※未読の方はネタバレにご注意ください
ピッコマ(まんがアプリ)で毎週金曜日連載中の貴族社会を舞台に書かれる恋愛ロマンス漫画『この結婚はどうせうまくいかない』毎週続きが気になるとても面白い漫画なのでご紹介します
ノベルのあらすじと韓国原作のレビューをまとめました。
イネス前前世相関図
「この結婚はどうせうまくいかない」イネスの前前世の相関図です

イネス前世相関図
「この結婚はどうせうまくいかない」イネスの前世の相関図です

イネス今世6才時点での相関図
「この結婚はどうせうまくいかない」イネスの今世(6才時点)の相関図です

イネス今世(現在)相関図
「この結婚はどうせうまくいかない」イネス今世(現在)の相関図です

この結婚はどうせうまくいかない491話(外伝19話)あらすじ
カッセルは、カイエターナの腕に組み前を歩く妻を驚嘆の眼差しで見つめてから、退屈そうに視線を逸らした。皇后の誇りであるこの回廊も、カルステラ沖の外洋を知る彼の目には虚しい人工物でしかなく、イネスがいること以外に美点など見出せなかった。
ここはカッセルにとっては、幼い頃、オスカルと放牧されるように遊ばされた監獄だった。一時期だけ体格で勝っていた従兄が、権威と力を教え込もうとしていた目、蔑みに満ちた表情がかすかに蘇る。今の彼にとってそれらすべての虐待は些細なことだが、6,7歳の少年にとって途方に暮れたのは、この主君と共に歩む長い人生の方だった。
その瞬間の痛みや恐怖より、母イザベラの涙を何より恐れ、告げ口を飲み込み続けるうちに、すべてに無感覚になっていった。それでも恐ろしいのは常に「時間」だった。目の前の忌々しい出来事に終わりが見えないこと。その昔、イネスが教えてくれた「一生」の定義によれば、それは人が死ぬまでの時間のことであり、祖父は「お前の一生涯、主君を裏切るな」と教え込んできた。軍人らしくあれ、と。
最終的には、義務を握り潰し、自らの手で屠り殺してやりたいという殺意さえ抱いたが、主君を討つどころか見捨てる機会すら与えられなかった。かつて幼い日の自分が切実に願ったであろうその「時間の終わり」。それさえも、成人した彼は遠い海の上から眺めることしかできなかったのだ。自分がオルテガを離れている間にすべては解決したと微笑む妻の傍らで、過ぎ去った無力感と罪悪感に近い幸福感の中に身を置いて生きていくしかなかった。
カッセルは穏やかな表情を浮かべ、妻と叔母の後ろに立ったまま、かつてオスカルが従僕たちを突き落とした棘の茂みの下で、何度も奴を刺し殺す想像をした。顔中を棘で刺し貫き、四肢を地面に縫い付け、腹を裂くのは最後にして、己の内臓を目に焼き付けさせてから両目を潰す。その苦痛のすべてを明瞭な意識で味わわせることを願っていた。
小作農たちのつるはしや斧などで、頭から足先まで数十回も打ち据えられ、汚物まみれの足に踏みにじられて死んだ遺体。証拠として残された顔半分を除いては、人間の形さえ留めていなかった現実を、彼も知らないわけではなかった。意識がはっきりしているうちに両手と性器を切り落とされ、街中を引きずり回されたことを。いっそ死を願ったであろうすべての瞬間に死ぬこともできず、その一瞬一瞬が永遠のように感じられたであろう苦痛を。おそらく、彼が自らの手で犯した虐殺よりも凄まじい苦痛と侮蔑の中で死んだはずだった。
だが足りないのはオスカルの苦痛だけではない。自らの手で屠る感覚、永遠にオスカル・ヴァレンザの殺人者となることだった。イネスが皇太子妃であった人生にオスカルから自分へ吐かれたイネスを侮辱する言葉の数々。オスカルが消えた後も、嘲笑う声が頭の中で響くことがあった。妻がこれを知れば愚かだと嘆くだろう。最初から自分たちの手を汚す必要など少しもなかったのだと。
あの忌々しいヴィダ・ヌエバの夜に戻り妻に傷一つ残さずに済むなら魂さえ売るつもりだったが、イネスならそれも叱りつけるに違いない。せっかく自分が苦労したことを台無しにするばかりか、勝手に魂まで売ったのかと、子供たちはどうやってまた産むのかと。
彼は小さく笑いながらイネスを見つめた。彼女は娘のイヴァナが祖父の唯一の妹に似ていると、瞬きもせず嘘をついているところだった。カッセルは叔母に、閉じ込められた獣の見物がしたいと願い出た。蔦に覆われた石壁の下の偽装された扉を見抜いたのだ。イネスが疑わしげな顔をする。カイエターナはその後のカッセルの巧みな言葉に満足げに微笑んだ。地下牢ではなく、隠しておいた子供へのプレゼントでも見つかった大人のように。
皇后が住まう居所の地下へと続く扉は、本来、常に場所が変えられ厳重に管理されていた。イネスもその事実は以前から知っていた。ただ、最近になって場所がここに移されたことまでは全く知らなかった。アリシア・バルカへの関心を完全に失っていたし、復讐に関してはカイエターナ以上に信頼できる味方はいないという確信も根底にあった。
実際、アリシアに対するカイエターナの執着は日に日に増していて、常に監視を怠らなかった。彼女を助けに来る者などこの世に一人もいないというのに、誰かが連れ出しはしないか、あるいは誰かが、あの女を殺すことで解放してしまわないかを。
皇后の騎士アギラ卿が日中の開閉禁止を告げたが、カイエターナは構わないと許可した。自分の妻の仇が気になるのだろうと。ただしイネスには、悍ましいものを見せたくないと入室を禁じた。あんな不吉なものを見て、か弱い体に障りでもしたらどうするのか、イネスの衝撃は、そのまま心優しいイザベラの衝撃にもなると。
カッセルは墓のように重い扉を抜け、暗い通路を進んだ。奥から金属音が絶え間なく響いてくる。迷路のような道を進むにつれ音は激しさを増し、首輪に繋がれた犬が飛び跳ねるようだった。最後の通路で騎士が「あれ」は非常に脆いゆえ死なせぬようにと忠告した。奇妙な忠告だった。
半開きの木製の扉から光が溢れていた。老齢の侍女と若い腰元が現れ、皇太子妃殿下は疫病ではない原因不明の熱病以来加減が優れず、意識が混濁することもあると告げた。自分が何者であるか片時も忘れぬようにとの皇后からの命で、いまだアリシアは皇太子妃殿下と呼ばれていた。丁重な敬語は、かえって嘲笑に近い響きを帯びていた。
カッセルはイネス・ヴァレスティナの夫だと名乗った。絶え間ない金属音が止まった。青い瞳が、床に犬のように膝をつき首輪で繋がれたアリシア・ヴァレンザを無機質に見つめた。かつての面影など、どこにもなかった。
この結婚はどうせうまくいかない外伝19話レビューまとめ
韓国のサイトkakaowebでのレビューを見てみましょう。

あーもう、あの中にオスカルとセットでいなきゃいけなかったのに…

死ぬな、生きろ。まだ先は長いぞ

ご飯代がもったいない

生きてるね
わたしの感想◎最初の人生まで思い出したカッセルのいろいろな想い、アリシアに会って大丈夫か心配
まとめ
この結婚はどうせうまくいかない あらすじと韓国原作漫画レビューをまとめました
492話(外伝20話)

コメント