※以下の内容は、ネタバレが含まれておりますので、ご注意ください。
この記事では、ピッコマ大人気漫画「今世は当主になります」韓国原作小説(ノベル)の韓国でのレビューをまとめました。
ここでは、ノベルの182話のレビューからまとめました。
個人的に地図と年表と家系図相関図を書いてみました。公式ではありませんので、ご参考にお楽しみください。




今日のひとこと
ケイトリン「現在ランブル帝国で、ロンバルディ当主を除いて最も力を持っている方がフィレンティア様なんです」
ノベル182話あらすじ
大勢の人で賑わう会場。みな、青い芝生の真ん中で感嘆の言葉を述べ続けていた。そこにあるのは、ちょうど枝が伸びてきたかのような小さな木をかがんで見ている女性の姿が、巨大な木像として作られていた。
「アルペオ・ジャンの名声は聞いていましたが、これほどとは!」「あの女性が誰なのかは分からないけれど、木への愛情が伝わってくる像ですね!」皆は彫刻像について夢中で話し合っていた。
そんな中、皇室官庁からロンバルディ奨学生を乗せてきた御者が、目立たないようにルーラック・ロンバルディの執務室へ入っていった。みすぼらしい格好で、髭を無造作に伸ばしていて、右腕の袖はゆるゆると垂れていた。完全武装のロンバルディ騎士たちが見張っているはずの執務室のドアの前に、はなぜか今日は誰もいなかった。
小さくため息を漏らした御者がそっとドアをノックし、許可の声が聞こえるとすばやく帽子を脱いで室内に入り、深く頭を下げて恐縮した。その姿を見たルーラックは声を出して笑った。「ほっほっ。平民として暮らすうちに、本当に平民にでもなったのか?」その言葉に御者は照れくさそうに笑いながら謝った。
「久しぶりだな、ギラード・ブラウン。いや、家門を継いでいまはもうブラウン当主か」御者の正体はブラウン当主だった。苦労してきたであろうブラウン当主はルーラックは労い、お茶をすすめた。アンゲナス家がブラウン家の土地を奪い尽くしてから40年。土地を奪ったのち、アンゲナス家は周辺領地に頼っていた当時のブラウン当主、ギラード・ブラウンの父親を殺害し、ブラウン家を完全に滅ぼした。
その背後はいまだに明らかになっていない。「死より恥辱的な思いをさせた奴らめ。剣を握る者の右手を奪うなんて」ルーラックが憤った。遠慮のない言葉にもギラード・ブラウンは怒らなかった。
アンゲナス家は、まだ若いブラウン当主とその長男、家門を引き継げる成人男性に向かい、奇跡的に生き残った元ブラウン当主の弟は両脚が切られ、ギラードを含めた他の者たちは右腕を失った。
「だがこうして生き残ったな。復讐の刃を研げるのも、生き残った者だけだ」ルーラックの言葉にブラウン当主の肩がぴくりとした。ここに来た用件をルーラックはすべて察している様子に驚いた。ルーラックは深い茶色の瞳を生き生きとさせ、自分に会いにきた理由を話すように促した。
ギラード・ブラウンは切り出した。「ブラウン家を助けてください、当主様」「アンゲナス家から奪われた土地を取り返す方法を見つけましたが、その前に、名前を取り戻さないといけません」10年前にアンゲナス家は、ブラウン家を貴族名簿から消し去ることに成功していた。「ブラウン家は、ロンバルディ家の永遠なる友邦となります」
現在、貴族ですらないブラウン家から友邦とは空手形でしかない。さらに、ギラード・ブラウン がペレスと手を組み、ペレスの助言でやってきたこともルーラックは気にくわなかった。「第2皇子の味方になった君たちは信用ならん」ブラウン当主は思わず息を吸い込み、ペレスのアイデアでロンバルディ家にやってきたことを認め、謝罪した。
罪悪感にかられ黙ってしまったブラウン当主に、ルーラックは言った「君は運がいい」「偶然ながら、私もこの頃、アンゲナス家のやっていることが気に食わんのだ」ルーラックは執事のヨハンを呼び、フィレンティアを連れてくるように告げた。
その頃、フィレンティア。「ご存知・・・だったのですか?」ラモナ・ブラウンの声が震える。いつから、どうやって・・・?と問い詰めるラモナにティアはにっこり笑うことで返事に代えた。ラモナに近寄ったケイトリンが、彼女の肩にそっと手を乗せる。ケイトリンはラモナをなだめるのではなく、それ以上は問い詰めないようにと注意しているのだ。「申し訳ございません、フィレンティア様」
ティアは大丈夫だと伝え、ケイトリンとラモナは似ているからと口にした。ティアは二人の善意の伝わるまっすぐな眼差しがよく似ていると思った。
前世でケイトリンは、ブラウン家の救済をルーラックに頼んでいたが、祖父はそれを断り、結局ケイトリンはペレスだけの配下になることを決めたのだ。ロンバルディ家への愛情と忠誠心の高いケイトリンにつらい選択だったことだろう。
最終的に、ケイトリンは家門を選んだ。その後、ラモナがペレスの公式的な恋人となり、ブラウン家は復帰を成功させ、アンゲナス家の代わりに西部の代表家門となったのだ。
「ということは、ブラウン当主は今、おじい様に会っているのですね」ティアの言葉にラモナがさらに戸惑う。「どうやって知ったのか訊かれても、答えられないですわ」との言葉にラモナは顔を赤らめた。
ティアはケイトリンになぜラモナを自分に紹介するのか尋ねた。祖父に会わせたほうが良い印象を与えるかもしれないのに。ケイトリンは答えた。「フィレンティア様が重要な方だからです。現在ランブル帝国で、ロンバルディ当主を除いて最も力を持っている方がフィレンティア様なんです」
ケイトリンはペレスの侍女だ。ペレスがティアのことを話すはずはないが、ペレスが小さい頃から面倒を見るうちにおのずと気づいてしまうことがあったのだろう。おそらくティアについて、おおむね推測ができているのだろう。ケイトリンの言葉にただ驚いているラモナを見るに、ケイトリンは姪っ子にも詳しいことは話していないようだ。さすが、ケイトリンだわ、ティアは誇らしい気持ちになった。
ケイトリンはラモナをフィレンティアのもとで学ばせてほしいと頼んできた。ラモナがペレスを見つめる目を見れば、彼女がペレスのことを好きなことは知っているはずなのに?ティアはラモナの手を見せてもらった。数年前まではアカデミーで剣術を習っていたが、モナック商団で多忙な日々を送ってきたはずなのに、彼女の手にはタコができていた。ケイトリンですら皇宮の侍女になってからは剣を握らなかったのに、ラモナは練習を1日も欠かしていないようだ。「私はブラウン当主の娘ですので」
その言葉から、ティアはケイトリンの言葉の意味を理解した。ティアは笑みが漏れそうになった。そこへ執事のヨハンがやってきて、ルーラックが呼んでいると告げた。
ノベル182話レビューまとめ
韓国のサイトkakaowebでのレビューを見てみましょう。

クレリバンの木の課題を遂行してくれたアルペオ・ジャンが出てきましたね!成長が聞けて嬉しいです!

前世のペレスとラモナ・ブラウンのつながりが政治的な結合だったとはっきりしましたね。

アルペオ・ジャンの若木を世話している彫刻像のモデルはきっとティアですね!

う~ん。ブラウン当主をロンバルディに送ってくるペレス。ロンバルディを利用するみたいで、イマイチだよ・・。

ブラウンはすでにペレスに忠誠することを決めておきながらロンバルディにもお世話になろうって、騎士道精神がないよね。

ケイトリンもペレス・ティア・ラモナの気持ちを全部知ってるのに、政治的な人だなあ。ブラウン家の人たちってみんな自分の家のことばかりで微妙

やっと出たよ。ブラウン!

は・・・だんだん近づいてくる彼らの没落が・・・!

ギラード・ブラウン漫画だと思ったより若いね。もう少しお年寄りだと思ったのに

泥の中の真珠だね。ブラウン家の人たちはみな、あんな状況でも気品あふれるね
わたしの感想◎とうとうラモナの話がつながりましたね。ケイトリンが連れてきて、「ブラウン当主の娘だ」とラモナが語る。つまり、ティアから当主を継ぐ心構えや行動を学ばせてほしいということでしょうね。ティアに質問してしまうラモナはこれからいろいろ学ばないと。
ノベルと漫画の違い
・アルペオ・ジャンの木像、ノベルでは小さな木をかがんで見ている女性でしたが、漫画では祈りを捧げている様子です
・ケイトリンがティアの秘密にうっすら気づいているとわかる場面、ノベルでは”ペレスが話すはずはないが、おのずと気づいたのだろう。”と記述があったが、漫画では”ケイトリンはペレスの侍女だから・・・”みたいな書き方だけになっているので、ペレスから知ったのかなみたいに見えてしまわなくもない!?正式な日本語訳になった時に少し変わるかな
まとめ
以上「今世は当主になります」 182 話 韓国原作小説レビューまとめを紹介しました。
コメント