※以下の内容は、ネタバレが含まれておりますので、ご注意ください
ピッコマ大人気ノベル「主人公の養女になりました」全話(外伝含む)あらすじ、口コミ、感想。読んだ感想をみなさんに一緒に楽しんでいただきたいと思い、作成しました。韓国webサイトで読破。少しずつ上げていきます。
「想像もできなかった令嬢の人生」のlatineさん原作のノベル『主人公の養女になりました』漫画では、ttonaさんが絵を担当。素敵な世界を描いてくれています。
主人公の養女になりましたノベル113話(漫画110話)あらすじ
もしもこの事実が広く知れ渡れば、ボレオティを良く思わない貴族、特に今の皇帝も黒いダイヤを欲しがるだろうとレオニエは思い、体を小さく震わせた。皇宮には北部とつながるゲートが存在する。もしスビテオ皇帝がこの事実を知り欲を出したならば、隙を見つけていつでも北部に侵入することができるだろう。
レオニエは本気で心配したが、パルドゥス侯爵とコニーは平然としていた。心配ではないのか、もし皇帝が攻めてきたらどうするのか尋ねた。「公爵様が殺すでしょう。その前に死ぬ可能性もありますし」パルドゥス侯爵が明るい笑顔で答えた。猛獣の子を存分にからかい終えると、侯爵は宝石についての説明を始めた。「この宝石が力を減らすのは、本当に少しだけです。あえて例えるなら、即死するところを即死3秒前に変える程度でしょうか」
レオニエは黒いダイヤの持つ力は逆に残酷な気がした。むしろ即死のほうが楽では?子供らしくない深刻な表情で考え込んだ。「あのダイヤ、裏切ったらただじゃおかないっていう意味ですか?」そんなようなものだと侯爵は万年筆をしまいながら答えた。「黒いダイヤは、ボレオティ公爵から信頼されている証しです」
裏切ったら楽には死ねないぞってことでしょうとレオが言うと、実にボレオティらしくてすてきなことだと侯爵はうっとりしながら答えた「どうせ死ぬなら”猛獣の牙”に刺されて死にたいものです」生き生きと話す老紳士の顔が、ほんのり赤らんだ。
レオニエは驚いてソファの背にもたれかかった。後ろのコニーもぞっとした。”あれは本気だわ!”真の変態を目の前にした猛獣の子は、産毛を逆立てながら警戒した。自分の筋肉好きを聞かされる度にフェリオもこんな気分だったのだろうか、急に申し訳なくなった。
「ですが、即死を3秒遅らせることは意外と無視できませんよ」”猛獣の牙”の扱いに不慣れなレオニエに対し、パルドゥス侯爵が自分の気配を少し消すくらいはできそうだった。
緊張が解けたレオニエはソファに寝転ぶと、自分の部屋にあるぬいぐるみを思い出した。フェリオからもらった黒いライオンのぬいぐるみの目にも、黒いダイヤがはいっていた。それを聞いて、子供のおもちゃに貴重なものを使っていることに侯爵は素直に驚いた。フェリオの父性愛が本物である証しだった。
しかし、レオニエは暗い気持ちになった。「お父さんはぬいぐるみ以外にも、わたしの服にも黒いダイヤを使った・・・。裏切ったらただじゃおかないっていう意味のダイヤ・・・。わたしも危ないってことじゃない!」レオニエはとうとう泣きべそをかいた。
侯爵はあまりのおかしさに大笑いした。後ろにいたコニーもなにかをこらえているようだった。”これからは適度にふざけよう”親不孝娘は、三日坊主で終わりそうな一大決心をした。
その頃、ウルマリティ伯爵は、フェリオの執務室で静かに涙を流していた。パルドゥス侯爵と2人で北部に到着し、フェリオの指示でそっとボレオティの屋敷を訪れ、レジーナの悲しい知らせを耳にしたのだ。涙の止まらない様子に、フェリオがお悔やみの言葉をかけ、ハンカチを渡した。
伯爵はフェリオのおかげでようやく娘の消息を知ることができた。絶望的な知らせではあったが、愛する娘が残した最後の足跡だった。悲しむ一方で、罪悪感がほんの少しだけ拭い去られた気がした。フェリオは伯爵を静かに見つめながらも、今の状況が心苦しかった。
同じ父親、娘を持つ親として、娘の死を悲しむ伯爵の悲痛な姿はフェリオの胸を痛めた。フェリオは首都にいる時、レオニエがインセレアに会いにこっそり逃げ出した時のことを思い出した。あの時ですら心臓が止まりそうなほど心配だったのに、我が子の死の知らせなど・・・。
フェリオは伝えることがもうひとつある、と声をかけた。「レジーナは子供を残していました」ウルマリティ伯爵がふらふらと倒れそうになった。相当な動揺だった。フェリオは伯爵も会ったことがあるとだけ伝えた。その子供が誰なのかをあえて口にはしなかった。しかし、伯爵はその子供が誰なのか気付いた。
「レオニエと申します」おかしな筋肉の歌を歌いながら楽しげに笑っていたあの子供。フェリオとようく似たレオニエにレジーナの面影が重なった。再び涙がおそった。そうして、やっと泣き止んだ伯爵はフェリオに、幼い子供を一人置き去りにした男はどこのどいつだと尋ねた。
フェリオは今捜索中だと答えた。実際、伯爵を呼んだ理由はそのためだった。「それに、もうすぐ見つかりそうです」それを聞いた伯爵はソファの丈夫な木製の肘掛けを拳で叩き、破壊してしまった。フェリオに名前を呼ばれ、伯爵はなんとか怒りを鎮めた。
フェリオはこれからもレオニエを娘として育てるつもりだと伝えた。レジーナについても話そうとするフェリオを伯爵は制した「レジーナは今でも私の大切な娘ですが、ボレオティ家にとっては罪人です」どこの誰かも分からない放浪騎士と駆け落ちし、ボレオティの名をひどく傷つけたのだ。それに、令嬢のほうがもっと大切だと伯爵は続けた。伯爵はレオニエを”孫”とは呼べなかった。レジーナの罪に対して責任があるから。
「レジーナはあの日、死んだのですから」どしゃ降りのあの日の夜に死んだと噂されていたレジーナは、ここ執務室で正式に死人となった。フェリオは伯爵にメモを差し出した。「・・・放浪騎士の死を願って、今グラディーゴ騎士団が数人、西部に行っています。ヘスペリー侯爵の助けを借り、ある領地に滞在して・・・若い女性の遺骨が見つかったというのです」あまり状態のいいものではなかった。詳しいことは伯爵には告げず、遺骨のそばから黒い髪の毛が出てきたことを伝えた。
レジーナの遺体に間違いなかった。ウルマリティ伯爵は号泣した。「遺体が発見された場所ですが」フェリオは最後に言った。「レオがいた孤児院の裏山でした」
主人公の養女になりましたノベル113話(漫画110話)レビューまとめ
韓国のサイトkakaowebでのレビューを見てみましょう。

狂った実母を殺害して孤児院に捨てたのか?

え?それでは、レジーナが子供をあきらめたのではなく、奪われ殺されたのか?

孤児院の裏山とは・・・

うわー・・・その頃、

私、親父が母親と不慮の事故で一緒に死んだと思ってた

孤児院の後ろと聞いて、すぐにクレイジーさんが思い浮かびました

レオは保険のようなもので、孤児院に・・・?

レオの親父は孤児院以上に罪深い!
わたしの感想◎伯爵が大きな体を丸めて号泣する姿が思い浮かんで悲しい
まとめ
主人公の養女になりました あらすじと韓国原作漫画レビューをまとめました
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