※以下の内容は、ネタバレが含まれておりますので、ご注意ください。
この記事では、ピッコマ大人気漫画「今世は当主になります」韓国原作小説(ノベル)の韓国でのレビューをまとめました。
ここでは、ノベルの184話のレビューからまとめました。
個人的に地図と年表と家系図相関図を書いてみました。公式ではありませんので、ご参考にお楽しみください。




今日のひとこと
クレリバン・フェレット「ここが一番重要です”アンゲナス家が利子と元金を返済できない場合は、フェレット商会の主がヘンフォレックス領の主になる”ご確認いただけましたか?」
ノベル184話あらすじ
ティアとブラウン当主が一緒に執務室を出ると、ケイトリンとラモナが待っていた。ラモナが駆け寄ってブラウン当主をぎゅっと抱き締める。ブラウン当主は1つしか残っていない手で、娘の背中を優しくさすった。
ケイトリンがハンカチで涙を拭いている。
ティアがケイトリンに尋ねると、ラモナとブラウン当主はアカデミーに入る前以来の再会とのことだった。そんなに長い間、会えずにいたとは。しかし、ブラウン家を滅亡させた2代前のアンゲナス当主に負けないほどラビニの性格も残酷なことを考えると賢明な判断だっただろう。
娘の成長に喜ぶブラウン当主に対して、ラモナはブラウン当主のやつれぶりを気遣った。互いを見つめ微笑二人はとても似ていて、仲睦まじく見えた。
ティアは執事のヨハンに呼びかけ、ブラウン家三人のための部屋を用意させた。「屋敷に泊まる部屋を用意してください。お客さんたちがゆっくり休めるように、使用人たちがあまり通らない場所に」あれこれ言わなくてもヨハンはあっという間に、三人が過ごせる空間を用意した。巨大な本館建物の最上階に位置するそこは文句のつけようがないほど素晴らしかった。
「申し訳ないですが、ブラウン当主様はこれから外出を控えて、ここで過ごしてほしいです。身分が取り戻せるまで、秘密が漏れてはいけません」フィテンティアは淡々とした眼差しで、けれども率直な口調で言った。「このままの状態で貴族たちの前に出るには少し無理がありますので、準備が必要かと」
正直なところ、今のブラウン当主は平民も同然だ。最初よりは少しマシになったかもしれないけど、へっぴり腰で話しぶりに自信がなさそうだ。40年前、ブラウン当主がまだ子供だった頃に家門が滅び、平民として生きた時間が長いのだから仕方ないといえば仕方ない。
「信頼できる人たちの中から先生を探してつけます。暫くは辛いかもしれません。それから、ケイトリンは数日間ここで過ごしながら、ブラウン当主と令嬢に色々とご指導をお願いしたいです」どんなに高いお金を払っても雇用することのできない優秀なケイトリンがいるのだから、助かると思った。
「ペレスには私から言っておきます」ペレスの名前に、ラモナがぴくっと反応した。ティアは見ぬふりをして挨拶をしてから部屋を出た。ヨハンが待っていてくれた。「必要なものが多いはず、口が堅い人を1人つけてください」部屋の中から幸せそうな家族の声が聞こえた。「食べる物から着る物まで、不足がないように気を配ってください」長い間苦労してきたこの家族が少なくともここにいる間は幸せに過ごしてほしい。ヨハンがお任せくださいと言いながら、ティアを温かい目で見つめた。ティアは歩みを進めた。祖父の力試しが始まった。1秒たりとも無駄にはできない。
翌日、アンゲナス邸。クレリバンとデュージー・アンゲナスが新しい契約書を交わそうとしていた。アンゲナス当主は保管しておいた契約書と新しい契約書をテーブルの上に並べ、細かく呼んだ後、満足げに頷いて見せた。契約書を書き直すというクレリバンの言葉に同意してから、実はデュージーは内心後悔していた。もしかして何か狙いがあるのではないかと、不安でたまらなかったのだ。
だが懸念していたのとは違い、契約書は全く同じ内容だった。クレリバンを疑ったことが気づかれていないかとデュージーは彼の顔色を窺ったが、その顔から不愉快さのようなものは感じられなかった。最後あたりの大きな字で書かれた項目を指差しながら説明までしてくれた。
「ここが一番重要です”アンゲナス家が利子と元金を返済できない場合は、フェレット商会の主がヘンフォレックス領の主になる”ご確認いただけましたか?」アンゲナス当主は笑いながら、今は一時的に財政状況が悪いだけで、担保の土地が取られることは決してないとうけおった。
印章を捺すだけとなった。デュージーは当主として重大なことを成し遂げたような気持ちになった。久しぶりに味わう充実感だった。しかし、ふと契約書の変わった箇所を見つけ、クレリバンに尋ねた。「そういえば、契約者が『クレリバン・フェレット』じゃなくて『フェレット商会の主』となってますな?」
契約書をしまっていたクレリバンの手が一瞬止まったが、アンゲナス家の印章を見つめていたためデュージーは気づかなかった。「当主様の印章と同じようなものです。私にとってフェレット商会は私の家門に等しいものですので」というクレリバンの説明にデュージーは納得した。
「アンゲナス家の力になることができたなら幸いです」とデュージーをおだて、前回の契約書を手に取ると、クレリバンは暖炉の前に近寄った。「必要でしたら、資金の必要額をもっと増やすことも可能です。その際は仰ってください。こちらは燃やしてしまって大丈夫でしょうか?」融資増額の言葉に喜び、気を取られたデュージーはあっさりとクレリバンに以前の契約書の束を燃やすことを許可した。
クレリバンは白い灰になっていく紙を冷めた目で見降ろした。前回の契約書と新たに交わした契約書の違いはただ1つ。クレリバン・フェレット個人ではなく、フェレット商会の主の印章が捺されているということだけだ。だが皇后の目を警戒してもし過ぎることはないだろう。フェレット商会の実所有者ではないと疑われる危険すらある。皇后の足元にも及ばないデュージーの間抜けさがありがたかった。
ノベル184話レビューまとめ
韓国のサイトkakaowebでのレビューを見てみましょう。

契約書の文言ではなく、契約者が変わりましたね!

皇后おしかったね、前日に日付の違いに気づいていれば…

ビエーゼがダメになって、きっとロンバルディから催促がきちゃうし、デュージーには余裕がないよね

契約書には皆さん気をつけて!

ティア、いろいろかっこいい!

ブラウン家にここまでする理由はアンゲナスにひと泡ふかせたいだけ、というおじいさんすごい。
わたしの感想◎ブラウン家族のためによくよくヨハンに声かけするティア、やさしいね。
まとめ
以上「今世は当主になります」 184 話 韓国原作小説レビューまとめを紹介しました。
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