悪役のエンディングは死のみ ノベル144話 あらすじ&韓国原作小説レビュー

※ 当サイトではアフィリエイト広告を利用しています

悪役のエンディングは死のみ

※以下の内容は、ネタバレが含まれておりますので、ご注意ください。

ピッコマで連載中の人気漫画「悪役のエンディングは死のみ」ノベル版のあらすじ、口コミ、感想。読んだ感想をみなさんに楽しんでいただきたいと思い、作成しました(韓国のwebサイトで外伝ゾーンまで読破済み。口コミは韓国におけるレビューになります。少しずつ上げていこうと思います)

ここでは、ノベルの第144話のレビューからまとめました。

スポンサーリンク

悪役のエンディングは死のみ 人物相関図

人物相関図を書いてみました。ご参考に楽しんでください。

悪役のエンディングは死のみ相関図

イオカ帝国世界設定

イオカ帝国:レイラーが犯した罪が魔術師の仕業だと誤解して魔術師を排斥している。

レイラー:レイラー神国の残党。魔術師を根絶し、大陸を支配しようともくろむ集団。

魔術師たちは過去に命がけでレイラーをバルタ国に封印した。魔術師が消えたらレイラーの封印が解かれてしまう。

スポンサーリンク

悪役のエンディングは死のみノベル144話あらすじ

ペネロペが怒ったのかなんだか分からず、カリストはバカみたいにうろたえた。ペネロペはあらゆる感情が一気に押し寄せ、彼が憎たらしかった。あんなに望んでいた時には、ひと言も言ってくれなくて、今更、だけど同時にうれしくてときめいた。愛しているという言葉に、胸がドキドキと高鳴った。

そして、悲しかった。ようやく彼の秘密が知れたのに、脱出する方法が分かったから。彼を受け入れることも、心の底から喜ぶこともできない自分自身が不憫だった。

「俺が悪かった。もう泣くな。これ以上泣いたら、倒れてしまうぞ」カリストが再び私を抱きしめた。そうして、ひたすら涙を拭ってくれた。それがより切なくて悲しくて、彼の腕の中でひとしきり大声で泣いた。

なぜか気持ちが軽くなっていき、泣きまくって、ようやく泣き止んだ。ゆっくりと呼吸を整えてから言った。「・・・私は殿下が望むような答えは出せません」「構わない」カリストが即答した。

スポンサーリンク

自分がこれからやろうとしていることは、カリストには納得できないようなことかもしれないと言うと、お前が実は公女じゃありませんでしたという話よりもか?とクックッとカリストは笑った。カリストに抱きしめられたまま、視線を落とした。妖術棒を手に取って、見せながら言った。「私・・・これでイヴォンを殺すつもりです」イヴォン?カリストが尋ねた。「エカルト公爵の実の娘です」ほう、と感嘆を漏らしてからカリストは、どうせ殴り殺すなら鋼鉄の棒の方がいいんじゃないかと言った。

冗談っぽくそんなこと言う彼の胸を強く叩き、いたずらっ子のような整った顔を呆れたように見つめて、私はこう言った。「それが終わったら、もう一緒にいられないかもしれません。それでも・・・それでも、私を愛せますか?」それはちょっと痛いなと答えるカリスト。彼の反応が何を意味するのか分からず、私は不安に震えた。しかし、無用な不安だった。

「大丈夫だ。お前がどこへ行こうと、俺が今日みたいに追いかけていくから」「・・・・・・」「愛してる、ペネロペ・エカルト」カリストは変わらぬ顔で、同じ言葉を繰り返した。私はまた息を止めた。

キスなんてしたことなくて、どうすればいいのかわからず、ギュッと目を閉じ、勢い任せに唇を押し付けると、一瞬体を固まらせた彼が大きな手で私の後頭部を支えて、力強く引き寄せてくれた。カリストは飢えた人のように、ただひたすら私の唇に食らいついてきた。しっとりとした分厚い他人の舌が、激しく口の隙間から入り込んできて、カリストが口づけを続けた。あまりにも甘い初めてのキスの味に、ひたすら涙がこぼれた。

スポンサーリンク

妖術棒を手に、カリストと古代レイラー族の陰気な神殿、いや墓を脱出した。「ヤーラ・ブーラ・アルティーノ!」果てしない砂漠を抜け出し、島の海岸付近まで移動した。どうやって脱出しようかとカリストに相談すると、彼は呑気につぶやいた。「うーん。俺は公女とここで暮らしてもいいんだが」彼の顔から一瞬笑顔が消え、元の世界に戻らずにいてくれないかとレイラーの墓で言っていた言葉が頭に浮かび、私は少し気持ちが重くなった。

魚を狩ってやると話す彼に魚は嫌いだと告げると彼が吹き出したので、私はホッとした。そこで、彼だけでも先に帰ってくれと提案した。「緊急時に、皇宮に召喚される魔法があるんですよね?先に帰って、私を連れ戻しに来てください」しかし、カリストはこの周りには強力な魔法の結界が張られているから無理だと答えた。

完全に閉じ込められてしまったという事実に呆然としたが、のんびり構えているカリストを見ていたら、そんなに急がなくてもいいかと思えてきた。結局はイヴォンさえ始末すれば終わるのだ。皇太子が姿を消したのだから、誰かが捜しにくるだろう。その間に公爵邸がどうなろうと私の知ったことではない。

スポンサーリンク

ぼんやりと海岸線を眺めながら、カリストに黄金竜の牙が皇宮のどこにあるか知っているか尋ねた。なぜ皇帝の宝物に興味を持つのかとカリストは怪訝な顔をした。ペネロペが本物の公女ではないから知らないだろうと説明してくれた。”帝国が誕生した時、悪の手から人間を守った黄金の竜が、皇宮の下で眠りについたという伝説がある。竜は、眠りにつく前に子孫に牙を託した。その子孫が帝国の初代皇帝となり、今にいたる”牙には不思議な力があり、常に皇帝が宝玉に隠しているそうだ。

皇族だけが知る極秘情報だと聞いて、驚いた。私は、レイラーがそれを狙っている様子であることを伝えた。皇帝陛下が危険な目に遭うかもしれないと。もっともらしい弁明に、カリストは突拍子もない返事をした。「そうか。じゃあ、皇帝は俺が殺すから、お前がレイラーを殺して牙を手に入れて、皇帝になればいい」皇帝になったら、自分が婿として皇宮に入るのも悪くないな、なんて。私は半分呆れて、海の方を見つめた。その時、彼がぼそりと「・・・・・・そろそろかな?」とつぶやいた。ブゥゥン、ブゥゥンーー聞き覚えのある激しい振動音が響いた。驚いてカリストを見ると、彼は懐から通信魔法がかかった水晶玉を取り出した。

セドリックからの通信だった。悲鳴のような補佐官の声が聞こえる。「判断軍は目の前に迫ってくるし、突然指揮官はいなくなるし、兵士たちは大混乱でしたよ!」カリストはその話を聞いて、負けたのかと退屈そうに尋ねた。セドリックはくやしそうに「・・・勝ちました」と答えた。セドリックの泣き言に耳をかさず、カリストはセドリックに指揮権をすべて渡すから自分には頼らず、考えてやれと告げた。

水晶玉の向こうが大騒ぎになり、しばらくしてから反乱軍が国境の向こうまで退却したことが報告された。「ですが、クロニアだけでなく、今そちらにはデルマンの残党が・・・」カリストがどうでもいいことまで報告するなと遮った。私は、聞き慣れた単語に一瞬?となったが、深く考える余裕がなかった。カリストが、自分と私を召喚するように魔術師たちを呼べとセドリックに命じたから。セドリックが再び私の名前に動揺した。

通信魔法を終えるやいなや、なぜ魔法が使えたのか追求すると、カリストは鏡が壊された後から島の結界の魔力が少しずつ弱くなったと答えた。あつかましく私をだました彼に怒りが湧いたが、大泣きして理性を失う言動はもうすまい、と自分に言い聞かせた。”私はコイツと違って知性を持った人間なんだから”そうしていると、カリストが言った。「そう怒るな、公女。戻ったら、こんなふうに二人きりで過ごす時間もなくなる」無理に口角を上げて、作り笑いを浮かべる彼。「お前が考古学者を夢見たように、俺も少しの間、夢を見たと思わせてくれ」その様子に、ここで二人でいたいという先ほどからの彼の発言がただの冗談ではなかったことに気がついた。

「行こう」彼が私に手を差し伸べた。ゆっくりと握り返した。しばらくすると、私たちの周りに黄金の魔法陣が描かれた。彼との短い旅は、そうして終わりを迎えた。

スポンサーリンク

悪役のエンディングは死のみノベル144話レビューまとめ

韓国のサイトkakaowebでのレビューを見てみましょう。

二人で遺跡探検して生きてほしいな!考古学者+傭兵の組み合わせは正しいです

ぺぺとカリストのふわふわの姿も・・・二人がお互い告白して、確認する姿も、二人がキスをする姿も、とても好きです

ぺぺが現実にカムバックホームして、カリストがついていくのかな?

考古学留学に行ってカリストに会ったり、考古学者になってカリストを発掘召喚してほしい

デルマンの残党!?イクリスはどうしているかな

ぺぺが少しでも肯定的に答えたら、彼は本当に全部を捨てて、ぺぺとあそこで住もうとしただろうに。クウウ

デルマンの残党って聞いて、ぺぺが不安がると思って、カリストは遮ったのかな

セドリック・ポッターの名前を見るたびに、ハリー・ポッターの炎の杯をもう一度読みたくなります

カリストはぺぺに権力を握る皇帝にでもなったら、残ってくれるかもと期待しているのかな

わたしの感想◎カリストが、ぺぺの好きにしていいよ、と言いながらも、自分と一緒にいてほしいな、ずっと一緒にいたいな、という気持ちが漏れ出て、ちょっとかわいそう

まとめ

悪役のエンディングは死のみ ノベル144話のレビューをまとめました

ノベル各話一覧表

ノベル143話レビュー

ノベル145話レビュー

コメント

  1. 匿名 より:

    続きが気になります!更新楽しみにしています!!!更新よろしくお願いします!!!!

    • grensnow grensnow より:

      コメントありがとうございます。読んでもらえてすごく嬉しいです。励みます!!漫画ももうしばらくしたら、再開するかもしれませんね。楽しみですね。

タイトルとURLをコピーしました