※未読の方はネタバレにご注意ください
ピッコマ(まんがアプリ)で毎週金曜日連載中の貴族社会を舞台に書かれる恋愛ロマンス漫画『この結婚はどうせうまくいかない』毎週続きが気になるとても面白い漫画なのでご紹介します
ノベルのあらすじと韓国原作のレビューをまとめました。
イネス前前世相関図
「この結婚はどうせうまくいかない」イネスの前前世の相関図です

イネス前世相関図
「この結婚はどうせうまくいかない」イネスの前世の相関図です

イネス今世6才時点での相関図
「この結婚はどうせうまくいかない」イネスの今世(6才時点)の相関図です

イネス今世(現在)相関図
「この結婚はどうせうまくいかない」イネス今世(現在)の相関図です

この結婚はどうせうまくいかない427話(エピローグ24話)あらすじ
悲鳴にもならない声が虚空へ散った。青ざめるのを通り越し、紫色に変色した指先が彼の肩を掴んでかきむしる。なぜ、どうしてあなたがと、言葉は形を成さなかった。呆然と見開かれた瞳から涙が溢れた。おぞましい恐怖。底の見えない絶望。彼女は一度として、こんな目で彼を見たことがなかった。
拒絶する体を幾百回と抱き寄せた時も、あらゆる挫折の時間をひっくるめても、憎しみと拒絶感しかないと思っていた時でさえ――これほどおぞましいものを見るような目で彼を見たことはなかったのだ。かつて彼女が彼を突き放していた裏側には、どうすることもできない彼への罪悪感があった。彼がうっとうしくて狂いそうだと繰り返していた頃でさえ、本心では彼を不憫に思っていた。死んだ我が子を二人、自らの手で棺に納めた喪失感に首を絞められようとも、自分が妻であることが申し訳なくて、あらん限りの力で彼を遠ざけようとしてきた女だった。
突き放しては突き放し、最後には疲れ果てて彼を見た。死ぬ思いで待ち続ければ、彼女は一度は振り返ってくれた。たとえそれが愛でなくとも、それこそがイネス・エスカランテの心だった。カッセルが手にした唯一のもの。それが彼らの結婚であり、人生だった。それなのに今、彼女は何も覚えていないかのように彼を見つめる。毎夜の悪夢から逃れようとしていたあの虚ろな視線が、今は彼から逃げようとしていた。もはや取り返しのつかない地点にいた。カッセルは呆然と涙を流した。
かつて憎い、嫌いと口にしていた唇が、今は言葉も忘れたまま声なき悲鳴を上げていた。イネスは喘ぐように泣き、細い指先で自らの喉を掻きむしった。血の気の失せた肌に赤い指跡が刻まれていく。自傷を止めようとするカッセルの手を、彼女は恐ろしいものを見るように振り払った。薬を飲ませようとする手を毒薬のように跳ね除け、腕をひっかいて叩き、そして再び彼の肩を掴んだ手はガタガタと震えていた。貫かんばかりの力のその手をカッセルは慎重に彼女の手首を掴み、引き離した。
彼女の指先が触れた箇所ごとに、皮が破られ全身の血が流れ出すかのようだった。彼女が遠ざかることは、自身の皮膚を剥ぎ取られる痛みだった。彼はイネスの袖口をかろうじて掴んだまま、息をしてくれと哀願した。殴っても殺してもいいから息をしてほしいと祈り、壊れ物を扱うように彼女の肩をなでながら泣いた。触れることさえおぞましいだろうと分かっている、呼吸さえしてくれればすぐ手を離すと、つかえる言葉を絞り出した。
一体何が彼女にとって大丈夫なのか。子供を殺したから君は助かる、すべてよかったとでも言うのか。子供を奪い、最初に抱いた感情は歓喜に近かったくせに。一緒に喜ぼうとでも言うのか。けれど切実だった。どんな言葉でも、彼女を引き止めて呼吸させられるなら。カッセルは崩れ落ちるように袖に額をこすりつけ、君は安全だと語りかけた。これからは健やかで、痛みもない。子供など最初から必要なかった、君が危険を冒す必要などどこにもなかったと。
イネスは発作のように泣きながら笑い声を上げた。跡継ぎなどどうでもいい、彼女の命と引き換えの子なら永遠に授からなくていい、エスカランテの家名はまもなく結婚するミゲルが継げばいいと、カッセルは正気を失ったように言葉を継いだ。今度は私のために爵位を捨てるのかとイネスが問うた。
これからは彼女は自由になれると彼は答えた。何にも縛られず、不幸に寄生した夫もいないところで自由に生きられると、遺書同然の手紙を見つけたあの日から練習してきた笑みを浮かべた。決闘の場で銃を置く時のような表情だった。お願いだと彼が言えば、すべてを台無しにしているのはエスカランテだと返された。これまでどれほど見苦しい真似をして引き止めてきたかは分かっていると彼は認めた。だが、あなたは子供を殺したのではなく、私を殺したのだとイネスは言った。
すべて君を生かすためだったという言葉は、焦燥の息に阻まれ唇が震えるだけだった。自分から最後の機会を奪ったのだとイネスは続けた。唯一の希望であり、祈りであり、最後のすべてだったと。そんな馬鹿な話があるかとカッセルは返した。子供を授かることなど君にとって「機会」ではない、母親が生涯吐き続けたゴミのような言葉も、無理やり飲ませた薬も、最初から何の意味もなかった。子供がいなくても君は完璧だと。
たとえ最後まで産み落としても、リカルドやイヴァナが生き返るわけではない。君が死んでも蘇らせられはしない。最初から、命と引き換えにできるものではなかった。カッセルは冷え切った息を飲み込んだ。自分が何をしでかしたか分かっていないと彼女は言った。フローレスまで行って子を授かったことにどんな意味があったか。たとえ時間を巻き戻しても同じ決断を下すと彼が答えれば、だから何を奪ったか想像もつかないのだろうとイネスは返した。
一生知らないまま生きてと彼女は告げた。あなたは何も悪くない、何も間違っていない、いつものように私だけを想ってくれていただけだからと、笑い続けた。ある意味これでよかったのかもしれないと呟く声が、不吉な予感とともに耳元をかすめた。
この結婚はどうせうまくいかない427話レビューまとめ
韓国のサイトkakaowebでのレビューを見てみましょう。

1回目の人生では愛する3人の子供に先立たれ、2回目の人生では数え切れないほどの流産を経験し、3回目の人生では自分の子供を絞め殺して……。イネス、本当に報われない人生を歩んできたんですね……

イネスは安楽死を選んだのと似ている気がする。自分で死に方を選んだというか。自死とはまた少し違うような

「産みさえすれば子供は勝手に育つ」とでも?イネス、あなたは実の母親に育てられたけれど、「愛」という名の下に虐待され、壊れてしまった。継母が育てることになるあなたの子供が、幸せになれると断言できるの? 自分は事あるごとに自傷するくせに、子供は真っ直ぐ育つと期待しているの? まるで子供を産むことだけが自分の生まれた理由であるかのように周りを心配させて……。カッセル、奥さんを子供から引き離しておくべきだったんじゃないの

これほどの内容だと、女性は読むべきではない小説のように思える。イネスのこれまでの人生があまりに過酷で……

「いっそこれで良かった」というのは、カッセルが再出発するのにはその方がいいという意味なのかな?
わたしの感想◎まもなくミゲルが結婚するということは、イネスに残された時間は本当に少ない。若くして結婚して、すごく長い時間一緒にいられる予定だったのに
まとめ
この結婚はどうせうまくいかない あらすじと韓国原作漫画レビューをまとめました
428話(エピローグ25話)

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