※未読の方はネタバレにご注意ください
ピッコマ(まんがアプリ)で毎週金曜日連載中の貴族社会を舞台に書かれる恋愛ロマンス漫画『この結婚はどうせうまくいかない』毎週続きが気になるとても面白い漫画なのでご紹介します
ノベルのあらすじと韓国原作のレビューをまとめました。
イネス前前世相関図
「この結婚はどうせうまくいかない」イネスの前前世の相関図です

イネス前世相関図
「この結婚はどうせうまくいかない」イネスの前世の相関図です

イネス今世6才時点での相関図
「この結婚はどうせうまくいかない」イネスの今世(6才時点)の相関図です

イネス今世(現在)相関図
「この結婚はどうせうまくいかない」イネス今世(現在)の相関図です

この結婚はどうせうまくいかない411話(エピローグ8話)あらすじ
カッセルは複雑な表情を浮かべ、無表情な彼女の顔を慎重に観察した。イネスは、子供の頃から何も心配することはないという一言を聞けば自分を簡単に忘れてしまう父だったと呟いた。カッセルは、義父が陰でどれほど娘を案じていたかを冗談めかして語った。レオネルには、目の届かぬところで育った娘への負い目があった。まして、その娘が我が子を失って、その心配が嘘であるはずがない。
イネスは次からは無視してほしい、カッセルだけで十分だと言ったが、カッセルは親の心配と自分のそれは別だと返した。彼がレオネルの干渉を歓迎する理由を、イネスは見抜いていた。不憫な妻がせめて父の愛だけでも受けているという証拠が欲しいのだ。カッセルはレオネルを「素晴らしい父親」だと思っているわけではない。ただ、母親があのような人間なのだから、せめて父親だけでもと考えているのだった。
イネスが父にこんな姿を見せたくないと口にしかけたとき、カッセルが罪悪感に呻きを飲み込むのを見て後悔した。痩せこけた今の自分を見れば、カッセルでさえあの目をするのだから、父ならなおさら胸を痛めるだろう。ふと、彼女は自分の顔を撫でるカッセルの手にそっと頬を寄せた。自分から手を伸ばしておきながら、少し寄り添っただけで石のように固まる彼が、どこか可愛らしかった。
イネスは、ペレスの人間はもともと弱った姿を見せるのを嫌うのだと語り、子供をもう一度望んだのは自分だから無意味な自責はやめてほしいと告げた。カッセルは珍しく頷きもしなかった。嘘をつけない彼は、死んでも自分のせいだという自責を手放すつもりがないのだった。
幼い頃と何も変わっていなかった。父の手紙に「大丈夫です」とだけ返していたのは、腕の鞭の跡があまりに鮮明だったからだ。父が知れば心を痛めるに違いない――。ペレスの使用人たちはオルガと一心同体で、誰も父にオルガの「しつけ」を密告しなかった。オルガの「母親としての権力」は、娘が口を開くか否かだけに懸かっていたのだ。
オルガもそれを自覚していたからこそ、娘に言い聞かせ続けた。母と離れたくないなら、父に余計なことを言うな、と。ルシアーノでさえ、自分が殴られていた頃には無傷だった妹を見て、不器用な母娘仲を案じていただけだった。女の子だから、それ相応の接し方なのだろう、と。もちろん、殴らずとも口の悪さは変わらない母を知る彼は、折を見てはイネスをペレスから連れ出そうともした。
レオネルがオルガへの負い目を抱えていたとしても、実態を――突発的な事件ではなくペレスでは日常だったと知っていれば、とうに母娘を引き離していただろう。結局、オルガは永遠の絶対者ではいられなかった。13歳になる頃、イネスは自ら抜け出す道を見つけられるようになった。それでもファナやラウルの口を封じ、父には知らせなかった。父が助けてくれないと思ったのではない。ただ、父の手で救われてはならなかいと考えたからだ。
理由はいつも同じだった。オルガは娘を奪われれば死んでしまうから。母は人質を取るように愛を語り、自分だけが残された、お前がいなくなれば死ぬのだと繰り返した。その言葉が虚勢かもしれないと疑えるほど成長する前に、9歳のイネスは首を吊ったオルガの姿を目にした。すぐに発見されて事なきを得たが、力なく垂れ下がっていた母の体を、イネスは忘れることができなかった。何の前触れもない午後に、母が本当に死のうとした。オルガの口にする「死」を恐れてはいたが、それがある日突然現実になるという実感は別物だった。その出来事はその場の4人だけの秘密となった。
その時は理由がなかったが、次は娘を理由に命を絶つかもしれない。イネスを追い詰めるのも愛するのもオルガだけだった。ペレスで「愛などどうでもいいから逃げ出したい」と願った日は数えきれない。どの年齢を振り返っても母が嫌でたまらなかったのに、悲しいことがあれば幼い頃の温もりを思い出してしまう自分も嫌だった。
母の愛をそれほど求めていないという本心こそが、オルガに捕らえられた人質だとイネスは感じていた。11歳で母を求めていないと悟って以来、奇妙な罪悪感を抱き、それを悟られまいと怯え続けた。13歳のイネスには、母に向かって「あなたなど必要ない」と言い切る自信がなかった。死んでもいいと思えるほど憎んだこともなかった。ただ、ほんの少し息を吐ける隙間がほしかっただけなのだ。
イネスはレオネルへの手紙をふと思い返した。父を頼れなくなったのは、あの日以来の古い癖だった。愛していないわけではない。ただ、もう何ひとつ見せられなくなっただけだ。痩せた娘に心を痛める父の顔を見たくなかった。今さらそこに慰めを得てしまえば、これまでの人生を欺くことになるから。
孤立無援の幼い少女を見つめるようにカッセルの瞳が沈んだ。以前なら耐えられなかったその視線の意味を、今は知っている。それは同情だけではないということを。ただ、自分をとても大切に想ってくれているからだ。もう親たちのことはどうでもいい、私たちのことだけを考えたい――イネスはねじれた自尊心をかき分けるように手を伸ばした。カッセルは伏せた目で彼女の唇を見つめてから視線を上げた。カルステラの海を思わせる青い瞳に、真っ直ぐな感情が波のように揺らめいていた。
逃げるように瞼を閉じると、彼の唇が重なった。触れるか触れないかの距離で下唇を優しく食む、この上なく微かで慈しみに満ちた口づけだった。これほどまでに尊ばれたことは、生まれてから一度もなかった。これほどまでに大切に扱われたことも、他になかった。数え切れないほど肌を重ねてきたのに、なんてことのない口づけに心臓が飛び出しそうになる。カッセルにだけは知られたくないと思いながら、すべて悟られてしまえばいいのにとも願った。
心臓が張り裂けそうだとカッセルは囁いた。20歳になった今も、こんな時の彼はまるで17歳の少年のようだった。死ぬほど緊張しながら初夜の花嫁の服を脱がせていた、あの夏の少年。彼の唇が喉から胸へと滑り降り、リンゴの香りがすると囁いた。それはあなたが切ってくれたリンゴの匂いだと笑うイネスの口元を、彼が再び唇で塞いだ。それは、どこまでも穏やかな午後のひとときだった。
この結婚はどうせうまくいかない411話レビューまとめ
韓国のサイトkakaowebでのレビューを見てみましょう。

何度人生を繰り返しても変わらないカッセルの愛こそ、もはや尊いと言えるレベルですね

なんて睦まじい夫婦なの

よくわからないな・・・自分を放置して虐待した親に対して、自分なりの整理もついていないのに、勢いでまた子供を産もうとするなんて。暴力は連鎖するものだし、「私はお母さんのようにはならない」と言っている子ほど、問題が根深いものなのに

こんなに綺麗な愛を、あんな風にどん底まで追い詰めるなんて・・・。悲しいです~~~あのバルカのクソ野郎XXXXXXX

ふと、あのゴキブリみたいな奴が細工した薬が、母・オルガの愛を確認できる唯一のものだったという事実に、改めて腹が立ちます。ただでさえ心身がボロボロな母親が、せめてもの思いで用意してくれていたものに、誰にも気づかれぬよう魔の手を伸ばすなんて。あまりにも切ないし、この世にあるありったけの罵詈雑言を浴びせてやりたい気分です

幸せなシーンを見ているのに悲しい

イネスにとって「どこまでも穏やかな午後」というのが、この上なく幸せで、幸せな一日だという意味なんだね・・・
わたしの感想◎最後の2人の口づけにものすごく愛を感じる。イネスが勇気を出して、幼い頃からの心の内をすべて話してくれたら良いのにな
まとめ
この結婚はどうせうまくいかない あらすじと韓国原作漫画レビューをまとめました
412話(エピローグ9話)

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