※未読の方はネタバレにご注意ください
ピッコマ(まんがアプリ)で毎週金曜日連載中の貴族社会を舞台に書かれる恋愛ロマンス漫画『この結婚はどうせうまくいかない』毎週続きが気になるとても面白い漫画なのでご紹介します
ノベルのあらすじと韓国原作のレビューをまとめました。
イネス前前世相関図
「この結婚はどうせうまくいかない」イネスの前前世の相関図です

イネス前世相関図
「この結婚はどうせうまくいかない」イネスの前世の相関図です

イネス今世6才時点での相関図
「この結婚はどうせうまくいかない」イネスの今世(6才時点)の相関図です

イネス今世(現在)相関図
「この結婚はどうせうまくいかない」イネス今世(現在)の相関図です

この結婚はどうせうまくいかないノベル234話(漫画95話〜96話)あらすじ
「神の息子、アレハンドロ」「はい」
「そして神の娘、ファナ」「はい」
「あなた方はお互いの人生を結びつける聖なる誓いの前に立っています」
イネスは立ち止まって、後ろに退いた。なにか大きな手に頭をおさえつけられたような痛みが走った。
”可愛いものよ”
イネスのぎこちない記憶に、目の前の声が重なった。
”あなたはおそらく、この日のことを後悔するでしょう”
”最初からあなたのために用意したのはこのような選択ではありません”
あの愚かで貧しい結婚式の唯一の証人。ロヘリオ。ビエドマの司祭。親切な田舎司祭の清楚な顔の上に、まるで全てを貫く支配者の目が合った。神に誓いを立てたその時、頭上に手を置いた。
”しかし、これさえも結局はあなたの運命でしょう。ファナ””ああ、あなたの本当の名前ではないですね”
先ほどからの司祭の言葉はエミリアーノには聞こえていないようだ。ただ彼女にだけ聞こえている。
”あなたは結局、再び罪悪の道に進むでしょう。イネス”
その日のイネスは、預言者の声を頭の中に忘却した。ぼろぼろの貧しい結婚式。ただ、お互いが手に銀輪をはめた瞬間の記憶のみ残った。小さな寺院に降り立った暗闇の光のように、薄暗いが美しい儀式。司祭の顔も声も名前も覚えていなかった。
そして、今ー
「イネス?あなたですか?」イネスは返事ができなかった。代わりに彼を見た。年のころは30代後半、40くらいか。イネスの過去の記憶とまったく変わりなく見えた。イネスは当時16歳だった。そして今24歳。
「・・アナスタシオ」イネスは惹かれたように”彼”の名前を言った。決してこの名前ではなかったのに・・・彼の名前は・・反論すると頭がひどく痛んだ。
”アナスタシオ。私は寝ています。あなたを・・・”頭の中で声がした。
「ビエドマの夜よりも前の私を覚えていますか?『ロヘリオ』ではなく私を」「もしそうなら、今回は良い選択をしたようですね」
イネスの中に記憶が全部注がれ、順番がごちゃまぜになった子供のおもちゃのようだった。なんとか息を吸い込み、体が前に崩れ落ちそうになる瞬間、ぬくもりのない手が彼女の肩を支えた。そして、記憶が流れ込んできた。
オスカルのそばに座って眺めたサンタラリア街道の中央の処刑場。神教徒殉教者の顔から・・・ヴァレスティナ家の狩場を守った善良な山番の顔から、ペレス城で発見された新教牧師の顔から、ビエドマの小さな礼拝堂を一人守った司祭の顔・・・。イネスが幼いころ、急な山の斜面で転げ落ちそうになった時、救ってくれた山番の青白い手。神のような・・・。彼は、それらすべてだった。
「・・そのネックレス・・あなたが・・・」「ああ。それは私ではありません」「・・・」「時々、あなたのように間違った人生をいくら繰り返しても、決まった場所に簡単に戻れない子供たちがいるのです。私の思い通りにならない子供たちもいますしね」
ファナがイネスをやっと見つけ、悲鳴のようにイネスを呼んだ。ファナの手が視界に見え、司祭の手が去った。彼を捕まえようとしたが、声が出なかった。呼吸が苦しく、なんとか目を開け、なんとか・・・すると視界に黒いスーダンの袖を見つけた。彼の手。
ー今度はイネス自身はベッドに横たわっていた。
”すべての涙をその目から拭い去り、もはや死も悲しみも痛みもなくなり・・・以前のものは全て過ぎ去り・・・”その黒い司祭の手が、額を覆った。世界が逆転した。あの田舎の礼拝堂の薄暗い光のよに希望のない祈り。臨終の瞬間だった。
すでに彼女は2回もしんだが、一度も経験したことのない死だった。やわらかい羽根枕に頭を置き、司祭の祈りを聞きながらむかえる快適な死の苦しみ。耳元に波の音が聞こえる。アナスタシオの祈りにかぶせて波が押し寄せてくる。彼はカルステラ教区のネックレスをしていた。
周囲を見ると、白いリネンカーテン。いつもの彼らの部屋だが、カッセル・エスカランテの姿はどこにもない。彼がいないことを知りながら、かれを探した。乾いた肺から咳とともに血がでる。アロンドラがひどく泣いて拭いてくれる。今よりも、老いて、疲れ、悲痛な顔のアロンドラ。まるで死ぬのが自分であるかのようにロザリオを持つ手が震えている。
アロンドラに話しかけようとして、声にならなかった。波の音も消え、視野が消えた。
一度も体験したことのなかった病死の断末魔を、まるで体験したかのように全身で感じた。
”イネス””イネス、しばらくここで待っていてください”
まぶたの中に見たことのない湖があり、カッセルがいた。遊泳して遠くなっていく彼。彼が笑う。水からあがり、芝生に座り・・・。ああ、病気ではなかったんだ。私は死んだのだ。徐々に意識が沈んでいった。
「イネス様、イネス様・・・!」ファナが泣きながら呼ぶ声が聞こえた。カッセルも湖も消え、自分が横たわって死んでいった部屋も消えた。「お願いです・・どうか、お願いです、イネス様・・・」水中に沈んでいた首が突然水の外に引っ張り出されたようだった。私は生きて・・ここにいる・・・今・・。ファナの叫び声がする。イネスは視界に、自分の動かない腕を捉えた。波の音が、狭い壁が、目の前でくずれた。もしかしてそれは、私たちの未来だったのだろうか。または・・・
この結婚はどうせうまくいかないノベル234話(漫画95話〜96話)レビューまとめ
韓国のサイトkakaowebでのレビューを見てみましょう。

イネスは何を見たのかな

前世の神

気味が悪く、怖いが、悲しい気分

神ですか?永遠の命を買う?

ロヘリオなのかアナスタシオだかわからないあの人(人間なのか?)がイネスの回帰に関与したのか?

イネスが考えている3番目の人生が、実はまちがっている?

隠れていたもう一つの記憶

イネスの回帰に関与しているのか、もしくはただのオブザーバー視点なのか
わたしの感想◎今回は、過去や死後の世界?なのか場面がいろいろと変わり、複雑でした。ベッドで横たわっているイネスは、未来なのか?過去なのか?
まとめ
この結婚はどうせうまくいかない あらすじと韓国原作漫画レビューをまとめました
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