※未読の方はネタバレにご注意ください
ピッコマ(まんがアプリ)で毎週金曜日連載中の貴族社会を舞台に書かれる恋愛ロマンス漫画『この結婚はどうせうまくいかない』毎週続きが気になるとても面白い漫画なのでご紹介します
ノベルのあらすじと韓国原作のレビューをまとめました。
イネス前前世相関図
「この結婚はどうせうまくいかない」イネスの前前世の相関図です

イネス前世相関図
「この結婚はどうせうまくいかない」イネスの前世の相関図です

イネス今世6才時点での相関図
「この結婚はどうせうまくいかない」イネスの今世(6才時点)の相関図です

イネス今世(現在)相関図
「この結婚はどうせうまくいかない」イネス今世(現在)の相関図です

この結婚はどうせうまくいかない286話あらすじ
”ペレスの娘は神以外の誰にも許しを祈りません”
神にしか許しを祈らない・・・!ペレスの娘はすごいこと!たとえ無礼を犯したのが私の親友のヤルガバ侯爵夫人ではなく、尊いあなたの夫だったとしても?と皇后カイエターナは声を張り上げたものだった。自らが犯した覚えもない罪なら、なおさらのことなので、どうかこの愚かな女に忠告することは収めてください、とその時皇太子妃だったイネスはカイエターナに告げた。
イネスが答える少し前。カイエターナがオスカル、ドロレス、あまたの貴族の前で、たとえ自分の嫁であり高貴な皇太子妃であろうとも公正を期しますといった態度で、精一杯慈愛の口調で口論して、一貴族に謝罪を勧める姿は可愛くすらみえた。それを拒否すれば皇太子妃が皆の前で皇后の命に逆らったことになり、受け入れると皇太子妃が一貴族にひざまずいたことになるのだ。
皇后の言葉ならどんな卑屈なことでも従う皇太子妃の姿。それは、イネスが積み上げてきた権勢を一気に落とし、メンドーサの嘲笑のネタになることと等しかった。故に簡単に従うわけがないのだが、生きている子供を一人も産めないイネス・ヴァレンザの権勢にはそもそも先が無さそうだった。
皇后はどちらを選んでも良いといった感じだった。”あなたの尊い息子の妻である自分は、やはり尊いから”従えない、という傲慢な態度こそを皇太子妃に望んでいたはずだった。カイエターナはいつだって皇太子妃が”私の息子の妻”という栄光の座に陶酔して暮らすことを望み、その陶酔を自らが粉々に砕くことを願ったから。
にも関わらず、イネス・ヴァレンザが”尊い息子”は単に自分の夫である以外の何でもないかのように、ペレス人であることを明言したのだ。それを聞いた時の皇后の顔、まるで後頭部でも殴られたかのような表情だった。震えながらイネスを睨んでいた皇后の顔を思い浮かべたことすら現在のイネスには不愉快で、脳裏から消した。
”オスカルの妻ではなく、ペレスの娘”そういうのが皇后を最もイライラさせたなんて、と思いながら、イネスは前前世のルシアーノとの会話を思い出した。
イネス、3年前に亡くなったお祖母さまが臨終前にしてくれた話を覚えている?お祖父さんの父、そのまた父の父からずっと長い時間伝えられてきた言葉だよ。”ペレスの子女は誰にも罪の許しを祈らない。ただ神にだけ許しを祈る”
免責特権に似ている気がして、イネスはふざけてルシアーノを殴ってもいいかしらと言ったものだった。僕を殺さないでくれと返すルシアーノに、そんなことするわけがない、あなたがいないと私はどうにかなってしまうわとイネスは笑った。そう、3歳年上のルシアーノはイネスにとって欠かせない存在だった。ルシアーノにとっても同じで、だから妹が世界で一番幸せな女性になることを望んでいた。自分以上に皇太子から愛され、最も高貴な席で皆から仰がれることを願った。おそらくイネスの乳母が実母に追い出されてからだったのだろう。ルシアーノはイネスを守ると決意し、イネスが眠りにつく毎夜、優しい祝福の言葉をささやいた。
イネスは自分が死ぬより先に絶対に死なないでね、とルシアーノに懇願した。ルシアーノはそれを聞き流し、大事な言葉についての説明を続けた。これは罪を犯した時にいくらでもその罪悪を無視して良いという意味ではないよ。ヴァレスティナの名前で、そもそもが罪を犯すなという意味だよ。それから、人は犯していないのに罪人にされる時がある。ヴァレスティナの歴史でも度々あったことだ。しかし、我々はその犯していない罪を認めてはならない、安らぎを得たり命を守るためだったりしても、と。
イネスは命がかかっても?と反論したが、我々の一生はほんの一瞬のことに過ぎず、ヴァレスティナの名前は永遠だから、一個人がその名前と名誉を汚してはいけない、と説明した。イネスが生きたい時は、自分がいるから命をかけなくていいとルシアーノは言った。そのその言葉の意味はずっと後に分かった。
僕の命をかけてもいいから”彼”を殺せ。君が殺せないなら、僕がやってもいい。お前が満足できるなら。イネス。これは私たちの名誉だ。復讐はヴァレスティナの名誉だよ。イネスは自分が知り得ないルシアーノの最期についてとても久しぶりに考えた。
いろいろ考えているうちに長湯になったイネスを心配して、カッセルが浴室にやってきた。カルデロン提督の銃は再組み立てされ、彼の脇腹に携帯されていた。イネスはカッセルの傷を気遣い、水のそばに寄らないようにと言った。しかし彼はまるでその言葉が合図でもあったかのように、銃を入口に置いてイネスの浴槽に近づいた。衣服が濡れるのも構わず、縁に腰掛けたカッセルの視線は、ただひたすらイネスを心配するそれだった。
イネスはイネスでカッセルの傷痕が気になり、彼を遠ざけようとした。こんなのは怪我のうちに入らないよとカッセルが言い、(戦場からも)元気に戻って来るから怒らないで、とイネスをなだめるようにキスをした。耳たぶから始まったキスがイネスの唇に到達しようとした時、イネスは顔を下げて遮った。驚くカッセルに、怒ってはいないとイネスは伝えた。カッセルがアナスタシオから何を受け取ったのかは相変わらず気になったが、イネスはなんとかその気持ちや不安を自分の中から追い出そうとしていた。
イネスは、オスカルが自分たちに何をしようと考えているか、ルシアーノも気付いていると口にした。カッセルも、フォルメンテ以降、ルシアーノがオスカルの身辺含めて秘密裏に探っていることには気付いていた。イネスは、今回の戦況を進めたのはオスカルに違いないこと、「以前」と違ってより意図が鮮明であることをカッセルに伝えた。それから、エスカランテ公爵はそこをカッセルの死に場所と称していたが、そこはもともとカッセルが死ぬ場所ではなく、むしろカッセルにとって、とても光栄な席となった場所だったと言った。
この結婚はどうせうまくいかない286話レビューまとめ
韓国のサイトkakaowebでのレビューを見てみましょう。

復讐はヴァレスティナの名誉だよ!!!

前前世。イネスの死後、ルシアーノとカッセルはどうなったんだろう???

過去、イネスを愛していた男たちははたしてよく生きて、よく死んだのだろうか?オスカルが気性を抑えられずに、全員殺してしまったかな?

名誉あるヴァレスティナ。ルシアーノ!

こうやって心を開いて話してくれると、私の心が楽です

イネスを苦しめた者たちよりも、幸せに暮らすことを願った彼らの願いのほうがもっと強くて、イネスが人生を繰り返すみたい・・・

どうかみんな心を一つにしましょう

賢いヴァレスティナとエスカランテだけを信じます
わたしの感想◎過去においてルシアーノはイネスにとってとても大切な人だったみたい。前前世のルシアーノの最期がどうなったかは気になるな~
まとめ
この結婚はどうせうまくいかない あらすじと韓国原作漫画レビューをまとめました
287話
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