※未読の方はネタバレにご注意ください
ピッコマ(まんがアプリ)で毎週金曜日連載中の貴族社会を舞台に書かれる恋愛ロマンス漫画『この結婚はどうせうまくいかない』毎週続きが気になるとても面白い漫画なのでご紹介します
ノベルのあらすじと韓国原作のレビューをまとめました。
イネス前前世相関図
「この結婚はどうせうまくいかない」イネスの前前世の相関図です

イネス前世相関図
「この結婚はどうせうまくいかない」イネスの前世の相関図です

イネス今世6才時点での相関図
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この結婚はどうせうまくいかない534話(外伝62話)あらすじ
出港から十日が過ぎ、ラ・エテルニダ号は昨夜パナベ海に入った。風が順調だったためだ。エスカランテ準将の乗っていない旗艦が先頭を走り、左右にオルテガ海軍の艦船やフリゲート帆船が横一列に並んでいた。後方の船まで合わせると、なかなか立派な艦隊だった。
後甲板に立ったイネスは、癖のように帽子のつばを持ち上げ、全員がついてきているかといった様子で眺めてから空を仰いだ。もっとも、彼女はまだ海上で天候を読む術を知らなかった。それは夫の得意とすることだった。
風は涼やかで空は澄み渡っている。イレ・タシャはもう近く、強い風は不要だった。イネスは目を閉じて船員たちの祈祷文を心の中で唱え航海の無事を祈り、船首の方から聞こえる早朝特有の騒がしさとは対照的に誰もいない後甲板をゆっくり歩いた。
船に乗って以来、彼女はカッセルよりほんの少しだけ早く起きていた。毎朝期待に胸を膨らませて目を覚ます。十日目になるのに浮かれた子供のようだと自覚していたが、初めての船旅なのだから仕方なかった。朝目を覚まして暗い船室を出れば終わりのない海が広がり、水平線の上に日が昇る直前の赤い筋が輝く明け方の光は、ロゴルーニョの丘とは違い、もっと早く強烈だった。まるで神に近づくかのように。
途中でしばらく停泊した属州で、航海がもう少し続けばいいのにとイネスが漏らしたとき、エルバ少佐は水兵の苦労も知らない贅沢をおっしゃると舌を鳴らした。だがこの船の上では彼女こそがもともと贅沢なことを言うために生まれてきた人間だった。一度荒波に揉まれれば陸が恋しくなるだろうと冷めた心地で思いながら、後ろから近づく足音に耳をすませた。
自然と伸ばした手が大きな手に包まれ、聞き覚えのある香りとともに太い両腕が腰を抱き寄せた。息苦しいと抗議すると、勝手に置き去りにしたくせにと返される。彼女は素直に胸元へ身を預け、唇が触れ合った。同じミントの香りが混ざり合い、空中に散った。
なぜ毎朝早起きするのかと問われ、日の出を見たかっただけだと答えた。飽きるほど見てきた光景だからあえて起こさないようにしているとイネスが言うとカッセルは、妻が隣にいるだけですべてが違って見える、船上で知っていたすべてをイネスの目を通して見直しているようだと囁いた。それならかなり新鮮でしょうねと、彼女は微笑んだ。
赤い太陽が海上に顔を出し、海と接した薄暗い空が半球状に明るくなっていく。二人は言葉もなく日の出を見つめ、太陽が完全に姿を現すと、カッセルは彼女の頭にキスを贈り、静かに祈りを捧げた。我が子のための親の祈り――今一緒にいない子供たちへのものだった。
二人は半月前、メンドーサで子供たちと別れていた。当初、彼らが考えていたような束の間の旅行であれば、両家の監視をかいくぐってこっそり連れてきたかもしれない。しかし、今や事情は完全に変わっていた。
イネスはイレ・タシャ総督として、カッセルは駐屯艦隊の初代司令官として赴任する。体制が整えばカルステラにゆったりと腰を据えてイレ・タシャから報告を受けられるだろうが、今のイレ・タシャには何もなく、少なくとも1年は離れられないだろうと思われた。さすがにまだ1歳を過ぎたばかりの双子を過酷な土地で育てるなど想像しがたい。子供は幼いほど死のリスクに脆く、もはや旅行者ではない二人は子供だけに全神経を注ぐこともできなかった。目にしたものを記憶すらできない時期に、無用な苦労をさせるだけのようなものだ。
イザベラ、レオネル、オルガは先回りして双子のイレ・タシャ行きに猛反対してきたが、当の二人は「ご希望通りにします」と素直に頷いた。気まずい空気のなか、フアンだけが、二人は正気が飛んでいるだけで考えがないわけではないと予想通りの様子で呟いた。「正気が飛んでいて考えもないカップル」にされてしまった二人は、しばらく言葉を失った。
双子を本土に残すと聞いてすっかりご機嫌になったイザベラは、エスポーサに連れて行こうと張り切った。フアンやカッセルが育った場所で過ごす好機であり、療養が必要なフアンにも適切だと主張した。今後、リカルドとイヴァナがエスポーサでそんなに長く過ごすことなんてそうそう出来ないであろう。残していってくれるなんて本当に万々歳だと。
さすがにフアンがたしなめた。「ベラ。あいつらはまだ出港どころか、この部屋から出ていってもいないぞ」と。一刻も早くメンドーサを離れたい、出港はいつなのか、エスポーサに着いたら一年くらいは籠もっていましょうとイザベラはフアンに甘えた。
しかしヴァレスティナの人々が黙っているはずもなかった。オルガは孫を独り占めするのかと激怒し、族譜にも双子の名と相続権があるのだと訴えた。イザベラがいつでも気軽に会いに来ればよいと返すと、エスポーサまでの距離のどこが気軽かと反論が飛んだ。飛び火はヴァレスティナ公爵夫妻の間にも及んだ。オルガはレオネルにイザベラを脅してでも子供を取り戻せと迫り、女にばかり甘いと責めた。
レオネルは女好きだったことなんてない!と皆の前で妻に怒鳴る羽目になり、口論は激化した。イザベラがフアンの体調と養育のためエスポーサが最善だと毅然と告げ、喧嘩は外でされては?と促した。ここは我が家でありイザベラのせいで喧嘩しているのだと言い返したが、ただ「フアン?」と妻に名を呼ばれたフアンが、2人の喧嘩はただの習慣でベラのせいではないと線を引くと、オルガは震えながら崩れ落ちた。レオネルは習慣のように妻を抱きとめた。
この頃にはカッセルとイネスの存在は親たちの脳裏から消えていた。彼らが出港するする日まで、イザベラは一日も早くメンドーサを出たがり、ヴァレスティナ公爵夫妻は一日でも長く引き留めたがっていた。まるで親権を争う離婚劇のようだった。イネスはくすりと笑い、子供の祈りの言葉を唱えた。父は陰でイザベラを恐れているし、イザベラなら双子をしっかり守ってくれる。ただ今日も、笑って幸せでありますように。
この結婚はどうせうまくいかない外伝62話レビューまとめ
韓国のサイトkakaowebでのレビューを見てみましょう。

愛があるからこその喧嘩だね。ああ、いい時期だなあ

オルガに子育てさせちゃダメでしょ… 本当に害しかない…

レオネルが負けるしかない戦いだよ!奥さんがアレじゃね…

赤ちゃんたちに会いたくてたまらないだろうね

あらま、1歳くらいの赤ちゃんって一番パパママを認識して可愛い時期なのに置いて行っちゃったのか… 帰ってきたらパパママのこと覚えてないだろうに…

先生の長編病(?)に本当感謝です。外伝もこんなに長く書いてくださらなかったら、こんなに面白いものを見られないところだった!

本当シチュエーションコメディみたいな家族だなあ

レオネル〜めっちゃ面白いけどかわいそう

ここまでくるとレオネルが可哀想… 幸せになれないよ

もうすぐ大きくなる子供たちの姿がすごーく気になりますね。
わたしの感想◎イヴァナとリカルドとは離れ離れなのか・・・残念だけど、いろいろ心配だものね。帰って来る頃には孫が増えているかもしれないしねえ
まとめ
この結婚はどうせうまくいかない あらすじと韓国原作漫画レビューをまとめました
535話(外伝63話)

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