※以下の内容は、ネタバレが含まれておりますので、ご注意ください。
この記事では、ピッコマ大人気漫画「今世は当主になります」韓国原作小説(ノベル)の韓国でのレビューをまとめました。
ここでは、ノベルの181話のレビューからまとめました。
個人的に地図と年表と家系図相関図を書いてみました。公式ではありませんので、ご参考にお楽しみください。




今日のひとこと
フィレンティア「私たちの未来はこんなに分かり切っているのよ。悲しいに決まってるじゃない」
ペレス「俺が君と一緒にいられない世界なんて、何の意味もない」
ノベル181話あらすじ
その夜、フィレンティアの気分は沈んでいた。こんなに沈んでいる理由は、自分でもよく分かっていた。ティアはペレスの無表情な顔から感情を汲み取ることができる自分が恨めしかった。
ケイトリンが入ってくる前に、ペレスがキスをするかのように近づいた時。彼の顔はときめきよりもフィレンティアを失う不安でいっぱいだったのだ。ティアを目の前にしても、ティアを失う不安に駆られていたペレス。
「俺が送るよ」「お客さんたちが待ってるんでしょ?ペレス、またね」あの日、ティアがそう言って背を向けた時。ペレスは恐れていた。見て見ないふりができないほど。ペレスの気持ちを思うとティアはため息が出た。
その時、コンコン、ノックの音がして、ペレスがやってきた。ノックの音だけで誰が来たのかわかったティアは心臓がどきどきした。「どうしたの?ペレス」ドアを開けた。ペレスはすぐに部屋に入らず、しばらくティアの顔色を窺った「・・・ちょっと心配で」
「突然来てごめんね、ティア」ケイトリンからティアの顔色がよくなかったと聞いて馬を走らせてきたらしい。謝るほどではないわよ、とティアはわざと明るく振る舞った。ケイトリンもよく見ているな、とティアは思った。「そうなの?私は平気よ。ケイトリンがどうしてそんなことを言ったのかしら」と言った瞬間、ティアはティーポットを滑り落としてしまった。
危険というほどではなく、ティーカップから熱いお茶が溢れた。お茶がドレスにかかりそうになって、ペレスが倒れたティーカップをそのまま掴み、熱いお茶はペレスの手にかかってしまった。夜で寒かっただろうと普段よりも熱く沸かしてあったのに、ドレスが濡れることなど大したことではないのに。
どうしてそこまでーー。ティアは慌てて、ペレスの手からティーカップを取って、ハンカチで水気を拭いた。無茶するペレスを強い口調で責めた。「ティアが怪我するよりはいい」と言うペレス。言葉が出ない。痛いはずなのに、ペレスの目はティアだけを見ていた。どれだけ今自分に怒っているのかを慎重に窺っているのが見て取れる。ティアはペレスから顔が見えないように、下を向いて丁寧に彼の手を拭き続けた。
「痛そうだわ」と言っても気にせず、ティアの羽織ったローブの裾にお茶が飛んでいないのかを確認するペレス。心がズキズキする。水膨れになるかもとか痕が残るかもと言っても自分の身を大事にしないペレスにティアはとうとう大声を出した。「何が大丈夫なのよ!」「ペレス、どうして・・・。どうしてあなたはこんなに・・・!」うまく言葉が出なかった。
ペレスは怪我していない手でティアの髪に触れた。優しくて、途方に暮れそうな手の感触。「好きだよ、ティア。俺には君が一番大事だよ、だから、泣かないで」フィレンティアは自分も気づかずうちに泣いていた。
「泣かないで」そっと涙を拭ってくれるペレス。涙はとめどなく流れてきた。「ペレス。どうして・・・?どうして私が好きなの?」
「君は、俺に世界をくれたんだ」「生きるべきだと言ってくれただろ」笑みを浮かべるペレスに幼かった姿が重なってみえる。口元が草色に染まったままティアを見つめていたあの子。「だからあの日から俺は」ペレスがティアの額に口付けてから、自らの額を合わせてくる。「君が生きる理由になったんだよ、ティア」「君を愛せずにはいられない」「初めて出会ったあの瞬間から、君こそが、俺の世界・・・」
ティアは自分からペレスの唇に自分の唇を重ねた。涙でしょっぱい味も気にしなかった。ペレスのシャツを引き寄せる。小刻みに震えるティアの手をペレスは自らの大きな手で包み込んでくれた。「はあ」ティアの小さな声を合図にペレスが体を動かし始める。ペレスの手がティアの首と髪の間に入りこみ、指を動かす。ペレスの唇がティアの唇の間に性急に入り込み続ける。2人は熱い口づけをかわした。
ティアもペレスの首に腕を絡めて、2人の体はいつのまにか密着していた。「ティア」ペレスの低い声が名前を呼ぶたび、熱を帯び、ペレスはティアの腰を強く抱きしめ、時にティアが壊れてしまうことを恐れるかのように勢いを抑えた。
ティアが苦しそうに見えたのか、ペレスが唇を離し、荒い指先がティアの唇をなでた。ティアが目を開けてみると、赤い瞳がティアだけを見つめていた。突然、彼の瞳が揺れ出した。「どうして、悲しんでるの?」再び涙を流すティアに苦しそうに訊くペレス。
ティアはペレスの頰を優しく撫でてあげながら答えた。「私は当主になるのよ、ペレス。そして、あなたは皇位につくの」「私たちの未来はこんなに分かり切っているのよ。悲しいに決まってるじゃない」
いけないと分かっていながらも、自分のためにペレスにすべてを諦めてほしいと願ってしまう。自分勝手な欲をさらけ出したいのに、ティアはペレスの唇にもう一度唇を重ねた。「当主は皇后にはなれない」皇后になった瞬間、帝国法で女性はすべての相続権利を失うのだ。「私は家門を選ぶの。ロンバルディとして生きるの」ペレスに嘘はつきたくなかった。彼のまつ毛がぶるぶると震えている。「ごめんね」ティアは心の底から謝った。
しかし、ペレスは再びティアの唇を唇で塞いだ「もう悲しまないで、ティア」ティアを抱きしめながら言った「俺が君と一緒にいられない世界なんて、何の意味もない」「そんな世界、俺が変えてみせるよ。悲しまないで」「君が悲しむと、俺の心臓が切り裂かれてしまいそうだ」
抱きしめられているティアは、ペレスの赤い瞳が残酷な色で燃えていることには気付かなかった。
ロンバルディ奨学会の日。フィレンティアの部屋にケイトリンが会わせたい人物を伴い、たずねてきた。「会えて嬉しいです、ラモナ・ブラウン嬢」フィレンティアは笑顔で挨拶した。
ノベル181話レビューまとめ
韓国のサイトkakaowebでのレビューを見てみましょう。

ただ結婚しないで、皆が知る皇帝の恋人、当主の恋人になれないかな

ロンバルディ家を皇家にして、ティアを皇帝にしよう!

ラモナがブラウン家ですか!前世ケイトリンはロンバルディを去り、ペレスを頼り、ブラウン家を使って、皇后をたおしたのですね!

前世のラモナが気になるからではなくて、当主になるから躊躇するというのが良いですね!

ペレスの人生の理由はティアだから

両想い、おめでとう!ペレス&フィレンティア!

地球の自転軸が傾いている理由は、この小説の作家さんに頭を下げて尊敬を表すためだ

キャアアアアアアアアアアアア!ついに!それもティアが先に!!ペレスを熱くしたよ!!!

はっ、キスシーン・・・!

「今世は〜」に初めて会ったその瞬間から「今世は〜」は私の世界だった・・・

ティアが迫力を持って進撃しました!漫画で179話〜180話が公開される1週間の間、彼らはキスし続けます
わたしの感想◎フィレンティアには、なぜ前世でラモナが公式の恋人となっていたのか、わかっていたようですね。
ノベルと漫画の違い
・前回のノベルと漫画の違いで書いたベレサックとティアのやりとりシーン。やはり、漫画では179話皇后晩餐会当日夜の部分に描き加えられていました。もしかしてベレサックとの接触って、子供の頃におじいさんに接触禁止令をベレサックが出されて以来?
・ティアがドアを開けてペレスを迎えるシーン。漫画では二人とも子供のような素直な表情が描かれていて、晩餐後の別れでどれだけお互いを気にしたのかがわかる気がしました。
・ペレスがティアの部屋に来た理由はケイトリンではなく、別れ際が気になったから、という理由に漫画では変わっています
・ペレスにかかったお茶を、ノベルではハンカチを取りに行きますが、漫画ではティアがすかさず自分のストールで拭き始めます
まとめ
以上「今世は当主になります」 181 話 韓国原作小説レビューまとめを紹介しました。
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