図です

イネス前世相関図
「この結婚はどうせうまくいかない」イネスの前世の相関図です

イネス今世6才時点での相関図
「この結婚はどうせうまくいかない」イネスの今世(6才時点)の相関図です

イネス今世(現在)相関図
「この結婚はどうせうまくいかない」イネス今世(現在)の相関図です

この結婚はどうせうまくいかない439話(エピローグ36話)あらすじ
朦朧とした意識の中、イネスは本能のようにセシリアの名を呼び、薬を求めた。近づいた気配が背を強く支え上げ、その衣の裾に縋り付くように体がだらりと預けられる。よしよし・・・子供をあやすような声とともに、こじ開けられた口へ苦い薬が触れ、遅れて水が流れ込んできた。
咳を漏らしながら飲み込み、再びベッドへ崩れ落ちると、腹の激痛に理性を失った子供のように泣き伏した。早く薬が効き、いっそ意識を失い、自分の体がどうなるかも分からぬまま、死にゆくことにすら気づかぬうちにすべて終わればいいとイネスは願った。
名前を呼びながら額の髪をかき上げる手に、再びまぶたを開け、夢かと思った——カッセルだ。カッセルがまた夢に現れたのだ。微笑むように細めたイネスの両目が、やがて信じられぬといった様子で見開かれた。彼の指先が目尻を撫で、否定しようのない鮮明な感覚に彼女の顔が歪んだ。なぜここにと掠れ声で問えば、ここはマルベーリャの彼女の寝室で、背を支え薬を飲ませたのもセシリアでなく彼だった。細くなった背を支えていた手が彼女の肩を掴み、太い腕が背中に回されて彼女を抱き寄せていた。
イネスはまるで忌まわしいものに触れたかのように身悶えした。だが、実際には、忌まわしいものに触れられたのは彼の方だった。干からびた死体も同然の無惨な姿を、彼にすべて見られてしまった。バレてしまったと、声にならぬ悲鳴が喉の奥へ消える。声を上げる力など残っておらず、それは結局、すすり泣く声と大差なかった。
あっちへ行ってと肩や腕をひっかき押し戻そうとしたが、彼の手は離れるどころか力を増し、もう無理だ、二度と放せないと拒んだ。歯を食いしばって拒む声は、彼女と同じくらい険しかった。彼女は後悔した。あそこに行くべきではなかった。もう一度彼を見ようとなどするべきではなかった。
見られていないと思い込み追いすがった己の視線が、情けなくて死にそうだった。荒い息をつく彼女を落ち着かせようとするその手つきは、かつて狂女と呼ばれた自分をあやしていた時の手と似ていた。巡り巡って、結局ここだった。彼の目の前だった。言葉に尽くせないほど無惨な姿で。醜く、無様に死んでいく姿で……。どうして分かったのと問えば、兄ルシアーノは妹への信義を守り最後まで欺き通した、自分が騙されなかっただけだと彼は答えた。見なかったことにして忘れてと頼み、二度と現れないと約束したはずと縋るイネスに、約束を破ったのはお前だと彼は吐き捨てた。
彼は彼女を抱き上げていた腕を引き抜き、苛立った様子で立ち上がった。ベッドの周りをうろつく足音には、何もかも投げ出してしまいたいような猛烈な苛立ちが満ちていた。彼が平穏を失うのと引き換えに、彼女の心にはかえって冷静な理性が宿った。イネスは、どんな約束も破ったことはないと伝えた。より早い死を望みはしたけれど、最後まで自らその手で死を掴み取ることはしなかった。
いかなる形でも自分を傷つけないという約束を、お前は破った、とカッセルは言った。病んだ体で世間を欺き独り命を削るこの墓場のような暮らしは自傷そのものだと責められ、侮辱だと返すと、この忌々しいヴァレスティナめ、お前のしてきたことこそ俺への侮辱だと彼は血走った目で叫んだ。お前は今も俺の妻、生きても死んでも唯一の妻なのだと。
アルマグロ城の橋の上では、あれほど自分を喜ばせたその言葉が、今はイネスの手足を縛りつける枷となった。ついに彼は崩れ落ち、かつてアリシア・ヴァレンザが傲慢に座っていた場所に膝をつき、彼女の手に額を擦りつけた。自分が最低な夫だと分かっている、君を不幸にしたと毎日考えている、どうかここに一人残して行けとは言わないでくれ、と。違う、あなたのせいじゃない——イネスは胸の内で否定した。
潤んだ碧眼が彼女を射抜く。アルマグロで一年ぶりに再会した時、橋の上の立ち姿も、会堂を横切る足取りも、彼を見つめる顔も、すべておかしかったと。たとえボロ布を被って姿を隠していても私には君だと分かる、と彼は自嘲した。ルシアーノの話とは違うと察し、嫌われるのを恐れつつ約束を破る決心をした。決心をして、ミゲルを寝かしつけるほんの数十分の間だけ離れて戻ると、君はいなかった、と。
彼のこけた頬を伝う涙が彼女の手を濡らした。彼はアルマグロで会った時よりも目に見えて痩せていた。あの時にどれほど死んでしまいたいと思ったか、君には想像もつくまい、と。イネスが心配でたまらなくて、ミゲルをあそこに捨ててきさえした。正気を失った弟をアルマグロの人々に預け、その夜馬を走らせ捜しにマルベージャに来たがいなかった。壁に掛かった私の銃がなければ、君がここに住んでいたとさえ信じられなかった——なぜ私の贈ったものを今も持っているのかと、彼は茫然と呟いた。
イネスは逃げ出したかった。隠すこともできぬほど露骨に、ついにすべてが暴かれてしまった。泣きながらベッドを這い出し、逃げようとするイネスを彼は抱きすくめ、見つけ出した、もう何を言っても二度と離さない、だから大丈夫だと囁き、顎から首筋へ点々と口づけを落とした。
カッセルは、アルマグロでもう丸一週間を過ごし、廃人同様となった弟をどうにかメンドーサへ送り届けるやいなや、すぐにマルベージャへ戻ってきたのだと言った。ずっと彼女を捜すために、ありとあらゆる手を尽くしたのだと。だが私はあなたに苦労など望まない、あなたなど嫌い、残り少ない命をこんな恐ろしい男と過ごしたくない——遠のく意識で必死に抗うイネスに、カッセルは受け入れられたかのような穏やかな顔で口づけ、何を言っても構わない、もう離さないからと告げた。
俺たちはカルステラへ行くんだ、イネス——と。
この結婚はどうせうまくいかない439話レビューまとめ
韓国のサイトkakaowebでのレビューを見てみましょう。

あまりに悲惨すぎて、汚物夫婦は地獄に落ちてほしい

いいぞ、カッセル!!応援してる!!イネスと末長く幸せに暮らすんだよ!!

カッセルの執着が開花

捕まった

そうだよ、あんたの言う通り回り回ってここだったのに。イネスをあんなに酷いくらい大切に想ってきたカッセルに何の罪があるっていうの

ああ……。これほどまでに悲惨だなんて

こうやってカルステラへ行くんだね……あの家へ……

読み進めるほど、アリシアに対する怒りが込み上げてきます。アリシアさえいなければ、もっと早くに幸せになれたはずなのに
わたしの感想◎カルステラへ!イネスがカッセルへの手紙に書いていた夢を叶えてあげようとしているのか・・・
まとめ
この結婚はどうせうまくいかない あらすじと韓国原作漫画レビューをまとめました
440話(エピローグ37話)

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