忘れられた野原ノベル79話あらすじ・原作小説レビュー

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忘れられた野原
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※未読の方はネタバレにご注意ください

Kakao大人気ノベル「オークの樹の下」のKim Suji先生の新作「忘れられた野原」の連載がピッコマで始まりました!イラストも「オークの樹の下」小説扉絵を担当された千景先生です。2025年12月現在、韓国kakaoサイトにて180話までアップされていて連載中です。ウェブトゥーン化も期待されている作品、ご紹介します。レビューは、韓国でのレビューをまとめております。

ノベルのあらすじと韓国原作のレビューをまとめました。

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忘れられた野原79話あらすじ

タリアは、挨拶をする新入りの侍女を鋭い目つきで観察した。一目で手際が悪そうだとわかる少女だった。嫌がらせでこんな人間をよこしたのだろうか。彼女は冷ややかに、身の回りの世話はすべて乳母がやるから呼んでくるよう命じた。アレタは怪訝そうに眉をひそめ、これから東部の女主人、公妃となる方にはふさわしい使用人を置くべきだと進言した。その言葉の端々ににじむ軽蔑を読み取り、タリアは目を吊り上げた。自分の乳母は皇后陛下の世話までしていた人間だと言い返し、今すぐ呼んでこいと畳みかけた。

女は渋々と頭を下げ、身支度は殿下の使用人に任せるので準備が整ったら城内を案内すると告げた。タリアはにべもなく拒絶し、長旅の疲れがあるため数日は部屋で休むと宣言した。侍女長は若い侍女を連れて足早に去った。その生意気な態度に心中穏やかではなかったが、初日から使用人をいびり倒したという悪評を立てられたくはなかった。タリアはベッドに身を投げ出した。

しばらくすると、ぼさぼさの髪に目やにまでつけた乳母があくびをしながら入ってきた。その品のない姿に苛立ちを覚え、タリアは顔を洗ってくるよう鋭く叫んだ。乳母は口を尖らせながら洗面器で顔を洗い、大雑把に髪を梳かすと暖炉に火をつけ始めた。やがて男たちが浴槽を運び入れ、出ていくとタリアは扉に鍵をかけて湯に浸かった。乳母が体を洗い始めたが、その手つきは乱暴で肌が赤くなった。それでもタリアはこらえた。見知らぬ人間に傷跡を見せるくらいなら、手荒に扱われる方がましだった。体が傷ついてから目に見えて冷たくなった乳母の態度を気にすまいと努めながら、体を拭いた。

ドレスを着せていた乳母が、どれも合わない、痩せすぎたとため息をついた。タリアは我慢できず、自分の顔を見てため息をつくなと声を荒げた。自分の姿を見るのが嫌だからそうするのだろうと詰め寄ったが、乳母は何も答えなかった。心のどこかで否定してほしかったタリアは恨めしげに睨みつけた。

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乳母は母親代わりを務めてくれた人だった。赤ん坊の頃から世話をしてくれた彼女でさえ、自分の姿を醜いと思っているという事実に胸がかき乱された。タリアは悲しみを飲み込み、彼女をドアの方へと押し出し、出て行くよう命じた。乳母はその手を振り払い、未練もなさそうに部屋を出て行った。一人になると、怒りはすぐに不安へと変わった。この見知らぬ土地で頼れるのは乳母だけなのだ。彼女にまで背を向けられたら完全に孤立する。当たり散らしてしまったことを後悔した。

そのとき、外から聞き慣れない声がした。ガレスの命で来たという。タリアは躊躇した後、入室を許した。濃い小麦色の肌をした若い女が入ってきた。ティウランと名乗り、若当主より健康状態を診るよう指示を受けたと告げた。タリアは警戒の眼差しで観察した。長く強靭そうな手足、30歳前後のハリのある肌、聡明そうな暗褐色の瞳。大公家の治癒術師かと問うと、女は落ち着いた様子で肯定した。だがその若さに、タリアは不信感を覚えた。

治癒師は、足の負傷による慢性的な痛みについて診察を申し出た。タリアは、専属の治癒術師がいると断った。女は食い下がり、足を見せるのが憚られるなら手を差し出すだけでよいと提案した。手を通じて魔力を流し込み体内を探る方法だという。聞いたこともない診察法に半信半疑だったが、女の誠実な様子に、タリアは騙されたと思って手を差し出した。たこのある固い手に包まれると、温かな熱が波のように広がっていった。生ぬるい熱が腹部にまで達したとき、タリアはパッと手を振り払った。

女は眉間にしわを寄せ、リハビリの前にまず体力の回復が必要だと告げた。しっかり食べてよく眠り、処方する薬を毎日飲むようにと。特別な治療法を期待していたタリアは失望を隠せず、疲れているから出て行くよう命じた。ベッドに横たわったが、いくらもしないうちに痛みが骨を伝って這い上がってきた。寝返りを繰り返して耐えていたが、限界に達して呼び鈴を鳴らした。駆け込んできた若い侍女に、皇宮から連れてきた治癒術師を呼ぶよう命じた。

***

冷たい風が広大な平野を吹き抜けていった。馬の手綱を握り締め牧草地を進んでいたバルカスは、ふと故郷の景色を見渡した。最後にこの地を踏んだのは10年前、ルーカスとライナの母テサリンの訃報を聞いた時だった。当時は、大地もすべてが灰色に沈んで見えた。それ以来カルモールを訪れることがなく、記憶の中の故郷はいつも無彩色のまま残っていた。

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忘れられた野原79話レビューまとめ

韓国のサイトkakaowebでのレビューを見てみましょう。

そろそろ小説の展開が少しでも進んでほしい。タリアが不憫なのはわかるけど、ずっとイライラしてばかりなので、5%くらい嫌いになりそう・・・

毎話怒涛の展開があるわけではなく、長編小説らしくじっくりと説得力のある叙事、奥深い作品性、何度も読み返したくなる文章を好む人間として、今のスタイルのまま維持していただきたい

私はこれまでの作者様のヒロインの中でタリアが一番好き。死んだように黙って生きているわけじゃないから。作者様はもともと、泥にまみれた真珠(ヒロイン)が徐々に輝きを放つストーリーラインを好まれる気がする。タリアもきっとそうなるはず

タリアが東部で自分の勢力を作る過程が始まったところ。一生「美貌だけがアイデンティティだ」と洗脳されてきたタリアが、東部に来たからといって自分の体を誰にでも見せる方が、それこそキャラ崩壊。タリアにも変わるための時間が必要だと思う

タリアがずっと意固地になっている姿に読者の私も疲れはするが、タリアには今の状況を変えて克服するきっかけがまだない。「自分の周りには誰もいない」と思って虐待されて育った子なのに、どうやってすぐに立ち直れるのか。怪我をしてから、唯一信じていた乳母までもが冷たくなって・・・

大公家の使用人と治療師との初対面+自分を歓迎していない様子+バルカス以外には足を見せない+乳母から感じられる冷遇を認識しつつも、乳母すらいない見知らぬ部屋で感じる不安と孤独感+バルカスの10年がタリアによって劇的に変化したことが推測される叙述まで・・・今日の回で内容がない部分は一つもなかった

乳母が近いうちに何かやらかしそう・・・

生い立ちがどうとか、もうフォローのしようがない。初対面なのに、せめて見下されないように振る舞えばいいのに。侍女長が挨拶もせずに部屋を出て行くシーン、胸が痛む

大公妃に対して若い下女を専属でつけるのは少し変。タリアが思うように嫌がらせなのか、それともタリアに対して悪感情を全く持っていない子をあえて選んだのか

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乳母も皇宮の治療師も誰も信じられないのに・・・タリアはその人たちを最後の命綱みたいに掴んでいるのが不憫

バルカスにとって無彩色だった故郷カルモール。愛するタリアがいるから再び彩りを取り戻していくのだろう。生き残るために自分を捨てたバルカスに、彼を愛して死さえ覚悟したタリアが、色を吹き込み、命を吹き込んでいくのだろう

今はまだ不信感が蔓延している状態だから・・・陽の光が十分に染み込めば、誰に言われなくても厚いコートを脱ぐようになるはず

タリア、相当耐えた。自分に新人の下女をあてがわれたのに、殴りもせずに我慢した

足が悪いと分かっていながら城内を案内しようとする侍女長をどうしたものか・・・侍女長との初期の小競り合いは、ロパンの王道

「騙されたと思って片手を差し出してみた」これを見ればタリアも変わり始めているのがよく分かる・・・

私はタリアほど幼少期が過酷ではなかったが、内気な性格が芯の強い性格に変わるまで10年以上かかった。バルカスもアイラも幼少期は不幸だったが、後ろ盾として支え包み込んでくれる家門があった。でもタリアは自分の別宮の中でさえ一人だった。尖ってしまった性格が流れるように変わるわけがない

つまりバルカスは今、タリアと結婚もできたし、白黒だった故郷がカラーに見えて、もう世界中がバラ色だってことだよね

ドワーフが蔑まれる社会で、ハーフ・ドワーフの乳母が受ける待遇も良くはないだろう。寂しさが積み重なって傷物になったお嬢様を雑に扱ってきたが、お嬢様が東部の人たちを側に置き始めたら焦って執着し、逆ギレして不満を漏らす乳母の姿が目に浮かぶ

最初に出てきた少女と治療師が、タリアの味方になってくれそう。早く母親の陰から抜け出して自分を見つけられますように

タリアがなにか一つでも役割を果たす時はいつ来るのか

わたしの感想◎誠実さを感じたみたいだから、東部の治癒術師に全面的にお任せしてみてほしいな。毎日足が痛くてかわいそう

まとめ

忘れられた野原 あらすじと韓国原作ノベルレビューをまとめました

78話

80話

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