「この結婚はどうせうまくいかない」ノベル264話あらすじ・原作漫画レビュー

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この結婚はどうせうまくいかない
kekkon
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※未読の方はネタバレにご注意ください

ピッコマ(まんがアプリ)で毎週金曜日連載中の貴族社会を舞台に書かれる恋愛ロマンス漫画『この結婚はどうせうまくいかない』毎週続きが気になるとても面白い漫画なのでご紹介します

ノベルのあらすじと韓国原作のレビューをまとめました。

イネス前前世相関図

「この結婚はどうせうまくいかない」イネスの前前世の相関図です

この結婚はどうせうまくいかないイネス前前世
この結婚はどうせうまくいかないイネス前前世

イネス前世相関図

「この結婚はどうせうまくいかない」イネスの前世の相関図です

この結婚はどうせうまくいかない前世

イネス今世6才時点での相関図

「この結婚はどうせうまくいかない」イネスの今世(6才時点)の相関図です

この結婚はどうせうまくいかない今世

イネス今世(現在)相関図

「この結婚はどうせうまくいかない」イネス今世(現在)の相関図です

この結婚はどうせうまくいかない現世
この結婚はどうせうまくいかない現世
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この結婚はどうせうまくいかない264話あらすじ

カスタニャール家のアルマグロ城。棺が置かれた会堂。背の高い燭台が薄暗い光を照らす深夜。開かれた棺の中に、18歳で亡くなったビビアナ・カスタニャールが眠っていた。メンドーサの豪華な官邸や大礼拝堂での葬儀ではなく、小さな会堂でのミサを望んだのはカスタニャール家だった。葬儀をなるべく静かに、ひたすら悲しみにひたる時間を望んだ。
司祭が”汝の魂よ、汝の安息に帰れ。主は、あなたを豊かに扱われたから”(Psa116:7)唱える。それに続き、参列者が次の一節を答えるように唱える。イネスは、隣に座ったカッセルの固い声が自分と共に一節を唱えるのを聞きながら、青白い顔のミゲルをそうっと見た。
夜が明けたら、ビビアナは石棺に移され、一家の地下墓室に横たわるだろう。まだ彼女が息を引き取ってから二回目でしかない朝に。多くの儀式は省略され、行われたのはこの入棺のミサのみ。墓室に入ったら、もはや外部の人間が弔うことはかなわないだろう。ミゲルは夜を徹して側で棺を守り、祈り続けていた。親族しか許されないその立場は、ミゲルの、自分は婚約者であるという主張だった。

司祭の祈りが終わりに近づく。何の音も立てていないのに、ミゲルの切実な気持ちが会堂にいる全ての人に伝わっていた。カスタニャールはグランデス・デ・オルテガの17家門のひとつでメンドーサにも近い領地であった。カッセルは状態の良くないミゲルのために、到着後休みなく付き添い、イネスもカッセルのそばを離れなかったため、カスタニャールの人々にとって”エスカランテが三人いる”という異質な状態ではあった。

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カッセルはイネスの体調を気遣っていたが、イネスは訃報を聞いた時からの罪悪感に襲われ続けていた。カッセルに当初、しでかした不義理はこれから一生愛情で埋め合わせすることができるが、埋め合わせする方法も合理化する装置もない今のこの瞬間が苦しかった。カッセル・エスカランテを軽く考えていた分、彼と関連したすべてのことを軽んじていたことが確証されてしまったのだ。エスカランテの運命に何が起こっても、自分は平然と名目上の子どもでも産んで退場すればいいと考えていたなんて。自分が望むこと以外は大した事ないかのように。まるで神にでもなったかのように人々を見下ろしてきた自分の歳月がさらさらおかしかった。

イネスは再びミゲルを見て、ミゲルに全神経を注ぐカッセルを見た。兄弟はよく似ていて、今のミゲルからは6年前のカッセルが見えた。18歳のカッセル・エスカランテ。相変わらず”最初”と考えている人生では、遠くから彼を見た。”二番目”と”今世”ではほとんど見たことがなかった。しかし、逆に今のカッセルから6年後のミゲルは想像出来なかった。ミゲルはすでに壊れるしかない時間が始まってしまったのだ。

生来の優しさを失って絶望する姿。イネスが唯一思い出せない人生の18歳のカッセルにどこか似ていた。今より若いカッセルがイネスにしがみついて泣いていた。霧よりも靄がかかった記憶が揺れる。ビビアナの死によっておこった巨大な非難と不安感の源は?カッセルを傷つけた過去の記憶が蘇った時に、今のカッセルもその言葉を聞くことになるのではと恐れた時のように。

カッセルがある日、イネスが彼に不十分な存在であることを知られることを恐れているのだ。あのひどかった過去、今世でのこと、産んだ子どもをその手で殺した殺人者であること、ずっと昔に彼を苦しめ、それを忘れて彼を利用しようと選んで、気持ちが変わったらそんな人間ではなかったフリをして・・・ミゲルの手紙とビビアナの死をぼんやりと考えていた時のことさえカッセルにバレるのが怖かった。遅くやってきた恐怖はイネスに愛を自覚させた。

イネスはカスタニャールでの「もう一つ」のビビアナの葬儀を思い出した。季節は今とは違っていた。イネスは病気だったが、周囲に隠していた。ビビアナの葬儀はその時のイネスにとって、ビビアナにもミゲルにも関心が無く、長い時間会えなかったカッセルを、見向きもしないふりをしてこっそり眺められるチャンスでしかなかった。いつ死んでもおかしくない体で、実は会いたかったカッセルにもう一度会える、と。

そうやって彼をこっそり追っていた視線の名前、その頃のイネスには想像もしなかった名前が今のイネスにはわかっていた。その利己的な日、生きられる日があまり残されていない恐怖の中で彼をどれだけ愛したのか気付いた。だから、取り返しのつかない日々を恐れたのだ。彼を失うことを恐れるあまり、まだ彼を失っていないことが怖かった。彼を愛して、怖かったのだ。

ミゲルが倒れた。カッセルが捕まえ、ビビアナの兄弟が走ってきて、ミゲルは背負われた。イネスは慌ただしく立ち上がって、両親を呼んでくる、と言うのと同時に、その場から走りだした。

「もう一つ」の葬儀の時も、ミゲルは倒れて、カッセルが捕まえた。その光景は遠く感じて、ただ外部者の目で彼らを見てる気持ちだった。その時のカッセルは一瞬たりともイネスを振り返らず、会堂を去ってしまって、イネスは二度と届かなくなったような彼を見て絶望した。それでも病気のことはバレないだろうと、うまくいったと考えていた。そんな愚かな女性をカッセルはどうやってカルステラに連れて行ったのかも、何年もどのように黙って暮らしたのかも、死ぬ場所としてカルステラを選び最後まで離れなかった理由も、分からなかった。
確かなことは、今のイネスは自分の病気を隠すのに忙しい女ではなく、ミゲルのために走るようになったということだ。そう、イネスが知った感情の名前も、恐怖の正体ももう分かった。愛。カッセル・エスカランテに向かって浮かぶ全てのことをただ、”愛”と呼べばいいということを。

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この結婚はどうせうまくいかない264話レビューまとめ

韓国のサイトkakaowebでのレビューを見てみましょう。

愛を愛だと認めるのがどうしてこんなに難しいの・・・

愛だよ

こんな恋、死ぬ前に一度でもできるかな

本当に本当の最初の人生、イネスもカッセルを愛したんだね

イネスもずっとカッセルを愛していたんだね、他の人の妻として生きていたあの時も

カッセルだけがイネスの心に入っていたんだ。二人はお互いを愛し、恋しがっていたのね・・・

ただ愛と呼べばいいということを・・・そっか。最初からカッセルを愛して、今もカッセルを愛しているんだ

こいつらは何の罪を犯して、こんなに何回もぐるぐる回りながら、すれ違って大変でそうするんだ?

何回、人生戻ってきたんですか

わたしの感想◎イネスは過去を覚えていて、あまりにも自身の人生が大変すぎて、確かにカッセルや他の人のことを軽んじてしまったかもしれない。それは取り返しがつかなくて、愛する人にそういう考えが足りなかった自分を知られるのは・・・それは怖くなっちゃうよね

まとめ

この結婚はどうせうまくいかない あらすじと韓国原作漫画レビューをまとめました

263話

265話

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