※未読の方はネタバレにご注意ください
ピッコマ(まんがアプリ)で毎週金曜日連載中の貴族社会を舞台に書かれる恋愛ロマンス漫画『この結婚はどうせうまくいかない』毎週続きが気になるとても面白い漫画なのでご紹介します
ノベルのあらすじと韓国原作のレビューをまとめました。
イネス前前世相関図
「この結婚はどうせうまくいかない」イネスの前前世の相関図です

イネス前世相関図
「この結婚はどうせうまくいかない」イネスの前世の相関図です

イネス今世6才時点での相関図
「この結婚はどうせうまくいかない」イネスの今世(6才時点)の相関図です

イネス今世(現在)相関図
「この結婚はどうせうまくいかない」イネス今世(現在)の相関図です

この結婚はどうせうまくいかない440話(エピローグ37話)あらすじ
一行はマルベージャを後にしたが、イネスは行き先すら知らなかった。大部分の時間を意識なく過ごし、たまに目を開けても激痛に耐えかね再び気を失った。運が良ければカッセルやセシリアが何かを口に含ませてくれ、ようやくまともな眠りにつけた。死の淵を彷徨う間、身体がどこへ運ばれようと彼女には関係なかった。
イネスはたった一人、無意識の世界で、自らを飲み込もうとする何かに抗い続けていた。数百日にも感じられたその日々は、実際にはわずか一ヶ月だった。マルベージャで5日、馬車で10日、カルステラの官邸で15日。その間に年は明け、二人は24歳になった。
15日前。かつてイヴァナを産んだカルステラの官邸では、女主人の帰還を喜んだのも束の間、死体のように運び込まれたイネスの姿に人々は仰天した。軍医たちが出入りし大騒ぎとなる中、唯一落ち着いていたのはマルベージャから同行した女医セシリアだけだった。それは道中、幾度も危篤状態に陥った経験があったからだと後に知れ渡った。
意識が戻っては失うことを繰り返していたイネスが、初めてここがどこかと尋ねた。付き添っていたアロンドラは駆け寄り、ここはカルステラだと告げた。皆がどれほど心配し祈ったことか、カッセルが最初の一週間は片時もベッドのそばを離れず、食事も取らず、一度は倒れたほどだったと興奮気味に語った。毎日イネスの全身を拭き、着替えさせ、食事の手配もすべて彼がしたのだと。
アロンドラは夫の献身に感激してほしい一心だったが、イネスにはその言葉がただただ恐ろしかった。あんなにも無防備に横たわり、痩せこけた無残な裸体をさらしてしまったなんて。これほどの屈辱があろうか。震える手で顔を覆い悔し涙を流すイネスを、感激したと思い込んだアロンドラは慌てふためき、涙が止まったら部屋を見てほしいと言った。不快な記憶を思い出さないようにとカッセルがすべて新調したのだと。
イヴァナを産んだ忌まわしい部屋のことなど今はどうでもよかった。だが何も知らない彼女に当たり散らすわけにもいかない。そこへカッセルが戻ってきた。扉を開けた瞬間、冷ややかだった彼の顔が、目覚めた彼女の姿を捉えた途端、差し込んだ陽光のようにぱあっと明るくなった。彼は瞬く間に、広い寝室を横切って駆け寄ってきた。病床の妻を見捨てず背負い込んで疲れ果てた男の顔は、相変わらず憎らしいほどに美しかった。
アロンドラから事情を聞いたカッセルはすぐに彼女を下がらせた。静まり返った寝室には不穏な沈黙が漂った。イネスは涙を拭おうとする手を拒絶し、自らの手で乱暴に顔を拭った。それだけで力を使い果たした震える腕が情けなかった。イネスはマルベージャに戻してほしいと懇願したが、カッセルは不可能だと一蹴した。本来いるべき場所はここだと。イネスが自分の意志を無視されたと訴えると、彼はその意志に従った結果を十分見たはずだと返した。
マルベージャの岩窟のような部屋で、妻はたった一人苦しみの中でのた打ちまわりながら死んでいったのだと、愛おしげな瞳のまま叩きつけるように言い放ち、今度は自分の意志に従ってもらう番だと告げた。争う気力すら残っていない、あそこで死ぬことが最後の望みだったと訴えるイネスに、カッセルはそんなものが最期ではないと否定した。もっと清らかな場所で、ずっと先のことだと。想像するだけで辛いのに、よくもそんなことが言えると忌々しげに呟きながらも、やがて柔らかく微笑み、喧嘩になっても構わない、目を覚まして語りかけてくれることが信じられないほど嬉しいと言った。
イネスが、身動きもできない女を支配下に閉じ込めているだけだと返すと、彼は穏やかに答えた。息も絶え絶えでも高潔に振る舞い自分を突き放すのがイネスで、それを愚か者のように追いかけ回すのが自分の人生だったと。なかなかお似合いの夫婦だと。なぜ愚かな振る舞いをするのか、自分が望むことこそエスカランテ家のためだったのにと問うイネスに、カッセルの目から温もりが消えた。自分のためだなんて言うなら口を封じると。誰にも知られず死に追いやるようなことが自分のためだと言うのかと。
マルベージャに戻りたいなら自分の足で出て行けと突き放した。巨大な屋敷の廊下を横切り、回復して立ち上がり、4階から階段をすべて降りられるようになるにはどれほどかかるだろうなと。人を呼べばいいと返すイネスに、理不尽な我儘を聞く者はこの屋敷内にはいないと言い切った。では自分の足で出られるのかと問えば、誰も阻まないと恭しく答え、だが離れたらまた追いかけて捕まえると宣言した。結局、何ひとつ変わることはないという確信だった。
イネスはマルベージャへ帰るために体の回復を願いかけて・・・それが本末転倒な切望だと気づいた。死ぬための場所へ戻るために生き返ることを願うなんて。力が抜け、完全に窓の方へと顔を背けて言った。せめてカッセルによる身の回りの世話をしないでほしいと頼むと、わかったと答えた。それに対して嘘をついたわねと言えば、いくぶん明るい声ですぐに認めた。意識のない間、毎日裸にされ体を拭かれていた光景が悪夢のように蘇った。メイドに見られることすら屈辱だった体の細部まで、カッセルに見られてしまった。彼が最後に欲情を覚えたあの頃の体とは、比べるべくもないほど変わり果てた姿だったに違いない。
メイドに任せて触れないでほしいと切実に願った。これに比べれば逃げ出すことなど、死にさえしなければいくらでもやりようがあった。自分の手が触れるのがそんなに嫌かと問われ、ためらいの末、嫌だと断固拒絶した。カッセルは沈黙した。幼い頃から彼女の嫌がることを重く受け止める性質だった。
だがすぐに、嫌いな男に身を委ねたくないのは当然だと認めつつも、慣れろと命じた。狂おしいほど求めてようやく手に入れた妻の体を、自分以外の誰にも見せるつもりはないと低く笑った。女であっても妻の体に触れられるのは不愉快だと。眠りに引きずり込まれるその瞬間まで、イネスが彼の言葉を理解することはなかった。
この結婚はどうせうまくいかない440話レビューまとめ
韓国のサイトkakaowebでのレビューを見てみましょう。

真面目な話、もっと早くこうすべきだった…

カッセルが狂ってる

結婚している身として思うのは、配偶者が病気で苦しんでいると、最初は優しく要望に応えてあげられても、だんだん疲弊して、しんどくなって、投げ出したくなるものだけど…。カッセル、あなたの愛は本当に計り知れないわね。あなたほどの人なら、何度人生をやり直しても愛さずにはいられないと思う

どれほど愛していれば、どんな愛し方をすればあんな風になれるんでしょうか。仕事を始めたばかりで週末も働いて、今日は吐きそうなほど忙しかったのですが、ふと思い出して羨ましくなりました。自分はこんなに辛いのに誰も気づいてくれないし、愛したり愛されたりしたのも随分前のことなので、遠い世界のようで羨ましいです

この狂った男にどんどんハマっていく……あぁ、ヤバい

カッセルも痛々しいけれど……。でも……私はイネスが、本当は発狂したいくらいなのにそれができないのが辛い。すごく嫌で、恥ずかしくて……でも、もう自分の力では避けることもできなくて。何かしたくても体に力も入らない。文字通り何もできないこの状況が……。あまりにも無力になってしまった自分自身の境遇が……

イネス!意地っ張りなんだから……!その意地、いい加減にして!

カッセルは最初からこうすべきだったのよ。あの理不尽な意地を受け入れてちゃダメだったの
わたしの感想◎イネス、かわいそう。カッセルの気持ちもどちらもわかるけれど、どのように声をかけたらイネスに羞恥心を感じさせないであげられるだろう。イネスはすごく熱心な教徒だけれど、聖書にこんな時に落ち着かせてくれる救いの言葉はないのかな
まとめ
この結婚はどうせうまくいかない あらすじと韓国原作漫画レビューをまとめました
441話(エピローグ38話)

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