「この結婚はどうせうまくいかない」ノベル242話あらすじ・原作漫画レビュー

※未読の方はネタバレにご注意ください

ピッコマ（まんがアプリ）で毎週金曜日連載中の貴族社会を舞台に書かれる恋愛ロマンス漫画『この結婚はどうせうまくいかない』毎週続きが気になるとても面白い漫画なのでご紹介します

ノベルのあらすじと韓国原作のレビューをまとめました。

イネス前前世相関図

「この結婚はどうせうまくいかない」イネスの前前世の相関図です

イネス前世相関図

「この結婚はどうせうまくいかない」イネスの前世の相関図です

イネス今世6才時点での相関図

「この結婚はどうせうまくいかない」イネスの今世(6才時点)の相関図です

イネス今世(現在)相関図

「この結婚はどうせうまくいかない」イネス今世(現在)の相関図です

この結婚はどうせうまくいかないノベル242話あらすじ

気がつくと、日当たりの良い大きな部屋にいた。頭から嗅ぎ慣れた薬草の匂いがした。戦場でよく止血に使われるものだ。きれいに治療された傷跡はかえって痛みを感じた。カッセルが目覚めたことに気付いた司祭が話しかけてきた。傷が深かったので、しばらくは無理しないようにと言われた。

司祭が出ていき、カッセルが体を見回すと、汚れたシャツは脱がされ、顔と体もきれいに拭かれていた。にもかかわらず、カッセルは再び顔と首と全身を自ら洗った。強迫にも似たものを感じた。服を着替え、髪を整える。包帯を巻いた男にしてはとても端正だった。

ビルバオに来るまで、彼がキチンとベッドに横になったのは一回だけだった。疲れた馬を休ませるために毎晩旅館に止まり、体を洗ったら厩舎の前で何時間も座ったまま日が昇るのを待った。出血していなければ、今回もこんなに長く眠れはしなかったことだろうと思った。身の回りと荷物を整えると誰かを呼ぼうとした。

さきほどの司祭がテーブルに広げておいた聖書と彼の筆跡が目に入った。

”・・・私の虚しい日々を生きる間のすべてのことを見つめてみると、自分の善行にもかかわらず滅びる善人がいて、自分の悪行にもかかわらず長生きする悪人がいる」（コヘレトの言葉ー7章15節）”

士官学校での授業なり、船上ミサなりで司祭から何度も聞いた一節だった。カッセルはインクの上に手を伸ばして撫でた。

”過度に義をなすな、過度に賢くもなるな。どうして自らを滅ぼすのか。（7章16節）過度に邪悪になるな、過度に愚かにもなるな。どうして時がこないうちに死んでよかろうか。（7章17節）”

カッセルは、揺れる船の上、ひざまずき、兵士たちの遺体を海に投げ込む前の祈りを思い出した。わずか数年前、海、異教徒たち、海賊、そして・・・スーダンの黒い袖が視界を離れた。ゆっくりと目を上げてみると、カッセルを見下ろしているのは司祭ではなく、カッセルが自らの手で倒した使徒の聖像だった。

”霊を押しとどめることはできない。死の日の支配もできない。戦いを免れる者もいない。悪は悪を行う者を逃さない（8章8節）”

随分前に見た顔だった。年老いたり、死んだりしない男。アナスタシオの銀白髪。カッセルは全く知らない兵士たちの間で取り憑かれたように立ち上がって、神の使徒を見た。彼と目が合う瞬間ー

「目が覚めましたね。エスカランテ卿！」大司教クラウディオがいた。さきほど見たものは蜃気楼のように消えた。クラウディオ大司教は感謝の言葉を述べ始めた。「オルテガを守護する海軍の方は、怪我までも負って、その場でやるべきことをなさって、さらに謙虚さまで・・・しかし、そうだとしても、聖騎士がいない隙をついて聖殿に入り込んだ異教徒たちを、もしエスカランテ卿がいなければどうなっていたことか。石工たちも悪質なサタンたちの前で抵抗できようもなく、地下の聖体埋葬は極秘中の極秘で、聖騎士たちも配置しなかったことが仇となりました。完成してもいない本堂で、突然留まって祈りたいとエスカランテ卿が思ったのは、神様の考えに違いありません。」

カッセルの知らない話をクラウディオ大司教はまくしたてた。カッセルは静かに大司教の言葉にうなずいた。「歴史的現場を目撃した画工の証言は、すでにビルバオの神聖な記録として残しております」まるで嘘とは何かを知らないような極めて善良で美しいエミリアーノの顔がカッセルの頭に浮かんだ。”犯人と言い訳は作るものだ”と言ったカッセルの言葉をあの男が実行したのだ。

カッセルが考えていた言い訳にかなり近かった。努力したが、アナスタシオ聖像を守れなかったと自責して見せて、修復する莫大な寄付金を渡すつもりだった。それがまさか、”残りの七使徒の聖像を無事に守った”に言いくるめられるとは・・・。

この結婚はどうせうまくいかないノベル242話レビューまとめ

韓国のサイトkakaowebでのレビューを見てみましょう。

まとめ

この結婚はどうせうまくいかない　あらすじと韓国原作漫画レビューをまとめました

241話

243話